WWE日本公演現地観戦。中邑真輔、AJスタイルズ、コーディ・ローデスの三大スター揃い踏み。でもスポーツイベントとしては微妙。過剰な交通規制の意味あった?【2024.7.27感想】
2024年7月27日に東京・両国国技館で開催された「WWE SUPERSHOW SUMMER TOUR」WWE日本ツアー最終日を現地観戦してきました。
WWE日本公演の5年ぶりの開催発表があったのが今年5月。
WWE日本公演5年ぶりの開催が決定! コーディ・ローデス&中邑真輔&イヨ・スカイ&ASUKA&カイリ・セインら参戦!!【週刊プロレス】 | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社 https://t.co/aOz7EX5XiB#WWE #RAW #週プロ #週刊プロレス
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個人的にプロレスは好きですが、WWEに関してはほとんど知識がありません。
ただ、文句なしの世界一の団体ということは知っていて、多くの日本人レスラーもここを目標に戦っていると聞きます。
そのWWEが日本に上陸する。
これは行かなければと大急ぎでチケットを購入(抽選に申し込み)した次第です。
というわけで今回は初めて現地観戦したWWEイベントの感想を。
メインの統一WWE選手権トリプルスレットマッチ(中邑真輔vsAJスタイルズvsコーディ・ローデス)を中心にあれこれ言っていくことにします。
清宮海斗vs大岩陵平凄まじいもん観た。佐々木憂流迦vsワグナーJr.の空中戦もよかったし、最高の1日でした
かぶきまくりの中邑真輔、姿を見せただけで観客を釘付けにするAJスタイルズ
まずは中邑真輔が登場。
入場曲が流れた瞬間の歓声、姿を現した時の興奮は凄まじいものがあります。
アリーナ席の観客が花道にドッと集まる&総立ちになる光景はメリケンっぽさ満載。
これがいいのか悪いのかは何とも言えませんが、熱狂はめちゃくちゃ伝わってきます(僕は2階席にいた)。
かぶくね~。
かぶくよね~笑
かっこよw
最高かよオイ。
恐らくこの人はアメリカで成功した日本人アスリートの1人。
要するにこういう“和”を強調するやり方が一番ウケがいいのだと思います。
新日本プロレス時代はもっと普通っぽいコスチュームだったしね。
続いてAJスタイルズの入場。
この人はちょっと前にNOAHのリングで丸藤正道と対戦していましたが、そこから間を置かずにWWE日本公演への登場です。
てか、こっちはこっちでカッケーのよ笑
姿を見せただけで観客を釘付けにするスター性はさすがです。
って、危ねえ!!
カッコよすぎて中邑真輔の存在を忘れそうになったわ笑
コーディ・ローデスのスター性がやヴぁい。上と下、両方から漏らしそうだった笑
そして最後に王者コーディ・ローデス。
いや、この人はヤバかったですね。
キラッキラなオーラを全身から発している上に見た目もいい。
WWE日本公演もちろん行ってきましたよ笑
両国国技館の満員御礼は壮観でしたね。全部が最高で喉ガラガラですが、コーディ・ローデスがスターすぎて漏らしそうになりました笑#両国国技館 #WWE #WWETokyo #WWESuperShowSummerTour pic.twitter.com/y6qV87oz8S
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) July 27, 2024
中邑真輔、AJスタイルズ、コーディ・ローデスの三つ巴対決。
出し惜しみなしのフルスロットルでございます。
ちなみに今回のWWE興行は中継はなし。
無地のリングを見てもわかるように完全に“この場だけ”のイベントです。
中継はゼロ、宣伝もそこまで一生懸命だったわけでもない。
その中での満員御礼はさすがWWEというべきなのか、もう少しがんばれよなのかはよくわかりません。
ただ、AbemaTVでの配信くらいはあってもよかったんじゃないの? と思わないでもなくもないわけでもないこともない。
中継なしのせいで「王座の移動はない」ことがあらかじめ想像できたのは残念でしたね。
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試合も最高すぎた。コーディの勝利、中邑真輔の締め
試合ですが、もう最高でした。
開始早々、中邑真輔がAJと共闘してコーディを場外に。
2人で一気にコーディを叩くのかと思ったら、今度はAJが中邑に奇襲をかける。
その後、復活したコーディとAJの一騎打ちから~
中邑vsコーディのタイマン勝負へ。
キンシャサ(ボマイェ)キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
最後はコーディが中邑をフォールアウト。
15分20秒。
長すぎず短すぎず。
全員がおいしい、誰も損をしない絶妙な配分でした(強いて言うならAJの活躍が少なかったかな)。
とんでもない盛り上がりの中、コーディがベルトを掲げて勝利をアピールします。
そうそう。
このスター性ですよ笑
僕は完全にコーディ・ローデスにやられておりますw
最後は中邑真輔がマイクで締めます。
滑舌が悪くて何を言ってるかがわからなかったですが、唯一「まだまだここで旅をする」という言葉は聞き取れました笑
要するに今後もWWEのリングに立ち続けるってことですかね。
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スポーツイベントとしてはクソ微妙。試合順が不明、モニターは一か所、ノリが内輪…
試合に関しては以上ですが、ここからはイベントについて。
上記の通り試合は最高、叫びすぎて喉がガラガラになりました。
ただ、スポーツイベントとしてはクッソ微妙でした。
はっきり言って不満な部分が多すぎます。
まず試合のプログラムがどこを探しても見当たらない。
数日前にようやく見つけたのが下記ですが、詳細の記載はなく「来日選手と対戦カードは当日まで変更される場合がある」との注意書きが。
対戦カード決定!『WWE SuperShow Summer Tour 2024』はVIPアップグレードチケットも発売! #WWE https://t.co/JAGBtcDDrY pic.twitter.com/qwGzK5ZbS2
— SPICE[エンタメ情報メディア]/e+ (@spice_topics) July 21, 2024
本当に決まっていなかったのだと思いますが、いや、舐めとんのかと。
また場内のモニターが一か所しかなく僕の席からだと角度がなさすぎてほぼ見えない。
しかも試合を映すわけでもない、当然フィニッシュシーンのスロー再生もない。
「これがWWEのスタイル」と言われればそれまでですが、非常に不親切に感じました。
あと、試合開始までにやたらと時間がかかったのが……。
煽りVや過去のハイライト等を延々と垂れ流すばかりで肝心の試合がちっとも始まらない。
17:00開演の予定が、第1試合開始は何だかんだで17:30を過ぎていたと思います。
余興で30分引っ張るのはどうなのよ?
いくら何でもダルすぎません?
こちらも“WWE流”なのかもしれませんが、ちょっとあり得ないですね。
その上
「Holy Shit!!」
「This is Awesome!!」
「Suck!!」
等のチャントも初見の人間には何のこっちゃわかれへん。
アリーナ席の観客が好き勝手に立ち上がるのを含めてよくも悪くも内輪ノリの空間でした。
まあ、内輪ノリであれだけの熱量を生み出せるなら十分かもしれませんが。
登りと下りの階段を分ける必要あった? あの妙な仕切りで逆に渋滞が起きてたし
運営面も「どうなのよ?」と思う部分が多かったです。
ロビーから2階に上がる階段に妙~な仕切りを設けて交通整理していたのですが、あれ必要でした?
かえって渋滞を引き起こしてたように見えたけど。
大して広くもない両国国技館の通路に仕切りを立てて半分近くスペースを取れば絶対に詰まるでしょと。
休憩時間に降りる階段と登る階段を分けていたのも意味不明。
僕が階段を上がろうとしたら「登る方はあちらを」と注意される。
いやいや。
その規制のせいで明らかに詰まってるじゃないっすか。
で、仕切りを外して登りも下りもOKにした途端にスムーズに流れ出すという。
だから!!
そりゃそうでしょ笑
この狭さで交通整理なんかやっても逆効果に決まってるんだから。
新日本プロレス現地観戦。成田蓮&海野翔太のタッグがよかった。棚橋っぽさのある海野と柴田勝頼直系のオールドスクールな成田。このコントラストがたまらん笑
帰り道の過剰な規制。セルフ渋滞を起こしてどうするよ? 花火大会とバッティングしたと言いつつ…
極めつけは帰り道です。
この日は隅田川の花火大会が開催されており、行きの電車(中央・総武各駅停車)も混みまくりでした。
イベント終了後も花火大会のお客さんとのバッティングを想定してか、駅までの道に過剰な規制がかけられます。
出口は一か所、正面入口を塞いだおかげでとんでもない渋滞が発生。
酷暑の中に「花火大会の影響で駅周辺が混雑しております」「規制をかけております」の声が繰り返し響きます。
そして20分ほどかかってようやく駅に到着、いざホームに出てみると……。
大して混んでねえ。
花火大会の帰り客なんかほとんどおれへん。
少し人が多いかな? 程度のごく平和な状況です。
いや、そうだと思ったよ笑
花火大会の人出は確かにすごいけど、あそこまでガッチガチに規制するほどではない。
野球やサッカー(数万人単位)の帰り道も渋滞するけど、実はそこまでヤバくはないですからね。
なので、今回のアレは完全にセルフ渋滞。
先日のボクシング興行では2階の入り口も開放したおかげでめちゃくちゃスムーズに流れたのに。
暑さも相まって軽く人酔いしたことをお伝えします。
中谷潤人vsビンセント・アストロラビオ。今回も中谷がやヴぁいw アストロラビオもいい動きしてたのに。今すぐ階級アップして井上尚弥戦目指すのもアリ?
「場内での過剰な交通整理といい、どう考えても手段が目的化してるやんけ」
「初めてでもないだろうし、もうちょい何とかならんかね」
と終始イライラしていました。
繰り返しになりますが、試合“は”最高でした。
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