井上尚弥がマクドネル兄と交渉中だってさ。いいんじゃないの? マクドネル。これに圧勝しちゃうと英国でも道が閉ざされるけどね【予想・展望】
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WBO世界S・フライ級王者井上尚弥が、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネルとの対戦に向けて交渉中だと報じられた。
「ウシクvsガシエフ予想。WBSSクルーザー級決勝がサウジアラビアで開催。井上尚弥も次回バンタム級で出場するとか」
バンタム級進出を明言していた井上陣営がターゲットに選んだのは、現在29勝2敗13KOの戦績を持つジェイミー・マクドネル。
身長178cm、リーチ183cmとバンタム級では長身で、2015年には亀田和毅に2連勝を果たした強豪である。
また、直近の試合では日本の山中慎介をKO寸前まで追いつめたリボリオ・ソリスと連戦し、1試合目は大激戦の末に判定勝利。再戦では負傷ストップながらも防衛に成功している。
「リトアニアの井上尚弥、カバロウスカスがアバネシャンを6RKO。いや、でも日本の小原佳太なら勝てるんじゃないの?」
マクドネルのプロモーターを務めるエディ・ハーンによると、「5月の東京開催に向けて交渉中で、すでに最終段階に入っている」とのこと。
「インドンゴ再び。レジス・プログレイスと暫定王座決定戦へ。カモシカのおっさんのなりふり構わなさが運を引き寄せた」
井上尚弥のバンタム級初戦のジェイミー・マクドネルはいい選択だと思いますよ。「正規」とか「スーパー」とかは関係なく
なかなか興味深いニュースが飛び込んできた。
井上尚弥vsジェイミー・マクドネルの対戦交渉。
しかもすでに交渉は最終段階に入っていて、近々決まる可能性が高いという。
なるほど。
これはいいですね。
マクドネル兄は、バンタム級初戦の相手としては最適に思える。
「ララvsハードが決定しただと……?! さすがS・ウェルター級だなオイ。こんなビッグマッチがサラッと決まっちゃう激戦階級」
「WBAには正規王者マクドネルの上にスーパー王者であるライアン・バーネットがいるため、仮に井上がマクドネルに勝利しても他団体との統一戦ができない」
「そもそもスーパー王者を狙わず、一番組みし易しと思われるマクドネルを標的にするのはどうなの?」
こういった懐疑的な意見もちょくちょく聞かれるのだが、正直ゲロを吐くレベルでどうでもいいww
「猛獣井上尚弥がマクドネルを1RTKO。あんぐりですね。解説山中慎介に喋る暇を与えない秒殺劇。マクドネルはお疲れ」
要は、井上尚弥が未体験ゾーンのバンタム級でどういう動きを見せるか、これまで出会ったことのない長身選手とどう対峙するか。重要なのはそっちであって、「正規」や「スーパー」などは後づけに過ぎない。
「バンタム級初戦でマクドネルに挑戦する。その上で『世界王者』の肩書きがついてくるなら最高じゃねえか」
「この試合で3階級制覇王者が誕生するのであれば、それに越したことはない」
今の段階でゴチャゴチャとややこしいことを考える必要はまったくないと思うのだが。
「何かつまんねえな井上vsマクドネル。計量の話題ばっかりじゃんか。せっかくのお祭りなのにマクドネル全力応援かな」
ジェイミー・マクドネルは強敵っすよ。この相手にスカ勝ちできれば普通にすごいからね
そして、どうやらジェイミー・マクドネルを「組みし易し」ととらえている風潮があるが、とんでもない。
2015年に亀田和毅に連勝しているし、山中慎介を苦戦させたリボリオ・ソリスを2度退けてもいる。それだけでも文句なしの強豪ということがわかる。
そもそも論として、試合を観ればマクドネルがいい選手なのは一目瞭然のはず。
「アローヨvsクアドラスはKOか判定で逃げ切るかの2択だよな。そして岡田隆志とかいう隠れ名選手」
身長178cm、リーチ183cmとバンタム級では群を抜いた長身で、ガードも高く足も動く。
相手との間合いを測る距離感に長け、必要最小限の動きで芯を外しながら左を当てていくスタイル。
アングルの調整や間合いの取り方など、同じ長身選手でもヨワン・ボワイヨとはレベルが違う。
しかも、S・バンタム級で戦う弟ギャビン・マクドネルと同様、ペースを崩さずに最終ラウンドまで動き続ける心身のスタミナも兼ね備える。
「ギャビン・マクドネル敗北!! レイ・バルガスがポイントゲームを制して初の王座奪取!! 手がなが〜〜い!!」
個人的なイメージとしては、長身の井岡一翔とでも言えばいいか。
若干足の運びはバタバタしているが、1つのことをやり続ける堅実さや無理をしないメンタルは井岡のそれと近い。
割とガチで、この選手にヨワン・ボワイヨと同じ勝ち方ができれば、バンタム級でも十分やれる証明になると思うのだが。
「山中2RKO負け引退表明。ネリ体重超過で試合に臨み、パワフルな連打で圧倒。めんどくせーけど、一応感想を言っておこうか」
ちょっとフィジカルが弱いんですよねマクドネル兄は。毎回減量が厳しいみたいだし
だが、ジェイミー・マクドネルの最大の弱点はフィジカル面の弱さ。
身体が大きいせいもあり、毎回減量に苦しんでいるとのこと。王座を返上してのS・バンタム級進出という噂も結構前から耳にしている。
「リー・セルビーvsジョシュ・ウォーリントン! 名勝負の予感がしますよ。フランプトンvsドネアなんか比じゃないほどに」
実際の試合でもバンタム級時代の亀田和毅にあっさりと懐に入られたり、リボリオ・ソリスの突進に手を焼いたり。
身体全体に力感がなく、相手のレベルが一定以上になると一気に苦しくなる傾向が強い。
特に亀田にボディでダウンさせられりと、距離感が生命線の選手としては致命的にフィジカルが足りていないのは明白。
「ダニエル・ローマンと松本亮のタイトルマッチを予想。松本亮という選手にビックリするくらい思い入れがないんだが」
もう少しリードの左に威力があれば。
もう少し足の運びに力強さがあれば。
「感動しちゃったよシーサケットvsエストラーダ。引き出しの多いエストラーダをシーサケットがテーブルごとひっくり返した」
井岡一翔は階級アップごとに相対的なパワー不足に陥ったが、マクドネル兄に関しては逆。減量がキツ過ぎて力を出しきれていない感が強い。
「比嘉vsロサレス予想。って、もう防衛戦やるの?! ああ、村田諒太と拳四朗を抱き合わせでトリプル世界戦にするのね」
勝敗予想は井上尚弥の9RKO勝利。マクドネルはいい選手だけど、井上のボディに耐えられる気がしないっす
今回の勝敗予想だが、井上尚弥の9RKO勝利でいきたい。
まだ正式発表はされていないが、一応実現すると仮定して。
申し上げたように、ジェイミー・マクドネルは間違いなくいい選手。
S・フライ級時代の相手とは違い、スケールもワンランクアップした強敵と言える。
ただ、この選手が井上尚弥に勝てるかと聞かれると、ちょっとキツいかなと。
あのペランペランの体躯で、ハンマーのような井上のボディに耐えられるとは思えないのが正直なところである。
「ダラキアンvsビロリア、ニエテスvsレベコ、ビーモンvsラモス、ラミレスvsアメドなど。やっと観たのでまとめて感想を書いていくぞ」
・長身
・アングル調整
・距離感
・よく動く足
・精度の高い左
一応、井上尚弥に対抗できそうな要素は揃っているのだが、一番重要なフィジカル面の弱さが何とも……。
「井上また圧勝。ボワイヨダメだわ。アレじゃ勝てないんですよ。S・フライ級ラストマッチも楽勝。でも「物足りない」ってさ」
序盤は足を使って井上のプレッシャーをさばくものの、徐々に圧力に押される場面が増える。
中盤以降、井上のボディで身体をくの字に折ってダウン。そこから一気に失速し、8~9Rについにつかまる。
「パウンド・フォー・パウンド(PFP)決定。僕のPFPを考えたので、発表してみる【2018年3月現在】」
ロープ際に追い詰められ、サイドからボディを被弾して再びダウン。
何とか立ち上がってラウンド終了まで耐えるが、コーナーに戻ってギブアップを宣言する。
多少時間はかかるかもしれないが、最終的にはアントニオ・ニエベスと似た結末に落ち着きそうな気がしている。
「アントニオ・ニエベスとは何だったのか。井上尚弥の豪打になにもできず6R終了ギブアップ。まさかの真っ向勝負で撃沈w」
井上尚弥に対抗できそうなのは? ゾラニ・テテ以外にもおもしろそうな組み合わせがありますよ
ちなみにだが、バンタム級で井上尚弥に対抗できそうなのは、むしろリボリオ・ソリスではないかと思っている。
・長いリーチ
・強靭なフィジカルに突進力
・カウンターからの連打
・アングル調整
などなど。
「カネロの禁止薬物陽性の裏でいろいろあったよ。コバレフvsミカルキン、ビボルvsバレラ、ジョシュ・テイラーvsカンポス」
井上の左にカウンターの右を被せ、そのまま距離を詰めて連打。
ロープを背負わせ、井上の苦手な接近戦に引きずり込む。
ダビド・カルモナと河野公平の合わせ技というか、リボリオ・ソリスなら井上尚弥相手でもそれなりに健闘できそうな気がする。
「井上vsリカルド・ロドリゲス感想。だーめだ、ムリムリ無理無理。無謀な挑戦お疲れロドリゲス」
あとはライアン・バーネットの当て逃げクリンチ作戦に井上がどこまで対応できるか。アントニオ・ニエベス戦で見せた「クリンチ引っこ抜き」→「ボディ地獄」のコンボを再び発動できるか。
ラスボスがゾラニ・テテというのは大いに同意するが、それ以外にも興味深い組み合わせは多い。
「井上尚弥に勝てる選手? バンタム級で誰が井上尚弥を倒せるか、どうすれば勝てるかを妄想してみる」
そして、仮にマクドネル兄に圧勝してしまうと、恐らく英国進出のルートは消える。
いきなりナルバエスをぶっ倒して度肝を抜いたS・フライ級時代と同様、相手探しに苦労するパターン。
ゾラニ・テテやリボリオ・ソリス、ザナト・ザキヤノフ辺りを日本に呼ぶ以外、誰にも相手にされなくなるのではないか。
「バルテレミーvsレリク、グローブスvsユーバンクJr.を観たので感想を。バルテレミーさんの体調の悪さとグローブスの泥仕合ww」
なので、今回の勝ち方としては「ちょっと苦労するけど最後はKO」というのが理想だと思う。
周囲に「これなら可能性あるぞ」と思わせておき、次戦以降のビッグマッチにつなげる。
「ダニー・ガルシアがリオスをKO! はぁ~、すっごい。パワーレスなくせにカウンターはヤバいw 村田vsカネロもこんな感じ?」
そういう意味でも、9RKOというのは絶妙なラインとしか言いようがないww
あまり絶望感を与えないさじ加減というヤツww
マッチメークは難しいのであるww
なお、一番いい例が上述の河野公平。
パッと見やりやすい相手だと思われるせいで、次々にタイトルマッチのお声がかかった典型的な選手である。
「チャーロ兄圧勝やね! センテノを2RKOに沈めて暫定王座獲得。村田諒太との違いが明確でおもしろかった。フィジカル上位の優位性」
まあ「マクドネルがんばれ」って話ですけどね結局は。
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