ネガティブな感想を持つのは自由。SNSで発信するのも構わない。でもそれを他人に押しつけるな、作り手、プレイヤーに過度なイチャモンをつけるな。SNS上の不毛な争いって8、9割これじゃない?

東洋水産のカップうどん「赤いきつね」のCMが炎上しているらしい。
下記の動画（一人暮らしの女性が夜中にうどんをすする動画）が“性的”で不快と感じる人がいたとのこと。

 
僕はこの騒動をSNSで見かけて後追いで動画を観たのだが、まあ相変わらずだなと。
ごく少数の暴言に顕微鏡を当てて数百倍に拡大→探さなければ見つからないような小事をまるで世論が渦巻いている風に見せるいつものパティーン。
周り（注目を集めたい人、インフルエンサー（笑）憧れ、承認欲求お化け）もここぞとばかりに便乗するのでどんどん騒ぎが大きくなる。
 
わざわざ解説記事まで出してご苦労さまである。
「｢赤いきつねCM｣露出ないのに”性的”と炎上のワケ」
 
数日もすれば飽きて次に行くのだと思うが、それを含めてマジでしょーもない。
 

例のCMは確かにエロいと思った。ASMR的な効果を狙ったんだろうけど

CMを観た僕の印象を申し上げると、確かにエロい。
 
口元のアップやうどんをすする、はんぺんをくわえる際の表情、髪を耳にかける仕草。
薄明りの中+若い女性という演出もそれらをより際立たせる。
ASMR的な効果（耳かき動画と同系統のヤツ）を狙ったのだと思うが、どちらにしろソフトなエロさが漂う30秒である。
 
正直これを不快、気持ち悪いと感じる人がいるのもおかしくはない。
少なくともこっちの路線↓でいけば誰かに咎められることもなかったはず。

 
はっきり言ってここ最近のフェミニストvsアンチフェミニストや男さんと女さんの仁義なきバトルは見るに堪えない。もはや彼らは喧嘩のネタを探してるまであると思っている。
 
あそこに関わる気はいっさいないが、それはともかく僕はこのCMをエロいと感じた。
 

どう感じるかは個人の自由。節度さえ守ればSNSでの発信も何も問題ない

そして、当たり前だがこのCMをどう感じるかは個人の自由である。
普通に癒される? と思うのもいいし、不快、気持ち悪いと思う人がいてもいい。
 
SNS上では「これを性的と思う神経が理解できない」人たちと「性的で不快」という人たちの対立が広がっていたが、なーにをやっとるんだと。
中には「作り手側の気持ちを考えろ」的な意見も見られて目まいと吐き気が止まらない笑
 
申し上げたように何かを見て（聞いて）どう感じるかは個人の自由。
節度を守ればSNSや掲示板等、ネット上でその思いを表明するのも構わない。
ポジティブな意見もネガティブな意見もあっていいし、あるのが当たり前。「作り手側の気持ちを考えて」その声を封じるなど絶対にダメである。
 
つまり、CMを観た人がSNSで「気持ち悪い」と発言することは何一つおかしくない（当たり前）。
 
最近の僕のゲスい趣味を報告する回。TwitterがXになって1年。当初の予想と違う様相のThreads。香ばしいYouTubeのコメント欄
 

自分が気に入らないものを作った（ことを言った）相手が悪い←SNS上の争いってだいたいこれじゃない?

繰り返しになるが、何かを見聞きしてどんな感想を持とうがそれは個人の勝手。
 
スポーツの試合が「つまらなかった」。
映画を観て「おもしろくなかった」。
ラーメン屋のラーメンが「マズかった」。
ネガティブな感想も最低限の節度さえ守ればSNSでの表明も自由である。
 
ただしそれを他人に押しつけるな。
作り手やプレイヤーにイチャモンをつけるな。
 
不快、気持ち悪い、嫌い、ムカつく……。
何でも結構だが、その感情を他人に向けるんじゃねえ。
人格否定などもってのほかである。
 
ところがそこが理解できない、歯止めが利かないバカがSNS上には多すぎる。
 
つまらない試合をしたチーム、ミスをした選手を誹謗中傷する。
世間で評価されている映画をおもしろくないと言った人を「わかってない」とバカにする。
マズいラーメンを出した店を必要以上に吊るし上げる。
 
今回のCMで言えば、
・気色悪いCMを作ったヤツふざけんな
・あんな不愉快なものを見える場所に置きやがって
・自分が“白”と思うことは他人も“白”でなくてはならない
・自分が気に入らないものを肯定する人間は絶対許さない
 
マジな話、SNSでの不毛な揉めごとの8、9割はこれじゃないの? と思っている。
 
「悪いのは自分が（勝手に）不快になったものを作った側」
「自分が（勝手に）不快になるから即刻削除しろ」
「自分が（勝手に）感じた意見とは逆? ふざけるな」
これ↑がおかしいことは秒でわかると思うのだが、“ゼロ”と“1”の極論で戦う彼らにはまったく通用しない。
そこに男さんと女さんのいざこざが上乗せされて余計にややこしくなっている。
 
 
（両手の指よりチャンネル数が少ない）地上波と違い、インターネットにはさまざまなコンテンツが溢れている。
その中でどれを選ぶかは本人次第。当然「嫌なら見るな」は成立する。

気に入らないヤツのところに集団で駆けつけて説教おっ始める現象、相変わらず旧Twitterが旧Twitterしてんな。

毎回思うけど、何で気に入らない相手（他人）にわざわざ「わからせよう」とするんだろな。
直接被害を加えられたわけでもないのに。

見たくなきゃ見ないでいいが通用するのがSNSなのに。

— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) November 20, 2023

嫌いならさっさと離れる、無視すればいい（他人に迷惑をかけているわけではない）ものにわざわざ突っかかって「わからせよう」とする理由はどこにもない。
 
気に入らないヤツ（もの）にいちいち目くじら立ててたら人生なんてあっという間に終わっちゃうよOK?
 
お前らつけ麺の正しい食べ方知ってる? つけ麺マスター（3年ぶりに食った）の僕が理想のポジショニングを教えてやんよ。麺とスープ、左右どっち?
 

改めて「X（旧Twitter）はバカは使っちゃダメなツールなのにバカとの相性がよすぎる」よね

以前「X（旧Twitter）はバカは使っちゃいけないツールなのにバカとの相性がよすぎる」と申し上げたが、改めて間違っていないと思っている笑
 
Twitterの終末感。バカは使っちゃいけないツールなのにバカとの相性がよすぎる。気軽さの欠片もないギスギスした空気とトンデモ解釈で突っかかってくるアレな人と…
 
強めの意見を言うと高確率でゴミに絡まれる。
ある程度強い言葉を使えば反論がくるのは受け入れているが、せめてこちらの言っていることを理解してからにしてくれません?
 
初対面の相手を「お前」呼ばわりしたり、いきなりタメ口でくるバカをまともに相手すると思う?
「○○が好きor嫌い」という感想に「それは間違っている」「××の理由があって～」と説教されても「いや、単なる個人の感想ですけど?」としか言いようがないんですが?
 
つまり「バカが使ってはダメなツールなのにバカとの親和性が高い」のがX（旧Twitter）だと申し上げている。
 
「ドラマの内容が気に入らないといってテレビ局に電話をする」「店員にやたらと高圧的な態度をとる」等、理不尽なクレーマーや話の通じない人間は昔から存在した。
だが、個人が好き勝手に発信できるおかげ（せい）で表に出してはいけないバカまで見つけてしまったのがSNSの弊害である。
 
 
僕は
「いじめをなくすにはスポーツがいい」
「チーム競技で絆の大切さを～」
「精神と身体を鍛えるために～」
といった“持っている側”の理屈が大嫌いなのだが、その僕ですらSNSでの揉めごとを見ると「いいから運動でもしてこいよ」と思ってしまう笑

年明け以降旧ツイッタラが醜悪すぎる。

スポーツ万能説が大嫌いな僕でも「ちょっと運動でもしてこいよ」って思うわ。

それこそ家の周りを走るだけでもいいし。
普段何もしてないパンピーなら1km走ればネット上で喧嘩する気が失せるくらいゼーハーすっから。
10分程度で平和になれるんだからお得だろ?

— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) January 8, 2024

普段何もしていないヤツなら1km走ればめちゃくちゃゼーハーすっから。
青筋浮き上がらせながらスマホをポチポチやるよりはるかに健全ですよ?
 
 
ちなみに今回の騒動? でやり玉に挙げられた東洋水産のアカウントが無反応&通常運転なのはよかったですよね。
 
世論を先回りしたはずが思いっきり裏目に出たのがスシローだが、東洋水産は無視を決め込んだ。
昔から言われているように「バカはシカトする」のが一番の対策なのかもしれない。