阿部麗也vs前田稔輝、松村虎太朗vs廣瀬悠斗戦現地観戦。試合はよかったけど、イベントも長いしアングラ過ぎてウンザリした【第619回ダイナミックグローブ&大和魂結果・感想】

阿部麗也vs前田稔輝、松村虎太朗vs廣瀬悠斗戦現地観戦。試合はよかったけど、イベントも長いしアングラ過ぎてウンザリした【第619回ダイナミックグローブ&大和魂結果・感想】

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2022年12月3日に東京・後楽園ホールで開催された「第619回ダイナミックグローブ&大和魂」を現地観戦してきました。

 

お目当てはメインイベントの阿部麗也vs前田稔輝戦と第2試合の松村虎太朗vs廣瀬悠斗戦です。
 
なぜ第2試合かというと、先日町田シバヒロで開催された屋外ボクシングに松村虎太朗選手が出ていたから。
 
下記で申し上げたように「ストイックな後楽園ホールのボクシングもいいが、“気楽に立ち寄れる”屋外ボクシングを広めたい」とのコンセプトで行われたプレ興行はなかなかおもしろかった。
 
町田シバヒロでの屋外ボクシング・プレ興行がなかなかおもしろかった件。課題も多いと思うけど、あの開放的な雰囲気は好き。いずれ公式戦をやりたいってさ
 
で、そこに出ていた松村虎太朗選手が出場するということで「じゃあ行きますか」と。
メインイベントとともに大いに楽しみにしていた次第です。
 

○松村虎太朗vs廣瀬悠斗×(判定3-0 ※38-37、38-37、38-37)

まずは第2試合の松村虎太朗vs廣瀬悠斗戦について。
 
感想としては、松村選手はやっぱりいい選手だなぁと。
先日のスパーリング大会でも「お、なかなかいいな」と思ったのですが、マジでそんな感じ。あのときはやや格下相手だったので圧倒していましたが、本番でも相変わらずキレッキレでした。
 
身長169cmとS・ライト級としてはやや小柄、長身の廣瀬選手(180cm)にも臆さずグイグイ前に出て連打を浴びせていく。
1Rの終盤にダウンを奪われたものの、それ以降は終始松村選手のペース。連打型ということでカウンターをもらう危険もありつつ馬力と根性で乗り切りました。
 
4回戦の選手は基本3R後半あたりから足が動かなくなる→泥仕合に突入するパターンが多い印象ですが、松村選手は普通に動けてましたね。それどころか終盤になればなるほどパワーを増していくという。
ああいう短距離走的な展開は4回戦の醍醐味と言えるかもしれません。
 
 
というわけで松村選手ナイスファイト。
判定結果が読み上げられた瞬間に飛び上がって喜ぶ姿が最高でした。
 


 
下町俊貴がジョー・サンティシマを危なげなく完封。危なかったのは接近戦に巻き込まれた5Rだけかな。もしかしたら下町はホームで力を発揮するタイプ?
 

○阿部麗也vs前田稔輝×(判定2-0 ※117-111、116-112、114-114)

そしてメインイベント、阿部麗也選手と前田稔輝選手による日本&WBOアジア・パシフィックフェザー級タイトルマッチ。王者阿部麗也選手が2-0(117-111、116-112、114-114)の判定で防衛を果たした一戦です。
 
 
挑戦者の前田稔輝選手に関しては今年2月の木村蓮太朗選手との試合を現地観戦したのですが、これがマジですごかった。
ノーモーションの左で2Rにダウンを奪うもそれ以降は木村選手のテクニックに大いに苦労させられる。時おり圧力に押されるシーンもあり、最後までどちらが勝つかわからない大接戦となりました。
 
前田稔輝vs木村蓮太朗現地観戦感想。初めて生で観たけどやっぱり前田稔輝カッコいいな。木村蓮太朗の粘りもすごくていい試合だった
 
で、次戦で和氣慎吾や久我勇作をKOしたジュンリエル・ラモナルを2RKOで下し今回のタイトルマッチを迎えています。
 
 
試合の感想ですが、今回は阿部麗也選手の完勝だったなと。
サウスポー同士、中間距離でのピリピリするような差し合いが展開されますが、各局面で阿部選手が一歩ずつ上を行っていた印象。前田選手も時おりいいパンチを当てるものの、ほとんどのラウンドをわずかな差で取られていた気がします。
 
中でも前手のリードにはちょっと差を感じました。
両者ともにスピーディな右を最短距離で打つタイプですが、阿部選手の方がより深く突き抜けるというか。
小さなモーションでスパッと打ち出す前田選手に対して阿部選手は肩を入れて踏み込むイメージ。単純なスピード以上に阿部選手の間合いの取り方、アングル調整が素晴らしかったです。
 
また、阿部選手は常に頭の位置を変えつつ左右に動くスタイルですが、前田選手は比較的前後の動きが中心。的を狙われやすいという意味でも阿部選手に分があったのかもしれません。
 

前田選手は中間距離で上を行かれた際の引き出しがなかったかな。この敗戦を経て一段成長できる? かも?

ジャブの差し合いで常に上を行かれ、なかなか得意の左ストレートを打ち込むチャンスがない前田選手。
恐らくサウスポー同士の対戦に慣れていない&中間距離で自分以上の相手と初めて遭遇したのだと思いますが、そこから先の引き出しを持っていなかった印象です。
 
たとえば無理やり前に出て打ち合いに巻き込む等、流れをぶっ壊すくらいの強引さがあれば。どこかで展開が変わった可能性もありましたが、そういった素振りはいっさいなく。各局面で後れを取ったままズルズルとラウンドを消化してしまいました。
 
たとえば7R(だっけ?)に阿部選手が出血した際にもっとゴリゴリいけていれば。
もしくは11、12Rに意を決して打ち合った局面でもう一段ギアを上げていれば。
 
得意の中間距離で敵わないことがわかった時点でプランB的なものが見当たらなかったのが残念でした。
 
下町俊貴vs水野拓哉、前田稔輝vsジュンリエル・ラモナル。居合い抜きのような前田稔輝の左と老獪な下町俊貴
 
まあでも、今回の敗戦を経て一段成長できるのでは? とも思うわけで。
日本拳法出身で動きもやや直線的、ボクシングを始めたのもアマチュアエリートの面々に比べれば遅い。もともと無敗で突っ走るタイプではないことを考えればこの1敗は全然大したことじゃない。
 
ぜひとも復活して世界王者まで駆け上がっていただければと思っております(簡単に言うな)。
 
 
てか、改めて前田稔輝ってカッコいいんですよね。
顔面偏差値の高さはもちろん、日本拳法仕込みの左、スピーディな右がたまらない。気がついたら相手がダウンしている感じがマジで病みつきになります笑(今回は不発だったけど)
 


 
カシメロvs赤穂亮が2Rノーコンテスト。内容はカシメロのワンサイドゲームだけど、それ以上に情けない試合過ぎて吐き気が…。何で格下が横綱相撲取ってんだよ
 

スポーツイベントとしては相変わらずアレだった。しばらく後楽園ホールでのボクシング観戦はいいや

そして試合とは関係ないのですが、この日は(も)スポーツイベントとしてはかなりアレでした。
 
第1試合の開始が17:45でメイン終了が21:30過ぎ。
G+の生中継が入っていたせいでテンポが悪く、表彰式や次戦の告知等もないのにめちゃくちゃ長時間のイベントとなりました。
 
しかもセミファイナルではゴング後の加撃で反則負けが発生、一時場内が騒然となる事態に。
その際、両選手の応援団(笑)同士がヤジ合戦をおっぱじめたり、反則負けを食らった側の陣営がブチ切れて本部? に詰め寄ったり。
 
もう、見苦しいったらありゃしない笑
 
平然とヤジ(選手へのアドバイス笑)を飛ばす、席を守らない、ラウンド中に立ち歩く等の蛮行は相変わらずですが、ああいう光景に遭遇すると心底ウンザリさせられます。
 
あの加撃が故意でないことくらいは試合を観ていればわかるし、明らかにゴング後のフルスイングだったことを鑑みれば反則負けも妥当。応援している選手が事故ったのは気の毒ですが、あそこまで激高するような話ではまったくない。
 
もともと(あそことあそこに)下品なおっさんがおるなぁとは思っていたのですが、そいつらがわかりやすく幼稚な行動に出たというね。
ああいう品性下劣な下等動物はスポーツ会場ではちょくちょく見かけるのですが、中でもボクシング会場での遭遇率は尋常じゃない。マジで尋常じゃない。
 
 
ちなみに前回(2022年10月)後楽園ホールを訪れた際は近くの誰かが飲み物をこぼしたせいで床がビショビショに。カバンの底が濡れてブチ切れそうになりました。
 
与那覇勇気vs南出仁戦現地観戦。与那覇選手の圧力と南出選手のフットワーク。なかなか間合いに入れず得意のフルスイングががが。でもいい試合でしたね
 
いやいやいやいや。
何でこぼれるのよ笑
 
ただ単にコップを口に運んでカップホルダーに戻すだけでしょ。
失敗する要素がどこにも見当たらねえわww
 
もしかして指がないんですか?
手のひらドラえもんですか?
 
 
・テンポが悪く異様に長いイベント
・品性下劣な生き物と同じ空気を吸わされる
・まともに飲み物も飲めない、床を汚す
・ラウンド中に立ち歩いて他人の視界を遮る
 
あ?
後楽園ホールでのボクシングがストイックだって?
 
違うよ。
ああいうのは“アングラ”って呼ぶんだよ。
 
 
以前から何度も連呼しているように僕は後楽園ホール(でのボクシング興行)が大嫌い、観たい試合がなければ関わりたくもないのですが、直近2回でその思いがさらに強まっています。


なので今後はしばらく後楽園ホールは避けつつ、現地観戦する場合は(下等動物との距離が遠い)広い会場に限定しようかと。
 
いくら喚き散らしても変わらない、スタッフが強めに注意することもないのは明白なのでね。それなら(気が向くまで)自分が離れるしかないってことで。
 
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