石田匠がんばれ井上拓真に勝て石田匠がんばれ井上拓真に勝て…でもどうやって勝つの? “待ち”の相手が得意&接近戦がうまい拓真を攻略できる?【予想・展望】
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井上尚弥とルイス・ネリによるS・バンタム級4団体統一戦が行われるこの日。
アンダーカードには井上尚弥の弟・拓真の2度目の防衛戦(WBAバンタム級王座)が組まれている。
挑戦者石田匠は2017年10月以来約6年半ぶりの世界戦。
もともとWBAの指名挑戦権を得ていたが、拓真陣営がジェルウィン・アンカハスとの防衛戦を優先したため待機させられた? 経緯がある。
下記によると石田は「理想はTKO」「クリンチせずに殴り合って盛り上げる」つもりとのこと。
石田匠、5・6東京ドームで世界初奪取誓う “井上拓真にリング温めさせん” 興行メインは尚弥―ネリ戦 https://t.co/mPTjbYoPqZ #スポーツ #sports #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) March 21, 2024
また王者井上拓真は前回のアンカハス戦から約2か月での防衛戦となる。
ユーリ阿久井政悟vs桑原拓、井上拓真vs石田匠。石田は残念だった。ユーリは勝ってよかった。メインと同じくらいのインパクト
僕は石田匠を応援する。拓真陣営の小賢しい駆け引きがホントに好きじゃない笑
井上拓真vs石田匠。
2024年2月にジェルウィン・アンカハスに9RKOで勝利し初防衛に成功した井上拓真。
陣営としても会心の勝利だったようで、試合後には泣きそうになったとか。
井上拓真vsジェルウィン・アンカハス。いや~、すまん拓真。ナイスファイト。接近戦はオドレエタ。アンカハスは数年前に比べて足が動かなかったな
で、そこから約2か月という短いスパンで2度目の防衛戦を迎えるわけだが。
とりあえず僕が応援するのは石田匠。
前回のアンカハスもそうだが、個人的に井上拓真のことが好きではないため無条件に挑戦者を応援する。
特に石田なら2か月のスパンでも勝てると判断したのが気に入らない笑
東京ドーム興行で兄弟同時防衛を果たすにはAmazon中継第7弾→第8弾を連続でこなす必要がある。
2か月で2試合、2連勝が必須。
さらにアンカハスと石田を比較すると勝率が高いのは石田の方。
アンカハスを相手にするには万全を期さなければならないが、石田なら多少無理をしても何とかなる。
つまり、石田を待機させてアンカハスを優先すれば「東京ドームで兄弟同時防衛」の実現が近づく。
この辺の小賢しい駆け引きがホントに好きじゃない笑
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネス基本合意だって。マルティネスは田中恒成戦に向かうと思ってたから意外だった。井岡にとってはやっかいな相手?
ちなみに下記のドキュメントは割と好みである。
内容はもちろん、唐突に鳥谷敬(元プロ野球選手)がナレーションを始めたのが笑
確かにいい声しとるもんなアイツ。
引退後の露出がどえらいことになっているが、さまざまなことを器用にこなすタイプなだけに需要も多いと想像する。
TKO狙い、打ち合い上等でいく宣言の石田。でも、自分で試合を動かすのはあまり得意ではなさそうな…
まず挑戦者石田匠はTKO狙い、クリンチなしの打ち合い上等でいくとのことだが、え? ホントに?
僕はこの選手がゴリゴリ倒しにいく姿を観た記憶がないのだが……。
近年で言えば2021年12月の田中恒成戦もそう。
一定の距離を保ちながら入ってきたところにジャブ、サイドに回り込みながらジャブの繰り返しだったと記憶している。
田中恒成vs石田匠。田中の勝ちか〜。石田が逃げ切った感じもしたけどな。両者の差は勝負どころでの凄みかな
また2017年10月のカリド・ヤファイ戦も基本は待ち。前後左右に動くヤファイを追いきれずに判定負けを喫している。
もっと言うと、2019年12月のイスラエル・ゴンサレス戦ではどんどん前に出てくるゴンサレスの勢いを止められず。得意のジャブにカウンター気味のリターンを合わせられてスペースを潰されまくった。
何となくだが、この選手は相手の実力が一定以上になるとさばき切れなくなる印象。
よく聞く「石田は怖さが足りない」がそのまま出るというか。
中に入る怖さ、倒される危険が少ないせいで無遠慮に攻められてしまう。
そういう意味でのTKO狙いだとは思うが、ここを覆すには相当な路線変更を要するのではないか。
国内のトップ選手を寄せ付けなかった拓真。石田の接近戦に勝機はあるの?
対する井上拓真だが、こちらも過去の対戦相手に石田ほどジャブが得意な選手は見当たらない。初めて遭遇するタイプだと思う。
と言いつつこの選手は少し前まで国内、アジア圏で無双していた。
栗原慶太、和氣慎吾、古橋岳也と国内トップ選手を問題なく退けている。
特に2022年6月の古橋岳也戦はお見事だった。
ロープ際で古橋の連打をスルスルと避け、合間にアッパーを突き上げ左を通しまくる。
L字気味の構え+接近戦で古橋を空転させるディフェンスはフロイド・メイウェザーっぽさすら感じさせた。
この試合を現地観戦して「拓真の接近戦すげえ」「国内のトップ選手では拓真に歯が立たん」と思ったことを覚えている。
井上拓真vs古橋岳也、平岡アンディvs赤岩俊、石井渡士也vs福永輝、岩下千紘vs山名生竜。井上vsドネア2アンダーカード振り返り。あと、レイチェル・マーシャルさんがヨカタヨ
そして今回の石田匠がどうなるかだが、正直付け焼刃の接近戦では古橋岳也と同じパターンになりそうな……。
石田のジャブが機能するかかな。拓真は待ち構える相手を苦にしないのが…
要するに石田が勝つにはジャブが機能するかなのだと思う。
石田の基本はアウトボクシング。
左右に動いて正面を外しつつ入ってきたところにジャブを合わせる。
遠い位置から動き出しの瞬間を狙って左。
このジャブで踏み込みを鈍らせ、チャンスがあれば距離を詰めてワンツーを浴びせる。
ジャブが機能すれば少なくとも古橋岳也ほど手も足も出ない展開にはならい(と思う)。
だが2022年12月のジェイク・ボルネア戦を観る限り拓真は待ち構える相手を苦にしない。
兄の井上尚弥もそうだが、この一族は下半身の強靭さ、安定感が尋常じゃない。
踏み込みスピード、歩幅がとんでもない上にバランスを崩すことはまずない。
ルイス・ネリが井上尚弥に勝つ方法を考えすぎて夜しか眠れない。序盤勝負と中盤までチャンスを待つ作戦、どっちが勝ち筋ありますかね? 打倒井上尚弥(ルイス・ネリ編)
遠間から思いっきり踏み込んでもパンチの威力は失われず、そこから方向転換するまでのタイムラグのなさもやヴぁい。
KO率の低さのせいで目立たないが、足腰の強さに関しては拓真も兄貴に引けを取らない(と思う)。
実際、和氣慎吾は拓真の踏み込みに反応が間に合わずにダウンを奪われ、ジェイク・ボルネアは出入りについていけずに8RKO負けを喫した。
この辺の爆発力、踏み込みの鋭さは田中恒成を大きく上回る。
今回も普通にやればジャブの引きに合わせて踏み込む→近場の連打につなぐパターンが濃厚なのではないか。
石田陣営がどんな作戦でくるかに注目する。勝敗予想は拓真の判定勝利だけど
そう考えると、石田匠が勝機を見出すには本人の言うように接近戦が有効? なのか?
上述の通り和氣慎吾やジェイク・ボルネア戦を振り返ると“待ち”のスタイルでは勝ち目は薄い。
ポール・バトラー並みの機動力があれば別だが、石田のフットワークはそこまでではない。
なので、むしろ自分から攻めた方が可能性はありそうに思える。
と言っても今までやってこなかったファイトがぶっつけ本番で成功するの?
古橋岳也戦を観る限り拓真は接近戦でも強さを発揮するわけで。
マジな話、石田陣営がこの試合に向けてどんな作戦を用意しているのかにはめちゃくちゃ興味がある。
率直に申し上げて石田の勝ち目は薄い(と思う)。
勝敗予想は拓真の判定勝利、後半KOもあると思っている。
極論、井上陣営のオーバーワークによる負傷、短いスパンが影響しての不調等、何らかのアクシデントに期待するしかないレベル。
その中で石田がどれだけ開き直れるか、“怖さが足りない”と言われ続けた選手が覚醒するかが見どころかなぁと。
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