井上尚弥WBSS出陣。パヤノ? おう、だからどうした。圧勝しやがれ。全局面でねじ伏せろ。一片の希望すらも残すな【予想・展望】

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横浜ベイブリッジイメージ
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2018年10月7日に神奈川県の横浜アリーナで開催されるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)が近づいている。
 
「井上尚弥がワンパンKO。パヤノを瞬殺ってマジっすかw ロドリゲスだ? いくらでもかかってこいよだね」
 
当日はWBA世界バンタム級王者井上尚弥と同級4位ファン・カルロス・パヤノのタイトルマッチに加え、WBA世界S・ライト級王者キリル・レリクvs同級1位エドゥアルド・トロヤノフスキー戦、WBC世界L・フライ級王者拳四朗vs元IBF同級王者ミラン・メリンド戦と豪華なラインナップとなっている。


また、同イベントを中継するフジテレビも、元王者の長谷川穂積や山中慎介らを解説に迎えるなど、かなりの力の入れよう。


さらに、S・ライト級のキリル・レリクvsエドゥアルド・トロヤノフスキー戦は、普段なかなか日本で目にすることがない海外のトップ同士の一戦。ファンの間でもひそかに注目を集める試合である。


 

井上の圧勝を希望します。パヤノに一縷の望みも与えない勝利をww

“モンスター”井上尚弥のWBSS初戦が迫っている。
 
対戦相手のファン・カルロス・パヤノは、20勝1敗の戦績を誇る元WBA王者。
2015年に山中慎介に挑戦したアンセルモ・モレノにも勝利した強豪のベテランである。
 
また、井上にとっては2014年のナルバエス戦以来のサウスポーということで、案外苦戦もあり得るのでは? という予想も聞こえてくる。
 
「リナレスがS・ライト級進出? アブネル・コットを3RTKOで再起に成功。S・ライト級でマイキー、ラミレスに挑戦だと?」
 
そして僕個人としては、今回は井上に圧勝してほしいと思っている。
 
僕はこれまで、井上尚弥に対して「苦戦が観たい」「誰か井上を攻略できるヤツはおらんか?」など、割と好き勝手に言ってきた。
基本的に応援するのは対戦相手の方で、そのたびに井上の強さに愕然とするパティーンの繰り返し。
 
はっきり言ってしまうと、井上のあら探しをするようなテンションで試合を観ていた。
 
「サンダースが禁止薬物陽性w やるならバレんなよ。ロマゴンvsフェンテス、ムンギアvsクック、レミューvsオサリバン振り返り」
 
だが、今回に限ってはまったくの逆。
井上尚弥の完全勝利に大いに期待している。
 
理由は……自分でもわからないww
 
両者の過去の試合をながめているうちに、「あ、これは絶対に勝たなきゃアカンぞ?」「苦戦すらも許されないんちゃう?」などと思い始めたという話。
 
もう一度申し上げるが、今回に限ってなぜ井上応援なのかは自分でもよくわからない。
 
「井上拓真がヤップに勝利だって。世界王者なれるんちゃう? ウーバーリ? ウォーレン? ペッチ? 松本亮はゾッとした」
 
ただ、そんなことはどうでもいい。
 
とにかく勝て。
圧勝しやがれ。
完膚なきまでに叩きのめせ。
 
頭のてっぺんからつま先まで、拭い去れないほどの恐怖を味わわせてやれ。
孫子の代まで続くトラウマを刻み込め。
 
苦戦などはあり得ない。
毛ほどの希望すら持たせるんじゃねえ。
 
ひしゃげ飛び散った肉片を拾い集めて、チベットのハゲワシに捧げるんだ。
 
「ハード路線の申し子バドゥ・ジャックが今度はマーカス・ブラウンとノンタイトル戦。どれだけキツい思いすりゃ気が済むんだよ」
 
……って、ゴメン。
さすがに言い過ぎた。
 

パヤノはいい選手ですよね。前後の出入りとインファイトでのラフな連打

まあ冗談はともかく、今回の対戦相手であるファン・カルロス・パヤノの印象を。
 
まず多くの方がおっしゃっているように、この選手は普通に強いと思う。
 
戦績を見れば一目瞭然だが、2016年のラウシー・ウォーレンとのタイトルマッチ以外に負けはなし。そのウォーレンにも初戦では勝利しており、力の差はほとんどなかったと言っていい。
 
「そして伝説()へ…。 田中恒成が木村翔に勝利で3階級制覇。至近距離での打撃戦と駆け引きがすごかった」
 
低い姿勢で相手と対峙し、前手の右を小刻みに動かしながら距離を測る。
斜に構えて極力相手から急所を遠ざけ、連打を浴びせてすぐさま距離をとる。
相手の1発目にカウンターを合わせ、連打で後退させる。
 
相手の踏み込みに合わせてバックステップ→パンチの戻り際に距離を詰めてカウンター→ラフな連打に巻き込む流れで、一気にペースを掴む。
 
忙しなく前後に動き、的を絞らせずに自分のターンを継続する。これがこの選手の基本的なスタイルである(と思う)。
 
・サウスポー
・前後の出入り
・インファイトでのラフな連打
 
一応、井上攻略のネタは一通り兼ね備えているのではないか。
 
「井上尚弥vsパヤノ戦の現地観戦を止めた理由。チケット予約購入が自爆でワロタw それならテレビの方がいいや」
 

パヤノが勝機を見出すには井上の豪打に委縮せず懐に入れるか? かな。とにかく腰が引けたら終わり

今回の試合でパヤノが勝機を見出すには、「いかに井上の懐に入るか」しかないと思う。
 
ハンマーのような井上の左をかいくぐり、低い姿勢のまま近場での打ち合いに持ち込めるか。
パヤノの連打は下から突き上げるような軌道なので、インファイトにやや難がある井上にはかなり有効。
 
2014年のアドリアン・ヘルナンデスのように、ロープ際での打ち合いに巻き込めれば「まさか」を起こせる可能性も……。
 
「エマヌエル・ロドリゲスなかなかいいっすね!! ポール・バトラーを寄せつけず。井上尚弥vsペッチバンボーンだったな」
 
そして、それを実現するにはとにかく井上の豪打に委縮しないことだろうなと。
 
直近3戦の対戦相手(アントニオ・ニエベス、ヨワン・ボワイヨ、ジェイミー・マクドネル)を振り返ると、どの選手もファーストコンタクトで見事に委縮させられている。
 
井上のパンチとスピードにあっという間に縮こまり、「くぅ~ん」と腰が引ける。
距離をとるようにリングを旋回し、井上に腕を振るスペースを与えてしまうという最悪の流れ。
 
「アントニオ・ニエベスとは何だったのか。井上尚弥の豪打になにもできず6R終了ギブアップ」
 
この部分をパヤノがクリアできるかどうか。
強打に臆さず、どれだけ前に出られるか。
 
恐らく最初は井上の圧力に面食らうとは思うが、パヤノがまともに勝負するには何としてもそこを乗り越える必要がある。
 
1発目の左に合わせて踏み込み、カウンターからの連打。
低い姿勢をキープしたままロープまで押し込み、さらに回転を上げる。
あわよくば、頭がぶつかってもOKくらいの勢いで。
 
モンスター相手にそんなことができるんかい? とは思うが、それをやらない限りパヤノにチャンスは来ない(気がする)。
 

ちょっと下降線に入ってないか? 足が動かず連打に迫力がないんだが……


そんな感じでパヤノの直近の数試合を観たのだが、正直井上に対抗するにはちょっと厳しいように思える。
 
前後の動きも少なく構えも腰高。
今までのバックステップ→カウンターのパターンが機能しないので、それを補うために無理やり自分から仕掛けざるを得ない。
だが、踏み込みや連打にかつての迫力はなく、何とか手数でポイントを稼いでいるイメージ。
 
要は、2014~2016年頃と比べてちょっと下降線に入っているのではないかと。
全体的にモレノ戦やウォーレン戦で見せたような軽快さが目減りしている気がした。
 
「ワンヘンすご過ぎワロタw タドゥランに判定勝利でV10達成。ボクシングはゲージュツでありカガクであるw」
 
長時間低い姿勢をキープできず、前後の踏み込みのレンジも短い。
しかも右のガードは相変わらず低いまま、瞬間的なスピードだけが落ちているという。
このままだと、井上のフックがモロに当たりそうな……。
 
下半身の衰えが一番の要因だとは思うが、これはパヤノにとってはかなり致命的かもしれない。
もちろん持ち直してくる可能性もあるので、何とも言えないのだが……。
 
逆に接近戦での井上の対応も見てみたいので、それはそれでアリかなと。
 
「ウィリー・モンローJr.が村田に挑戦!? ロサレスvsバーンズ、テクアペトラvsビーモン、モンローvsマシエル振り返り」
 

勝敗予想は井上の5RKO。てか、井上尚弥すげえww 強靭な下半身と理不尽な左で強さが極まりつつある

と同時に、改めて井上尚弥すげえなと。
 
ここ数試合をボーッと振り返ってみたのだが、先ほど挙げた直近3戦は特にヤバい。
 
ガードを上げてプレッシャーをかけ、左のボディ1発でペースを掌握。
完全に相手を飲み込んだところで、さらに圧力を強める。
 
高く上げたガードと最小限のステップで相手の攻撃を防ぎ、「さて、攻撃しますか」と。
逃げる相手をジリジリと追いかけ、射程に入ったところでボディ→顔面への理不尽コンビネーション。
 
相手の戦意喪失を確認したあとは、連打でもカウンターでもお好きにどうぞ。
みたいな。
 
「井上また圧勝。ボワイヨダメだわ。アレじゃ勝てないんですよ。S・フライ級ラストマッチも楽勝」
 
防御一辺倒のニエベスやボワイヨにはやや時間を食ったが、射程内で勝負してしまったマクドネルはマジで悲惨。
 
ペッチバンボーン戦やダビド・カルモナ戦を経て初期の喧嘩ファイトから脱却し、階級アップで減量苦も軽減された。
 
この3戦でいよいよ強さが極まってきた感じがする。
 
「猛獣井上尚弥がマクドネルを1RTKO。あんぐりですね。解説山中慎介に喋る暇を与えない秒殺劇」
 
てか、アレなんですよね。
この選手の下半身の強靭さは本当にエグい。
 
あれだけ動きながら腰の入ったボディを連打しつつ、まったくバランスを崩さない。
「根が生えたような下半身」というのはよく聞くが、その言葉がめちゃくちゃシックリくる。
 
 
そう考えると、やはり井上有利は間違いないだろうなと。
パヤノが若干下降線に入っていることを加味すると、序盤でのKOも十分あり得る?
 
得意の左がどの程度機能するか、パヤノのよく動く右を気にせず強打を打ち込めるかが分かれ目になるとは思うが、まあ十中八九大丈夫でしょ。
仮に近場での打ち合いに巻き込まれても、今の井上ならフィジカルで弾き返せるんちゃうか?
 
距離を掴むまでに1、2Rかかるかもしれないが、だいたい5、6Rくらいで倒せると思うよ。
などなど。
 
そんな感じで、今回は井上の5RKO勝利を予想しておく。
 
「村田諒太がやっぱりロブ・ブラント戦。ラスベガスで2度目の防衛戦はビッグマッチへの足掛かり?」
 
繰り返しになるが、クソほど圧勝しやがれ井上
 
こういう強気の予想(希望)を述べると、赤っ恥をかくことが多いのだが……。
 
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