高橋悠斗選手の試合をようやく生観戦した話。中川祐vs有馬啓祐、高橋悠斗vs中山祐太、赤穂亮vs藤岡飛雄馬in後楽園ホール【2019.4.2感想】
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2019年4月2日に東京・後楽園ホールで行われた「A-SIGN BEE vol.19」を現地観戦してきた。
表題の通りなのだが、お目当てはセミファイナルの高橋悠斗vs中山祐太戦。
以前から高橋悠斗選手のことはいい選手だと思っていたのだが、ようやく現地観戦が実現した次第である。
「気になった試合ざっと振り返り。ディアスvsロハス、ホセ・ペドラサvs アントニオ・モラン、高橋悠斗vs平井亮輝」
結果は高橋悠斗選手の1R1分36秒TKO勝利。
念願かなっての生観戦がまさかの瞬殺劇。あっという間の結末にめちゃくちゃ驚かされた。
というわけで、今回はこの試合を含めた3試合、中川祐vs有馬啓祐戦、高橋悠斗vs中山祐太戦、赤穂亮vs藤岡飛雄馬戦の感想を中心に述べていこうと思う。
「中谷潤人vsミラン・メリンド、赤穂亮vsグオン・ギョンミン感想。ダイナミックグローブ589in後楽園ホール」
第7試合 ○中川祐vs有馬啓祐×
まず最初は第7試合、中川祐vs有馬啓祐のライト級8回戦。中川祐選手が6R30秒TKOで勝利した試合である。
って、ん?
中川祐?
おお!!
中川祐って、前回中止になった野口将志選手の相手だった人じゃねえか。
さっそく試合が決まったのか。そりゃよかった。
「近藤まさかのKO負け。コーンソーンのアッパーに沈む。てか、ボクシング興行って中止率高杉君じゃない?」
確か、跳ね回るようなフットワークとカウンターが得意な選手だった気が……。
前半1、2Rは結構相手を翻弄するけど、中盤からややモタつくイメージ。恐らく野口選手とはポイント勝負になるけど、そこそこ接戦になるんじゃねえか?
てか、野口選手が連敗を止める可能性も十分あるぞこれ。
などと思った記憶がある。
そして、そんなことを考えながら過去の試合を観ているうちに普通に中川選手のファンになっていたというww
そうそう、この間合いね。
今回も1、2Rは軽快なステップとカウンターで有馬選手を翻弄するものの、徐々に動きに慣れられ停滞する展開。
「ああ、これは判定かな?」などと思い始めたところで、強烈なアッパーがズバッとヒット。レフェリーがカウントを数えず即ストップを宣告して中川選手の勝利が決定する。
うおお、すげえ!!!
いきなり過ぎて脳みその処理能力が追いつかん。
でもナイスファイト。
2年以内に日本王座を獲得するのが目標とのことで、今後もがんばってください。
第8試合 ○高橋悠斗vs中山祐太×
続いて本日のお目当て、高橋悠斗vs中山祐太のL・フライ級8回戦。
お、何か煽りVが始まった。
そして、青コーナーから高橋悠斗選手の入場。
お次は中山祐太選手。ガウンを脱いだら鮮やかな金髪でした。
選手紹介が終わり、いよいよゴング。
開始直後から高橋選手がガードを上げて前進し、近い位置で積極的に腕を振る。
中山選手も距離を測りつつ、反撃のタイミングを探す。
などと言っているうちに、いきなり高橋選手が豪快な右をぶち当てダウンを奪う!!
すぐに中山選手が立ち上がるも、回復の時間を与えず左の連打で追撃。再度ダウンを奪い、見事にTKO勝利!!
おおおお!!!
勝った!!!
てか、早ええぇぇ!!!
めっちゃ喜ぶ高橋選手。
それに煽られ、場内も盛り上がる。
試合後のインタビューでは「日本、東洋、アジア何でもいいのでタイトルマッチがしたい」とコメント。以前眼窩底を折られて負けた相手にリベンジもしたいとのこと。
なるほど、がんばれ。
いけるいける(無責任)。
そして、意外と声が高え。
いや、よかったんじゃないっすかね。
以前、試合の映像を観た際はどちらかと言えば「待ち」のタイプで、自分から前に出てプレッシャーをかける方ではないと思っていたが。
今回はまったく逆の展開に。
「福原辰弥vs高橋悠斗戦感想。ミニマム級の長身福原が再起戦で勝利。この長距離サウスポーは珍しくないっすか?」
「カウンターとアングルの調整が抜群にうまい」
「身体の馬力とパンチ力がつけば一気に覚醒するんじゃねえか?」
などと適当なことをほざいた記憶があるが、マジでそんな感じになってきた? のか?
L・フライ級契約だったのもあるのかもしれないけど。
ちなみにだが、帰り道に何となくチケットを見ていたら、
ん?
名前間違ってねえか?
誰だ?「高橋龍斗」って。
双子の弟でもおるんか?
よくよく見たら、パンフレットの方もバッチリ間違っとる。
いやウケルww
何してんの?
選手の名前って、絶対間違ったらダメなところだからな。
主催者が一番気を使うべきところだからな。
Twitterみたいな140文字の吐き捨てツールで間違うのとはワケが違うからな。
話にならんでしょ。
「高橋悠斗vs堀川謙一戦、吉野修一郎vsハルモニート・デラ・トーレ戦感想。まさかの週2で後楽園ホール参戦」
第9試合 ○赤穂亮vs藤岡飛雄馬×
そして、メインイベントの赤穂亮vs藤岡飛雄馬戦。
結果は5R55秒、2-0の負傷判定(50-46、49-47、48-48)で赤穂の勝利。再三のバッティングで赤穂が左目上部から出血、さらに5Rに眉間をカットした影響でドクターストップがかかった試合である。
まあ、この試合はね……。
消化不良だったのはもちろん、赤穂が相変わらずだったなぁと。
基本、まっすぐ近づいて右をぶん回すor左ボディというパターンなので、サイドに動く相手には空回りさせられやすい。
凄まじい突進力とフィジカルのおかげである程度は無双できるが、2012年の佐藤洋太戦のように強いジャブとリーチ、上背のある相手にはあっという間に攻め手を失う。
本人は試合後に「この辺が限界かもしれない」「今後のことはゆっくり考える」とコメントしていたが、いやいやいやいや、引退なんて考えなくていいでしょ。
今回はサウスポーのアウトボクサーが相手だったせいで右の大振りがなかなか当たらず、逆にアングル的に左ボディはよく当たる。藤岡選手のサイドへの動きと細かいリードに苦戦しつつ、ボディで疲弊させていく段階で負傷しただけ。動き自体はいつも通りだったと思うのだが。
イメージとしては、2017年のビリー・ジョー・サンダースvsデビッド・レミューみたいな感じ。この試合で限界どうこう言うなら3年ぐらい前から限界だし、まったく辞める必要もないと思う。
「挑発大好きサンダース君がレミューをヒラヒラかわして大差判定勝利。試合後にゴロフキン戦を希望。さすがサンダースw」
なお、場内の雰囲気があまりに藤岡寄りだったせいで、僕は全力で赤穂を応援していたことを報告しておくww
相変わらずの後楽園ホール。指定席を守らず目の前をウロチョロする人間が多過ぎて感動すら覚える
また、これは完全に余談だが、後楽園ホールは相変わらず後楽園ホールだったなと。
何と言うか、どいつもこいつもホントに指定席を守らない。
今回も前、後ろ、横と何回人が入れ替わったか。
しかも、ちょっと有名な選手も平然と席移動を繰り返す状況には心底驚かされる。
ジムの同僚が出場しているのか知らんが、試合中にナチュラルに目の前を横切られる地獄。そして最前列の数万円の席に当たり前のように腰を下ろし、まるでそこが1000年前から自分の場所であるかのように振る舞う。
また、関係者っぽい人間がノシノシ登場して空いている席に座り、そこに常連客がとっかえひっかえ挨拶に来る。試合中に立ったまま談笑するせいで邪魔で仕方ない。いちいち視界に入って気が散る。
いや、すげえなマジで。
明らかにトイレや売店に行く以外の人間が大量にウロチョロしてるからな。酒くせーし。
今回は警備員も配備されていたが、まるで意味なし。
ここまでいくと逆に清々しい。もはや感動的ですらある。
以前サッカーを観に行った際、入場口とは別に指定ゾーンに入るときにいちいちチケット確認を求められて「めんどくせーなー」と感じたことがあるが、恐らくそうしないとあっという間に無法地帯と化すんだろうな。
そもそも指定席から移動しようという発想がない僕にはまったく意味不明だが。
「「山中慎介バンタム級トーナメント(仮)」開催決定。結構大変そうな大会だけど、優勝賞金100万円か…」
・指定席を守る
・立ち入り禁止ゾーンには入らない
本来、こんなことは幼稚園で済ませておくことだし、幼稚園児が一人で現地観戦に来るとは考えにくい。つまり、普通に考えれば好き勝手な席移動や立ち入り禁止ゾーンへの立ち入りなどが起きるわけがない。
普通に考えれば。
→「空いている指定席、「来てから移動ではだめですか」 大学副学長の「車掌名指し」ツイートが物議」
→「山中秀樹アナ、球場での「マナー違反」謝罪 空き指定席へ勝手に座り…」
↑ごくまれにこういう生き物に遭遇することもあるが、こんなのはあくまでレアケースであるはず。
てか、そんなにおかしなこと言ってますかね自分。
別に「ベルトの価値ガー」とか「上から目線のボクオタガー」とかどうでもいいから、とりあえず人としての最低限は上回ってほしい。好き勝手に席移動するなら、せめてそこでおとなしく座っておいてね。
というだけの話なのだが。
試合がよかった分、帰り道での残念感が尋常じゃないッス。
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