メイウェザーvsパッキャオ世紀の一戦の勝敗を大胆予想(5月2日が待てないぞ)
世界ウエルター級王座統一戦、フロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオ。
ボクシングファンのみならず、誰もが待ち望んだ世紀の一戦の実現が決定した。5月2日(日本時間5月3日)、ボクシングの聖地・米ネバダ州ラスベガス MGMグランドガーデンアリーナで開催される。
両者のファイトマネーは推定で300億円とも400億円とも言われ、チケットは最低価格でも約48万円の高値がつくなど、すべてにおいて規格外のスケールで行われる一戦となっている。
ついに決定した世紀の一戦まで、残り約1ヶ月となりました。
前回、2月に書いたメイウェザーvsパッキャオ夢の対決実現秒読みか? ボブ・アラム談の記事で、「大人の事情はいったん引っこめて、とにかく実現してくれ」と訴えましたが、晴れてこのギガマッチを目撃できる喜びを噛み締めている次第です。
本当によかった。後は両雄がケガなく調整を終えて、リング上で対峙するのを待つばかりです。
よし、思い切って勝敗を予想してみようか
ではここで、この世紀の一戦「フロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオ」の勝敗を大胆にも予想してみようと思う。
まずは結論から。
パッキャオの3RでのKO勝利。
これでいこうと思う。
前回の記事で「勝敗予想は大差判定でメイウェザーの勝ち」と題して、堂々とメイウェザー勝利の予想をした手前、非常に言いにくいのだが、僕はあえて過去の自分にブーメランを投げることにする。
世間一般の大方の予想はメイウェザー勝利である。メイウェザーが大差で判定勝ちするだろうというのが、多くの方の見解だ。
だが、あえてその波に逆らって、僕はパッキャオの勝利を予想したい。
正直に言おう。僕もメイウェザー勝利の可能性は高いと思う。
しかし試合をするのはあのパッキャオである。フライ級からスーパーウェルター級まで、体重差約20kgの実質10階級を制覇したと言われるパッキャオである。適正体重の選手同士がしのぎを削るというボクシングの常識をことごとく打ち破ってきたパッキャオである。それも、好戦的なファイトスタイルで観る者を魅了し続けてきたパッキャオである。
確かにメイウェザーも史上最高クラスの超天才ボクサーなのは間違いない。メイウェザーがディフェンスに特化すれば、歴史上誰も勝てる者はいないとも言われるほど、そのボクシングテクニックは群を抜いている。観ていて負ける姿を想像することもできない。
だけどパッキャオなら。
常識で図れない偉業を成し遂げてきたのはパッキャオも同じである。そのパッキャオなら、もしかしたらメイウェザーをマットに這わせることができるのではないか。
そのもしかしたらを起こせるのがパッキャオであると。僕は思っている。
生涯最高潮のパッキャオ、自らの衰えに気づかないメイウェザー
生涯最高潮に仕上げてきたパッキャオと、スピードが劣化したメイウェザー。
前回も「パッキャオが勝つには?」で言ったのだが、パッキャオが勝つとすればメイウェザーの劣化ではないかと思っている。加えて、パッキャオ自身の調子が生涯最高レベルであることが条件だとも申し上げた。
はっきり言って、僕はそうなるのではないかと思う。
パッキャオ自身、前回の試合で間違いなく調子を取り戻している。かつての鋭い踏み込みも復活の兆しが見えた。加えてこの試合にかける意気込みは相当なものだろうし、もしかしたら引退をかけている可能性すらあるかもしれない。
異次元と言われたメイウェザーも38歳を迎え、いつ自慢のスピードに陰りがみえてもおかしくない年齢である。前回の試合では、猪突猛進型のマルコス・マイダナに若干押し込まれる場面も見られた。決定的な根拠があるわけではないが、試合当日のメイウェザーは絶好調ではない気がするのだ。なおかつ、メイウェザーは自身の衰えにしばらく気づかずにパッキャオの猛攻を受けてしまう気がするのだ。
パッキャオが3Rで決着をつける
試合展開としては早い回での決着は必至だろう。
1Rから積極的に前に出るパッキャオ。
対するメイウェザーは余裕の表情でステップバックする。
が、
ステップにいつものキレがないメイウェザー。パッキャオの渾身の左が顔面をかすめる。
「目測を誤ったかな?」
首を傾げるメイウェザー。
ところがパッキャオ。この時点でメイウェザーにいつものスピードがないことを見抜く。メイウェザー本人よりも先に。メイウェザー陣営よりも先に。
2R。
パッキャオは1R同様積極的に前に出るが、意図的に踏み込みの距離を縮める。ほんの数十センチの差だが、顔面をかすめていたパンチがメイウェザーから遠のく。
当たらないパンチ。
いつもの調子を取り戻したことを実感するメイウェザー。後は数ラウンドかけてパッキャオの距離とスピードを推し量ればいい。微調整が終われば、その後はいつも通りの作業を繰り返すだけ。
勝利を確信するメイウェザー。表情に余裕が戻る。
3R。
相変わらず前に出続けるパッキャオだが、パンチは届かない。
必要最小限の動きでかわすメイウェザー。完全に余裕が見られるメイウェザー。
だが、結末は突然訪れる。
メイウェザーがロープを背にしてL字ガードを下げたその瞬間。
パッキャオが全力で踏み込む。
強烈だがシャープな左を振るう。
上体を逸らしてかわすメイウェザー。
だが、
数十センチ。
わずか数十センチ。
パッキャオの拳がメイウェザーの想定よりも伸びる。
マットに崩れ落ちるメイウェザー。
高々と両手を挙げるパッキャオ。
カウントを取らずに試合を止めるレフェリー。
歴史が動いた瞬間。
最後に
ちょっと妄想しましたが、好き勝手にこういう予想ができるのも世紀の一戦の醍醐味ではないでしょうか。
5月2日(日本時間で3日)。WOWOWで午前10:00より生中継されます。
数年間に一度の大イベントです。思いっきり楽しみたいと思います。
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