西田凌佑がエマヌエル・ロドリゲスに勝利。ジャブで圧倒してロドリゲスに中間距離を諦めさせる。そういえば比嘉戦でも接近戦やってたわ【結果・感想】

西田凌佑がエマヌエル・ロドリゲスに勝利。ジャブで圧倒してロドリゲスに中間距離を諦めさせる。そういえば比嘉戦でも接近戦やってたわ【結果・感想】

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2024年5月4日にエディオンアリーナ大阪で行われたIBF世界バンタム級タイトルマッチ。同級王者エマヌエル・ロドリゲスにランキング1位西田凌佑が挑んだ試合は3-0(117-110、115-112、115-112)の判定で西田が勝利。見事初戴冠を果たしている。
 
 
東京ドームでの井上尚弥vsルイス・ネリ戦を現地観戦したのは下記の通り。
 
井上尚弥vsルイス・ネリ現地観戦感想。序盤の鬼強タイムの井上をダウンさせた意義は大きい。S・バンタム級の井上を過度に神格化する必要はない
 
今回はその2日前に大阪で開催されたIBF世界バンタム級タイトル戦についてである。
 
現在のバンタム級は日本人選手中心に回っていて、この試合もその一つ。2019年5月に井上と対戦したロドリゲスが来日することもあって東京ドーム興行と同じくらい注目していた。
 
と言いつつ、バタバタしていてなかなか観ることができず。
先ほどようやく後追いで視聴を終えたところである。



 
てか、もう少しオブラートに包んでもらえませんかね笑

「【西田世界戦】LUSH BOMU vol.3」
 
ナンボなんでもサムネールが露骨すぎるんですよw
僕は結果を知った状態で視聴したからいいが、初見殺しもほどほどにしろよとw
 
 
まあ、Abemaプレミアムを解約しているので無料期間に間に合ったのはよかったけど。
 

西田が狙うなら僅差判定勝ち。極力コンタクトを少なく前手の差し合いで勝負できれば

まず試合前に考えた展望は下記。
 
西田凌佑がエマヌエル・ロドリゲスに勝つにはジャブの差し合いで上回ることが必須? 自分から“行かない”作戦で僅差判定を…
 
両者は左右の違いはあるが特徴が似ている。
どちらも中間距離でのカウンターが持ち味で、ジャブ中心の差し合いを得意とする。
 
ただ、左右へのステップや一瞬のスピードはロドリゲスの方が上(に見える)。
中間距離でまともに勝負した場合、西田は置いてきぼりを食うのではないか。
 
それをさせないためにはとにかく“行かない”ことかなと。
 
ロドリゲスはラッセル次男、メルビン・ロペスといった強豪サウスポーを圧倒して勝利している。
vsサウスポーを苦にしないタイプだが、改めて観るとオーソドックスとの対戦に比べてジャブが少ない。
 
逆に西田は右リードがめちゃくちゃ多彩で、この前手の差し合いに関しては辛うじて分がありそう。
 
ロドリゲスがコンビネーションを打てないギリギリの位置で単発のジャブを当てる。
当てたらすぐに下がる、強引にきた場合は左で迎撃。もしくはクリンチで時間を稼ぐ。
 
なるべく交錯を少なく、どんな状況でもKOを狙わない。
 
要するに極力ジャブ“のみ”で勝負できれば。
 
塩試合だろうが関係ない。
最終的に1ポイントでもリードして終わればすべてが許される。
 
 
そんな感じで、西田が狙うのは僅差判定勝利。
勝敗予想はロドリゲスの後半KO or 判定勝利だが、西田にはどうにかアップセットを起こしてもらいたい。
 

西田のがんばりに感動した。ロドリゲスも接近戦は想定外だったってさ

試合の感想だが、いや~、すごかったっすね。
上述の通り結果を知った状態で観たのだが、西田のファイトは胸を打つものがあった。
 
中盤から後半にかけて接近戦が続き、最後はお互いが交互にコンビネーションを打ち合うスリリングな展開。
試合後の西田のボコボコな顔からも大激闘っぷりが伝わってくる。
 
 
マジな話、ここまでの消耗戦になるとは。
 
申し上げたように僕は西田が勝つなら極力コンタクトを少なく前手のジャブでコントロールする流れだと思っていた。
 
ロドリゲスも試合後に「西田はステップを使ってくると思っていた」とコメントしている。


接近戦で打ち合うパターンは想定していなかったのだろうと。
 
エマヌエル・ロドリゲスがメルビン・ロペスを圧倒、約4年ぶりのIBF王者に。やっぱり差があったよな。できればKOして欲しかったけど
 

そういえば比嘉大吾戦でも接近戦で勝負してたわ。参謀が有能っぽいね

考えてみたら西田凌佑は比嘉大吾戦でも接近戦で勝負しているわけで。
 
比嘉の突進をジャブで止めつつ近場ではボディ、顔面にバシバシ当てている。
 
上からのしかかるクリンチのイメージが強かったが、接近戦でも普通に比嘉に打ち勝っている。
陣営も十分やれると考えていたのではないか。
 
比嘉大吾戦といい今回といい、作戦参謀がガチで有能っぽいですね。
 
パンチをもらっても怯まない、しんどい顔を見せずに手を出し続ける根性がすごかったのは当然として。
 
西田凌佑すげえわ。比嘉大吾対策は堤聖也よりもはるかに上。比嘉はどこを基準にするかだろうな。相手を選んで王座戴冠を狙うか
 

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序盤のジャブの差し合いでロドリゲスに接近戦を諦めさせる。戸惑うロドリゲスと迷いのない西田

ただ、スコアカードを見ると最初の2Rは西田でそれ以降はシーソーゲームが続いている(ダウンがあった4Rは10-8)。
 
この2Rは西田がジャブ中心で対峙した時間帯。
いわゆる中間距離での差し合い、僕が「前手のジャブなら西田に分があるのでは?」と申し上げたそのままの流れである。
 
接近戦になってからは一進一退&序盤の貯金で逃げ切ったことを考えると、あのままジャブ中心で行った方がよかったという噂もある(壮大な言い訳)。
 
 
まあ、冗談はともかくロドリゲスに序盤で中間距離を諦めさせたのは文句なしにすごい。
前手の差し合いなら辛うじて分があるどころか、多彩さ、手数ともに明確に上回っていた。
 
 
僕は西田が仕掛けたというよりロドリゲスの接近戦を受けて立ったと思っているが、それにもロドリゲスは戸惑ったのではないか。
 
上記のインタビュー記事でも「想定外だった」「パンチに耐えられたのも想定外だった」旨のコメントがある。
7、8Rに腹を決めた感じがしたが、それまではやや迷いながらのファイトだったのかもしれない。
 
同じ中間距離タイプでもロドリゲスには井上尚弥ほどの踏み込みはない。
1発でぶっ倒される怖さがない分、足を踏ん張っての打ち合いを決断できた。
 
戸惑うロドリゲスとは真逆の思い切り、開き直りが最終的に勝敗を分けたと言えそうである。
 
エマヌエル・ロドリゲスvsアントニオ・ラッセル。ロドリゲスうますぎた。ラッセルの高速ジャブを攻略。改めてルイス・ネリvsロドリゲス戦がポシャったのが…
 

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王座返上も考えているみたい。井上尚弥を避ける気満々なのも嫌いじゃない笑

ちなみに勝利した西田凌佑は王座返上も考えているとのこと。


すでに減量がギリギリで今回は計量失敗すらも覚悟したとか。
 
 
僕は井上尚弥がマーロン・タパレス、ルイス・ネリにモタついたことで国内のトップ選手(サウスポー)にも打倒井上の可能性があると思い始めている。
 
井上尚弥vsマーロン・タパレス雑感。先人の残した情報を総動員して大健闘したタパレスがすげえ。井上の相変らずのヤンキーマインドにも安心した笑
 
ロドリゲスを下した西田もその候補に入っていたのだが、記事を読むとどうやら難しそう。
 
 
しかも陣営が井上を避ける気満々という笑
中谷潤人や那須川天心が威勢のいい発言を繰り返す中、こういうスタンスは逆に新鮮だったりする。
 
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