プリティ・ウーマンのジュリア・ロバーツは東京ラブストーリーの鈴木保奈美だってことを今から説明してやるからそこ座れ【感想】
「映画・マンガ・ドラマ記事一覧リンク集」へ戻る
いつもの街角に別れを告げ、女は“夢”に出会い、男は“愛”を知りました
映画「プリティ・ウーマン」を観た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
プリティ・ウーマン(1990)
街角のコールガールだったヴィヴィアンが偶然声をかけた男は“ウォール街の狼”と呼ばれる実業家エドワードだった。
一週間のパートナー役として契約する2人。
ヴィヴィアンはエドワードの住むゴージャスな世界を満喫し、エドワードはヴィヴィアンの持つ天真爛漫さを新鮮に感じる。
2人がお互いの境遇の違いに苦しみながら惹かれあい、ヴィヴィアンが魅力的に変貌していくというシンデレラストーリーである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
久しぶりに観た「プリティ・ウーマン」は最高によかった
この映画は1990年と、もはや「懐かしの~」と呼ばれてもおかしくないほどクソ古い作品だが、先日何となく思い立って観てみた。
・理想のシンデレラストーリー
・女性の憧れ
・不朽の恋愛映画
・ハートフルでバブリーな非日常
名作として語られることが多い「プリティ・ウーマン」だが、実を言うと僕はこの映画を初めて観たのがつい2年前である。
「映画「Slam(スラム)」でポエトリー・リーディングの雨に降られろ。ソウル・ウィリアムズの魂の叫び」
もちろん映画の名前は知っていたし、主題歌の「Oh Pretty Woman」が大ヒットしたことも知っていた。別に避けていたわけでもなく、ただ何となく観る機会を逸していた。
そして何だかんだで2年前に「ちょっと観てみるかいな」と思って初鑑賞し、先日2度目の鑑賞にいたった次第である。
結論から言うと、
「めちゃくちゃよかった」。
こんなにハッピーな気分に浸れる映画はなかなかないんじゃないか? そう思えるくらい至福の時間を過ごすことができた。
「トム・クルーズは強化版キムタクだった?「ザ・エージェント」でキラキラが止まらない」
以前も申し上げたように、僕が映画のよしあしを判断する基準は「わかりやすさ」である。
昔は「考えさせられる」とか「メッセージ性の強い~」などと屁理屈をこねながら眉間にしわを寄せて映画を観ていたのだが、いつしかそんなことはどうでもよくなった。
「ワイルド・スピードのドラゴンボール化が止まらなくて腹がよじれそうな件」
シンプル・イズ・ゴールデンベスト。
娯楽に理屈なんかいりまへん。
気楽に肩の力を抜いて。
楽しければそれでオールOK。
これが今の僕が映画を観るスタンスである。
そういう意味でも「プリティ・ウーマン」のわかりやすさは僕にとってうってつけだった。
「刃牙(バキ)シリーズかませ犬ランキング1位の発表(歴代トップ6)!! 惜しくもランク外のツワモノ2人も紹介するお」
この「プリティ・ウーマン」を初めて観たのは2年前と申し上げたが、実は真夜中という時間帯での鑑賞であった。そのせいで、もしかしたら「脳みそが沸いてたから3割増しで評価しちゃってるのか?」とも思っていた。
だが、今回はテレビで言うところのゴールデンタイムでの鑑賞である。ベストコンディションで臨んだ生涯2度目の「プリティ・ウーマン」は、初鑑賞時と変わらぬ輝きで僕を迎え入れてくれた。
本当にすばらしい映画です。
サンキュー、プリティ・ウーマン。
サンキュー、ジュリア・ロバーツ。
「ダイの大冒険は結局ポップなんだよな。かっちょいい技ランキングTOP10第2回。名言自動販売機と化したポップの活躍に震えろ」
へえ~、意外と支持していない人も多いんだね
2年ぶりの「プリティ・ウーマン」鑑賞を終え、ハートフル・ウォーミングな気分に浸った数日後。
世の中のみなさんがこの映画をどう思っているのかが気になり、余韻を残しつつ「プリティ・ウーマン 感想」とGoogle検索をしてみた。
そこで初めて知ったのだが、この映画に批判的な人はわりと多い。
もちろん好意的に受け取っている人もたくさんいるが、痛烈に批判している方も一定数いらっしゃるのである。
・バブリー過ぎる
・女性を見下した男性目線の映画
・実業家エドワードに現実味がなさ過ぎる
・男の力で成りあがる女に共感できない
・そもそもコールガールという設定が受け付けない
・しょせん金
だいたいこんな感じだろうか。
特に「男の金で成功する女」という設定を受け付けない人は多いようである。
中には「数日間(数カット)で下品なチンピラ娘が淑女に様変わりするのはおかしい」という意見も見られた。
「新垣結衣「逃げ恥」はひさびさの俺ヒット。綾瀬はるか「ホタルノヒカリ」以来、数年ぶりに規則正しい生活を強いられたぞww」
うん、確かに。
言われてみれば、もう少し成長する過程を丁寧に表現してもよかったかもしれない。
「刃牙(バキ)シリーズベスト1位を発表するぞww 名勝負7選【後編】と番外編「ランキングにいれようか迷った末に止めたけど文句ある?」一戦」
超有名映画だけに、批判的な意見も相応にあるのだろう。
ハートフルな余韻を共感したいと思って検索したものの、冷静な意見に触れることができたのは非常に新鮮だった。
「映画「ALI」を観とけばモハメド・アリの偉大さはだいたいわかる」
別に何でもよくね? ジュリア・ロバーツがかわいいから
ジュリア・ロバーツがかわいい。
これこそ映画「プリティ・ウーマン」を表現する唯一の言葉である。
「「僕だけがいない街」感想。こんなマンガがあったことにビックリ。読み終わった瞬間、すぐに最初から読み直したのは初めて」
超有名映画ゆえに批判的な意見が存在することは間違いない。
拝金主義、男尊女卑と言われ、展開的にも無理があるという指摘も非常にわかる。
だが問題ない。
なぜならジュリア・ロバーツがかわいいから。
「この映画は本来、調子こいた成金野郎を皮肉ったコメディであって、恋愛映画として受け取られていること自体がおかしい」とおっしゃっている方もいて、「なるほど、そうだったのか!」と気づかされたりもした。
まあ、関係ない。
なぜならジュリア・ロバーツがかわいいから。
というか、その設定をジュリア・ロバーツの魅力が上回っちゃったってことだろ?
洋服屋の店員やホテルマン、性格の悪い顧問弁護士などの脇役がいい味を出しているとの評価もあるようだが、それも関係ない。
なぜならジュリア・ロバーツがかわいいから。
何だかんだと言われる映画ではあるが、要はジュリア・ロバーツだ。
あの映画は99%ジュリア・ロバーツの魅力で成り立っている。
言うなればジュリア・ロバーツの壮大なPVだ。ジュリア・ロバーツというスーパールーキーをたっぷり2時間かけて紹介する、ストーリー仕立てのプロモーション映像である。
全編2時間のうちジュリア・ロバーツが画面に何分映っているのかは知らない。だが、そんなことは大した問題ではない。
なぜならジュリア・ロバーツがかわいいから。
画面に映っていようがいまいがどうでもいい。ジュリア・ロバーツがかわいい。
若き日のリチャード・ギアがセクシーな演技を見せていてもジュリア・ロバーツがかわいい。
友人のローラが世の中に対する恨み節を連ねていてもジュリア・ロバーツがかわいい。
買収相手のラルフが自社への愛着と今後の展望のはざまで葛藤している最中もジュリア・ロバーツがかわいい。
「パーフェクト・ワールドのブッチが予想以上にクズだった。イケイケのケビン・コスナーと力技ロマン映画のクリント・イーストウッド」
今作で「ワイルドでセクシーな紳士」という新境地を拓いたと言われるリチャード・ギアだが、僕に言わせればそんなものは後付けだ。リチャード・ギアに媚を売りたい映画評論家がジュリア・ロバーツとのバランスをとるために付け足したハリボテに過ぎない。
極端な話、リチャード・ギアが途中でハリソン・フォードと入れかわっても影響はない。たとえハリソン・フォードとケビン・コスナーがワンカットずつ交互に出てきてもサラッと流せる自信がある。
それくらいこの映画のジュリア・ロバーツはかわいい。
「ターミネーター(1984年)を観たら思いっきりホラー映画だった件」
プリティ・ウーマンのジュリア・ロバーツは東京ラブストーリーの鈴木保奈美だ
繰り返しになるが、映画「プリティ・ウーマン」はジュリア・ロバーツがかわいいというひと言だけですべてが成り立つ作品である。
言うなれば「東京ラブストーリー」における鈴木保奈美だ。
東京ラブストーリーは1991年に放送されて最高視聴率32.2%を記録した伝説のドラマだが、あのドラマの魅力は赤名リカ役を演じた鈴木保奈美がすべてと言ってもいい。
「映画「ニューイヤーズ・イブ」感想。自分の心に素直になれば、ほんの少しの奇跡が起きる。ヒラリー・スワンクの借りはヒラリー・スワンクで返せ」
周囲を幸せな空気にする天真爛漫さ。
数々の名言。
猪突猛進な行動とは裏腹の繊細な性格。
「第9地区は予備知識ゼロで観る映画。出会いに感謝したくなるほど最高。グロテスクなトランスフォーマーで度肝抜かれた」
柴門ふみの原作をはるかに超える魅力的なキャラ、織田裕二扮する永尾完治を圧倒的にしのぐ存在感で、視聴者の心をわしづかみにして見せたのである。
放送から25年以上たった今でも、僕は鈴木保奈美演じる赤名リカを超えるヒロインに出会ったことはない。そして、その赤名リカに唯一並び立つものがいるとすれば、それは間違いなく「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツである。
実質「東京ラブストーリー」で女優としてのキャリアをすべて使い切った鈴木保奈美だが、それを補って余りある財産を手に入れたことは疑いようがない。それくらい赤名リカを演じた鈴木保奈美の突出っぷりは群を抜いていた。
大事なことなのでもう一度言っておくと、「プリティ・ウーマン」はジュリア・ロバーツだけで成り立っている映画だ。
そして、ドラマ「東京ラブストーリー」の養分は鈴木保奈美である。
「観終わった後に何も残らない「遊びの時間は終わらない」。これを防災の日に観る映画に認定したい」
「好き」って一言が早口言葉500回言うよりも難しい時ってあるもんねぇ。(赤名リカ)
— 東京ラブストーリー名言bot (@Tokyolove_bot) 2016年4月6日
ヒマラヤのてっぺんから電話したら迎えに来てくれる?(赤名リカ)
— 東京ラブストーリー名言bot (@Tokyolove_bot) 2016年3月1日
気持ちは1つしかないんだよ?2個はないんだよ?どこに置いてきちゃったの?(赤名リカ)
— 東京ラブストーリー名言bot (@Tokyolove_bot) 2016年2月28日
あ、ちなみに自分、東京ラブストーリーをリアルタイムでは観てないっす。柴門ふみの原作も読んでないっす(いつも同じようなこと言ってるな)。
「映画・マンガ・ドラマ記事一覧リンク集」へ戻る