アルバレスvsゴロフキン再戦を予想する。まあ、いろいろなことは水に流して楽しくいこうやww【予想・展望】

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最強イメージ
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紆余曲折の末に、サウル・“カネロ”・アルバレスvsゲンナジー・ゴロフキンの再戦が発表された。
前戦で微妙な判定による引き分けに終わった両者の再戦は、2018年9月15日の米・ラスベガス。ボクシング界のアイドル(ヒール)、カネロ・アルバレスと、最強王者ゲンナジー・ゴロフキンの一騎打ちに注目が集まる。
 
 
などと言っているが、以前から申し上げているように僕はこの試合にあまり興味がない
 
カネロの禁止薬物陽性に始まり、紳士的な態度だったゴロフキンの突然の畜生化。両陣営の駆け引きに周囲も巻き込まれ、やっとアクティブに活動し始めたと思ったビリー・ジョー・サンダースはあっという間にネタキャラに逆戻りという。
 
「挑発大好きサンダース君がレミューをヒラヒラかわして大差判定勝利。試合後にゴロフキン戦を希望」
 
両者の強烈な自己主張とキャラクター、絶大な人気によって、さまざまなものが停滞してしまった。
 
あれだけ「茶番」だの「金儲け」だのと批判されたメイウェザーvsマクレガー戦の方が、実はよっぽど健全だったんじゃねえの? みたいな。
 
「カネロvsゴロフキン再戦感想。最強王者を真っ向勝負で上回ったカネロ。前回を超える感動的な試合」
 
もうさ。
「この競技に誠実であるべき」とか「リスペクト」がどうたらって、どっちでもええわww
 
はっきりと「金が欲しい」と宣言してリングに上がったメイウェザーとマクレガーの方がずっとマシだし、僕は断然そっちを支持しますよ。
 
「衰えまくったメイウェザーがセンス抜群のマクレガーにTKO勝利!! お前ら最高やww 報酬100億円のメイウェザーは久しぶりのKO」
 
とまあ、こんな感じで両者の再戦にはあまりテンションが上がらないのだが、やはり世間の注目度は高い。これに便乗して、せっかくなのでどんな試合になるかの展望を考えてみることにする。
 
ギャーギャー言いつつも、どうせ観るのはわかってるしねww
 
「パッキャオがマティセを寄せ付けずに9年ぶりKO勝利。僕たちの英雄は世界一強い大統領(予定)。最高にカッチョいいだろ?」
 

前回はやっぱり感動的にいい試合だった。カネロが最強王者ゴロフキンの圧力に真正面から耐え切った

まず、念のために前回の試合を観直したのだが、やっぱりめちゃくちゃいい試合
 
いや〜、何すかねこれ……。
 
「カーンとダウンはセットや!! カーンvsバルガス、ポーターvsガルシア振り返り。え? 松本亮負けたの?」
 
自分のスタイルを最後まで貫いたゴロフキンもすごいし、それを真正面から受け止めたカネロもすごい。
判定結果がどうだったとか、その後のカネロの薬物問題が〜といった話はともかく、この試合が感動的なほどの名試合だったことだけは間違いない。
 
 
そして、試合の感想についても以前申し上げた通り。
 
「ゴロフキンvsカネロ・アルバレス感想。カネロは初めてゴロフキンの突進を真正面から受け止めて負けなかった選手。まあ再戦だね」
 
中間距離での打ち合いでは、カネロはゴロフキンを上回った。
 
ゴロフキンのジャブに同時打ちのタイミングで左を被せ、追撃の右を打ち込む。
ゴロフキンの右より先に自分の右を当て、連打を発動する余裕を与えない。
 
少なくとも序盤3Rまでは、最強王者を相手にカネロは主導権を握っていた。
 
「プログレイスvsベラスコ感想。プログレイスすごいね。猛獣的な強さを感じる。そしてWBSSのS・ライト級がクッソ楽しみ」
 
だが、ゴロフキンのプレスを正面から受け止め、そこから足を踏ん張ってフルスイングするのはめちゃくちゃしんどい。
4R以降はカネロが失速を見せ、ゴロフキンがロープに追い詰めるシーンが続く。
 
と言っても、カネロも完全に押されていたわけではなく、クリーンヒットはほとんどない。
ロープ際でのボディーワークで芯を外しながら、時おり得意のカウンターをヒット。
ゴロフキンの左に左を被せ、そこからサイドステップで安全圏に退避する。
 
「マイケル・コンランvsドス・サントス感想。大人気コンランの試合を初めてちゃんと観たら、思った以上に慎重なヤツだった」
 
適度に休みながらもペースは渡さない。
少し体力が回復すれば、再びリング中央でのカウンター勝負。
 
MAXパワーを出す時間と休憩しながらごまかす時間を使い分け、うまく体力を配分しながら12Rを乗り切った印象である。
 

再戦でも前回と似たような展開になりそうな……。特にゴロフキンがやることは同じ。カネロはいかに見栄えよく休むか? かなぁ

それを受けての今回の再戦だが、果たしてどうなるか。
個人的には、第1戦目と似たような展開になると思っているのだが。
 
特にゴロフキンのやることはほとんど変わらない。
相手がカネロだろうがマーティロスヤンだろうが、ジャブを出しながらプレッシャーをかけてロープ際で連打を浴びせる必殺パターンに巻き込むだけ。
 
「嗚呼ゴロフキンww マーティロスヤンがんばったけどな。ゴロフキンの衰え? あると思います」
 
強いて挙げるとすれば、カネロのサイドの動きへの対策だろうか。
前戦では、右のスイングに合わせてサイドステップでロープ際から逃げられるシーンが何度もあったが、今回はアレをどうするか。右のタイミングを遅らせるなど、何らかの工夫があったりするのか。
 
無理やり課題を挙げるなら、そんなところかなぁと。
あとは、下降気味のコンディションがどこまで戻るかだよね。
 
「俺たちの井岡一翔(SANKYO)が帰ってきたぞ。強豪アローヨに何もさせずに圧勝! 待たせんじゃねえよボケがw もう最高かよ」
 
逆にカネロとしては、前戦でインプットした情報をどう活かすか。
 
MAXパワーで打ち合えばゴロフキンを上回れることはわかった。
だが、それを12R継続するのは不可能。
前回同様、ロープ際でカウンターを返しながら休むことになるのだろうが、やはり見栄えはよくない。
 
じゃあ、どうするの?
ゴロフキンのプレッシャーを受けながらペースを渡さず、見栄えよく休憩する方法ってあります?
はっきり言って、僕にはちっともわからないww
 
「紆余曲折の末にカネロvsゴロフキン再戦決定。デービスvsクエジャル、ベルチェルトvsバロス、ダラキアンvsヨドモンコン圧勝づくめ振り返り」
 
この1年でさらなるビルドアップが見込めるのか。
スタミナ強化のトレーニングをしているのを見た記憶があるが、どこまで伸びるものなのか。
 
 
とりあえずはっきりしているのは、今回はお互いがお互いの戦力を把握した状態でスタートできること。前戦の1R目のような様子見タイムが必要なくなるくらいか。
 
「山中竜也、サルダールに判定負け。足がちっとも動いてねえなオイ。アレしかなかったんだろうな」
 

勝敗予想はカネロの判定勝利。前回でゴロフキンの実力を覚えたカネロが難関を乗り越えると予想します

というわけで今回の勝敗予想だが、カネロの判定勝利でいきたい。
申し上げたようにちっともわからないのだが、ゴロフキンのコンディションとカネロの対応力を加味して。
 
「ムンギアvsリアム・スミス感想。巨神兵ムンギアがスミスのガードをぶっ壊し。スミスもよかったけどねじ伏せられた」
 
何度も言うように、ゴロフキンのやることは前回と同じ。
カネロのサイドへの動きをどう対策するかくらいで、誰が相手だろうと戦術は変わらない。唯一の最強パターンを貫くのみである。
 
「ベストバウトきました。テイラーvsポストル興奮したわ〜ww ポストルに感動したかな。どっちもよかったけど」
 
対するカネロも基本的には同じなのだが、前回の対戦で乗り越えるべき壁の高さがわかったことは大きい。
 
・中間距離ではMAXパワーで打ち合う
・全力を出すタイミングとその配分に注意
・休みながらごまかす際の見栄えのよさ
 
「ウィリー・モンローJr.が村田に挑戦だと!? ロサレスvsバーンズ、テクアペトラvsビーモン、モンローvsマシエル振り返り」
 
繰り返しになるが、体力の回復を図る際の見栄えはマジで重要になる。
前回の対戦では、パンチは当たっていなくても押し込まれるシーンが多く、その分ポイントをロスした感は強い。
 
今回、カネロがそこをどう修正してくるかに注目したいと思う。
 
カネロがKOを狙いにいく可能性もあるとは思うが、「効かされてダウンするゴロフキン」というのがちょっと想像できないのよね……。
 
「意外と楽しみなアンドレ・ベルトvsデボン・アレクサンダー。どっちが勝ってもスペンスには歯が立ちそうにないけど」
 

カネロの膝の手術が意外と好影響を与えそう? 下降気味のゴロフキンとは対照的に、さらに絶好調で当日を迎えると予想する

あと、何気に大きいのでは? と思っているのが、カネロが膝の手術を経たこと。
 
これは以前からずっと言えずにいたのだが、前回の試合、ほんのわずかにカネロが右足を引きずるシーンが散見される(気がする)。
 
「カバロウスカスがアブレウに大苦戦の末に判定勝利。今回は苦手なタイプだったな。ジャブの強さでスレスレ生き残った」
 
思うに、カネロはもともと膝の調子が悪く、あの試合でも決して万全ではなかった。4R以降に動きが落ちたのも、その影響があったのかも? と思っている。
後出し極まりないし、未だに確信がないので何とも言えないのだが。
 
「最強クロフォードがホーンに圧勝で3階級制覇。ん? 最強? いやいや、クロフォードに勝てそうなヤツが1人いるんだが」
 
そして、サスペンド期間に膝の手術に踏み切ったことで、カネロのコンディションは万全に戻った。
この1年が逆にいい休憩期間になった可能性も高い。
 
「亀海完敗…。グレグ・ベンデティとのカウンター勝負で歯が立たず。今回はどうにもならなかったな。動きは落ちてないと思うけど」
 
そう考えると、今回のカネロは相当いい状態でリングに上がれるのではないか。マーティロスヤン戦でやや低調なパフォーマンスを見せたゴロフキンとは対照的に。
 
などなど。
これが、僕が再戦でカネロ有利を予想する理由である。
 
「タイソン・フューリーが神である理由。セファー・セフェリを4Rノーマス。2年半のブランク明けでロマチェンコ超え」
 
まったく自信はありませんが。
 
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