巨人松井秀喜新監督のフィーバーがすげえ。現役選手ではない監督人事、それも秋季キャンプごときでここまでの注目度は記憶にない。生え抜きスターの帰還にしても過去に類を見ないレベルじゃない?

巨人の松井秀喜新監督の報道が連日流れてくる。
 
松井秀喜の読売巨人ジャイアンツ監督就任が発表されたのが2026年10月26日。
阿部慎之助が家族への暴行発覚により5月に退任→橋上秀樹が監督代行として今シーズンの指揮をとったわけだが、さすがに続投とはいかず。
 
僕も新監督人事はひそかに気になっていたのだが、まさかここで松井を持ってくるとは。
 
NY住まい(グリーンカード持ち)の松井が半年以上チームに帯同するなら家族環境を始めとした生活基盤の見直しが必要になる。
裏で準備が進められていたのだと思うが、情報を漏らすことなく発表にこぎつけたのはさすがである。
 
これが阪神ならデイリースポーツあたりにスッパ抜かれて早々に公然の秘密と化していたはずなのに笑
 
今井達也2026シーズン感想。PSは登板機会なしで終了。ロースター漏れするかと思ったけどメンバー入りできた。胴上げ投手になれたのはポジティブ。先発としてやっていくならやっぱりチェンジアップの精度向上だと思う
 

松井秀喜新監督の報道がすごい。高橋由伸、清水隆行、上原浩治(未遂)。2002年の最強巨人だね

上述の通りここ最近、松井秀喜新監督の報道が山ほど目に入ってくる。
地上波以外にもテレビ局や球団のYouTubeにSNS、ファンによる非公式(無断転載)なものまで。

 
こう言っちゃ何だが、たかが秋季キャンプでここまでの注目度はちょっと記憶にない。
 
しかも松井は現役選手ではなく監督、あくまで首脳陣である。
僕は第二次長嶋茂雄政権のキャンプ(背番号3をお披露目した)でのフィーバーっぷりをよく知らないのだが、恐らくそれに近い状態なのだろうと。
 
またヘッドコーチに高橋由伸、打撃コーチに清水隆行が就任。報道では上原浩治にもオファーがいっていたとか。
要するに「史上最強」と言われる2002年の優勝メンバーが現場に戻ってきたわけだが、それも含めてスター軍団の帰還である。
 

近年の巨人のスター選手の監督就任で思いつくのは高橋由伸と阿部慎之助。でも…

申し上げたように僕は第二次長島政権時の熱狂をよく知らない。
なので、監督人事(+たかが秋季キャンプで)でこのレベルの注目度に触れた記憶はない。
 
プロ野球は日本プロスポーツの中でもトップクラスの人気を誇ることは承知しているが、それでも。
大谷翔平や八村塁といった現役選手ならまだわかるのだが。
 
大谷翔平6回89球無失点で6勝目。先発10試合でいまだ防御率0点台をキープ。MVPは飽きたし、何とかサイヤング賞取れねえかな。てか、7回いかせろや!! 何交代させてんだw
 
巨人のスター選手の監督就任でパッと思いつくのは高橋由伸(2016年〜)と阿部慎之助(2024年)だが、注目度に関しては松井には遠く及ばない。
 
高橋由伸は野球賭博問題を収束させるために引退を前倒しにされての就任(やろうと思えばあと1、2年はやれた)、阿部慎之助は二軍監督→一軍ヘッドコーチ→監督就任と、原監督の後任としての既定路線。
 
高橋由伸は期待と同情が半々くらい、阿部慎之助は意外性ゼロということで松井就任時の驚き、華々しさとはかけ離れている。
 

他球団で言えば中日の立浪和義が近いかな? なお成績

表題の通りだが、他球団でこれに近いのは中日の立浪和義(2021年〜)だろうか。
指導者経験のない(メジャーや臨時コーチ等を除く)生え抜きスターの帰還、チーム成績が低迷気味という状況も少し似ている。
 
立浪就任時の名古屋での空気を知らないので何とも言えないが、金屏風を設置して就任会見を行うなど球団の力の入れようはなかなかだった覚えがある。
 
まあ、中日はその年から3年連続で最下位、本人も凄まじいバッシングを浴びて退任したが。
 
中日・立浪監督退任発表。実はそこまで嫌いじゃなかった。新戦力が台頭したし、采配面はともかく選手を見る目はあるんだろうな。低迷の一番の理由は…
 

横浜の三浦大輔。引退時のマイク「三浦大輔はずっと横浜です!!」は歴史に残る名言

電撃就任ではなかったものの、横浜DeNAベイスターズの三浦大輔(2021年〜)もフランチャイズプレイヤーの帰還と呼べると思う。
 
三浦大輔に関しては引退時のマイク「三浦大輔はずっと横浜です!!」がいまだに印象に残っている。
あれは個人的に「巨人軍は永年に不滅です」に匹敵する名言だと思っているのだが、最後の最後までハマの番長であり続けたのは文句なしに最高だった。
 
三浦大輔と黒田博樹の引退があまりにも見事で、FA移籍と生え抜きへの考えが揺らぎそうになった件
 
暗黒時代の横浜を支えたエース、阪神からのオファーを蹴って横浜に残るなど文字通り“球団の顔”として現役を終えた名選手の監督就任。
もっと言うと、当時の横浜は中畑清→アレックス・ラミレスと監督が代わる中でチームが少しずつ成熟に向かっていた時期である。
リーグ優勝→日本一を狙えるタイミングでの三浦大輔起用は球団からの期待の表れに他ならない。
 
その一方で無能扱いされる三浦大輔を見たくないという思いもあり、複雑な気持ちで眺めていた次第である。
 

中日の落合博満もスターの帰還だけど、あの人はちょっと毛色が違うよね

あとは純血の生え抜きではないが、中日の落合博満(2004年〜)もスターの帰還と言ってよさそう。
 
ただ、あの人はもともと
「何を考えているかわからない」
「淡々と任務を遂行する」
「裏にある意味をいちいち言わない(裏があるように思わせる)」
ミステリアスさが魅力であり短所でもあった。
 
愛されるスターの降臨というより「恐怖と期待、好奇心がごちゃ混ぜになった熱狂」という印象が強い。
 

この15年前後で一番盛り上がったのは阪神の金本知憲かな。関西地方では凄まじい歓迎っぷりだったのでは?

この15年前後で今回の松井秀喜のフィーバーににもっとも近いのは阪神の金本知憲(2016年〜)ではないだろうか。
 
金本も移籍組だが2003年、2005年のリーグ優勝に大きく貢献、2005年にはセリーグMVPも獲得している。
それ以降も2012年の引退まで毎年120試合以上出場するなど長年チームを支えたスター選手である。
 
その“名誉生え抜き”が監督に就任するということで当時の盛り上がりは凄まじかった覚えがある。東京住みの僕でも熱狂を感じたくらいなので、関西地方の歓迎ムードはとんでもなかったと想像する。
 
プレミア12がおもしろい。NPBでやれそうな選手が各国1、2人いる。獲得するかは別だけど。NPBの飛ばないボールは害悪でしかないよね
 
なお当時、関西のタレントが「金本が監督をやってくれるなら3年連続最下位でも我慢できる」と発言していた覚えがあるが、いや、そりゃ無理だろうと思った記憶がある笑
 
(暗黒時代を知らない)阪神ファンがそこまで辛抱できるわけがないし、実際金本は4位、2位、6位と微妙な成績を残して微妙な空気のまま退任している。
 

松井秀喜の監督就任には長年の飢餓感、長嶋茂雄が亡くなった年のオフ等、いろいろなものが上乗せされる

だが、さすがの金本も今回の松井秀喜には及ばない。
 
松井秀喜の監督就任は生え抜きスターの帰還、電撃発表というだけでなく「10年以上日本のプロ野球を離れていたスーパースターの現場復帰」という歴史的な飢餓感が上乗せされる。
それも恩師である長嶋茂雄が亡くなった年のオフに、である。
 
イチローと松井秀喜の対談を観た感想。 イチローにとって松井は唯一対等な相手。「イチローVS松井秀喜~今だから話せる本音対談~」
 
金本も待望の監督就任ではあったが、引退からわずか4年、その間解説や評論家として普通に活動してたことを考えれば若干スケールは落ちる。
諸々を加味すると、やはり今回の熱狂は過去に類を見ないレベルと言えるのではないか。
 
 
ちなみに松井は監督になっても相変わらずマスコミ対応にソツがない。

よくも悪くも“いつも通り”というか、この当たり障りのなさが逆に不安になったりする。
「う〜ん、さすがに優しすぎねえか?」みたいな。
 
中日の監督に就任した工藤公康の鬼軍曹っぷりが(今のところ)好意的に捉えられているが、それとは真逆の穏やかさである笑
 
まあ、工藤のやり方が現代野球にフィットするかは何とも言えないところだが。
 
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