3×3.EXE久しぶりの現地観戦。アリーナ立川立飛で開催されたけど、やっぱり3×3.EXEはストリートとの親和性が抜群なんだろうな【2021.6.27感想】
2021年6月27日に東京・アリーナ立川立飛で開催された3×3.EXE PREMIER JAPAN 2021 Round.3を現地観戦してきました。
3人制バスケットボールリーグ、3×3.EXE PREMIERは以前から何度か観戦しているのですが、2020年は新型コロナウイルスの影響によりすべての試合が無観客開催に。
調べてみたところ前回現地を訪れたのは2019年7月とのことで、実に約2年ぶりの現地観戦となりました。
やっぱり3×3.EXE楽しいなww 大森ベルポートで今回は女子カンファレンスを観戦してきた。これが無料なのはホントにお得
なおこの日は午前中に予定があったために本来行くつもりはなかったのですが、調べてみると東京近郊での開催はこのアリーナ立川立飛のみ。
その他は栃木や青森、兵庫などなかなか気楽に行けない場所ばかりで、次の東京開催は9月のプレーオフ、六本木ヒルズアリーナとだいぶ時間が空く。
ここを逃すとしばらくチャンスがないと思い立ち、午後の遅い時間ながらも電車に飛び乗った次第です。
というわけで、今回はこの3×3.EXE PREMIER JAPAN 2021 Round.3の感想を言っていきたいと思います。
八王子ビートレインズのイベントは信用できるw アイシン・アレイオンズ戦を現地観戦してきた。エスフォルタアリーナ八王子ホント好き笑
- 1. 久しぶりの3×3楽しかったっす。だいぶ遅い時間の到着だったけど、公式のSNSが混雑状況を教えてくれて助かった
- 2. TACHIKWA DICE.EXE強えわ。スピーディなドリブラーにビッグマン、オールラウンダー2人というバランスの取れたチーム
- 3. TACHIKWA DICE.EXEの森黄州選手、SEALS.EXEの岩佐潤選手が印象に残った。両選手ともに経歴が素晴らしい
- 4. 3×3はストリートとの親和性の高い競技。テンポ重視のルール設計は“誰もが気軽に楽しめる”ことがコンセプトになっている?
- 5. アリーナ立川立飛に僕初降臨。アクセスが悪いのは知ってたけど、実際に行ってみたらやっぱり面倒くさいw
- 6. 僕はあのモノレールが大嫌い。バブル期の杜撰な事業の象徴みたいなヤツ。事業開始から40年経っても完成しないものを「着々と」とは言わないw
久しぶりの3×3楽しかったっす。だいぶ遅い時間の到着だったけど、公式のSNSが混雑状況を教えてくれて助かった
まず全体を通しての感想ですが、はっきり言って楽しかったです。
1試合10分というスピーディなゲーム展開はもちろん、会場に鳴り響くタテ乗りのBGMやチアリーダーのお姉さん、ホームチームのTACHIKAWA DICE.EXEのダンスチームのパフォーマンスなどなど。盛りだくさんの内容でめちゃくちゃ楽しめました。
さらに準決勝、決勝は現役の女子選手が解説席に座り、実況とともに試合を盛り上げます。
以前にも申し上げましたが、これで入場料無料はホントにヤバい。
バスケを含む球技全般が好きな方ならもれなく楽しめる、費用対効果抜群のイベントだと思います。
ちなみに僕が会場に到着したのは17:30頃とだいぶ遅い時間だったのですが、この日のタイムスケジュールは午前中から「CENTRAL TOKYO-JPN」ラウンド、午後から「KANTO-JPN」ラウンドの各4時間半という長丁場だったためにまったく問題ありませんでした。
3×3.EXE PREMIERのオフィシャルTwitterがそのつど混雑状況をお知らせしてくれるので、現地に到着してから「満員で入れませんでした」となる恐れもなく。安心して会場に向かうことができました。
3×3.EXE PREMIER JPN 2021
KANTO|Round.3 presented by
株式会社Meat-Companion?アリーナ立川立飛
?会場混雑状況|15:30時点
?混雑度:80%
?入場規制:なし
?観戦快適度:?#3×3 #3x3exe pic.twitter.com/9u3Kz2TTlx— 3×3.EXE OFFICIAL (@3x3league) June 27, 2021
TACHIKWA DICE.EXE強えわ。スピーディなドリブラーにビッグマン、オールラウンダー2人というバランスの取れたチーム
今回の「KANTO-JPN」ラウンドで優勝を飾ったのがTACHIKWA DICE.EXE。
アリーナ立川立飛を本拠地とするチームとのことで、場内にはチームジャージを着た方も多数いらっしゃいました。
「東京都立川市を拠点とする3人制プロバスケットボールチームTACHIKAWA DICE」
申し上げたように僕が会場入りしたのは17:30頃で、ちょうどTACHIKWA DICE.EXEとINZAI RHINOS.EXEの試合の真っ最中でした。
その試合を21-15で勝利したTACHIKWA DICE.EXEは続く準決勝のBELE.EXE戦を21-12、決勝のLEOVISTA BB.EXE戦を21-10といずれも圧勝して優勝を飾っています。
何というか、ほかのチームに比べて一段レベルが違いましたよね。
53番の森黄州選手が鋭いドライブで相手ディフェンスを崩し、中で待ち構える213cmのビッグマン、50番のジージオ・ベイン選手にパス。そのままパワフルなゴールを次々に決めていきます。決勝戦では計4本? のダンクをぶちかますなど、このラインが完全に相手を圧倒しておりました。
また、中を固めれば9番の池田千尋選手と8番の福田大佑選手が外から2pt(5人制の3ptシュートが3×3では2ptに相当)を決めたり、マークを振り切って中に切れ込んだ森選手にパスを出したり。
スピードのあるドリブラーと内側で無双するビッグマン、外と中でまんべんなく仕事をするオールラウンダー2人という、非常にバランスの取れたチームではないかと。
僕が観たのは4試合のみですが、「そりゃ勝つよな」と思わされるシーンが満載でした。
なお観客席を含めたTACHIKWA DICE.EXE側の応援があまりに盛大だったせいで、いつの間にか相手チームを応援していたことは内緒です()
TACHIKWA DICE.EXEの森黄州選手、SEALS.EXEの岩佐潤選手が印象に残った。両選手ともに経歴が素晴らしい
圧倒的な強さで優勝を飾ったTACHIKWA DICE.EXEですが、特によかったのが53番の森黄州選手。
ピンボケしまくってますが、ドライブからシュートまでがめちゃくちゃ速い。
ちなみにちょろっと調べたところ、この選手は以前B3の埼玉ブロンコスに特別指定選手として所属していたとのこと。
「男子選手データベース」
なるほど。
確かに周りと比べてキレが違うのも納得です。
その他、SEALS.EXEの5番、岩佐潤選手もいいなと思いました。
この選手もかなりバラエティに富んだ経歴を持っているようで、一時期アメリカの独立リーグでプレーしていたこともあるとか。
40歳のベテランとなった今でも間違いなく一線級でございます。
動きが速い+カメラが下手なせいでどうしてもピンボケするんですよね……。
優勝したTACHIKWA DICE.EXEの表彰式。
MVPには福田大佑選手が選出されております。
3×3はストリートとの親和性の高い競技。テンポ重視のルール設計は“誰もが気軽に楽しめる”ことがコンセプトになっている?
表題の通りですが、3×3はやはりストリートとの親和性が高い競技なのだと思います。
今回のようなアリーナ開催ももちろんいいのですが、いまいち会場を使い切れていないような……。
基本的にコートの半面しか使わないため、必然的にもう半分が空きスペースとなります。
で、試合を控えた選手がそこでアップをしたりするのですが、それが観客席からは丸見えなわけです。
僕だけかもしれませんが、こういうのって結構興ざめするんですよね……。
演者と観客の境界線が曖昧になっているというか。
遊園地のマスコットが被り物を外して煙草を吸っている姿をたまたま目撃しちゃった的な?
ああいう運営上の隙が垣間見えると、どうしてもテンションは下がります。
逆にこれがショッピングモール開催であれば、選手がどこでアップしようが関係ない。風景に馴染んでまったく気にならないというね。
行くなら今のうち? 3人制バスケ(3X3.EXE)が超オススメな件。Bリーグと同じノリを無料で味わえるお
・常時流れるタテ乗りのBGM
・1試合10分、試合前のアップを含めても30分弱
・ハーフコート
・どちらかが21点以上取ればその時点で終了
・入場無料
ハイテンポさと軽快さを重視したルール設計や試合展開、会場の雰囲気は競技をガッツリ見せるというより「どんな人にも気軽に触れてもらう」ことをコンセプトにしているのだろうと。
おや、なんか向こうで楽しそうなことやってんな。
へえ、3on3のバスケね。
ちょっと観ていこうか。
あとで決勝が始まるみたいだから、それまで買い物して時間を潰そうか。
ガラス張りのマクドナルドでハンバーガーをパクつきながら眺めるのもいいよね。
みたいな。
アリーナ立川立飛のような会場でコロナの感染対策をしながらしっかり運営するより、吹き抜けのショッピングモールで風景に溶け込ませる方がしっくりくる。
よくも悪くも、この“雑多なストリート感”こそが3×3の真骨頂と言えるのではないでしょうか。
要するにコレですからね。3×3のあるべき姿って。
四方を囲まれた密閉空間で観戦した結果、逆に3×3の長所や特徴が際立ったのかなと。
アリーナ立川立飛に僕初降臨。アクセスが悪いのは知ってたけど、実際に行ってみたらやっぱり面倒くさいw
ここから先は余談ですが、僕は今回初めてアリーナ立川立飛を訪れました。
2017年開場なだけあって建物もキレイなのですが、とにかくアクセスの悪さが……。
JR立川駅から徒歩で立川北駅まで行き、そこからモノレールで2駅という面倒くささ。
もともと立川自体が都心方面からも反対方面からも行きにくい上に、そこからモノレールに乗るために10分ほど歩かなくてはいけないという。
面倒くさい場所にあることは知っていたのですが、実際に行ってみるとガチで面倒くさいww
アクセスの悪い会場が大嫌いな僕としては、あまり好んで行こうと思うアリーナではありませんでした。
好きな会場ベスト3(スポーツ観戦)。アクセス、居心地、雰囲気その他。僕の好きな屋内会場を発表するぞ
ちなみに座席はこんな感じ。
悪くはないですが、振動がモロにケツに響く程度にはペラペラです。
またちょっと気になったのが、バスケのゴールが設置されているせいで視界を遮られる席があること。
無料の自由席だったのでいろいろな場所から眺めてみたのですが、2階席の最前列のこの場所に座るとコートが思いっきり隠れる。
見切れるとかではなくガチで見えない。
他のスポーツイベントの場合はどうしてるんでしょうかねコレ。
・アクセスがすこぶる悪い
・モノレールが面倒くさい
・視界を遮られる席がある
諸々の要因から、個人的にはちょっと微妙な会場かなぁという印象でした。
僕はあのモノレールが大嫌い。バブル期の杜撰な事業の象徴みたいなヤツ。事業開始から40年経っても完成しないものを「着々と」とは言わないw
そもそも論として、僕はあのモノレールが大嫌いなんですよ笑
多摩ニュータウン開発の目玉事業として1986年に計画がスタートし、1990年に着工、1998年に開通したモノレール。
ところが開発中にバブルが弾け、一時は東京都の「負の遺産」呼ばわりされたクソ路線でございます。
ここ最近、沿線に人が増えてようやく採算も取れるようになったとのことですが、いや、さすがに遅過ぎでしょと。
多摩ニュータウン=ゴーストタウンとかいう風評被害。クソ賑わっててワロタw ここがゴーストタウンなら日本の9割ゴーストタウンだわ
恐らく開発当初は「地下に電車を通すなんて古い」「これからは空中だぜ」的なテンションでイケイケでおっ始めたと想像しますが、今となってはモノレールである必要性はいっさい感じません。
将来実現するであろうリニアモーターカーのプロトタイプとしての意味合いもあったのかもしれませんが、待てど暮らせどちっとも開通しねえじゃねえかとww
「延伸も着々と進行」ってアナタ、JR町田駅までの開通が2030年予定……。
「多摩都市モノレールの延伸は実現するのか 経営破綻寸前から復活、準備も着々と進行」
事業開始から40年以上経っても完成しないものを「着々と」とは言わねえんだよww
マジな話、バブル期にはこういう杜撰なノリでスタートした事業が山ほどあったんでしょうね。
その時代を知っているわけではありませんが、湯水のようにお金を使える身分を一度でいいから味わってみたいものです()
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