井上尚弥vsアラン・ディパエン戦現地観戦。正直タルいイベントだった。久しぶりの5時間の長丁場+まさかの写真撮影禁止、絶妙に眠気を誘う進行【2021.12.14感想】
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2021年12月14日に東京・両国国技館で開催された「PXB WORLD SPIRITS」、王者井上尚弥と挑戦者アラン・ディパエンによるWBAスーパー/IBF世界バンタム級タイトルマッチを現地観戦してきたので、その感想を。
と言っても僕は当初、このイベントを現地観戦する予定はなく。また3960円というクソ高いPPVを購入する気にもならず、この際だからスルーしてもいいかな? とも思っていた。
ところが年末に現地観戦を考えていたS・フライ級王座統一戦、井岡一翔vsジェルウィン・アンカハス戦が新型コロナウイルスの影響で中止になり、お祭り気分がふっ飛んだことで急遽穴埋めとしてこちらを現地観戦することに。
僕自身、両国国技館が初めてだったことに加えて井岡vsアンカハス戦に4、5万くらいまでなら出してもいいかな? と思っていたこともあり、「じゃあ、行きますか」と。
割と日程が迫っていたものの、普通にチケットぴあに2階席が残っていたので“ポチっ”と購入した次第である。
バトラー怒りの撤退w カシメロ計量に現れず。勅使河原弘晶がタパレスにあんな負け方をするとは。亀田和毅がパレホに大差判定勝利
まさかの写真撮影禁止。とてもじゃないけど守られるとは思えない…。約5時間の長丁場も久しぶりだった
そして当日、いざ会場に行ってみると……。
まさかの写真撮影禁止。
え? マジで!?
動画撮影禁止はわかるけど、静止画もダメなの?
「PPVの特性上」とのことだが、さすがにこれは意味がわからない。
というか、そんなのちゃんと守られるもんなの?
だって、ボクシングハァンだぜ笑?
と思っていると、案の定どいつもこいつもガッツリ撮影してやがる。
会場の案内係もそれを注意する素振りすらない。
いや、いったい何がしたいんすか大橋ジムさん笑
バカでかい一眼レフを首から下げたおっさんが普通にウロウロしてるけど。
また、この日行われたのは全部で7試合。
15時開場、16時開始で終了が21時近くという長丁場だったわけだが、これもなかなか……。
コロナの影響か、ここ最近僕が足を運んだのは全4、5試合のものばかり。これだけ長時間のイベントは本当に久しぶりだった。
おかげでだいぶしんどかったというのが本音だったりする。
富岡樹vs藤田裕崇戦、大激戦にテンション上がりまくり。富岡選手は残念だったけどナイスファイト。藤田選手の今後に期待
穴埋めとして足を運んだ会場で写真撮影禁止+約5時間の長丁場。
僕のテンションがアレだったせいで今回はまあまあネガティブな感想になると思うが、主な原因は上記によるもの(2階席でリングが遠かったのもある)であることをご理解いただければ幸いでございます。
まあ、自分の金と時間を使って観に行ったイベントの感想を言うのにあらかじめ釈明する必要もないんですが笑
全体的にモヤッとしたイベントだった。判定続きに間延びした進行が絶妙に眠気を誘う笑
全体の感想としては、非常にモヤッとしたイベントだったなと。
まず序盤の4試合中3試合が判定だったこと、KO決着の試合も5Rまでかかったこと(8回戦)でだいぶダレたというのがある。
パンフレットに記載されたラインアップを見ると、
第3試合:石井渡士也(4勝1敗3KO)vs藤岡拓弥(10勝10敗1KO)
第4試合:松本圭佑(3勝3KO)vs荒木貴裕(12勝10敗4KO)
この2試合は石井と松本を目立たせるためのマッチメイクなのは明白だが、対戦相手のKO率から万一のアップセットも起こりそうにない。どう考えてもスカ勝ちが至上命題だったわけだが、実際にはそうはならず。
しかも、各試合ごとに妙ぉ~な空き時間が入るのが……。
休憩時間というほど長くもないけど、単なるつなぎとしては間延びし過ぎ。
配信の都合なのか、時間調整なのかは不明だが、とにかく微妙な空き時間だった。
タルい判定試合の合間に入るちょっとした空白の時間、もちろんイベント自体はいつも通り淡々と試合を垂れ流すだけ。
この賢者タイムの積み重ねが絶妙に眠気を誘うのである。
で、心身ともに疲弊しきったところでセミファイナルの煽りVTR。
「技巧派サウスポー同士の激突!!」。
・ミニマム級
・技巧派サウスポー対決
・12回戦
・2階席
うん、すまん。
今のコンディションでこの試合を集中して観るのは無理だわ。
2度目の世界挑戦となった谷口将隆がウィルフレッド・メンデスにドラマチックな勝利を挙げたとのことだが、申し訳ないことに僕はこの試合の記憶がほとんど残っていない。
行ってきたんですが。
石井渡士也→スパーリングし過ぎて井上の劣化コピー
ミライモンスター→上手い。以上
谷口メンデス→眠くてよく覚えとらん
井上尚弥→タイ人苦手過ぎワロタ全体的にモヤッとした興行だったな。
MVPは文句なしに武居由樹。
K1出身の外敵感を全面に出すやり方も本当にうまい。 pic.twitter.com/ePb00lVaDN— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) December 14, 2021
ホワイトパーティ、白い服着用のドレスコードが結構守られててワロタw さらに驚いたのが…
そしてメインイベントの井上尚弥vsディパエン戦について。
今回は井上本人の提案によるホワイトパーティ、観客に白の服を着用してもらい、そこに赤の衣装をまとった井上が登場することで日の丸を浮かび上がらせる? という試みが実施されている。
事前にドレスコードとして白い服を着用しての来場がアナウンスされたわけだが、驚いたことに場内は白に身を包んでいる人がかなりの割合でいた。
ああ、そうなんすね笑
・大声禁止
・撮影禁止
・席移動禁止
・マスク着用
いつもは幼稚園児でも一度言えばわかることすら守らないのに、そこはしっかり従うんかいww
みたいな。
平岡アンディvs佐々木尽、栗原慶太vs中嶋一輝。数日遅れで視聴したので感想を。さすがの平岡アンディと栗原慶太の圧勝っぷり
さらに驚いたのが、
井上の衣装がそんなに赤くねえ笑
世界戦17連勝の #井上尚弥 が〝ドレスコード〟に感激!「白い景色…ご協力ありがとうございました」 https://t.co/8SHcjrBNgf
— 東スポ (@tospo_prores) December 14, 2021
まさかの半分白!!
グローブも白!!
フードは黒!!
こんなことを言うとアレだが、この日一番驚かされたのは間違いなく井上の衣装である。
ちなみに僕の服装は全身黒でした(白は半そでTシャツしか持ってねえ)。
試合の具体的な感想を…。初めての両国国技館はすげえよかったっす
では、ここからは試合についての感想を。
と思ったのだが、だいぶ長くなってきたので次回に回すことにする。
井上尚弥はタイ人が苦手←案外ガチだと思う。アラン・ディパエンに8Rまで粘られる。武居由樹の超絶バランス感覚。今村和寛に1RKO勝利
そういえば、初めて行った両国国技館はなかなかよかったです。
背もたれつきのフッカフカの座席+前の列との余裕もある。
適度に傾斜もついているので前の人の頭でリングが隠れることもない。
イベント自体は非常にモヤッとしたものだったが、両国国技館は快適だった。
これはアレだ。
さっそく「僕の好きな会場」ランキングの上位に食い込む可能性もありますね。
好きな会場ベスト3(スポーツ観戦)。アクセス、居心地、雰囲気その他。僕の好きな屋内会場を発表するぞ
なお、もう少しお金を出せば升席を購入できたのだが、いろいろ調べるとあまり座り心地がよくなさそうなのと、今回はカーペットをどかしてパイプ椅子を設置するとのことだったので止めておいた。
結果的にこの判断は正解だった気がする。
だって、5時間ぶっ続けでパイプ椅子はキチいって。
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