那須川天心vs与那覇勇気はバチクソ熱い。南出仁戦でアウトボクシングされたのを受けて選んだかな。5戦目でOPBF王座を獲得した武居由樹を意識してる? かも?

那須川天心vs与那覇勇気はバチクソ熱い。南出仁戦でアウトボクシングされたのを受けて選んだかな。5戦目でOPBF王座を獲得した武居由樹を意識してる? かも?

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先日ボクシングのプロテストに合格した那須川天心のデビュー戦がさっそく発表された。


日時は4月8日、場所は東京・有明アリーナ。対戦相手は日本バンタム級4位与那覇勇気となる。
 
 
与那覇勇気は2022年10月に日本バンタム級挑戦者決定戦に出場した選手で、現在の戦績は12勝4敗1分。12勝のうち8つがKO勝利というハードパンチャーである。
 
また挑戦者決定戦で対戦した南出仁は3月に日本王座戦を控えており、なおかつ那須川のプロテストで相手を務めた選手でもある。
 
 
仮にこの試合で天心が勝てばいきなり日本ランキング入りの可能性もあるとのこと。
本人は会見の席で「(今回のマッチメークは)ボクシングからの果たし状だと思っている」とコメントするなど強い決意を示している。
 
那須川天心vs与那覇勇気現地観戦。天心すごかった。Amazonの中継は絶対に必要だよね。試合順は「打順」なんだよ
 

那須川天心のデビュー戦発表!! 対戦相手は日本バンタム級4位の与那覇勇気。海外から手ごろな相手を連れてくるとばかり思ってたよ…

那須川天心のデビュー戦の概要が発表された。
2023年4月8日東京・有明アリーナ。対戦相手は日本バンタム級の与那覇勇気で、S・バンタム級6回戦になるとのこと。
 
 
率直に申し上げてこれはめちゃくちゃ意外だった。
デビュー戦はフィリピンorタイから手ごろな相手を調達してくるものだとばかり思っていたので、かなり驚いたというか。
 
第一報を聞いた瞬間は「うっそ!! マジで!?」と絶叫してしまったほどである笑
 
プロテストの相手が南出仁選手だった時点で陣営の本気度は垣間見えたわけだが、それでも……。
少なくとも同じキック出身である武居由樹のデビュー戦のようにはならないのではないか。
 
武居由樹がブルーノ・タリモの圧力に苦労しつつも11RTKO勝利。本人は納得いってないっぽいけど、これ系の相手なら誰でもこうなるよ。タリモは本当にいい選手だった
 

与那覇選手は前回の南出仁戦を踏まえて抜擢された気がするよ。サウスポーのアウトボクシングを攻めあぐねた

表題の通りだが、何となく与那覇選手の抜擢は前回の南出戦を踏まえてのものだと想像する。
 
サウスポーの南出選手を与那覇選手が追いきれずにポイントアウトされた一戦。
 
与那覇勇気vs南出仁戦現地観戦。与那覇選手の圧力と南出選手のフットワーク。なかなか間合いに入れず得意のフルスイングががが。でもいい試合でしたね
 
普段は打ち合うタイプの南出選手が上手く足を使い、終始与那覇選手を空転させた。採点こそ僅差(78-74、77-75、79-73)だったが内容的には南出選手の完勝と言っていい。
 
確かに与那覇選手の攻撃力は秀でていて1発1発のスイングにも迫力がある。ノーガードの構えやド派手な衣装等、観ていて楽しい選手だが、あの試合に関してはボクシングの幅で南出選手に一歩上を行かれた印象。
 
特に自分の得意な間合いに入る作業には散々苦労させられた。
 
なので、同じサウスポーの那須川天心にとっては比較的やりやすいと踏んだのではないか。
 
 
恐らく天心はボクシングでは足を使いながらカウンターを狙うタイプ。与那覇戦の南出選手のように最初から最後まで動き続けるスタイルが基本になる(と思う)。
 
諸々を踏まえた上で、南出選手の作戦を踏襲してのポイントアウトを想定しているのだろうと。
 

日本バンタム級ランキングを見ても与那覇選手しかいない? リスクとリターンのバランスが最適

JBCのHPによると、2023年1月の日本バンタム級ランキングは下記。
王者:堤聖也
1位:南出仁
2位:比嘉大吾
3位:栗原慶太
4位:与那覇勇気
 
申し上げたように南出仁は3月に堤聖也との日本王座戦、2位の比嘉大吾は恐らく海外勢との対戦を重ねる方針、3位の栗原慶太も千葉開との再戦が決まっている。
 
その中で与那覇選手は
・前戦でサウスポーのアウトボクシングに苦戦
・日本ランキング上位
・主戦場は階級下のバンタム級
・試合スパンも十分
・勝てば日本王者並の実力を証明できる
 
デビュー戦でいきなり日本ランキング入りを目指す天心陣営としては、リスクとリターンのバランスが最適と判断したのではないか。
 
 
あとはアレだ。
もしかしたらデビュー5戦目でOPBF王座を獲得した武居由樹を意識してるのかもしれませんね。
 
デビュー戦で日本ランキング入り→1戦挟んで堤聖也vs南出仁戦の勝者への挑戦を目論んでいるとか。
 
カイチョーHONDAが「年内の王座獲得が目標?」と言っていた記憶があるので、スムーズにいけば年末にPrime Boxing第○段で日本王座戦!! などと考えていたり、そうでもなかったり。
 
6回戦なら足を使って逃げ切れる可能性も高いしね。
 
那須川天心公開スパーリングと尾川堅一の復帰戦。どちらもよかったんじゃない? 尾川は僕の知る限り過去一の出来かな
 

ドネアvsモロニー戦消滅の落ち込みを帳消しにするマッチメークにテンションが上がり倒しているw どっちもがんばれどっちも負けんな

いや、参ったね笑
 
上述の通り天心のデビュー戦はフィリピンorタイから無難な相手を見つけてくると思っていたので、まさかの発表に僕のテンションは爆上がりである。
 
 
ここ最近、締結間近と言われていたノニト・ドネアvsジェイソン・モロニー戦が消滅したせいでボクシング熱が冷めまくっていたのだが、その落ち込みを一気に取り戻してくれた笑


また、僕は那須川天心にはめちゃくちゃがんばってほしいと思っているが、今回ばかりは与那覇選手を応援する。
 
なぜなら与那覇選手のファイトスタイルがお気に入りだから。
 
那須川天心vs与那覇勇気戦を再視聴したら天心のすごさにオドレエタ。これは相当すごいな。試しに誰が天心を攻略できそうかを考えてみた
 
一方で“ボクサー那須川天心”を偽物呼ばわりする人がだいぶ目につくので、そういう雑音を一掃するためにも天心に勝ってもらいたい思いもある。
 
なぜなら僕は真のボクシングハァン()や関係者? が主張する「ボクシングは甘くない」論が大嫌いだから。


わかったわかった。
君らの言う「ボクシングは甘くない」は聞き飽きたよ。
競技人口とか、他競技とは一線を画すガチのマッチメーク()とか、山ほど聞いた。
そういうご託はいいからとりあえずボクシングの厳しさとやらを結果で示せや。
 
現状、キック(MMA)からの転向組にボクシングの厳しさを習ってばっかりじゃねえか、あ?


僕自身、キックもMMAもボクシングも好きなのでああいうファン同士の罵り合いには心底辟易している。
 
また2022年6月の「THE MATCH」にクソほど感動させられた人間としては、あの熱狂がボクシングに持ち込まれると考えただけでワクワクしてしまう笑
 
那須川天心vs武尊感想。衝撃的に強かった天心。この日の天心には誰も勝てないんじゃない? 武尊もあきらめずにがんばった感動的な試合
 
というわけでいつものヤツ。
どっちもがんばれ、どっちも負けんな。
 
 
2023年4月8日の那須川天心vs与那覇勇気戦を吐いたゲロを飲み込んだ直後にもう一度吐くほど楽しみにしておく。
 
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