リナレスがクローラに勝利!! 才能が凡人の努力をあっさり凌駕する。スピード&パワーの大正義をまざまざと見せつけられた試合かな【結果】

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英国マンチェスターの城
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2016年9月24日(日本時間25日)に英マンチェスターで行われたWBA世界ライト級王座タイトルマッチ。WBC同級休養王者ホルヘ・リナレスがWBA王者アンソニー・クローラに3-0(115-114、117-111、115-113)で勝利し、王座を獲得した。
 
「ギャビン・マクドネル敗北!! レイ・バルガスがポイントゲームを制して初の王座奪還!! 手がなが〜〜い!!」
 
実質WBC・WBA王座統一戦といえるこの一戦は、WBCのダイヤモンドベルトと米専門誌リングマガジンの認定ベルトが賭けられるビッグマッチとなった。

完全アウェイの中、リナレスは怪我によるブランクの影響をまったく感じさせない動きを見せて、前進し続けるクローラを迎撃。各ラウンドで終始有効打を奪い、明白な判定勝利を収める。

「マジでやるんかマイキー・ガルシアvsズラティカニン。失われた2年間を取り戻せ」

見事統一戦をクリアしたリナレスは今後、WBC正規王者ズラティカニンvsマイキー・ガルシア戦の勝者との一騎打ちが見込まれている。

「マイキー・ガルシア(ミゲル・アンヘル・ガルシア)復活!! ライト級戦線の主人公が戻ってきたぞ」

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絶対負けると思ってたリナレスww マジで勝ったわすごかった

リナレス、完全アウェイのリングで見事に判定勝利!!

いや、8割方負けると思ってました。すまんリナレスww

「ホルヘ・リナレスvsアンソニー・クローラ(クロラ)予想! シャレにならんぞリナレス。スピードで勝てるってマジ?」

というか、あんなどアウェイの雰囲気の中でよく勝ったな。パンチが当たってもいないのに地鳴りのような歓声がわき起こり、大したローブローでもないのに鬼のようなブーイングが起きる中で。
まるで先日の長谷川穂積vsウーゴ・ルイス戦のようなリングであれだけのパフォーマンスができるのだから、冗談抜きに今回のリナレスはすごかった。

「言うほどいい試合かこれ? 長谷川穂積がウーゴ・ルイスにTKO勝利で5年ぶりの王座奪取!!」

そして本当に勝ってしまうのだからさらにすごい。
8、9月の怒濤のビッグマッチラッシュの中で、恐らく1、2を争うくらい興奮した試合だった。興奮度だけなら、もしかしたら河野公平vsコンセプシオンを超えたかもしれない。

「河野惜敗!! 激闘の末、コンセプシオンに敗れる。引退なんかするなよ?」

おめでとうリナレス。

君はサイコーだww
試合前に一方的にKO負けするとか言ってゴメンww
 
「ジェイコブスさんがゴロフキンに勝つには? ニューヨークのヒーロー、ジェイコブスよ、GGGの圧勝予想を覆せ」
 

リナレスがクローラのプレッシャーに耐えられるとは思わなかった。あの前進にパワーで対抗するとは

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試合の流れとしては、だいたい予想した通り。
ガードを高く上げてプレッシャーをかけるクローラをリナレスが高速コンビネーションで迎えうつ展開である。

「大森がハスキンスに挑戦!! エストラーダ埋蔵金出ました。やりたい放題のくそったれ英国紳士をぶっとばせ」

そして、試合の主導権を握っていたのは間違いなくクローラだった。
完全に自分のペースで試合を進め、相手をコントロールしていたのもクローラ。堅いガードと得意のプレスで何度もロープ際に追いつめ、フィニッシュまでの形を作っていたのもクローラである。

だが、勝利したのはリナレス
主導権を握られ、ボクシング的な部分では完全に遅れを取りながら、それでもパワフルなコンビネーションでクローラの前進をしのぎきっての勝利である。

ホントにすばらしいリナレス。
あれだけいいように押し込まれて、ペースを奪われた状況でも有効打を打ち込んで勝ってしまうのだから、これはもはやフィジカルの勝利としか言いようがない。

「エストラーダがタブゴンを一蹴!! S・フライで準備万端か。井上尚弥、ロマゴンをパワフルに蹴散らす?」

予想記事でも申し上げたように僕は今回、リナレスにとっては相当不利な試合ではないかと思っていた。
攻防分離ながらも厳しい圧力と堅いガードのクローラのスタイルは、リナレスとは相性がかなり悪い。しかも、前戦でクローラは豪腕イスマエル・バロッソを真正面からねじ伏せているのである。

なので、リナレスが勝つにはフィジカル面でクローラを圧倒するしかない。先日のカネロvsリアム・スミス戦のように、パワフルでスピーディなコンビネーションをガードの間から通しまくるしかない。
だが、とてもじゃないがリナレスにそれができるとは思えない。クローラの詰めに対抗するフィジカルをリナレスが持っているとは思えなかったのである。

「恐れ入りましたカネロ。リアム・スミスにあんな勝ち方するか」

できちゃいましたね。
やれちゃいましたね。

リナレス得意の高速コンビネーションでクローラのプレッシャーを弾き返しましたね。真正面からのボディ、ガードの間を通すストレート。どれも効果的でどれも的確でした。

「パッキャオが復帰戦に快勝!! バルガスに格の違いを見せつけての判定勝利。次戦? やっぱりアイツしか考えられない」

フィジカル大正義なこの試合は僕が大好きな展開でした

何度も申し上げるが、今回のリナレスは本当にすばらしかった。
特にパンチの力加減というか、スピードとパワーのバランスが最高だったと思う。
あれ以上スピードを重視すれば威力が足りず、あれ以上パワーにメーターを振れば手数が足りなくなる。命中率や正確性を含めて、クローラのプレッシャーを押し返せるギリギリの絶妙な力加減だった。

「ウケルw これリボリオ・ソリス負けなの? マクドネルが不思議判定発動? で防衛成功」

恐らくリナレス自身、あの展開になることを予想していたのだろう。
自分の足ではクローラの詰めから逃れることはできない。確実にペースを握られる苦しい展開になる。
それなら正面から受けて立ってやろう。パワーと手数と命中率で明確にポイントを奪ってやろう。
劣勢が予想される中、冷静に自分のできることをやり通すと決めていたのだと思う。
あのどアウェイの雰囲気で、なおかつ地元判定が厳しいと言われるリングでそれだけの覚悟を持って臨んだ姿勢はお見事としか言いようがない。

「バーンズvsレリクとかいう隠れ名試合。疑惑の判定に興味がわかないのはおかしいのかな?」

そして何より、それを実行できるフィジカルの強さがすばらしかった。
綿密に組み立てられた理詰めボクシングをスピード&パワーで上回る。
土俵際まで追いつめられた局面でニヤッと笑い、「そろそろ本気出すか」とちゃぶ台ごとひっくり返す。
乱暴な言い方をすれば、コツコツと積み上げた努力を圧倒的な才能が踏みにじる

いつも申し上げているように僕はフィジカル至上主義の人間なので、こういう本末転倒な試合はよだれが出るほど大好物である。

「ゴロフキンがウェイドを子ども扱い!! もう相手おらんなこりゃ」

日本には才能溢れる選手が多い。ちょっと考え方を変えれば一気に覚醒するんじゃないか?

しかし今回のリナレスもそうだが、前回の長谷川穂積や井上尚弥など、本当にすごい才能の持ち主である。

井上尚弥vsペッチバンボーン戦やリナレスvsクローラ戦などは、あれだけ主導権を握られながらもフィジカルの差でひっくり返してしまうのだから驚いてしまう。

「井上尚弥がペッチバンボーンに10RKO勝ち!! 井上が何者なのかがいまだに謎…」

いつも言っているように、コンタクトスポーツにおいてのスピード&パワーはどう考えても大正義である。
そして今回のような試合を観ると、絶対的な才能の前では努力は完全に無効化されることをつくづく思い知らされる。

と同時に、これだけ才能とセンスがあるのだから、ボクシングという競技をもっと突き詰めれば、さらにとんでもないことになるのではないかという思いも沸いてくる。

「ドネアvsマグダレノ予想!! 世代交代を拒否しろ。フィリピーノフラッシュが無敗の剛腕サウスポーと激突」

井上尚弥はあれだけのパワーとスピードがあるのだから、井岡一翔のような間合いの達人を目指せば本当の意味での怪物になれるのではないか。
長谷川穂積にしても、あれだけセンスとスピードの塊なのだから、勝利を最優先に考えるメンタルさえあればギジェルモ・リゴンドーになれるのではないか。

「井上尚弥が拳を痛めないために? 井岡スタイルに変更すればいいんじゃない?」

今回のリナレスも同様である。
正直に申し上げて、僕の中でのリナレスの印象は「ただ速いだけの人」
そして、その評価はクローラ戦を終えた今も変わっていない。
だが、その「速いだけの人」がクローラのような理詰めの選手に勝ってしまうのである。個体能力差というか、才能の部分で上回ってしまうのである。

「井上vs河野予想!! ペッチバンボーン最強説を覆せ。モンスター井上の実力を証明する試合」

それだけの才能があるのだから、ガードのルーズさやジャブの精度を何とかすれば一気にモンスター化するのではないかと思ってしまうのだが、どうだろうか。
 
「無敗対決レイ・バルガスvsギャビン・マクドネル予想。かなり興味深い試合です。長谷川穂積の後がまに座るのはどっちだ?」
 

日本人はパワーで外国人に劣るって、それマジか?

ボクシングに限らず、よく「日本人はパワーで外国人に劣る分、緻密さと正確性で勝負する」といった話を聞くが、本当にそうなのだろうか?

井上兄弟や長谷川穂積、そして今回のリナレスの試合などはむしろフィジカルと才能のゴリ押しで勝っているようにしか見えないのだが。

「井上拓真がタパレスに挑戦!! って、何を焦ってるんだ拓真さん」

逆に和氣慎吾や小原佳太などは、完全に個体能力の差でけちょんけちょんにされたように思えるのだが。

「小原佳太がトロヤノフスキーに場外に吹っ飛ばされる!! 模造テクニシャンを大量に生み出したメイウェザーの功罪」

本当によくわからないのだが、これは選手というより指導的な分野の話なのだろうか。それとも「世界王者になってるんだから別にいいじゃねえか」ということなのだろうか。

「カリド・ヤファイっていい選手なの? コンセプションに勝ったけど、あまりピンとこなかったな」

ロマゴンvsクアドラス戦、ケル・ブルックvsゴロフキン戦も含め、ここ何試合か体格やパワーのゴリ押しで相手を圧倒する試合が続いたために、そんなことを考えてしまった次第である。

「怪物ロマゴンも人間だった? クアドラスを判定で下して4階級制覇達成!!」

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