生トレバー・バウアーのためにハマスタで現地観戦。苦労しながら阪神打線を7回途中3失点にまとめて5勝目。お目当てのシーンを山ほど観たぞ笑【2023.6.25感想】
2023年6月5日に神奈川県・横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズvs阪神タイガース戦を現地観戦してきました。
DeNAの先発は2020年にMLBでサイヤング賞を獲得したトレバー・バウアー。
今シーズン直前にDeNAへの電撃移籍が発表されてから動向を追いかけてきたこともあり、いつか現地観戦したいと思っていたところ。
トレバー・バウアーはDeNAベイスターズで活躍できる? めちゃくちゃいいと思うけどな。2021年のコンディションを維持できれば相当やりそう。サイヤング賞投手がピークアウト前に来日
6月20日のファーム戦後に次回登板は中4日での阪神戦が濃厚だと聞き、「これは行かなければ!!」と大急ぎでチケットを購入した次第です。
なお、その時点でチケットは残り少なく購入できたのはライトスタンドのウィング席。ゲートにたどり着くまでに4階まで登らなければならずめちゃくちゃしんどかったです笑
しかも京浜東北線が運転見合わせが発生→やむを得ず桜木町駅から歩くことに。30度超えの猛暑の中、汗だくになりながら現地にたどり着いたことをお伝えします。
バウアー5勝目。アンパイアもかなり厳しかった。でも、そこで崩れなかったのはさすが
まずこの日のバウアーの成績は6回1/3を投げて114球、被安打7、四死球4、自責点3。
「あまり調子はよくなかった」という本人のコメント通り過去2試合に比べて苦労した試合でした。
調子自体もそうですが、暑さも影響したのではないかと。
上述の通りこの日は30度超えの猛暑。じめじめとした梅雨の時期を初めて経験するバウアーにとってはなかなか厳しい条件だったかもしれません。
また家に帰ってDAZNで映像を確認したところ、この日のアンパイアがかなり厳しかったことがわかりました。
「あれ? 今のボール?」と思う球が散見される上に「そのコース、さっきはストライクだったじゃん」という球もちらほら。
バウアー自身も「うそーん」という表情を浮かべていたのでだいぶブレブレなジャッジだったことが伺えます。
とはいえ、不満を表に出さず自分にできることを淡々とやり続けるメンタルはさすが。
阪神先発の才木浩人が5回4失点と踏ん張れなかったのに対し、要所を抑えるピッチングで7回途中まで粘ったのは文句なしに素晴らしい。
こういう部分がバウアーの経験値の高さなのだと思います。
トレバー・バウアーNPB初先発初勝利。凄みと柔軟性を感じるピッチング。松山をスプリットチェンジで三振に取った7回は感動したよ
登板を重ねるごとに改善が見られるバウアー。左右に広い日本のゾーンをうまく使えてきている
バウアーに対しては、5月16日の広島戦で2回7失点KOを食らってから
「ゾーン内で勝負しすぎ」
「左右を広く使った方がいい」
「横に広い日本のストライクゾーンを有効利用すれば」
「ボール1、2個外れても打者は追いかけてくるから」
と連呼してきましたが、登板を重ねるたびにその部分での改善が見られます。
トレバー・バウアーが中日相手に6回90球2失点。2試合連続の炎上から一定の結果を残す。左右を広く使う投球スタイルが少し見えた気がするよ
そして前回の日ハム戦ではついに完投勝利。9回113球、被安打3、奪三振12、自責点1という素晴らしい内容で4勝目を挙げています。
12個の三振を奪いつつ球数を110ちょいに抑える見事な投球です。
日ハム打線の作戦は恐らく浅いカウントでくる甘いボールを狙うというもの。
ですが、バウアーのボールが適度にバラけるおかげでなかなか狙い球が絞れず。結果、早打ちでバウアーを助ける流れができてしまいました。
阪神打線はボール球に手を出さない、球数を投げさせることを意識していた。プロ野球の世界はこういうイタチごっこが常に行われている
それに対し、今回の阪神打線はボール球に手を出さないことを意識していた気がします。
低めや外角に外れるボールを見逃しバウアーになるべく球数を投げさせる。
序盤で60球を超えていたことを考えると、アンパイアの厳しさを含めてそれなりに作戦は機能していたのではないでしょうか。
また、1塁にランナーが出ても盗塁を仕掛けなかったのもよかったです。
これまでの対戦チームはクイックの遅さ、モーションの大きさを突いて盗塁を企図しましたが、バウアーはランナーを2塁に背負うと途端にギアを入れ替えます。
で、150km後半のまっすぐと鋭いナックルカーブで打ち取られるパターン。
何だかんだでランナー1塁でクイックを意識させておいた方がチャンスが広がると判断したのだろうと。
これ、トレバー・バウアー相手に盗塁って言うほど効果的か?
ランナー1塁→盗塁で2塁→怒りの157kmでやられるパターン多くない?
3回に1回は普通に刺されてるし、実はあんまり意味がない気がするんだけど。1塁でうろちょろしてクイックでアタフタさせておいた方がチャンスありそうだけどな。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) June 9, 2023
シーズン最初は高めまっすぐをケアしつつゾーン内に入ってくるカウント球の変化球を狙う作戦→バウアーが左右を広く使うようになったら、今度はボール球を見極めて球数を投げさせることを意識する
プロの世界ではこういうイタチごっこが常に行われているのだと思いますが、それを現地で目の当たりにできたことはなかなか有意義でした。
と同時に、対策されたバウアーが今度は何をどう変えてくるかにも注目です。
熱投バウアー。キャリア最多の128球で2失点完投勝利。合理的じゃないものが心を打つ。8回裏に打席に立ったときの球場の雰囲気がすげえ
スプリットチェンジの変化を縦系に。加藤豪将が言っていたことは僕も感じた
さらに言うと、スプリットチェンジの変化を縦方向に変えているのは僕も感じました。
加藤豪将がバウアーに感じた“日本での違い” 衝撃を受けた魔球「さすがだなと」#lovefighters #npb #baystars #FullCount10thhttps://t.co/llumGoYiBX
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) June 14, 2023
左バッターには縦変化を大きく外に逃げる軌道を抑えめに。右バッターにはスライド気味に外に沈むイメージで。
人差し指と中指の力の入れ方を変えて回転をいじっているのだと思いますが、このあたりは佐々木朗希や山本由伸を参考にしたのではないでしょうか。
ゾーンを広く使って空振りを量産する。
繰り返しになりますが、日本の打者は左右に広いストライクゾーンに対応するためにボール1、2個外れても手を出してくる、必ずしもゾーン内で勝負する必要はないとわかったのは大きいです。
トレバー・バウアーの2024年所属チームは? バウアーはパリーグが合ってると思う。DeNAが山川穂高を獲得すれば残留もある?
観たかったバウアーさんがいっぱいw お目当てのシーンを山ほど観られて満足です
イニングスタート時の精神集中。
打席に立つバウアーさん。
バウアーさんのバント。
守備妨害でアウトにされ、塁上で「WHY?」
次の打席で再びバントを決め、
ピンチで怒りの158km。
ヒーローインタビューで「ハッシュタグヨコハマユウショウ!!」。
お目当ての選手のお目当てのシーンが山ほど観られて大満足でございます笑
ブチ切れバウアー6回2失点で勝敗つかず。放送禁止用語連発からの159km→1塁へ猛ダッシュでピンチを切り抜ける。MLBの一流プレイヤーの負けず嫌いっぷり
選手の考案した企画が目白押し。めっちゃ暑くてしんどかったけど。やっぱり野球観戦は東京ドームが最強
なおこの日は選手が考えた企画が目白押しとのことで、イニングごとにさまざまな催しが行われました。
こういう観客を飽きさせないエンタメ性の高さもDeNAならではですね。
ちなみにウィング席の椅子はコレ。
横に狭い、前との間隔もない、ケツも痛いの三重苦でとてもじゃないけど座り心地はよくありません笑
それに加えて30度超えの暑さ。はっきり言って観戦環境としては最悪ですw
僕自身、屋外球場のデーゲームに行ったのは久しぶりだったせいでこのしんどさを完全に忘れておりました笑
うん、やっぱり観戦環境は東京ドームが最強ですね。
空調の効いた屋内に加えて座席も座り心地がいい。
侍ジャパンvs日ハム現地観戦感想。おもしろい試合でしたね。侍ジャパンの強化試合は貧打戦→終盤の謎の粘りで逆転が通常パターンだったけど
巨人ファンでも何でもないけど、野球観戦をするなら東京ドーム。
これは間違いないです。
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