コンビニの圧倒的万能感。緊急事態/非常事態にありがたみを実感する。驚くべきコンビニ店員のオールマイティさ
新型コロナウイルス感染拡大の影響により相変わらず世間はざわついている。東京都ではついに1日の感染者が3桁を越え、世の中の深刻度は増すばかり。
たまにTwitterを開いても常にTLがギスギスしていて、今日も少し眺めただけで気分がゲンナリしてしまった。
そして、東京都知事の外出自粛要請により必然的に在宅時間が長くなっているのだが、そこで改めてわかったことが一つ。
コンビニめっちゃありがたい。
今回の新型コロナウイルス騒動はもちろん、2019年10月に日本に上陸した台風19号の際も、変わらず営業を続けるコンビニには生活の根幹を支えてもらった。
その他、2018年9月に北海道で起きた大停電の際もコンビニが大活躍したと聞く。
そう考えると、もはやコンビニは日本人のライフラインとしてなくてはならないものと言っても過言ではない。
ここ数年の働き方改革によって24時間営業に対する風当たりは強くなっているが、正直に申し上げてコンビニの24時間営業をストップされると(僕は)非常に困ってしまう。
そんな感じで、今回は「コンビニの圧倒的万能感」と題して、コンビニのありがたみやコンビニ店員のオールマイティさについて、感謝の意味を込めつつ振り返ってみたい。
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コンビニの万能感。24時間営業の安心感、ありがたさは尋常じゃない
まずコンビニの最大のありがたさとして、手軽に日用品が手に入るというのがある。
申し上げたように、ここ最近は東京都知事の外出自粛要請によって家にいる時間が多くなっている。
そうすると何が起きるかと言うと、「アレがなくなったから○○の帰りに買おう」「ちょっと○○に行ったときについでに買っておこう」という普段の○○がなくなるため、それを買うためだけに外出する必要が生じるのである。
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー
・洗剤
・歯磨き粉
・ボディソープ
・シャンプー
・電池
・イヤホン
・パンツ
・ソックス
・切手
その他、ちょっと小腹が空いたときのパンやおにぎりなど。
今すぐ必要なわけではないけど、ないと困るもの。これらを手に入れる際、コンビニの万能感はガチでありがたい。
しかも、こういった日用品は昼夜問わずいきなりなくなることも多い。たとえば風呂に入ろうと思ってボディソープがないことに気づいた場合、近所のコンビニにさっと出かけて買ってくることが可能。
我が家も徒歩5分圏内に24時間営業のコンビニが三軒ほどあるので、深夜だろうが早朝だろうが大抵のものは手に入る。
仮に手持ちの現金が少なくても店内設置のATMでサッと下ろせるし、最近のコンビニはあらゆる電子マネーに対応しているので数百円の買い物ならピッとやればOK。
その上、ネットプリントやチケット発券、公共料金の支払い、宅急便といった各種サービスが充実しているのもありがたい。マイナンバーカードがあれば住民票の写しや印鑑証明を取得することもできる。
ここ最近は、わざわざプリンターを購入するよりネットプリントの方がはるかに安上がりなことに気づいたほど。
緊急事態/非常事態でも止めることが許されない分野としては電気・ガス・水道や電車・バスの交通関係、電話・インターネットなどの通信、物流、医療が頭に浮かぶが、僕にとってのコンビニはそれに近いものがある。
24時間、いつ何時でも営業している安心感、安定感。これはもはや生活インフラの一つと言っても過言ではない。
ついでに言うと、去年の夏に突然エアコンがぶっ壊れた際の一時避難場所としても、近所のコンビニは大いに役に立ってくれた。
真夏にエアコンが壊れたときの暑さ対策。エアコンの代わりになる? ひんやりグッズもろもろ
今回のように在宅の時間が長くなると、コンビニの偉大さを改めて実感させられる。
コンビニ店員さんのオールマイティさ。え? クリーニングまでやってんの?!
と同時に、コンビニで働く店員さんのオールマイティさには驚かされる。
上述のようにコンビニは日用品を始めとした豊富な品揃えに加え、各種サービスも充実している。
公共料金の支払いや宅急便、発券サービス、その他コーヒーのセルフなど。
それ以外にも、恐らく僕の知らない細かい業務が山ほどあるのだと想像する。
僕もたまにチケット発券や宅急便サービスを利用することもあるが、さすがに業務とはいえ申し訳ない気持ちになってしまう。まあ、僕には朝や昼時の忙しい時間帯を避ける程度しかできないのだが。
また、ちょろっと調べたところ「こんなこともやってんのかよ!!」というサービスも見つけた。
たとえばセブンイレブンでは、
・自転車シェアリング
・宅配ロッカー
・クリーニング倶楽部
などのサービスを展開中らしい(現在は店舗限定)。
すげえなオイ。
チャリの貸し借りからクリーニングまでやってんのかよww
考え方としては悪くないと思うが、店員にとってはやっかい極まりない。
品出しと在庫チェック、会計以外に公共料金の支払いや宅急便、発券サービスにクリーニングや宅配ロッカー、自転車の貸し借りの手配。
気楽なアルバイトの代名詞として扱われやすいコンビニ店員だが、マジでとんでもない。ここまでマルチな仕事は他に類を見ないのではないかと思うほどユーティリティ性の高い業務内容である。
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やっかいな客への対応もコンビニ店員の仕事? この業務内容で時給1,000円ちょいはちょっと信じられない
そして、何よりコンビニ店員が大変なのが“やっかいな客への対応”だと思う。
僕はコンビニで働いた経験がないので何とも言えないが、外側から見ているだけでも彼らの苦労は容易に想像がつく。
朝や昼時の忙しい時間帯に宅急便を出す客はもちろん、やたらと横柄な態度で店員に食ってかかる客もしょっちゅう目にする。レジの後ろに人が並んでいるのに延々と店員に話しかける客に遭遇したことも一度や二度ではない。
今であれば「マスクはないのか」「いつ入荷するのか」と高圧的に食い下がる客も多いのではないか。
その他、店によっては敷地内に長時間たむろしたり、出入り口でタバコの煙をモクモクさせてたりといった光景にもかなりの頻度で出くわす。
緊急事態宣言? 三密を避けろ? 笑わせんなよ。言葉が理解できない脳みそツルツルのチンパンジーには猟銃でわからせるしかねえって
極端な話、トイレでゲロをぶちまけるヤツもいると思うし、細かい話をすれば捨てたレシートがゴミ箱から落ちてもそのまま去っていく客も普通にいる気がする。
多岐にわたる業務内容をこなしつつ、わけのわからん客の対応もしなくてはならない。
“それが仕事だ”といえばそれまでだが、とてもじゃないが僕には時給1,000円ちょいで気軽にできる業務内容とは思えない。
もっと言うと、我が家の近所にあるコンビニの店長さん、1日2回出勤してましたからね。
コンビニを高度なゼネラリスト集団として生活インフラに加えようぜ。待遇も分厚くして
僕の知り合いがJRに勤めているのだが、話を聞く限りかなり職場の待遇はいい。
申し上げたように鉄道は生活インフラを支える重要な業務だし、今回のような緊急事態でも休めない分、それなりの見返りが必要なのも理解できる。
だが、鉄道やバスに匹敵する(僕の中では)ほど生活のコアを担うコンビニが、これだけ過酷な労働を強いられているのはやはりおかしい。店員を時給1,000円ちょいで雇いつつ、リーダーが1日2回出勤するようなブラックな職場であっていいわけがない。
現状、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策が注目されているが、個人的な意見としてはまずは緊急事態でも休むことが許されない職種の人たちへの手当てを優先してほしい。医療従事者を筆頭に、電気・ガス・水道関係、物流、通信など。そして、そこにぜひともコンビニを組み入れてもらえればと思う。
働き方改革によって24時間、365日営業をなくすのではなく、日本はコンビニをより高度なゼネラリスト集団として手厚い待遇で守るべきなのである。
まあ、無茶を言うなという声がそこら中から聞こえてきそうですが。
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