酒の失敗談ワースト3。思い出したくもない黒歴史を掘り起こしてみる。記憶をなくすことはないんですが、ウザくなるんすよね自分…。酒飲まれワールドシリーズ

高級クラブでの蛮行をすっぱ抜かれた俳優の香川照之氏がCMやテレビ番組を次々と降板させられておりますが、続々出てくる醜悪なネタに「うわぁ……」となっている次第です。
 
いわゆる「酒に酔うと本性が出る」を具現化したようなエピソードばかりで、これでしばらく干されることは確定っぽいですね。
 
 
で、表題の件。
香川氏ほどでなくても酒が原因での失敗、黒歴史とも呼べるエピソードはお酒好きなら誰もが一つや二つ持っていると想像します。
 
僕はそこまで酒好きではない&自宅ではまったく飲まない人間ですが、それでも年に数回程度（計10回くらい）は飲みに行っています。
また以前は割と頻繁に飲みに出かけていた時期もあり、当然数々の失敗を重ねてきました。
 
というわけで、今回は「酒の失敗談ワースト3」と題して酒が原因でのやらかし、消去してしまいたい黒歴史ワースト3を掘り起こしていくことにします（すげえ嫌だけど笑）。
 
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酒の失敗談、黒歴史ワースト3：第3位

「店員に自分語り」
 
上述の通り僕は普段お酒を飲まないのですが、それでもたま〜に飲みに行くことはあります。また（年に1、2度）旅行に行った際は知らない店に入って飲み食いするのが恒例行事で、それが旅の楽しみの一つにもなっています。
 
 
基本、1人飲みのときは放っておいてもらいたいタイプなのですが、カウンターに座っているとマスター? に話しかけられることが結構あります。
もちろん適当に聞き流せばいいのですが、興味のある話題であればそこそこ喋ったりもするわけです。
 
で、徐々に酒も回ってテンションが上がり、いつの間にかウザ絡みをおっ始めるという。
 
内容ははっきり言ってしょーもないことばかりです。
人生論（笑）をぶち上げたり、仕事での理不尽な扱いを愚痴ったり。
 
（店の迷惑を考えずに）長々と居座る→翌日に二日酔いと嫌悪感のダブルパンチに苦しむのが定番となっております。
 
中でも我ながらダントツにウザかったのが、
「横浜DeNAベイスターズがなぜ弱いかについて朝5時まで語り続けた」
こと。
 
あれはベイスターズの親会社がDeNAに代わった年かその翌シーズンだったと思いますが、当時のベイスターズはとにかく弱かった。
 
プロとは思えない凡ミスの連発を“ベイスボール”と嘲笑されたり、ファンの間で語り草になっている「5点差から5点差」事件が起きたり。
プロ野球界屈指のネタ球団としてよくも悪くも注目を集めていました。
 
気楽に眺めている分には楽しいので僕もフワッと応援していたのですが、ここぞの場面での勝負弱さ、もう一歩突き抜けられないもどかしさでイライラが募っていたところ。
その時期にたまたま旅先で入ったバーのマスターに豪快に甘えてしまったわけです笑
 
・リリーフ陣のコマの足りなさ
・選手層の薄さ
・先発陣の踏ん張れなさ
・監督の運用問題
などなど。
 
（どう見ても野球に興味がない）マスターに「いかにベイスターズがダメか」「あともう少しで殻を破れるか」を延々と語り続け、朝日を浴びながら大満足でホテルに戻るという（ウゼえ笑）。
 
「わかってるんすか」
「ベイスターズはもう少しなんですよ」
↑たぶんこれ、各10回は言ったと思います。
 
いや〜、ウザかったっすねぇ。
今思い出しても頭痛がしてくるというか、あの日の自分を全力でぶん殴りたくなります。
 
障がい者の機会損失を言いたいんだろうけど「ろう者の役はろう者が」 を強調しすぎ、差別という言葉を気軽に使いすぎだな。僕はやっぱりハフポストが嫌い
 

酒の失敗談、黒歴史ワースト3：第2位

「記憶をなくして出会い系サイトに登録」
 
僕はこれまで「酒に酔って記憶をなくす」という経験をほとんどしたことがありません。
歯止めが効かず飲みすぎたことは何度もありますが、基本は記憶が飛ぶよりも気持ち悪くなる方が先。頭痛と吐き気に苛まれながら「あ〜、やっちまった」と後悔するパターンです。
 
ですが、この日に限ってはなぜか記憶がごっそり抜け落ちています。
 
友だち数人による飲み会で結構な量の酒を飲み、フラフラになりながら帰宅。
玄関を開けて靴を脱いだところまでは覚えているのですが、そこから先の記憶がいっさいない。
 
次に気づいたのは翌日の昼間。
猛烈な二日酔いによる気持ち悪さで目を覚まし、大急ぎでトイレに駆け込んだ次第です。
 
 
そして2日後、ようやく異変に気づきます。
何の気なしにパソコンを開くと、なぜか身に覚えのないメールが何通か（当時は初代iPhone発売前か直後かという時期）届いている。
 
「何のこっちゃ」と思って眺めてみたところ、差出人はとある出会いサイト。「先日新しい人が登録したから紹介しますよ」とのこと。
 
「あ? どういうこと?」「こんなサイトに登録した覚えねえぞ?」と思って過去メールを遡ると、困ったことにしっかりと会員登録されている笑
「おいおい、何でやねん」ということで日付を確認すると、まさかの酔っ払って帰ったあの日。
 
マジか。まったく記憶がねえんだけど。
超怖え笑
パスワードもちゃんと破られにくいヤツになってるし笑
 
会員登録は無料、プロフィールを公開したり登録者にコンタクトを取ったりする際に実費がかかるシステムだったと思いますが、こういうことってホントにあるんすね。
 
「朝起きたら知らない女性が隣に寝てた」とかの色気がある話ならよかったんですが、よりによって「酔っ払って知らぬ間に出会い系サイトに登録してた」という超絶ダサいエピソード。
 
「酒で気持ちが大きくなる→疎遠の女の子に連絡」みたいなことは何度かありますが、知らぬ間に出会い系サイトに登録した経験は後にも先にもあの日だけですよね笑
 
しかも検索履歴が「出会い」「サクラなし」「無料」等の本気ワードだらけだったのが最高に恥ずかしいww
 
僕は警察が大嫌いです。ドレッドヘアーじゃねえし両親日本人だけどすげえ職質受けるんだが? そこは差別ではないのか?
 

酒の失敗談、黒歴史ワースト3：第1位

「ゲロを飲み込む」
 
僕はこれまで無茶な飲み方をしてはぶっ潰れる愚行を繰り返してきた人間です。
飲み方を知らない、自分の限界をわかっていなかった頃は「調子に乗ってがぶ飲み→1時間後にリバース」のパターンを何度やらかしたかわかりません。
 
それこそ吐き戻した場所も数知れず。
道端はもちろん、マクドナルドの屋外席、電車の中、その他。居酒屋のトイレで小の方にリバースして詰まらせたこともあります。
 
今さらですが、迷惑をかけた方たちには本当に申し訳なかったです。
 
 
そして、そんなイケイケの時期を経て僕は一つ大人になりました。
 
ついに
「ゲロを飲み込む」
ことに成功したのです。
 
 
ある日、飲み会に参加した僕はいつも通りがぶ飲みを繰り返しました。
で、案の定1時間ほどで限界を迎えるわけです。
 
何杯目かの大ジョッキを空にすると、何やらみぞおち付近に異物感が。
身体の中を不快な何かが回っている感じがしたと思ったら、あっという間に洪水となってせり上がってくる。
 
「ヤバい」と思った次の瞬間、ツンと鼻に抜ける感じとともに汚物が口内に溢れかえり……。
 
とっさに手で鼻と口を塞ぎ、全身に力を入れて固まる僕。
 
目からは涙が溢れて呼吸も苦しい。
ですが、僕は諦めることなくじっと堪え続けます。身体中の穴という穴から噴き出しそうになる“アレ”をせき止めるために人生をかけます。
 
周りからは「う〜わ、ヤバいよコイツ」「トイレ行けトイレ」という声が。
 
ですが、それどころではありません。
 
今この状態で動くのはどう考えても不可能だし、みんなが飲み食いするテーブルにリバースするのはもっとシャレにならん。
 
つまり、今の僕にできるのは口からこぼれ出そうになる“アレ”をどうにかして飲み込むことだけ。
これはすでに自らのアイデンティティを守るための戦いなのです。
 
 
鼻と口を押さえた手にいっそう力を込め、足をバタバタさせながら波が収まるのを待ちます。
 
徐々に逆流が終わっていくのを見計らいながらひと飲み、またひと飲み……。
汗だくになりながらも口内の汚物をゆっくりと体内に押し戻し、恐る恐る手を離します。
 
 
ついに僕は勝ったのです。
疑う余地のない勝利です。
 
“テーブルゲロ吐きマン”の称号を回避するために全身全霊で勝負を挑み、見事打ち勝ってみせたのです。
 
一部始終を見ていた知り合いは「マジかよ。ゲロを飲み込んだよコイツ」とドン引きでしたが、そんなことは知ったこっちゃありません。
 
なぜなら僕の目の前には輝かしい未来が開かれたのだから。
まるで変人を見るような周囲の視線とは裏腹に僕の心は澄み渡っていました。
 
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いや、冗談抜きでこんな飲み方は二度としないと心に誓いましたよね。
「酒は飲んでも飲まれるな」とはよく言ったもので。
 
自分の限界を意識しつつ、自制を忘れずに楽しく飲みたいものです。
 
 
 
アディオス香川照之。
君は勇敢で愚かだった。