RIZIN22、23のクラウドファンディングが成功した件。僕もRIZINは好きだけど、あの舐め腐ったリターンじゃそりゃ苦戦するだろなというお話【感想】
2020年8月9日、10日にぴあアリーナMMで開催されるRIZIN22、23。それに際して「RIZIN活動継続のため」のクラウドファンディングが行われた。
2020年8月8日16:00時点での支援総額が60,786,839円、支援者数6456人となっており、目標額の5,000万円を達成している。
新型コロナウイルスの影響で僕もRIZINがヤバいというのは僕も耳にしていたものの、この5,000万円という金額を達成できるかどうかはマジで微妙だと思っていた。現に残り数日間の時点でもまだ達成率70%前後だったし、そこからの巻き返しは本当にお見事としか言いようがない。
計6,556人が出資し総額が約6,100万円。ということは単純計算で1人頭約10,000円弱。
何だかんだで日本の格闘技界もまだまだ捨てたもんじゃないと思わされる一件である。
なお僕はと言うと、8月9日開催のRIZIN22のオンライン視聴チケット5000円を購入させていただいた。
現地に行くか、スカパー! にするか、もしくは今回はスルーするか最後まで迷ったのだが、いろいろ考えた末に一番手軽なオンラインでの視聴に落ち着いた次第である。
RIZIN22感想。イベント自体はおもしろかった。いろいろふざけたクラウドファンディングだったけど、全試合KO決着ってのはいいよね
RIZINの動きは悪くなかったと思う。収益構造の歪さを指摘するのはいいが、平時と有事の区別くらいはつけたいね
まず、僕は今回のRIZINの一連の動きは悪くなかったと思っている。
・地上波の大口スポンサーに頼りきりの歪な収益構造
・早急にPPV文化を根付かせ、底辺拡大を推し進めるべき
・目先の視聴率、話題性ばかりに躍起になって底辺拡大を疎かにしてきたツケ
などなど。
RIZINのこれまでのスタンスに対する否定的な意見は山ほど聞こえてきたが、それはそれ。
少なくともコロナ騒動がなければ今すぐどうこうという状態ではなかったのは確かで、あくまで今回はイレギュラーなことが重なり過ぎた結果である。
格闘技ファンの底辺拡大やPPV文化等、今後に向けた課題は山ほどあるが、今の状況でドヤ顔で進言するような話ではない。鬼の首を取ったようなテンションでノゥト()を更新するのは結構だが、最低限平時と有事の区別はつけた方がいい。
トフィック・ムサエフへのファイトマネー未払いの噂が流れた際も申し上げたが、今言うべきこととそうじゃないことの区別くらいはつけようぜOK。
RIZINがとうとう未払い!? と思ったらムサエフ本人が否定。今回はある程度同情の余地があるかな。日本格闘技界の収益構造の歪さとは別問題
なりふり構わず存続にしがみつく運営の姿勢はあり。代表の本音中の本音が聞けたのは新鮮だった
そして、なりふり構わず存続にしがみつく運営側の姿勢はマジでありだと思った。
とにかく今、焦っています
国の要請に従い3つの大会を中止し
7億円の売上が飛んだ夏のメガイベント再開を目指してここまで来たが
現状では大観衆を入れたイベントは難しい選手たちも困窮していて
生きていけなくなってしまう……このままでは座して死を待つのみになる
次の一手をどうすべきか
— NOBUYUKI SAKAKIBARA (@nobu_sakakibara) June 17, 2020
皆さん本当に有難うございます。
一時は、諦めかけました。これは、嘘偽りない本音です。
そこから #RIZIN活動継続クラファン が目標金額を達成し、皆さんの支えに心が震える思いです。
『何があっても、RIZINを終わらせない』
この決意を新たに、最高のRIZINを皆さんと一緒に創造させて下さい!! pic.twitter.com/D6eEFwMg4f
— NOBUYUKI SAKAKIBARA (@nobu_sakakibara) August 7, 2020
・とにかく今、焦っています
・一時は、諦めかけました
こういう代表者の生の声が聞こえてくるのは結構貴重。
組織の代表というのはどんな状況でも周りに不安を与えないように平然と振る舞うべきという人間が多い印象だったので、ここまで本音を吐露して助けを乞う姿はなかなか新鮮だったし、それなりに心動かされるものもあった。
で、7月7日のオンライン会見で発表されたRIZIN22、23の開催とクラウドファンディングによる資金援助のお願い。
いろいろ賛否両論はあるかと思うが、僕もRIZINにはがんばってほしいと思ったのが正直なところである。
それを踏まえた上で申し上げたいのだが、
何でコイツら、こんなに偉そうなの?
この舐め腐った態度は何? 「困っています。助けてください」と言いつつ、なぜこんなに上から目線なのよw
もちろんクラウドファンディングが等価交換を求めるようなものでないことは僕も理解している。
お金を出す側のスタンスはあくまで“支援”であり、要は一時的なファンクラブみたいなもの。費用対効果や相応の見返りを求めるのはナンセンスである。
また、1分1秒を争う状況であれこれ考える余裕がなかったのも何となくわかる。
とにかく早急にクラウドファンディングを開始して資金を調達する必要がある。客単価を高くしてできるだけ実入りを増やさなければならない。でないと、継続どころかRIZIN22、23の開催すらも危うい状況だったのだろうと。
そういった諸々を承知した上で、あの舐め腐った態度は何やねんとw
特にクラウドファンディングのリターンの内容は酷い。
5000円 純粋応援プラン
リターン内容
・選手から支援者の皆さまへのお礼動画をお渡しいたします
・心を込めた感謝状(画像データの提供)をお渡しいたします
・当クラウドファンディング限定スマートフォン用の壁紙(画像データの提供)をお渡しいたします
・試合が再開したあかつきには、今後の大会や姿勢で支援者の方々に必ず恩返しいたします
何じゃこりゃww
選手からのお礼動画、スマートフォン用の壁紙提供はギリギリ許せる。
だが、心を込めた感謝状って何?
最後のヤツ、今後の大会や姿勢で恩返しってww
今後の約束キター!!
じゃねえんだよww
最低金額5,000円と10,000円のリターン内容があまりに舐めてるし、50,000円のヤツはもはや擁護する部分が一つもない。
は? オンラインディナーショー?
いやいやいや。
いらんでしょww
単なる画面越しの飲み会が50,000円で、支援者の手元に残るのは思い出のみ?
申し上げたようにクラウドファンディングの特性上、金額と同等のリターンを用意しろなどと言うつもりはないが、あまりにテキトー過ぎませんかという話。
僕はRIZINが割と好き一連の流れも好意的に見てるんですが。
それでもあの舐め腐ったクラウドファンディングには金を出す気がちっとも起きないんだよな。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) July 17, 2020
現地観戦のチケットもまた……。
新しくできたぴあアリーナMMという会場がどんなところなのかは知らないが、さすがに25,000円も払わせて自由席はどうなのよ。底辺価格10,000円というのもなかなかだし、いろいろと舐め過ぎちゃいますかねww
「困っています。このままではRIZINが潰れてしまいます。助けてください」と散々お願いしている割に、この上から目線は何やねんと。
少しでも客単価を上げて余裕を生みたい気持ちはわかるが、こちら側のテンションをことごとく下げにくるのはどういうこと?
RIZINはファンのためとか、ピンチです、助けてくださいとか言ってる割に何であんなに上から目線なんだ?
ぴあアリーナMMがどういう作りなのかは知らんが、25000円も出させて自由席なんて許されんのかw
しかもPPVが2日で10000円⁉️
客単価を上げて採算取るってのはわかるけど、あまりに偉そう過ぎるわw https://t.co/g2KYluCNKU
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) July 24, 2020
上述のように今回は新たに追加されたオンライン視聴チケット5,000円を購入したのだが、それでもかなり迷った末のこと。
5,000円のPPVなんて、月額1,500円であらゆるスポーツ視聴が可能になるDAZNのようなサービスがある状況で破格もいいところですからね。
まあでも、5,000万円という金額が集まったことは紛れもない事実。中にはかなり大口の支援をしてくれた方もいたのかなと。
そう考えると、選手も運営側も「大勢のファン<<大口のスポンサー」というスタンスになるのも仕方ないのかな? という気もしてくる。
業界の発展という意味ではまったく前向きではありませんが。
那須川天心が笠原友希を1RKO! って、もうK-1いくのが一番いいんちゃう? で、1年後に久保優太コースでボクシングに転向すれば…
DANGAN235のクラウドファンディングはなかなかよかったよね。沢村竜平のパネルがないのは許しがたいがw
ちなみにだが、2020年8月22日に東京・後楽園ホールで行われるボクシング興行「DANGAN235 はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント決勝」のクラウドファンディングは個人的になかなかよかったと思っている。
「延期になったはじめの一歩トーナメント決勝を開催してボクシングの面白さを伝えたい!」
3,000円スタートで森川ジョージの解説副音声つきのライプ配信や大会限定のパンフレット、森川ジョージの4コマ漫画Tシャツ、支援者クレジットなどなど。
中でも支援者の名前を掲載したパネルを会場に設置するというのは割とおもしろい。
「はじめの一歩」の主要キャラ(幕之内一歩、宮田一郎、千堂武士、間柴了、鷹村守、リカルド・マルチネス)から選択できるのもいいよね。
今回は目標金額が500万円なので、このくらいの金額ならある程度マニアックでも熱烈なファンに呼びかければどうにかなるというのもあったのだろうと。
5,000万円という途方もない金額ながら、コア層すらも舐めきった態度で勝負に出たRIZINとは大違いであるww
まあ、あえて言うなら沢村竜平のパネルを用意しなかったのは許しがたいが。
何⁈
完全に油断してたけど、ひょっとして達成際どいのか?大至急沢村竜平のパネルを用意しれ()
延期になったはじめの一歩トーナメント決勝を開催してボクシングの面白さを伝えたい! – クラウドファンディングCAMPFIRE https://t.co/XzdPzZLXHe #夢見る人をはじめる人に @BoxingDanganより
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) July 4, 2020
だって、日本人は全員沢村竜平になりたいんだろ?
漫画の好きなキャラクターなら
1位:モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)
2位:沢村竜平(はじめの一歩)
3位:孫悟空(ドラゴンボール)
4位:竈門炭治郎(鬼滅の刃)
5位:エレン・イェーガー(進撃の巨人)
は不動のランキングなわけですし(違
なお余談だが、今回のRIZIN22のオンライン視聴ログインパスワードのお知らせがきたのが前日の14:00。これがまあまあのストレスだったことを報告しておく。
クラウドファンディングは個人や団体が手軽に支援を集めるにはありがたいサービスだが、リターンの手配が人力になるのはやはり負担が大きいのだろうと。
そして、待たされるこちら側もなかなかキツいなぁというのが素直な感想である。
せめて「支援完了から○○日以内に手配します」といった記載があれば、それなりに目安になるんですけどね……。
てか、よく見たらオンライン視聴ってアーカイブなしなの!?
基本は生中継のみで、ギフトがたまれば24時間限定でのアーカイブ配信?
いや〜〜〜。
最初から最後まで舐めとんなww
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