那須川天心vsジェルウィン・アシロWBO-AP決定戦。初のバンタム級で天心がちゃんと動けるかに注目かな。世界王者勢揃いだけど各試合は割と普通…【予想・展望】

那須川天心vsジェルウィン・アシロWBO-AP決定戦。初のバンタム級で天心がちゃんと動けるかに注目かな。世界王者勢揃いだけど各試合は割と普通…【予想・展望】

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先日Amazonが中継するボクシングイベント「Prime Video Boxing」の第10弾が発表されたわけだが。


今回は2024年10月13、14日の2日間で計8つのタイトルマッチが行われるとのこと。
場所は東京・有明アリーナ、2日連続観戦可能なチケットも発売されるとか。
 
中でも初のバンタム級契約でタイトルマッチ(WBO-AP)に挑む那須川天心には注目が集まる。


 
那須川天心vsジェルウィン・アシロ。アシロが強かった&遠間からすっ飛んでくる剛腕との相性もよくない? 天心の調子も悪かったかもね
 

Prime Video Boxing第10弾。世界王者勢揃いだけど各試合は割と普通…

大々的に発表された「Prime Video Boxing 10」。
2日連続の有明アリーナ開催、世界戦7試合+地域タイトル戦1試合、現世界王者が多数出場、などなど。
これを受けて「豪華すぎる」「これだけの選手を連れてくる資金力」等の感想が山ほど聞こえてくる。
 
 
ただ、実は各試合の組み合わせは割と普通
 
もっとも話題になっているのが井上拓真vs堤聖也戦だが、個人的に井上拓真のことが好きでないためいまいち刺さらない笑
 
ユーリ阿久井政悟vs桑原拓、井上拓真vs石田匠。石田は残念だった。ユーリは勝ってよかった。メインと同じくらいのインパクト
 
田中恒成と対戦するプメレレ・カフに関しては名前を聞いたのも初めて。
それこそアンソニー・オラスクアガvsジョナサン・ゴンサレス戦がもっとも興味深いまである。
 
そんな感じで、回り回って那須川天心に注目している次第である笑
 

バンタム級で実績のない天心がWBO-AP戦はおかしい→僕もそう思うわ笑

まず例によって今回も天心への批判がちょぼちょぼ聞かれる。
 
一度もバンタム級で試合をしたことがないのにバンタム級のWBO-AP王座戦ができるのはおかしい。
キャッチウェイトだったジョナサン・ロドリゲス戦でバンタム級のランキングが上がるのは変。
プロモーションのバックアップによって優先的に試合が組まれるのは納得いかない。
などなど。
 
まあ、いつも通りである笑
 
 
そして「一度もバンタム級で試合をしたことがない~」に関しては僕もそう思う
ジェイソン・モロニーに勝ってWBO王座を戴冠した武居由樹もそうだが、プロモーションの力関係、ごり押しで横入りできるボクシングは毎度のことながらなかなかである。
 
1敗がとてつもなく重い。
キックに比べて層が厚く、簡単に次のチャンスが巡ってこない。
といった意見もわかるが、逆に言うと層の厚さ(選手の多さ)によって“負けさせないマッチメークが可能”な側面もある。間違いなくある。
 
ゴールまでの道のりが複数(地域王座や暫定王座等)&ゴールも4つ(4団体)あるのでそれだけ駆け引きができてしまう。
 
 
もっと言うと、下の階級で世界王者だった選手が返上→階級アップ即世界戦に進む風潮もいまいちわからない。
今回で言えばL・フライ級王座を返上→フライ級でタイトルマッチを迎える寺地拳四朗がそれに当たる。
 
前のめり過ぎる拳四朗。粘りと誤魔化しのカニサレス。長谷川穂積っぽさがさらに増した気が…。京口戦が一番バランスがよかった
 
「バンタム級で試合をしたことがない天心がバンタム級のWBO-AP戦に出場するのはおかしい」という理屈なら、フライ級の実績が皆無の拳四朗が階級アップ初戦で世界戦の舞台に立つ方がはるかに変である。
 
 
WBOなどは「返上→階級アップ即指名挑戦権」が慣例になってますからね。
オラスクアガに挑戦するジョナサン・ゴンサレスのように。
 
 
これはもう、言い出すとキリがなくなるので「ボクシングはそういうもん」と割り切るしかない。
 
そんな感じで今回の天心のマッチメークに対する僕の感想もいつも通り。
「相変わらずボクシングがボクシングしとるわ」がファイナルアンサーである笑
 
タナンチャイ・チャルンパックが嫌いじゃないのとオラスクアガvsジョナサン・ゴンサレスが楽しみ。ユーリ阿久井、拳四朗、中谷潤人、田中恒成Amazon中継
 

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ジェルウィン・アシロはいい選手だと思うけど、天心が勝つんじゃないっすかね…

対戦相手のジェルウィン・アシロは戦績9戦全勝4KOのオーソドックス。
母国フィリピンでキャリアを重ねた選手で、今回初めて日本のリングに上がる。
 
BoxRecには年齢の記載がないが、何となく見た目は若そう。今のところその若さと勢いでごり押しするイケイケ状態なのかもしれない。
 
 
そして試合映像を漁ってみたところ……。
 
これは天心が勝つんじゃないっすかね。
 
 
ジェルウィン・アシロのパッと見の印象はレイマート・ガバリョの下位互換。
天心によるとカウンターが得意とのことだが、vsサウスポーの試合ではあまり出ていないように感じる。
 
またガバリョほどの荒々しさはなくジャブも少ない(vsサウスポーの場合)。
右の1発、懐に入って打ち込む左アッパーは威力十分だが、いずれもいきなりビッグパンチを狙うために精度はよくない。
 
強い選手だとは思うが、天心をどうにかできるかで言えばちょっと難しそう。
先日健文トーレスに翻弄されたKJ・カタラジャのように一定以上の技術? のある相手と遭遇すると勢いが止まるタイプと予想する。
 
亀田和毅vsドラミニ、健文トーレスvsKJ・カタラジャ。人をぶん殴る才能しかないガチクズの天才が一発逆転を狙えるのがボクシングの醍醐味だよね
 

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初のバンタム級で天心がちゃんと動けるかが見どころかな。勝敗予想は天心の6RKOにしておきますか

見どころはむしろ天心がどれだけ動けるか。
初のバンタム級契約でもっさりするのか、問題なくクリアするのか。
 
武居由樹もモロニー戦(バンタム級)では若干フワフワしていた印象なので、似た条件の天心がどうなるかに注目である。
 
武居由樹がモロニーに勝利、キック出身選手で初の世界王者に。要は「ボクシングは甘くない」勢が他競技のトップ選手のポテンシャルを舐めてたんでしょ
 
またジェルウィン・アシロは前回のジョナサン・ロドリゲス同様、右の1発が得意っぽいのでその分天心のワンツーも機能しそう。
 
しかもガードが低くディフェンスは上体反らしが中心。
腕を高く掲げて構えるロドリゲスよりも左ストレートが当たりやすいのではないか。
 
前手のジャブで顔面を跳ね上げ、横への動きで置いてきぼりにする。
タイミングに慣れない序盤さえ注意すれば、まあ大丈夫ではないかと。
 
 
あとは例によって試合が長引いた場合に序盤の動きをキープできるか。
 
デビュー1、2戦目は5、6Rで疲れが見えた。
3、4戦目は短いラウンドで決着がついた。
それを踏まえると長いラウンドでどうなるかはまだ未知数だったりする。
 
那須川天心vsルイス・ロブレス。腰を落として被弾を嫌がらずに圧力をかける。過去2戦との違い。練習でやったことをそのまま出せる天心の器用さ
 
勝敗予想は天心の6RKOくらいにしときます?
初のバンタム級契約なのと、ジェルウィン・アシロがジョナサン・ロドリゲスよりも粘ると仮定して。
 
 
などと言っておきながら苦戦したらゴメン笑
 
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