カネロ復帰戦正式決定。王者クリスチャン・ムビリ初めて観たけど、これ結構強くない? でも両者噛み合いそう。久々にカネロの得意な展開になるかも?【展望・予想】

カネロ復帰戦正式決定。王者クリスチャン・ムビリ初めて観たけど、これ結構強くない? でも両者噛み合いそう。久々にカネロの得意な展開になるかも?【展望・予想】

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2026年10月31日(日本時間11月1日)にサウジアラビアのリアドで行われるWBC世界S・ミドル級タイトルマッチ、同級王者クリスチャン・ムビリvs同1位サウル・“カネロ”・アルバレスの一戦である。
 
去年9月にテレンス・クロフォードに敗れて以来の復帰戦を迎えるカネロ。
対戦相手のクリスチャン・ムビリはクロフォードの王座返上? 引退にともない暫定→正規王者に昇格した選手。現在29勝1分24KOと無敗をキープ中である。
 
約1年のブランク+左肘の手術明けのカネロにとってムビリはかなりの強敵と言われているが、それも含めて楽しみにしている。

 

カネロの復帰戦キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 復帰即タイトルマッチはどうなの? とかは言わないよ笑

去年9月のカネロvsクロフォード戦の衝撃から約1年。
あの日は夜に井上尚弥vsムロジョン・アフマダリエフ戦があって盛りだくさんだった記憶がある(カネロvsクロフォード戦は後追いだったけど)。
 
クロフォードのすごさにドン引きレベルで驚いたわけだが、その敗戦からようやくカネロが復帰する。
 
クロフォードよ、お前がNo.1だ(約2年ぶり3回目)。カネロを全局面で上回っての完勝。接近戦で歯が立たないカネロに驚いた。ここまでやられたのはメイウェザー以来じゃない? クロフォードのフィジカルどうなってんの笑
 
また王者クリスチャン・ミビリのことはまったく知らなかったのだが、クロフォードの引退に伴い暫定から正規に昇格したとのこと。
 
ちなみに
「カネロの復帰即タイトルマッチはどうなの?」
「横入りが過ぎるんじゃないの?」
というツッコミにはもはや何の意味もない。
 
いつも通り「ボクシングがボクシングしとる」ですべて解決するのである笑
 

クリスチャン・ミビリ強くないっすか? 身体中のバネ感がアイザック・ドグボエと被る(顔も似てる)

王者クリスチャン・ミビリの試合を漁ってみたのだが、あれ? 結構強くね?

 
29勝1分24KOの王者が弱いわけはないのだが、カネロは復帰戦でいきなりこの相手で大丈夫? 調整試合を挟んでもよかったんじゃないの?
と思った次第である。
 
 
ずんぐり体型にパワフルな前進、伸びるジャブ、中間距離から近い位置でのワンツー。
アクションの一つ一つに迫力がありKOの多さも納得できる。
 
バネのある踏み込みや手元で伸びるジャブ等、どことなく元S・バンタム級王者のアイザック・ドグボエと被る(顔も似てる)。
 
申し上げた通り復帰戦でいきなりこの選手と対戦するカネロは危ないかもしれない。36歳という年齢、キャリアで今さら調整試合などやってられないのだろうが、ひょっとしたらひょっとするのではないか。
 
カネロvsエドガー・ベルランガ。カネロは至近距離での差し合い、左の多彩さは健在だけど、全力で動ける時間が短くなったか? ベルランガはガチガチだったね
 

噛み合いそうな試合。ムビリのスタイルにカネロのカウンターが機能する?

表題の通りだが、今回は久しぶりに噛み合う試合になりそう。
 
カネロは基本的にカウンター使い。
腕を下げた構え+相手に先に手を出させてそこにカウンターを被せる。
 
ミドル級、S・ミドル級以降は自ら圧力をかけるケースが増えたものの、根本は上体クネクネからのコンビネーションが得意な“待ち”の選手である。
 
そして、このカウンターボクシングはクリスチャン・ミビリのファイトとドンピシャでハマる。
自分から前に出てジャブ、ワンツーを打ってくるが、1発1発のモーションは大きい。
勢いに乗せると怖いが、回転が上がる前にカウンターで抑え込めば出鼻を挫ける(と思う)。
 
問題は今のカネロにそれができるか。
全盛期を過ぎてだいぶ経つカネロだが、もっとも目につくのは滑らかさと機動力の低下。
全体的にカクカクして前後の出入り、左右へのフットワークが鈍っている。
 
動きがカクカクした分パンチを芯でもらいやすくなり、上体クネクネとガードで威力を吸収しきれない。
反撃までに一拍遅れが生じ、その間に相手に逃げられるorガードで防がれるケースが増える。
全力で動ける年々時間も短くなり、後半の失速癖にも拍車がかかっている。
 
この辺は2021年5月のビリー・ジョー・サンダース戦と2025年5月のウィリアム・スカル戦を比べれば明らかである。
 
カネロvsウィリアム・スカル。クソつまらねえじゃねえかw 途中ちょいちょい記憶がないぞ。でも格上を食うための作戦としては悪くなかったよね
 
で、その状態でイケイケのムビリをさばき切れるの? と。
当日のコンディションによっても展開は変わりそうな気がする
 

意外と接近戦が得意ではないムビリ。相手が後退しないと糞詰まりを起こす

対するクリスチャン・ムビリだが、この選手は意外と接近戦が得意ではない。
 
自分から攻めるイケイケスタイルではあるが、頭が当たる位置での打ち合いになると被弾が激増する。
特に外側からの右フックと下から突き上げるアッパー、この2方向からの攻撃に顔面を揺らされるシーンが多い。しかも近距離でもモーションの大きさは変わらない。
 
要するにスペースのある位置で気持ちよく腕を振りたいタイプなのだと思うが、後退せずに受けて立つ相手だと糞詰まりを起こすのだろうと。
 

カネロは当たり負けしない(下がらない)ことが重要。体力が残っている時間帯にダウンを取りたい

なので、カネロが勝つには当たり負けしないことが重要になる(と思う)。
 
恐らくパンチの精度、カウンターのタイミングはカネロの方が上。マルティネスのように接近戦で引かずに打ちえばどこかでムビリのダメージが噴き出すのではないか。
 
と言いつつ、打たれても打たれても腕を振り続けるムビリのタフさもすごい。
直近のレスター・マルティネス戦でも後半も動きが落ちることもなく、何だかんだで12Rまで走り抜けてみせた。
 
そう考えると、(後半の失速が定番の)カネロは体力のある中盤までにダウンを一つ取りたい。
 
逆にはっきりとしたダメージのないままラウンドが進めばムビリの馬力に押し負ける可能性もある。
それこそ2022年5月のディミトリー・ビボル戦のように「実は結構効いてたよね?」のパティーンも?
 
カネロが8年7ヶ月ぶりの敗戦。ビボルのジャブとガードを崩せず。“ロッキー・フィールディングの呪い”を解いたビボルに神の祝福を
 
てか、カネロが“自分から出てくるタイプ”と対戦するのって、2022年9月のゲンナジー・ゴロフキンVol.3以来じゃないですか?

それ以降は基本的にアウトボクサーを追いかける展開。
久しぶりにカネロが得意とする展開になりそうという意味でも興味深い試合である。
 

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勝敗予想はカネロの判定勝ち。接近戦でカネロのカウンターが機能する?

勝敗予想だが、カネロの判定勝利でいこうと思う。
 
上述の通り今回は両者のスタイル的に噛み合う試合になりそう。
その上でカネロが得意のカウンターをムビリの打ち終わりに当てる、もしくは打ち合いの中でいいタイミングのパンチを入れると予想する。
 
序盤から中盤にかけてダウンを取ればカネロはより優位に立てる。
仮にダウンがなくても接近戦で差を見せつけるのではないか。
 
 
まったく違う展開になったらごめんなさい(熱い予防線)。
 
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