井岡一翔は100%フランシスコ・ロドリゲスに勝つよ。圧勝が至上の試合。やっぱり対人競技は隔離の影響が大きいんだろうな【予想・展望】

井岡一翔は100%フランシスコ・ロドリゲスに勝つよ。圧勝が至上の試合。やっぱり対人競技は隔離の影響が大きいんだろうな【予想・展望】

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2021年9月1日に東京・大田区総合体育館で行われるWBO世界S・フライ級タイトルマッチ。同級王者井岡一翔にランキング2位フランシスコ・ロドリゲスJr.が挑戦する一戦である。
 
井岡は実質負けかな…。ロドリゲスの踏み込みと圧力に大苦戦。勝ちはしたけど衰えも見えたような。判定に物議を醸した時点でアウト
 
2020年末に田中恒成との日本人対決を制した井岡一翔が3度目の防衛戦を迎える。
相手のフランシスコ・ロドリゲスjr.は元ミニマム級2団体統一王者。2014年8月に日本の高山勝成に勝利し、IBF/WBOの王座統一に成功した強豪である。
 
その後2015年7月にL・フライ級に階級を上げてドニー・ニエテスの持つ世界王座に挑戦したものの、3-0の判定負け。
今回、約6年ぶりの世界王座挑戦を迎える。
 
ロドリゲス本人も「最後のチャンス」と位置づけ、高地トレーニングを経て来日するなど万全の態勢で大一番に備える。


 
ライト級のルイス・ネリことジョジョ・ディアスとデビン・ヘイニー? 注目度は低そうだけど僕は楽しみ。ライアン・ガルシアよりもこっちが決まれ
 

井岡一翔の3度目の防衛戦。フランシスコ・ロドリゲスJr.はバブルでの調整が難しいってさ

WBO世界S・フライ級王者井岡一翔の3度目の防衛戦が近づいている。
 
この試合は2021年8月初旬の正式発表という、従来に比べてかなりギリギリでの発表となったことは記憶に新しい。
 
また下記の記事によると、8月16日に来日したロドリゲスの隔離期間は4日。その後は特定の人間としか接触しない“バブル”での調整を続けているとのこと。


この試合に関してもっとも気になっていたのが挑戦者フランシスコ・ロドリゲスJr.の隔離期間と練習環境なのだが、記事を読むと一応最低限の公平性は保たれているっぽい。
 
いつの間に隔離期間が2週間から4日に短縮になったのか。バブルでの調整が許されるなら4日の隔離期間は必要だったのかなど、いまいちわからない部分はあるがそれはそれ。
 
東京オリンピック・パラリンピックのおかげで来日選手の隔離期間がグチャグチャになり、結果的に何が正解なのかがよくわからなくなってしまった。
 
 
とは言え、本人が「とてもコントロールが厳しい」とコメントしているようにコロナ禍での調整が難しいのは間違いなさそう。
 
ちらっとしか映っていないのでアレだが、とにかく限られた環境で練習しているのだろうと。


 

井岡は勝つでしょ。圧勝が至上命題ですよ。勝敗予想は井岡の7RKOにしておくわ

そして今回の試合、僕は井岡の勝利は堅いと思っている。
 
過去の試合を観る限り、両者の間には結構な開きがある(ように見える)。
またフランシスコ・ロドリゲスJr.はもともとミニマム級出身ということで、階級を上げた井岡がパワー負けすることもなさそう。
 
その上、上述のように練習環境も制限されている状況。
ホテルの一室に2週間監禁されたタノンサック・シムシーほどではないにしろ、決してプラスにはならないだろうと。
 
マジな話、この試合は井岡一翔は絶対に負けたらダメ。
実力的にも普通にやればKOできる相手だろうし、諸々を鑑みればわずかな苦戦すら許されない。「格の違い」どうこう以前に圧勝が至上命題の試合である。
 
というわけで、勝敗予想は井岡の7RKOにしておく。
 
井岡一翔がフランシスコ・ロドリゲスと9月に指名戦? でもこれは大丈夫でしょ。荒っぽいファイタータイプじゃ井岡には通用しない
 
てか、これだけ有利な状況ならそれくらいで倒さないとアカンでしょ。
 
 
ちなみに当日は忘れなければ中継を観ようと思っております。
 

「今の日本は海外のスポーツ選手の出稼ぎ先として旨味がない」←ケースバイケースだよね。どれだけ切羽詰まってるからが重要

僕は以前から何度も「今の日本は海外のスポーツ選手の出稼ぎ先としてちっとも旨味がない」と申し上げているが、それもケースバイケースという気はする。
 
日本のジムにプロモートを受けるタイ出身のタノンサック・シムシー。
地元で連勝を重ねるも、なかなかチャンスに恵まれなかったフィリピン出身のジーメル・マグラモ。
6年間無敗を続け、ついに世界戦の順番が回ってきたメキシコ出身のフランシスコ・ロドリゲスJr.。
 
国内の経済格差が大きく、なおかつ世界的な注目度も低い軽量級。
こういう選手にとっては2週間の隔離期間も不自由なバブルも関係ない。次にいつくるかわからないチャンスを待つより、どれだけ不利な状況だろうと飛びつくのは当然なのだろうと。
 
 
オリンピック・パラリンピックなどは特にそう。
4年に一度の大舞台で、そこでの活躍がこの先の人生を左右する可能性すらある。
 
いわゆるマイナー競技と呼ばれる選手、経済的に恵まれない国の選手などはこの瞬間に競技人生を捧げてきたと言っても過言ではなく、たとえコロナ禍で不自由を強いられようが辞退する選択肢は存在しない。
 
 
逆に言うと、そこまで切羽詰まっていない選手にとっては今の日本は無理して来る/居座る場所ではない。
 
プロ野球では助っ人外国人の退団が相次いでいるが、彼らは今この瞬間野球を辞めてもそれなりの生活ができる算段がついているのだと思う。
 
数年にわたって億単位の年俸をもらっていれば蓄えもあるだろうし、米国住まいなら自国リーグへの途中参加も可能。多少給料は下がるかもしれないが、家族と生活できるメリットを考えれば全然OK。
今の日本でしんどい思いをしてまでがんばる理由はどこにもない。
 
実際、東京オリンピックでもサッカーやバスケ、テニスの有名選手が結構な頻度で出場辞退しているし、野球では台湾やオーストラリアが予選会の出場を取りやめている。
 
僕が東京オリンピックに興味が持てない3つの理由。開催に美学を感じない。日本の獲得メダル数の最多更新が成功の最低条件だろうな
 
今回のフランシスコ・ロドリゲスJr.の来日を受けて、改めて今の状況で海外選手を招聘しての開催は(僕の中では)許容できない不公平感があるなと思わされた次第である。
 

対人競技は隔離の影響が大きい。東京オリンピックの結果を見てもそんな感じ

表題の通りなのだが、東京オリンピックの結果を見ると(競技は1秒も観てない)対人練習が制限される競技は隔離の影響が大きいように感じる。
 
今回のオリンピックで日本勢の活躍が目立ったのは何と言っても柔道。全競技でダントツの9個の金メダルを含む12個のメダルを獲得している。
もちろん日本選手団ががんばったことが一番なのだろうが、下記の記事にある通り隔離なしによる優位性は絶対的に大きかったと思う。


その他、金メダルを獲得した野球やソフトボール、銅メダルを獲得した女子バスケ、3位決定戦まで進んだ男子サッカー、ベスト8入りを果たした男子バレーボール、史上初の金メダルに輝いた女子ボクシング、などなど。
 
チーム力であったり、対人練習が重視される競技での躍進が目立った印象である。
 
逆に期待されていた陸上や水泳で思ったような結果が出ていないことを考えると、要するにそういうことなのだろうと。
 
タイムを競う競技は1人でも何とかなるが、純粋な身体能力以外の要素が大きい対人競技は事前の準備を制限されると本当にキツい。
 
上述の柔道の記事内にも「海外からの選手は練習相手を現地調達できない」とあるが、今回の日本チームの躍進は隔離期間よりもむしろこちらの方が大きかったのかもしれない。
 
 
あと、アレっすよね。
サーフィンってどうなんですかね。
日本人選手にとってはホームアドバンテージ“しか”なかった気がしますけど。
 
東京オリンピック2020総括。競技を1秒も観ていない僕が今回のオリンピックを評価する。アスリートファーストという言葉が世界一嫌いになった
 
繰り返しになるが、今回の井岡一翔はやはり圧勝以外は許されない。
 
フランシスコ・ロドリゲスJr.がどれだけ強かろうが知ったこっちゃない。
問答無用で叩きのめして初めて合格ラインである。
 
 
てか、本来はこういうことを考えなきゃいけない時点で最低限の公平性を下回ってるのかもしれませんね。
 
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