ワイルダーvsフューリー間近! でも、この試合って予想するようなヤツなんだろか。むしろ、アトラクションとして楽しむべき?【予想・展望】
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
2018年12月1日(日本時間2日)、米・カリフォルニア州で、デオンティ・ワイルダーvsタイソン・フューリーによるWBC世界ヘビー級タイトルマッチが行われる。
「ワイルダーvsフューリードローww ワイルダーのパンチって何で当たんの? フューリーは2度のダウンから立ち上がる」
同級王者ワイルダーは、40戦全勝39KOの戦績を誇る強打者。
前戦では技巧派サウスポーのルイス・オルティスに苦戦しながら、怒涛のラッシュで見事に10RTKO勝利。無敗対決を制するとともに7度目の防衛に成功している。
Just 60 seconds of Deontay Wilder knocking people out cold #WilderFury pic.twitter.com/jyCayeRcl5
— Watch Wilder v Fury on BT Sport Box Office (@BTSportBoxing) 2018年11月23日
対するタイソン・フューリーは元3団体統一王者。
2015年に絶対王者ウラジミール・クリチコに勝利して戴冠を果たすも、健康上の理由や禁止薬物陽性によるサスペンドで約2年半リングから遠ざかる。
2018年6月の復帰戦で勝利し、続く8月にもノンタイトル戦を危なげなくクリア。
無敗のままタイトルマッチにたどり着き、再び王座返り咲きを狙う。
"Tyson Fury is boring."
"Tyson Fury is all talk."
"Tyson Fury is finished."
"Tyson Fury has no power."
Are you sure?
A 6'9 man has no right to be this quick on his feet pic.twitter.com/eRBKmBrHW4— Watch Wilder v Fury on BT Sport Box Office (@BTSportBoxing) 2018年11月22日
WBA・IBF王者アンソニー・ジョシュアとの一騎打ちを目指すワイルダーが挑戦者フューリーを返り討ちにするか。
2mを超える長身とリーチの長さでクリチコを翻弄したフューリーがワイルダーの爆発力をねじ伏せるか。
ヘビー級の無敗対決に大注目である。
「エロール・スペンスvsマイキー・ガルシア本当に決まっちゃった。勇敢なのか無謀なのか。どちらにとってもメリットあるよな」
いつの間にかワイルダーvsフューリー戦が間近に迫っておったw 最近、ボクシングの動向をちっとも追えてないんだよね
僕はここ最近、ボクシングの動向をまったく追えておらず、トップ戦線の情報にもすこぶる疎い。
どうやらマニー・パッキャオの防衛戦の相手がエイドリアン・ブローナーに決まったらしいが、それ以外はよく知らない。
テレンス・クロフォードの次戦ってどうなるの?
チャーロ弟やジャレット・ハードが君臨するS・ウェルター級は?
そういえば、ミドル級って村田とゴロフキンが負けたしサンダースは勝手に消えたし、結構スカってね?
などなど。
フワッとしたネタしか認識しておらず、完全に乗り遅れている状況。
「チャーロ兄vsウィリー・モンローJr.キタコレ!! モンローさんが3度目の王座挑戦。自称階級最強のチャーロ兄を翻弄できるか」
そして、気づけばワイルダーvsフューリー戦が間近に迫っているという。
おいおいマジか。
てっきりずいぶん先だと思ってたけど、もう来週じゃんか。
プロモーション活動でイチャついてるのはチラチラ見かけてたけど、あっという間だなオイ。
でも、この試合って真面目に予想するようなヤツなのか?
エキセントリックなDQN同士のお戯れをアトラクションとして楽しむ方が健全なんじゃないの?
そもそも、どんな試合になるかもよくわからんし。
一応考えてはみるけどさ。
だいたいそんな感じで、今回は当たろうが外れようがどっちでもいい。
めっちゃ気楽に試合展開を予想してみようと思っている。
「スティーブンソンvsグヴォジク!! ま〜たおもしろそうな試合を組みやがってw キャリア終盤に勝負に出たかスティーブンソン」
勝敗予想はワイルダーの10RKO。フューリーに勝ってもらいたいんだけど、ブランク明けのフューリーには厳しいかなと
まず最初に勝敗予想から。
ワイルダーの10RKO勝利。
今回はこれでいきたい。
いや、本音を言うと、僕はタイソン・フューリーに勝ってもらいたい。
以前から申し上げているように僕はこの選手がお気に入りで、2018年6月の復帰戦ではめちゃくちゃテンションが上がった。
2015年のクリチコ戦同様、この試合も長身強打のワイルダーをおちょくりながらヒラヒラと翻弄してほしいと思っている。
「タイソン・フューリーが神である理由。セファー・セフェリを4Rノーマス。2年半のブランク明けでロマチェンコ超え」
ただ、さすがに今回に関してはちょっと厳しいかなと。
アンソニー・ジョシュアのトレーナーが「フューリーは準備不足」「試合中盤にワイルダーに捕まる」と言っているようだが、確かにその通り。
できればもう1戦ほどテストマッチを挟んで、ブランクを埋める作業をするべきだった気がする。
前戦のフランシスコ・ピアネタ戦でもコーナーに詰まるシーンが目立ち、危険なタイミングでピアネタのフックが鼻先をかすめることも多かった。
個人的にはぼちぼちいい動きをしているように思えたのだが、正直2015年時にはまったく及ばない。
試しにクリチコ戦を観直してみたが、マジで全然違う。あの試合のフューリーがいかに動けていたかにめちゃくちゃビックリさせられた。
「俺たちの井岡一翔(SANKYO)が大みそかに戻ってくる。日本人初の4階級制覇を刮目せよw ニエテスとマカオで決定戦」
う〜ん、アカンな。
フューリーがどれだけコンディションを戻してくるかにもよるけど、あのキレが復活するとは思えないんだよな……。
相手のパンチはしっかり見えてるけど、それに身体が反応しない感じ。
いちいち上半身の動きが鈍く、バックステップも短い。
今のところはリーチ差でカバーできてはいるが、バスケ選手のようなワイルダーのバネから逃げ切れるか……。
ここ最近のワイルダーはかなり怪しい。相手のレベルが上がるに従って、攻めあぐねるシーンが増えた
対するワイルダーについて。
KO勝利を予想したものの、正直そこまで圧倒できるとは思っていない。
仮にフューリーのコンディションが戻っていれば、普通にワイルダーの負けもあり得る。もちろん判定で。
2015年の戴冠以降、相手のレベルが上がるに従いワイルダーの試合運びは徐々に怪しくなっている。
特に2017年のジェラルド・ワシントン戦、2018年のルイス・オルティス戦はかなり危ない試合だった。
「野獣ワイルダーがオルティスを豪快KO!! やべえ、おもしろかったww オルティスは勝たなきゃダメな試合だったな」
2017年のワシントン戦では身長198cm、リーチ208cmのワシントンを大いに攻めあぐね、序盤は明らかにリードを許す展開。
初弾の左リードにカウンターを被せられまくり、身体を密着させてのインファイトで自慢の強打を封じられた。
「ロマチェンコvsペドラザ。オラつけペドラザ。そうすりゃ意外とおもしろくなる(勝てるとは言ってない)から」
また、2018年のオルティス戦では、カウンター狙いのオルティス相手になかなか自分から手を出せず。
逆にカウンターを食って効かされるシーンもあり、こちらも中盤まではペースを握られた。
確かにワイルダーのバネと爆発力は凄まじいが、それが発動するのはあくまで1発当ててから。
カウンター狙いの相手には攻め手を欠き、ジリ貧の展開になりやすい。
申し上げたように、フューリーの足が全盛期並みならワイルダーも相当苦戦する。
ピアネタ戦までのフューリーでも、中盤までは普通にグダると思うのだが。
「フューリーがピアネタを寄せ付けず。陽気なクズが蝶のように舞い、蜂のように刺した10R。睡魔との戦いこそが神の御心」
自分と同じ、もしくは自分以上のサイズで、足が使えてカウンターが得意。
一応、タイソン・フューリーは打倒ワイルダーを実現するスペックの持ち主ではある。
インファイトができればさらにいいのだが、それはさすがに贅沢かな。
フューリーが勝つには? 受けに徹することかな。無理に攻めるとワイルダーの野生的なカウンターが飛んでくる
繰り返しになるが、僕は今回の試合、タイソン・フューリーに勝ってもらいたいと思っている。
前戦を観る限りかなり厳しいが、何とか王座に返り咲いて再びあの減らず口を聞きたい。
で、今のフューリーがワイルダーに勝つ方法だが、とにかく受けに回ることかなと。
自分から手を出さにず離れた位置で対峙し、ワイルダーの左にカウンターを被せまくる。
1発目のリードにカウンターを合わせ、すぐさま射程外に退避。
ワイルダーの得意な位置に極力留まらず、リーチとサイズを活かして塩漬けにする。
「ジョシュアがポベトキンを鬼KO!! 動ける巨人最強説は今日も健在ですね。ワイルダーorフューリー戦実現します?」
ワシントンもオルティスも、ワイルダーの1発で甚大なダメージを抱えてしまった。
しかも、効かせたあとのワイルダーの爆発力は申し上げている通り。いかにフューリーでもアレに耐えられるとは思えない。
だが、過去の2人はいずれも自ら前に出た際に食ったもの。
ワシントンは左リードにカウンターを合わせてからの追撃。
オルティスはKO狙いのワンツー。
どちらも打ち終わりにワイルダーの野生的なカウンターをもらい、そこから一気に流れを持っていかれた。
なのでフューリーが勝つ方法は、ひたすら手を出さないこと。
左リードからスタートするワイルダーの1発目にカウンターを被せ、必ず単発で終わる。
「拳四朗vsサウル・フアレス予想。普通に勝つんじゃねえか? 今の拳四朗って絶好調だからな。でも、意外と手こずるかも」
1発効かされないかぎりワイルダーは前に出てこない。そう考えると恐らく試合は膠着する。そして、それこそがフューリーが勝利するための近道(だと思う)。
12Rに渡ってお見合いを続ければ、高確率で判定勝ちに持ち込めるはず。
ブーイングまみれのクソ試合は確定だが、勝てば官軍。
試合後のインタビューで「悔しかったら俺に勝ってみろよバーカ」と喚き散らすDQNっぷりが観られれば最高かなと。
「ハード路線の申し子バドゥ・ジャックが今度はマーカス・ブラウンとノンタイトル戦。どれだけキツい思いすりゃ気が済むんだよ」
これぞ唯一神タイソン・フューリーぞww
みたいな。
まあ、厳しいとは思うけど。
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!
-
前の記事
「人を誘いたいスポーツイベント」ランキング完結編。初見の知り合いを誘うのに最適なヤツうぅぅぅ~【意識の高さマジパネエ】 2018.11.22
-
次の記事
スティーブンソンvsグヴォジク!! ま〜たおもしろそうな試合を組みやがってw キャリア終盤に勝負に出たかスティーブンソン【予想・展望】 2018.11.26