好きな異世界作品2023年7月Ver.。最近の僕のお気に入りはこの2つ。約1年半で様相がガラッと変わったよね

好きな異世界作品2023年7月Ver.。最近の僕のお気に入りはこの2つ。約1年半で様相がガラッと変わったよね

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去年の1月に「僕のおすすめ異世界作品3選」と題して個人的に好きな異世界作品を紹介しています。
 
僕のおすすめ異世界作品3選。期待の異世界もの(僕の)をランキング形式で紹介していくぞ。気楽に読めてそれなりに爽快感のある作品が好み
 
あれから1年半以上経ってだいぶ様相も変わってきたので、再び同じテーマで語ってみたいと思います。
 
上記でも申し上げておりますが、選出の条件としては
・気楽に読めること
・それなりに爽快感があること
が重要。
 
異世界に送られた(転生した)主人公がいきなりどん底に落とされたり、クズに“ざまあ”を仕掛けたりといったダークなものは除外しています。
 
具体的には、
・勇者パーティを追放された無能が実はクッソ有能だった
・仲間に総スカンにされる→死の一歩手前でチート能力に目覚める
みたいなヤツはパス。
 
いじめっ子が苦悶する展開は確かに邪悪な欲望を満たしてくれますが、今回はそういうのはなしで。
というより、これ系のヤツに飽き飽きしているのが本音だったりします。
 
 
そんな感じで、ここ最近僕が気に入っている異世界作品を2つ取り上げていくことにします。
 

前回の第3〜1位の現在地。1年半で様相がガラッと変わった

まず前回の順位は下記。
第1位:「サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話」
第2位:「背水の魔王、ゲーマーになる!」
第3位:「デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い」
 
ところが2023年7月現在で様相がかなり変わりました。
第2位の「背水の魔王、ゲーマーになる!」はとっくに連載終了、第1位の「サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話」は著しくパワーダウン中です(僕基準)。
 
「サラリーマンが〜」に関しては、前回の記事で「序盤にピークを持ってき過ぎたのが今後の懸念材料」「ドラゴンボールで言えば最初の天下一武道会でフリーザに勝ったようなもん」と申し上げましたが、思いっきりその通りになっている印象です。
 
元の世界(サラリーマン時代)の知識を駆使して問題を解決する流れは同じですが、初期の厄災打倒に比べるとスケール感が圧倒的に足りない。あの盛り上がりを超えるエピソードをなるべく早く出さないとこの先ジリ貧になる気がしております。
 
 
逆に第3位「デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い」は1年半前と同じクオリティを維持しています(僕基準)。
主人公とデビィの関係に変化を加えつつぽつぽつ新キャラを登場させながらも1話完結のハイテンポなおもしろさも相変わらず。
 
恐らくどこかの段階で諸々の決着をつけるのだと思いますが、今のところは「その調子で今後もオナシャス!!」ですね笑
 
人生で一度は使ってみたいけど使う機会がなさそうな名言ベスト5。自分の根暗な性格を自覚させられるランキング遊びw
 

僕が好きな異世界作品2023年7月:その1

「異世界サムライ」
 

 
戦国末期を生きる剣豪ギンコは自分よりも強い者と戦い、死ぬことを求めています。
ところがあまりの強さに自らを脅かす者に出会えずこの世に絶望してしまう。
 
そんな折、ひょんなことからギンコは異世界に送られることに。
 
彼女が降り立ったのは、魔法が発達し人間を襲う魔物がはびこる世界。
自分が別の世界に飛ばされたと知ったギンコは「この世界でなら戦いの中で死ねるのでは?」と期待に胸を踊らせ……。
 
 
KADOKAWAのComicWalkerで連載中の今作。
 
「異世界サムライ 第1話」
 
戦国時代の剣豪ギンコ(女の子)がある日突然異世界に飛ばされるわけですが、そこでエルフやドワーフ、魔物等、さまざまな種族と出会うところから物語が展開します。
 
刀の世界からやってきたギンコは当然魔法などの概念は持ち合わせていません。
ですが、人間を襲う魔物の存在を知って「この世界でなら命をかけた戦いができるかも?」と大いにテンションが上がります。
 
ギンコのキャラはいわゆる“戦闘狂”というヤツで、やたらと「戦場で死ぬことに前向き」なめんどくささを兼ね備えます。
 
性格はさっぱりしていて明るい、物事を深く考えないお気楽タイプですが、強者を前にすると俄然やる気になる。周りの制止も聞かずに飛び出していく猪突猛進型。異世界においても戦闘力は勇者をしのぐほどです。
 
 
この作品のおもしろいところは、主人公ギンコがネジが1本飛んだキャラなこと。
 
異世界に転生した主人公は基本、元の世界の知識や転生時に得たぶっ壊れ能力で無双します。
元の世界の常識と新しい世界の常識をすり合わせつつ徐々に適応していく、これまではあり得ないと思っていた考え方に主人公が翻弄される、そのギャップが異世界ものの魅力の一つと言えます。
 
ところがギンコは魔物がはびこる世界においてもぶっ飛んだ存在であり続けます。
 
絶対に関わってはいけない魔物に躊躇なく挑みかかる。
危険を察知する能力がやたらと高い。
なぜかその危険を楽しんでいる節がある。
 
この世界では常識外れの強さであるはずの勇者が唖然とするほどの戦闘力に加え、わざわざ自分から死地にダイブするサイコな行動パターン。
 
異世界の常識をさらに超えたギンコの非常識っぷりが今作の特徴と言えるのではないでしょうか。
 
Amazonのレビューか何かでギンコのことを「サイコパスな方向に強メンタルな緋村剣心」と呼んでいる方がいましたが、まさにそれ笑
 
「るろうに剣心」にインスパイアされているのは絵柄ですぐにわかったのですが、性格は本家の剣心とは似ても似つかない。
 
 
今後パーティメンバーが追加されていくのか、戦闘マニアのギンコを苦戦させるほどの強敵が出てくるのか。またミコ殿がどこかで覚醒するのか。
あの雰囲気をキープしつつ、うまく展開していくことを期待しています。
 
 
なお、困ったことに「るろうに剣心」は2018年から北海道編の連載がスタートしているんですよね笑

 

僕が好きな異世界作品2023年7月:その2

「グランドワーフ~町工職人、匠の技で異世界無双~」
 

 
町工場の職人・藤村匠は70歳にして工場閉鎖の危機を迎えています。
取引先から三行半を突きつけられ、銀行からの融資も打ち切られていよいよ後がない。さすがにこれで終わりか? と諦めかけた次の瞬間、突然目の前が歪みその場に倒れこんでしまいます。
 
薄れる意識の中、自らの健康を顧みなかったことを悔いる藤村。
 
ところが次に目を覚ますと、目の前には見たこともない世界が。
そして、遠くの方で義手をつけた少女が剣を振るう姿を見つけ……。
 
 
今作は集英社「となりのヤングジャンプ」で連載中、2023年7月14日現在第11話まで公開されています。
 
「[第1話] グランドワーフ~町工職人、匠の技で異世界無双~」
 
この作品はいわゆる主人公が元の世界の知識を使って異世界で無双する話ですが、僕が気に入っているのは本人がサポート役であること。
 
まともに戦えば凄まじい戦闘力&すぐにでも勇者の称号を得られるほどの実力者ですが、本人にはまったくその気がない。あくまで“職人は裏方”というポリシーを貫きます。
 
 
ストーリーは強敵を倒す→さらなる強敵が登場というベタなものですが、そこに藤村の作った道具が上乗せされるのがいい。
 
「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は自衛隊をそのまま異世界に持っていきましたが、今作では藤村個人が異世界の環境で現代武器に近いものを作り出します。

 
ガサツで強引でぶっきらぼうで血の気も多い。でも実はめちゃくちゃ優しい。
昔気質の職人のテンプレのようなキャラもフラウの純粋さと相性抜群。
 
藤村の生み出した武器とフラウの勇気、純粋さが相乗効果を生み、より作品に深みが増すというか。
 
マンガ、アニメ最強のヒロインランキング5選。戦闘力の高さの方ね。最強に“かわいい”ではなく。もちろん僕の知ってる範囲での話
 
あとはやっぱり物づくりのロマンは尋常じゃないですよね笑
 
正直なところ、キャラ造形に関してはいまいちな部分も散見されます。
 
魔人に立ち向かうフラウを見て藤村が
「あの日よく知らねー俺を信じてあんな化物に立ち向かったこと」
「その魂こそが勇者(ヒーロー)ってもんだと思うぜ」
と言うシーンがありましたが、いや、当時はビビり倒してたやんけと。どう見てもやらされた感満載だったじゃねえかと笑
 
自分の命を削って回復魔法をかけまくっていたフラウが、知り合いの冒険者や軍隊が目の前でバタバタと殺されても平然としていたり。
 
細かい部分の揚げ足を取り始めるとキリがありませんが、はっきり言ってそれらは小事にすぎません。
 
町工場の頑固職人が作り出すぶっ壊れ性能の武器と、それを使って無双するフラウたち。
第9話にして魔王討伐に出発するテンポのよさを含めてワクワクが止まりません笑
 
 
恐らく作者は今作をそこまで長く続けるつもりはなさそう。
今のまま進めばコミックス10巻もいかずに終わるのでは? というくらいのハイテンポです。
 
なので、僕としても今後もこのままで。
“少年ジャンプの雰囲気”を残しつつ、ぶっ壊れ武器による爽快感をキープしてくれることを願っています。
 
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