中日が松坂大輔さんを獲得しなくてはならない理由。日本球界の功労者に対する敬意が足らんよ敬意が

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注射イメージ
2017年12月21日、中日ドラゴンズが松坂大輔投手に対し、1月下旬に入団テストを行うことを発表した。
 
 
11月5日に福岡ソフトバンクホークスを退団して以来、現役続行を目指して所属先を模索していた松坂に朗報が届いた。
 
「松坂大輔2018年成績予想。ついにこの季節がやってきました。ほら見ろ、松坂はすげえだろが。あ?」
 
中日の森繁和監督は、松坂のルーキーイヤーの2軍コーチ。国際渉外担当のデニー友利は松坂のよき兄貴分という間柄。2018年の復活を目指す松坂にとって、これ以上ない環境である。
 
「松坂大輔の西武復帰に狂喜乱舞している。来年から西武ファンになることを誓います。松坂のやることに間違いはない」
 
だが、2015年の日本球界復帰以来、1軍登板が3年間でわずか1試合の松坂には懐疑的な声も多く、テスト段階とはいえ獲得に対する逆風も強い。
 
川相昌弘や中村紀洋など、行き場をなくしたベテランを中日が獲得した例は過去にもあり、一部では松坂の獲得は決定的とも言われている。
 
かつて“平成の怪物”と呼ばれ、名実ともに日本一のピッチャーまで上り詰めた松坂大輔の復活はなるか。初のセリーグ参戦の可能性を含め、1月のテストに注目である。
 

中日が松坂大輔さんをテストするってさ。台湾移籍の噂もあったけど、何とか合格してほしいね

中日ドラゴンズが2018年1月に松坂大輔をテスト。
 
この噂を僕が耳にしたのは、確か12月中旬。ソフトバンク退団以降、国内球団からの獲得オファーがなく、「松坂、台湾球界移籍か?」といった話も出始めていた時期だった。
 
実際、ソフトバンクでのお別れゴルフ会でも「台湾でも韓国でも、契約してくれるならどこでも行く」と言っていたとのこと。決して根も葉もない噂ではなかったようである。
 
そんな中で発表された、中日による2018年1月の入団テスト。
行き場を失っていた松坂にとっては朗報中の朗報ではないだろうか。


常々申し上げているように、僕は松坂大輔のファンである。なので、この一報はマジで嬉しい。どうにか復活してナゴヤドームで躍動してもらいたい。
 

松坂をいらない? 大隣とか久保の方がいい? ほほう、わけのわからんことを言うヤツがいるんだな

中日の入団テストにより、現役続行の道が拓けた松坂大輔。
 
だが、松坂獲得に対する反対意見が強いことも確かで、依然として状況は厳しい。
 
・再建中の中日が、3年間で1軍登板1試合の松坂を獲得する意味はない
・若手の育成を最優先すべき
・同じベテランなら、大隣(元SB)や久保(元DeNA)の方が絶対にいい
・客寄せパンダはいらない
 
仮に入団が決まっても戦力になる保証はなく、それどころか再びリハビリだけの日々が待っているかもしれない。5年連続Bクラスの中日に必要なのは、どう考えても松坂ではない。
 
そんな感じで反対意見が聞かれる松坂大輔だが、僕個人の意見を言うなら「なーにをぬかしとんねん」である。
 
マジな話、中日が松坂を獲得しない理由はどこにもない。
そもそも、なぜテストなどという愚行を挟む必要があるのか。なぜこの時期まで松坂を放置していたのか。
まったくもって不可解、まったくもって不愉快である。
 
「松坂大輔4241日ぶりの日本での勝利! ひゃっは~、たまらねえぜww ストレートの威力が戻った松坂が筒香と真っ向勝負」
 
は?
テスト?
 
わけわからんこと言ってねえで、さっさと正式契約しやがれボケ。
どのツラ下げて「松坂をテストする」とかほざいてやがんだ。
 
中日のくせに生意気なんだよ。
中日のくせに。
 

松坂大輔を獲得する理由は一つしかないでしょ。松坂大輔が松坂大輔だからですよ。日本を背負った男に対する敬意が足りないんだよww

では、そろそろ表題の件について。
中日が松坂大輔を獲得しなくてはならない理由。
 
ただひと言、松坂大輔だから。
それ以上でもそれ以下でもない。
 
「松坂大輔の熱い123球に感動ww やっぱりすげえわコイツ。あの空気感を出せるのは選ばれた選手だけ」
 
松坂が松坂である限り、中日は松坂を獲得する義務がある。
 
Wikipediaでも何でもいいので、ためしに松坂の経歴を調べてみればいい。そうすれば、おのずとその真意がわかるはず。
 
「松坂大輔」
 
夏の甲子園準々決勝、PL学園を相手に延長17回250球の完投勝利。
翌々日の京都成章との決勝戦でノーヒットノーラン達成。
高卒プロ入り3年連続最多勝。
10代での開幕投手。
メジャー日本人最多18勝。
日本人史上初ワールドシリーズ勝利投手。
 
ざっと並べるだけでも、呆れるほどの華々しさである。
 
また、WBCでの2大会連続MVPや五輪など、国際大会での奮闘も多くのファンの心に刻まれている。
 
1999年のシドニー五輪予選、チャイニーズタイペイ戦に先発して1失点完投勝利。
2000年のシドニー五輪本戦、アメリカ戦に先発して10回2失点。中5日で韓国戦に先発、161球完投。その後、中3日で再び韓国戦に先発して3失点完投。
2004年のアテネ五輪では、キューバ戦で打球を右腕に受けながらも9回まで投げて勝利。中5日でオーストラリア戦に先発し、8回1失点。
 
まさしく「日本のために腕を振り、日本のために命を削ったピッチャー」
 
シーズン中も150球を超えての完投もザラ。プロ入り3年目の2001年には、脅威の240投球回を叩き出している。
 
正直、ここまで身を粉にして投げることが正解なのかはわからない。
ただ、松坂が己を省みず日本のために腕を振り続けたことは確かで、僕はそんな選手を他に知らない。
 
これだけ日本野球に貢献し続けた松坂の所属先が見つからないなど、絶対にあってはならない。はっきり言って、日本野球の功労者に対する敬意が絶対的に足りていない。
キャリアの後半を棒に振る覚悟で日本野球を支えた功労者を、今度は日本野球が救わなくてはならない。
 
NPBには松坂が「もういい」と言うまで契約し続ける義務がある。
 
つまり、中日が松坂を獲得するのは自然の摂理なのであるww
 
「中日松坂大輔さんが開幕ローテ決定的? らしいけど、オープン戦最終登板を観た感想を言っていくぞ」
 

本音? 僕が中日ファンなら? 「バッカじゃねえの?」って言いますよ。今の中日に松坂をテストしてる余裕なんかないからね

とまあ、長々と中日の松坂獲得を進言してきたわけだが、ここから先は本音で。
 
仮に僕が中日ファンだとしたら、このオフの中日フロントに対しては「何してんの?」としか言いようがない。
 
 
広いナゴヤドームを本拠地としながら35本塁打を放ったゲレーロの引き留めに失敗し、新しく連れてきたのがモヤ、アルモンテ。ゲレーロに比べればひときわ小粒な助っ人たち。
 
広いナゴヤドームを本拠地としながらまともにローテーションも組めない中、2年連続で6勝を挙げたジョーダンをヤクルトに引き抜かれ、穴埋めで獲得したのがリリーフタイプのガルシア。
 
「大エース松坂大輔の復活。550日ぶりの一軍登板は5回3失点で初黒星。そんなことより中日がクッソ弱いんだがww」
 
補強の方向性があまり見えてこないし、正直、2018年に勝つ気があるかどうかも疑わしい。
そもそも論として、今の中日に3年間まともに働いていない30代後半のポンコツをテストしている余裕などどこにもない。
 
しょーもないことで油を売ってないで、目を疑うような無能采配と投手酷使を何とかする方が先決だろという話である。
 
さすが有能野球ニキ。的確過ぎて反論の余地もない。


つけ加えるとすれば、2017年シーズンの又吉の使い方に関してはマジで意味がわからなかった。
 
登板数50試合のうち先発が9試合。8勝3敗21ホールド。
リリーフと先発を行ったり来たりの中、防御率は驚異の2.13である。
 
おいおいww
誰が又吉をおもちゃにしろって言ったよww
そんなセピア色の数字で喜んでる暇ちゃうぞww
 
はっきり言って、この状況で松坂をテストしようなど正気の沙汰ではないww
それなら村田修一にでも声かけりゃいいじゃねえか。
みたいな。
 

やっぱり松坂は中日に入らなくてはならない。なぜなら僕が観たいから

と言いたいところだが、やはり中日は松坂を獲得するべきである。
球界の功労者を救済する意味はもちろん、人気面を考えても。
 
何だかんだで“平成の怪物”が入団すれば話題にはなるし、年俸も1500万円程度を予定しているとのこと。仮に1、2試合でも1軍登板があれば、グッズの売り上げと観客動員で十分ペイできるはず。
 
そして、何よりの理由は僕が松坂を観たいから
 
「キャンプシーズンの松坂の成績予想」→「登板なしで絶望」という流れはもはや恒例行事となっているのだが、今年は所属先が決まらないためにそれすらかなわない。
 
「松坂大輔さんの2017年成績予想【定例報告】オープン戦ラスト登板で広島を相手に7回無安打無失点」
「松坂大輔の2016年。成績予想を含めた現在地を考える」
「松坂大輔(ソフトバンク・ホークス)の2015年成績予想。日本復帰1年目シーズンの活躍度を考える」
 
どうよ? この壮大なブーメランの数々ww
これぞ真の野球ハァン()の姿だろww
 
そんな僕を救うためにも、中日は松坂を獲得しなければならないのであるww
 
 
いや、松坂がだいぶアカンのは気づいてんだよ。


ダメなのを承知の上で、松坂に期待しなきゃいけない決まりがあるんだよww
松坂大輔は今の日本で唯一、聖域が許される選手なんだよww
 
我ながらめちゃくちゃなことを言っていることは十分理解しておりますが。
 
 

 

 
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