映画「ランペイジ 巨獣大乱闘」感想。デカさとはロマンであり正義。デカければたいていのことが許される。ナオミ・ハリスへの愛が止まらない
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映画「ランペイジ 巨獣大乱闘」を観た。
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「ランペイジ 巨獣大乱闘」(2018年)
シカゴの企業エナジン社は、宇宙ステーションで極秘の生体実験を行っていた。
だが、その最中に実験動物のネズミが暴走、次々にステーションを破壊していく。
大急ぎで脱出ポッドに乗り込んだアトキンズ博士だったが、狂暴化したネズミに襲われポッドごと爆発させられてしまう。そして、彼女の持っていた遺伝子のサンプルは大気圏を超え、地球に落下する。
一方、元特殊部隊員のデイビスは、現在は霊長類学者としてサンディエゴの動物園で働いている。
人間嫌いの性格から他人を寄せつけないデイビスだが、その反面、かつて戦場で助けた白い毛並みを持つゴリラの“ジョージ”とは仲がいい。
元来ジョージは知能が高く、手話によるコミュニケーションも可能。拳と拳を合わせるグータッチや、中指を立てて人間をからかうなど、デイビスとは親友以上の関係を築いていた。
ある朝、デイビスは飼育係に「一頭のグリズリーが何者かに殺された」と報告を受ける。
現場に向かうと、そこには目に見えて巨大化したジョージの姿が。
原因不明の事態に戸惑うデイビスだったが、不安そうな表情を見せるジョージをなだめ、いったん檻に入れることに成功する。
ところが、不安と空腹が頂点に達したジョージは抑えが効かず、凄まじい力で檻を突き破り脱走してしまう。
1986年のアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースに製作され、ドウェイン・ジョンソンが主演・製作総指揮を務めた2018年公開のパニックムービーである。
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「ランペイジ 巨獣大乱闘」サイコーだった。そうそう、僕はこういう映画を求めてるんですよww
動物がモンスター化して暴れるパニックムービー「ランペイジ 巨獣大乱闘」。
主演はWWE戦士ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン。レスラー時代の体格を活かした豪快なアクションには定評があり、「ワイルドスピード」シリーズのホブス役としても知られる。
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そのドウェイン・ジョンソンが体当たりで挑む怪獣映画とのことで、僕自身、今回の「ランペイジ 巨獣大乱闘」には大いに期待していた。
で、実際に映画を観た感想だが、
「期待通りおもしろかった」
うん。
何と言うか、サイコーだったww
何度か申し上げているが、僕が映画に求めるものはわかりやすさ。
朝から何もやることがない休日に鼻くそをほじりながら観られるものこそ最上の娯楽。思考を停止して没頭できる作品が僕の中でのNo.1である。
人種差別、政治、世界平和その他。
ややこしいことをいっさい考えず、ただただ楽しく観たい。
そういう意味でも「ランペイジ 巨獣大乱闘」はパーフェクトと言える1本だった。
いつも似たようなことを連呼して、いいかげんしつこいが。
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デカさこそは神に与えられた特権。デカさは万物を超越するのであるww
具体的には、やはりデカさこそがロマン、デカさこそが正義としか言いようがない。
表題の通りなのだが、デカければすべてOK。世の中にはびこるたいていの理不尽はデカさによって許されると言っても過言ではない。
デカければ狂暴化してもいい。
デカければ空腹で暴れてもいい。
デカければ主人の言うことを聞かなくてもいい。
デカければ銃弾も無効化していい。
デカければ空も飛べていい。
デカければ毒針も出せていい。
デカければヘリコプターを叩き落とせていい。
デカければ街を破壊してもいい。
デカければ無差別殺戮も許されていい。
つまり、デカければ何をしてもいい。
デカさこそ万能、デカさこそが神に与えられた特権なのである。
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巨獣にロマンを感じませんでした? デカい昆虫のいる世界に行ってみたいと思いませんか? 「ランペイジ 巨獣大乱闘」はそれをかなえてくれた
などと適当なことを言っているが、実際この映画にロマンを感じた方は多いのではないか。
3億年前の地球では、トンボやゴキブリなどの昆虫が今よりもはるかに巨大だったという。酸素濃度の違いなど、要因は諸説あるようだが、そんなことはどうでもいい。恐らく誰もが「一度でいいからその巨大な昆虫を見てみたい」「手で触れてみたい」と思ったことがあるはず。少なくとも、僕は巨大な蚊や蝶が目の前を飛び回る世界をいつも想像している。
そして、今回の「ランペイジ 巨獣大乱闘」はまさにそのロマンを具現化してくれた作品と言える。
だってそうでしょ。
「ジュラシックパーク」シリーズのように、古代の恐竜を蘇らせたわけでもない。
「キングコング」シリーズのように、特殊な生態系の中で生まれた生物でもない。
「ゴジラ」シリーズのように、高濃度の放射能によって生み出された突然変異でもない。
動物園に行けば会えるような見慣れた動物が、そのまま巨大化、狂暴化する。その過程で本来持ちえなかった特殊能力に目覚め、バーサーカーと化す。
こんな楽しいことがありますかって話ww
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筋骨隆々、最強の霊長類学者の呼び声高いデイビス・オコイエでさえ、彼らにとってはゴミ同然。どんな攻撃も固い装甲で跳ね返し、理不尽なまでの跳躍力と獰猛さで破壊の限りを尽くす。その姿に興奮を抑えきれないww
特に、アメリカワニのリジーのチートさはアカン。
水中を泳ぐ姿は「アナコンダ」。
ジャンプして飛行機を飲みこむ姿は「ジュラシックワールド」。
固い鱗はすべての攻撃を無効化し、尾には鋭い刃のような無数の棘。
さらに、オオカミのラルフの首をあっさりかみ切る強靭な顎とジョージを軽々吹き飛ばすパワー、飛行機にも追いつくスピードを持ち合わせる。その上、えら呼吸まで可能で、水中に何時間留まっても平気という。
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過去のパニックムービーを彷彿とさせる殺戮シーンに加え、オーディエンスを震え上がらせるほどの無敵のプロフィールww
もはや殺戮のみにパラメータを振り切った超生物と言っても過言ではない。「そんなの登場させてどーすんの? 倒せねえじゃんww」とツッコミを入れたくなるような怪物っぷりである。
だが、それらもすべて問題ない。
なぜならデカいから。
我々愚民は圧倒的なデカさの前では無力。すべてを受け入れ、ひれ伏さなくてはならないのである。
それが国民の義務であり、小動物としてこの世に生を受けた者に課せられた運命なのである。
説明を最低限に端折ったのもよかった。唐突に現れる謎の巨大生物の恐怖感たるや……
あとはまあ、諸々の説明をとことん省いたのもよかった。
オオカミのラルフは感染直後に仲間を皆殺しにした。
アメリカワニのリジーは沼に落ちていたサンプルを飲み込んで巨大化、凶悪化した。
ジョージ以外の巨獣にもこうした設定があったようだが、作中ではその部分にはいっさい触れられない。
オオカミは突然森の中から、ワニは水中から現れ、人間たちを無慈悲に蹴散らしていく。この唐突感がより視聴者の恐怖心を煽り、臨場感を底上げしていた。
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なお一つ不満を言うなら、ラストバトルの舞台が大都会だったことかなと。
周りを超高層ビル群に囲まれているせいで、巨獣たちのデカさがいまいち際立たない。街と同化し過ぎというか、むしろ森の中で人間を食いちぎる序盤の方が、恐怖という面では上だったかもしれない。
とはいえ、森の中でいくら暴れてもパニックにはならないし、のどかな住宅地では切迫感が物足りない。
恐怖と迫力のトレードオフというヤツであるww
女性陣のキャラ立ち具合が今作を支えた。中でもナオミ・ハリス姐さんのキュートな笑顔はすばらしいw
また、今作で忘れてはならないのが女性陣のキャラ立ちっぷり。
開始早々SOSを徹底的にシカトされ、遺伝子サンプルとともに脱出ポッドに乗り込むも残念な最期を迎えたケリー・アトキンズ。
平然とFBIを欺き、元部下にすべての罪をなすりつけようとする性悪強欲おばさん、クレア・ワイデン。
そして本作のヒロインであり、主人公デイビスとともにエナジン社の暴走を止めるべく奔走するケイト・コールドウェル。
この3人なくして映画「ランペイジ 巨獣大乱闘」の成功? はあり得ない。
「「ジュラシック・ワールド/炎の王国」が予想外におもしろかった件。スケールが小さいだって? それがいいんじゃねえかw」
特にアレだ。
ケイト・コールドウェル役のナオミ・ハリス姐さんはよかった。
この人に関しては、2016年の「ムーンライト」でのクズなヤク中の母親役が印象的なのだが、やはり一番有名なのは「007」シリーズのマネーペニーだろうか。
そんなナオミ・ハリス姐さん、今作ではドウェイン・ジョンソンのサポート役兼驚き係兼解説員として、ストーリーの中枢を担う重要な役どころを演じきってくれた。
弟を殺された恨みを押し殺し、懸命に前を向くひたむきさと時おり見せるキュートな笑顔。彼女のしぐさ一つ一つが僕の心をつかんで離さないww
てか、今さらだけど、ムーンライトのナオミ・ハリス姐さんはリアルに1ミクロンも感情移入ができないくらいのクソババアだったよねww
普段はこんなに表情豊かなのに。
ちなみにだが、以前、僕はUFCファイターのアマンダ・ヌネス姐さんの邪悪な笑顔が好きだと言ったことがあるが、系統としてはナオミ・ハリスと近い(気がする)。
やっぱりマニアックですかね?
自分ではそんなことないと思ってるんですが。
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