ミリオンダラー・ベイビー感想。最高の映画との出会いに感謝。キュートな笑顔のマギーと老トレーナー、フランキーの疑似父娘物語【感想】

ミリオンダラー・ベイビー感想。最高の映画との出会いに感謝。キュートな笑顔のマギーと老トレーナー、フランキーの疑似父娘物語【感想】

ドルコインイメージ
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映画「ミリオンダラー・ベイビー」を観た。
 
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「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年)
 
優秀なボクシングトレーナーであり名カットマンでもあるフランキーの前に、ある日1人の女性ボクサーが現れる。
 
亡き父親以外、家族の愛情を知らないマギーは、唯一の生きがいであるボクシングを教わるためにフランキーに声をかけたのだった。
 
「女にボクシングを教える気はない」と、最初はマギーの頼みを断ったフランキー。
だがマギーの純粋な情熱や、手塩にかけたウィリーにトレーナー契約を破棄されたことが重なり、ついにコーチになることを承諾する。
 
フランキーの指導でどんどん力をつけるマギーは連戦連勝を続け、とうとうイギリスチャンピオン、ビリーとの「ミリオンダラー」のタイトルマッチにたどり着く。
 
そして試合当日。
反則をいとわない危険な相手に、マギーは優勢に試合を進める。
だが、ラウンド終了後にビリーの放った反則打で、マギーはコーナーにあった椅子に首から落下してしまう……。
 
 
3000万ドルの低予算と37日間という短期間での撮影ながら、アカデミー賞で数々の賞を受賞したクリント・イーストウッドの監督作品である。
 
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ミリオンダラー・ベイビー (字幕版)

感謝と尊敬。「ミリオンダラー・ベイビー」という映画に出会えたことを心から嬉しく思う

何よりもまず、僕はこの言葉を言いたい。
「ありがとう」
 
この映画を監督したイーストウッドや、出演したキャスト、携わったスタッフなど。
僕にこの映画との出会いをくれたすべてのことに、心より感謝を申し上げたい。
 
それほど、この「ミリオンダラー・ベイビー」という映画は最高だった。
 
「映画「ニューイヤーズ・イブ」感想。自分の心に素直になれば、ほんの少しの奇跡が起きる。ヒラリー・スワンクの借りはヒラリー・スワンクで返せ」
 
旧友の無謀な挑戦を止められずに失明させてしまったことを、長年にわたり悔いるフランキー。
貧しい境遇ながら、ボクシングに人生を賭けるマギー。
 
実の娘に相手にされず、孤独に苛まれるフランキー。返送された娘あての手紙を眺め、1人の時間をかみしめる。
亡き父親以外の愛情を知らず、家族と呼べる存在を持たないマギー。孤独を飼い馴らすように黙々とサンドバックを叩き続ける。
 
とある古い喫茶店で、お互いの過去を静かに語り合う2人。
フランキーはマギーに娘の存在を感じ、マギーはフランキーに父親の影を見る。
信頼はいつしか愛情に変わり、両者の間には師弟を超えた絆が芽生える。
 
 
歓声が私を包んだ。
みんなが私の名を呼んだ。
私は幸せだった。
 
「満たされたまま終わりたい」と願うマギー。
「それだけはできない」と抗うフランキー。
 
だが、フランキーはマギーが絶対に言うことを聞かないことを知っている。
いつも「なぜ? どうして?」と聞き返し、自分のわがままを通してしまう頑固者。
 
「映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」。人種問題に切り込んだ? 違うね。他人の考えを許容できない器の小さいバカどものなれの果てだろ」
 
そんなマギーの最後の願いを叶えるため、フランキーは薄暗いジムで注射器をかばんに詰める。
 
 
「モ・クシュラ」(愛する人よ、お前は私の血だ)
 
ひとすじの涙を流し、穏やかな笑顔を浮かべるマギー。
それを見たフランキーは静かに呼吸器を外し、マギーにアドレナリンを投与する。
 
病室を出たフランキーの背中が徐々に遠ざかり、やがて消える。
 
「映画「君の名は。」感想。こんなん好きなんやろ? お前らって言われてる気がした。めちゃくちゃよかった。基本的には」
 

「ミリオンダラー・ベイビー」を観て、「息子の呼吸器を外すかどうかに悩む家族」のドキュメンタリーを思い出した

僕はこの映画を観て、「息子の呼吸器を外すかどうかに悩む家族」についてのドキュメンタリーを思い出した。
 
・心臓は動いているし、呼吸もしている
・だが、実際は呼吸器と点滴で生命を維持しているだけ
・とうの昔に意識はなく、回復の見込みもない
 
果たしてこれは「生きている」と呼べるのか。
自らの意思と関係なく「生かされている」だけの息子は、本当に幸せなのか。
 
長年悩み続けた家族が出した結論は「息子の呼吸器を外すこと」
 
何の希望もないまま生かすより、呼吸器を外して楽にしてやった方が息子のためになる。
 
「第9地区は予備知識ゼロで観る映画。出会いに感謝したくなるほど最高。グロテスクなトランスフォーマーで度肝抜かれた」
 
当然ながらこの措置に反対する声は多く、病院の外には抗議に訪れた障害者団体や宗教団体の姿も。
 
そして、呼吸器を外してから数日。
家族に看取られながら、息子の呼吸は静かに停止する。
 
だいたいこんな内容だった記憶がある。
 
この辺の話はいくら考えても正解はなく、僕自身、呼吸器を外したことが正しいと断言することはできない。
ただ、家族が息子の幸せを願って悩み続けたことは動かしようのない事実で、出した結論については尊重すべきなのかなとも思う。
 
そんな昔の記憶まで掘り起こしてくれた映画「ミリオンダラー・ベイビー」。
本当にこの映画との出会いには感謝しかない。
 
「「僕だけがいない街」感想。こんなマンガがあったことにビックリ。読み終わった瞬間、すぐに最初から読み直したのは初めて」
 

キッツい。軽い気持ちで観るもんじゃない。もう、ホントふざけんなww

では、ここからは本音で。
 
ふざっけんなww
何だこの映画コラww
 
いやマジで。
何なんですかねこの映画。
 
「42 世界を変えた男感想。困難に立ち向かう俺は1人じゃない。自分が変われば周りが変わる。大谷翔平の二刀流とそっくり」
 
びっくりさせんじゃねえよ。
聞いてねえぞ。
 
てか、途中までめちゃくちゃいい感じだったじゃんか。
貧しいけど希望に満ちた女性ボクサーと、過去にトラウマを抱えた老トレーナーの二人三脚。
ボクシングで名誉とプライド、富を得るアメリカンドリームという、わかりやすいサクセスストーリーだったのに。
 
家族の愛を知らないマギーと、実の娘に捨てられたフランキーの絆というベタさもいい。タイトルマッチでビリーに勝って、耳元で「お父さん」とでも呼べば、最高のラストだったんじゃないの?
 
それが何だよ。
下半身不随だ?
 
2時間中、1時間半をフリに使いやがってww
 
まさか、こんなに後味の悪い映画だとは。
休日の午後に何の気なしに観るような内容じゃねえわww
 
「映画「リアル・スティール」を全力で人におススメする理由。親子愛、恋人、格闘技、ロボット…。近未来版ロッキーの躍動にニヤニヤが止まらないw」
 

いきなりボクシングの試合から始まってオドレエタ。あれ? 野球やらないんすか?

僕はこの映画をAmazonビデオで視聴したのだが、ほとんど説明もパッケージも確認せずにレンタルした。
 
なぜかと言うと、「ミリオンダラー・アーム」と勘違いしていたから
 
本当に観たかったのは、実は「ミリオンダラー・ベイビー」ではなく「ミリオンダラー・アーム」の方。「タイトルが似ていたから」というしょーもない理由で、壮大な間違いをやらかしたのがそもそもの始まりである。
 
ミリオンダラー・アーム (字幕版)
 
「インド生まれの初めてのメジャーリーガー」という実話をもとにしたスポーツムービー。
前から話には聞いていたので、いい機会なので観てみようと思ったわけである。
 
 
そして、冒頭でいきなりボクシングの試合からスタートし、「あれ?」と思っているうちにセコンドのイーストウッドが止血をおっ始める。
 
さすがの僕もクリント・イーストウッドの顔くらいはわかるので、その時点で間違いには気づいた。
だが、ここで止めるのはあまりにもったいなさ過ぎる。せっかくレンタルしたのだから最後まで観てみようと思い、視聴を継続した。
流れとしてはそんな感じである。
 
で、その結果が上述の通り。
途中までは「孤独を抱える2人が、夢の階段を昇るうちに深い絆で結ばれる」サクセスストーリーで、「お、ええやんコレ」と思っていたら、あれよあれよという間に主人公が寝たきりになり、片足まで切断されちゃう展開に。
 
どこかに救いがないかとかすかな期待を持って視聴を続けたものの、特に何も起こらず。絶望のまま、しれっとイーストウッドはフェイドアウトしてしまった。
 
「サザンオールスターズ年代別好きな曲(独りよがり)ベストを発表する。ベスト10が選べないから年代別にしてみた」
 
中でも、主人公の家族の胸糞悪さと言ったら……。
吐き気を催すどころの話じゃない。
 
貧困層の卑屈さを表現したかったのはわかる。きれいごとだけでは済まないほどの過酷さだというのも理解できる。
 
ただ、寝たきり状態のマギーにあの仕打ちはね……。
ちょっとキツ過ぎますわ。
そこはフランキーの静止を聞いて引き下がっておけよと。
 
 
あとはアレだ。
クソの役にも立たない神父、何なのアイツww
 
「神の声に耳を傾けるべきだ」じゃねえんだよww
そんな場合じゃないからお前に相談してんだろ。
 
マギーの願いに押し潰されそうだから、唯一の相談相手であるお前に救いを求めてんだよ。
それなのに、何で答えが「神」なんだよ。
 
そうじゃねえだろ無能ww
人対人で会話せえや。
 
「人生の特等席感想。データvs感覚じゃないんだよ。両方「ほどよく」取り入れるんだよ。隙のない女が心を開くところにグッとくる」
 
この映画を視聴してからすでに1か月ほど経つのだが、僕はいまだにショックから立ち直れていないww
 
その間「ビバリーヒルズ・コップ」の1~3、「天使にラブソングを」の1~2、「ジュラシックパーク3」など、気楽に観られる作品で気分を変えようと思ったものの、ちっとも盛り上がらずww
 
おいおい、どうしてくれんだマジでww
 

ヒラリー・スワンクさんのキュートな笑顔はよかった。ああいう方は割と好みっす自分

ちなみにだが、主人公マギー・フィッツジェラルド役のヒラリー・スワンクに関しては、めちゃくちゃよかったと思う。
映画をフォローするわけでも何でもなく。
 
とびきり美人でもなく、適度に肩幅もあってゴツい(すみません)。
どなたかもおっしゃっていたが、鼻血を出しながら殴り合うシーンも彼女だったからこそしっくりきたのではないか。
 
何年か前に赤西仁の嫁がハイテンションではしゃいでいたニュースを読んだ覚えがあるが、それがこのヒラリー・スワンクだったことにようやく気づいた。


うん、笑顔がめっちゃキュート。
 
自分、UFCのアマンダ・ヌネスさんの笑顔とか、割と好きですからね。


マニアックすか?
自分ではそうでもないと思ってるんですけどね。
 

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