ラッセルとかいう年1の風物詩。今回はジョセフ・ディアスとのお戯れですかww フェザー級最強の試合枯れマン【予想・展望】
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2018年5月19日(日本時間20日)、カナダ・モントリオールで行われるWBC世界フェザー級タイトルマッチ。
同級王者ゲイリー・ラッセルJr.が、ランキング1位ジョセフ・ディアスJr.の挑戦を受ける一戦である。
2017年5月のオスカル・エスカンドン戦以来のリングとなるラッセル。
相手のジョセフ・ディアスは現在26勝全勝14KOのサウスポー。ロサンゼルス五輪の出場経験を持つ技巧派である。
「はあ、ラッセルたん…。エスカンドンを接近戦で圧倒して勝利!! この試合好き過ぎて、もう5回くらい観てるw」
また、長谷川穂積と対戦したオラシオ・ガルシアに勝利するなど、対戦相手も十分な実力者ばかり。ここ最近も精力的にリングに上がり続け、満を持しての王座挑戦となる。
階級最強と言われながら試合枯れが激しいラッセル相手に、ディアスの勢いがどこまで通用するか。約1年ぶりにリングに上がるラッセルの力は健在なのか。
「ベストバウトその3:ラッセルvsディアス。ラッセルたんの猛打に耐えたディアスたんすげえ。フェザー級頂上決戦でしたね」
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なお、この試合はアドニス・スティーブンソンとバドゥ・ジャックによるWBC世界L・ヘビー級タイトルマッチのアンダーカードに組み込まれている。
「ジャックvsスティーブンソン? これは予想しにくいよね。ハード路線のジャックか、引退間近のスティーブンソンか」
ラッセルたんが帰ってくるぞww 年1回のお楽しみの季節がやってきました
フェザー級最強()、ゲイリー・ラッセルJr.の帰還ww
ゲイリー・ラッセルたんがリングに帰ってくる。
試合枯れが激し過ぎて、すでに年1の風物詩となりつつあるフェザー級最強()王者。
2015年の戴冠以来、毎年防衛戦を1試合ずつ。
確か「2017年は3試合やりたい」とのたまっていた記憶があるが、気づけばやっぱりしれ~っと1年が経過した。
ここまでくると、もはや「帰還」と呼んでもさしつかえない。
「ウシクvsガシエフ予想。WBSSクルーザー級決勝がサウジアラビアで開催。井上尚弥も次回バンタム級で出場するとか」
個人的にラッセルたんのことは応援しているので、試合が観られるのは素直に嬉しい。
だが、さすがにこの試合枯れっぷりはww
本人の言葉がすべてジョークに聞こえてしまう程度にはしょーもないww
「ブローナーvsバルガスが熱かった。まさかブローナーの試合でこんなにテンションが上がるとはw 会場が殺伐としたんだって」
で、アレか?
仮にこの試合に勝ったら、また来年まで冬眠すんのか?
あと3、4試合で引退するとも言っていたが、それでも4年かかるってことかww
「福原辰弥vs高橋悠斗戦感想。ミニマム級の長身福原が再起戦で勝利。この長距離サウスポーは珍しくないっすか?」
もうさ、この際だからギジェルモ・リゴンドーでも呼んでくればいい。
ロマチェンコに負けた実力者同士ということで、そこそこ注目が集まるんじゃないの?
少なくとも僕は観たい組み合わせですよ?
「パウンド・フォー・パウンド(PFP)決定。僕のPFPを考えたので、発表してみる」
まあ、主催者からすれば間違いなく地獄絵図だとは思うが。
「は? どうやってプロモーションすえばええねんww」みたいな。
ジョセフ・ディアスはいい選手ですね。ラッセルの下位互換みたいで
挑戦者ジョセフ・ディアスについてだが、個人的にはかなりいいと思う。
・鋭い踏み込み
・至近距離でのハンドスピード
・切れ味鋭い右フック
・見えない角度からの左
・スムーズなボディ打ち
若干ガードの低さが目につくものの、確かにデラホーヤが推しそうな選手に見える。顔もかっこいいし。
「期待のライアン・ガルシアを観たのでその印象を。キラキラ七三プロスペクトはデラホーヤさんの大のお気に入り?」
ただ、さすがにラッセル相手となると……。
踏み込みの鋭さはあるが、ラッセルほどじゃない。
近場での連打は凄まじいが、ラッセルほどじゃない。
得意の右フックも切れ味十分だが、ラッセルほどじゃない。
何となく、全体的にゲイリー・ラッセルの下位互換というイメージが強い。
「ライアン・ガルシアとかいう右構えの清水聡がジェイソン・べレスに苦労しつつも3-0で勝利。打倒デービス? マジで?」
そう考えると、この選手がゲイリー・ラッセルに勝つのはかなり難しい。
相性や距離云々ではなく、純粋な個体能力差でぶち抜かれてしまうのではないか。
「ロドリゲスvsバトラー!! この試合に注目しないとは何たることぞw 激闘必至の好カードちゃいます?」
体力のある序盤はそこそこ肉薄するが、4Rあたりから徐々に均衡が崩れ始める。
中盤以降、ラッセルの連打に置いていかれるシーンが目立ち、10R開始30秒に右フックを被弾。
そのままロープ際でラッシュを浴び、棒立ちになったところでレフェリーが試合をストップする。
10R1分40秒、TKOでゲイリー・ラッセルが防衛に成功。
ジョセフ・ディアスが相当の工夫をしない限り、無難にラッセルが終盤KOで勝利しそうな気がしている。
「おおお…ハードがララに勝ちやがった! いい試合だったな。両方がんばった。ちょっとロマvsリゴ戦ぽくもあったかな」
ジョセフ・ディアスが勝利する方法? やっぱり、ラッセルに勝ったロマチェンコをマネすればいいと思うんだよね
では、ジョセフ・ディアスはどうすればラッセルに勝てるか。
似たようなスタイルで、なおかつほとんどのスペックで劣る中、何をどう工夫すればいいのか。
「ベストバウトその1:バドゥ・ジャックvsスティーブンソン。いい試合過ぎて笑いが止まらんww どっちも出し切った消耗戦」
これは結構はっきりしていて、とにかくラッセルの前進を寸断すること(だと思う)。
2014年1月のロマチェンコvsラッセル戦を踏襲すればいいのではないか。
「決まっちゃったよw ロマチェンコvsリナレス。相性は悪くないけど、実際は難しいかな。階級の壁を見たいよね」
ラッセルの初弾に同時打ちでカウンターを被せ、超絶連打の発動を抑え込む。
そのまま身体を寄せて、前に出る勢いを寸断する。
ラッセルの突進力を事前にねじ伏せ、カウンターへの警戒心を植え付けてパンチを単発化させていく。
その状態で中盤以降、攻防分離気味に打ち終わりを狙う作戦に切り替える。
「リナレスがロマチェンコにKO陥落。あ〜惜しい。もう少しだったけどな。これがスピード&パワーの偉大さ」
カウンターをチラつかせて回転力を鈍らせ、近場をキープして突進力を半減させる。しっかりとガードを上げ、連打の切れ目に空いた場所を狙ってパンチをねじ込む。
序盤にラッセルの最大の持ち味である突進力とハンドスピードを半減させる。中盤からは、ガードの間からピンポイントでヒットを重ねる。
「リナレスはキャンベルに二度と関わるなww 2-1の判定でスレスレ勝利。危ない試合だった。再戦したら負けるんでない?」
ラッセルに糞詰まり状態を引き起こさせ、機能不全に陥らせてからじわじわと痛めつける作戦。何度か申し上げているが、あの試合のロマチェンコはマジでお見事だった。
「小原佳太2RKO負けでWBO-AP王座陥落。ラガンベイとダブルノックダウンで立ち上がれず。でも「まさか」ではないかな」
意外とディアスに期待感がある。スペック的にもラッセルの突進を封じ込められるかもしれない
で、これをジョセフ・ディアスにできるかどうかだが、実は意外といけるのではないかと期待している。
上述のように、ジョセフ・ディアスはゲイリー・ラッセルの下位互換(僕が決めた)。
踏み込みの鋭さとインファイトでの連打という武器がある。
純粋な中間距離ではラッセルにはかなわないが、前に出て連打を抑え込む割り切りがあれば、そこそこ何とかなるのではないか。
それこそ、2018年1月のホルヘ・リナレスvsメルシト・ヘスタ戦よりもはるかに。
「どん詰まりのリナレスvsヘスタ。お互いに相手の持ち味を打ち消し合った結果、大差判定でリナレス勝利」
逆にラッセルにこれをやられた場合、ディアスにとっては生き地獄が待っている。
近場でプレッシャーをかけられ、連打で後退させられたところに得意の右フックをドカン。
ジョセフ・ディアスはがんばったけど、やっぱりラッセルの後半KOでしたという結末しか考えられないほどに。
勝敗予想はラッセルの判定勝利。まあ、ラッセルが勝ちますよ。KOはないにしても
というわけで今回の勝敗予想だが、ゲイリー・ラッセルの判定勝利でいきたい。
散々「ジョセフ・ディアスが勝つには?」などと言っておいてアレだが、やっぱり勝つのはラッセルたんだと思うww
ジョセフ・ディアスがまともに中間距離で勝負した場合はラッセルのKO勝利を予想するが、恐らくディアス陣営もそれはわかっているはず。
とにかく前に出て、ラッセルの連打を寸断する。
足を止めず、正面衝突で突進を抑え込む。
持てる体力を全部使い、全身全霊でラッセルの動きを封じにくるのではないか。
「リー・セルビーvsジョシュ・ウォーリントン! 名勝負の予感がしますよコレは」
そして、そこまでしても、残念ながらディアスはラッセルに及ばない(気がする)。
KO負けは防げるかもしれないが、ポイントで優位に立てるか? と聞かれると……。
いや、でもジョセフ・ディアスはいいですよ。
意外と打倒ラッセルの可能性があるように見えます。
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