横浜グリッツvsアイスバックス現地観戦感想。横浜グリッツの可能性。イベントは文句なしに楽しいのであとは結果がほしい【2022.2.26】

横浜グリッツvsアイスバックス現地観戦感想。横浜グリッツの可能性。イベントは文句なしに楽しいのであとは結果がほしい【2022.2.26】

2022年2月26日にKOSÉ新横浜スケートセンターで行われたアイスホッケー・アジアリーグ2021、横浜グリッツvsH.C.栃木日光アイスバックス戦を現地観戦してきました。

結果は0-6でアイスバックスが勝利。ここまでの戦績を6勝1敗とした試合です。

 
一方、ホームの横浜グリッツは0勝7敗の最下位。翌27日の同カードでも2-8と敗戦を喫するなど、厳しいシーズンが続いています。
 
 
僕はアイスホッケーが好きでたまにチケットを購入して現地観戦しているのですが、新型コロナウイルスの影響もあってしばらくご無沙汰しておりました。
振り返ってみると、最後に会場に足を運んだのが2021年3月。約11ヶ月ぶりの現地観戦だったようです。
 
アイスバックス強くなった? 王子イーグルスは優勝おめでとうございます。会場のダサさが盛り上がりを妨げる?
 
実を言うと1月22日の横浜グリッツvsひがし北海道クレインズ戦のチケットを購入していたのですが、こちらはコロナの感染拡大により中止に。翌週予定していたラグビーとともに2週連続で週末の予定が飛ぶというまさかの事態が起きております笑


今回もチケットを購入したはいいものの、なかなか発券する気になれず。
前日に運営から発券されていない旨のメールがきていたのですが、
「いや、わかっとるわ」
「わかっとるけど、またドタキャンされたらかなわんのや」
と心の中で不毛なツッコミを入れつつ両チームのSNSにかじりついていた次第です笑
 
冗談でもなんでもなくコレ↓を見てから発券しましたからね。


一寸先は闇なご時世、単なるスポーツ観戦すらも緊張感が漂います。
 
 
というわけで、今回は(無事開催された)横浜グリッツvsH.C.栃木日光アイスバックス戦の感想を適当に言っていくことにします。
 
横浜GRITSvs北海道ワイルズ交流戦を現地観戦した。クレインズのゴタゴタは見聞きしてたけど。もはや既存のお客を繋ぎ止める努力をする段階?
 

アニメ「プラオレ!」は途中で離脱しました。アイスホッケーは好きだけど、アニメとして“ナシ”だった

表題の通りですが、日光アイスバックスがモデル? となったアニメ「プラオレ!」は途中で離脱しました
 
アイスホッケー人気の起爆剤になれば&それなりに期待していたこともあって毎週視聴していたのですが、申し訳ない。残念ながら僕には合わずに10話で挫折してしまいました……。
 
 
感想は下記で申し上げた通り。
 
アニメ「プラオレ!」感想。これはキツいな。チームの歴史と観光と成長、青春、団結、友情、エンタメ。要素がごった煮過ぎて…。アイスホッケーファン獲得につながるんか?
 
いろいろな要素を詰め込みすぎてしんどかったこと、絵柄がまったく好みじゃないこと、美少女アニメなのにヘルメットをかぶるとキャラの判別ができなくなること、などなど。
要するにアニメとしてビミョかったせいで「あ、アカン。自分もう限界っす」と。
 
アイスホッケーは好きだしリーグの人気も出てほしいとは思いますが、それはそれ。アニメとしてアリかナシかで言えば完全に“ナシ”でした(僕の中では)。
今作が新規ファン獲得に寄与したかは定かではありませんが、僕にとっては近年稀に見る失敗アニメだったことを報告しておきます。
 
それでも何とか10話までがんばったのでそこを認めてもらえれば幸いです()
 

初のKOSÉ新横浜スケートセンター。ダイドードリンコアイスアリーナよりも全然ヨカタヨ

KOSÉ新横浜スケートセンターを訪れたのは今回が初めてだったのですが、会場の作りとしては西武線東伏見駅にあるダイドードリンコアイスアリーナとほぼ同じ。キャパ2500人(ダイドードリンコアイスアリーナは2482人)で固定席が約1400席となっております。
 
ただ、座席のカラーが青なのと場内の照明が明るいことでダイドードリンコアイスアリーナよりは全然綺麗でした。
 
座席はこんな感じ。

背もたれもあって座り心地はぼちぼちです。また、前の座席との間隔も広いのでそこそこゆったりできるのではないかと。
 
早く到着して暇だったのでそれぞれの席からのロケーションを撮影してみました。

 
トイレはこれ。

広くはないけど普通に綺麗です。トイレが綺麗という時点で僕の中ではダイドードリンコアイスアリーナよりも好感度は爆上がりでございます笑
 
 
スクリーンは若干小さめですね。

 
逆サイドには得点と時間表示があります。

 

ルール説明のシートがめちゃくちゃ役に立った。素人にはああいう簡潔な説明で十分。場内も寒いしね

入場時にはパンフレットとファンクラブの入会案内、先着100名に配られるというマスクをもらいました(ガチで早く着きすぎた……)。

 
パンフレットは横浜グリッツのメンバー表やコーチのインタビューが載っているのですが、その中でもっとも役に立ったのがコレ↓

簡単なルール解説が書かれたシートです。
・フィールドに引かれたラインの意味
・「オフサイド」と「アイシング」の説明
・ペナルティの種類
簡潔かつ的を射たルール説明だと思いました。
 
いや、そうなんですよね。
僕みたいな素人があれこれ小難しい説明を聞いても正直ようわかれへん。しかもアイスホッケー会場の寒さを考えると集中力も削がれ気味になる。
その中で「最低限これだけ知っておけば」というものに絞って説明してくれたのはホントにありがたかったです。
別シートになってて目立つのもよかったですよね。
 
以前ハンドボール観戦に行った際に試合前に初心者向けのルール説明、戦術説明がスクリーンで流されていたのがめちゃくちゃ役に立ったと申し上げましたが、それと同じです。
 
ハンドボールの現地観戦が最高だった3つの理由。こりゃあ楽しいわw ジークスター東京vs豊田合成 in 墨田区総合体育館
 
なお、申し上げたように場内はかなり寒いので服装は要注意です。
 
この日の僕は
・ズボン2枚重ね
・ネックウォーマー
・手袋持参
・ニット帽持参
というモコモコな服装で行きました(外気との寒暖差があったので結構難しい)。
 
中でも手袋は大事ですね。
時間経過とともに指先から冷えていくので、手先のケアは必須だと思います。
 

イベントもがんばってた。アリーナDJはテンション高いし会場スタッフさんも親切だった。チアリーダーは遠かったけど笑

イベントもがんばっていたと思います。
今回は4500円のS指定席を購入したのですが、この値段でこれなら元は十分取れる。チームは0−6と大敗を喫しましたが、“勝っても負けてもイベントの満足度が高い”のは大きい。運営側のがんばり、創意工夫が随所に感じられました。
 
・座席を探しているとスタッフがすぐに声をかけてくれる
・試合前からノリのいいBGMで気分を上げてくれる
・選手入場がカッコいい
・アリーナDJがハイテンションで盛り上げる(テンションが上がりすぎて声がひっくり返ってた)
・チアリーダーのお姉さんのダンスがキレッキレ
・ピリオド間は抽選発表やオリジナルダンス等で観客を放置しない
 
音とアリーナDJのトークが途切れず、チアリーダーのお姉さんも最初から最後まで踊りまくり。
特にピリオド間に観客を放置しない工夫が見られたのはよかったと思います。
 
あと、会場スタッフがみんな親切なのもいいですよね。
場内に座席表が見当たらず「あれ?」と思っていたら、瞬間的に「あそこです」と教えてくれたのはありがたかったです。
 
 
試合前、試合中と踊りまくりのチアリーダーのお姉さんたち。


 
場内が暗転→PVが流れる演出もカッコいい。


 
1ピリオドと2ピリオド間のパフォーマンス。

「え? そこでやるの?」
「遠くね?」
と思ったことは内緒です笑
てっきりリンク内で何かするのかなぁと思っていたので。
 
顔が判別できないくらい距離があるのはちょっと残念ですよね。
 
 
GRITS TOPAZ(グリッツトパーズ)というチーム名らしいです。

 
マスコットのグルーガ。

すみません。これってアヒル……ですよね?
 
アヒルだな?
アヒルだよな?
 
 
2ピリオドと3ピリオド間にはGRITS TOPAZのオリジナルダンスがスクリーンに映し出されます。

 
試合後のインタビューは背番号92の土屋選手。

愛称は“ヒップホップスナイパー”とのこと。
 
 
・スクリーンが小さい
・チアリーダーのお姉さんが遠い
・アリーナDJの声がたびたびひっくり返る
気になった点はだいたいこのくらい。
 
それ以外は概ねご機嫌で満足度の高い時間を過ごせました。
 

苦戦の続く横浜グリッツだけど、可能性は見えたような…。フィジカルコンタクトで当たり負けしなくなったのがデカい

試合に関してですが、申し上げたように結果は6-0でアイスバックスの勝利。横浜グリッツはリーグ参戦以降わずか2勝と苦しんでおります。
 
とは言え、ある程度可能性が見えてきている気もしました(素人目線だけど)。
 
前回横浜グリッツの試合を観たのは2020年11月なのですが、その際に思ったのは
・横浜グリッツの選手はしょっちゅうコケる
・戦術がカウンターによる速攻のみ
・肝心の1本目のパスがなかなか通らない
主にこの3点。
 
アイスバックスvs横浜グリッツ感想。費用対効果最強のイベントを現地観戦してきた。平野裕志朗やっぱりええわ
 
中でも単純なフィジカルコンタクトでコテンコテン転ばされるのがキツい。1対1の当たりで歯が立たないせいで戦術の立てようがなく、カウンターの速攻狙い以外にできることがない。このフィジカル差を何とかしないとどうにもならんなと思ったことを覚えています。
 
ですが、今回の試合では以前ほどコカされることはなく。「普通に立ってプレー」できていたことは大きいのではないでしょうか。
 
おかげでまったくつながらなかった縦パスが相手陣でも通るようになり、多少攻撃の形? みたいなものができつつある? のかな?
 
正直、まだまだ戦術が確立されているとまでは言えず。カウンターの速攻一辺倒で1人目を潰されるとほぼ詰みの状態が続いています。ここから先はスケーティングやスティックさばきといったスキルの問題になるのだと思いますが、少なくとも1対1で歯が立たずにやれることがないという段階はクリアしたのかなと。
 
そのスキル差を埋めるのが一番難しいという噂もありますが。
 
 
ディフェンス面に関しては、あっという間にトップスピードに乗られてぶち抜かれるのが厳しい。
「自陣でパックを奪われる→中盤をトップスピードで切り裂かれる」パターンで何度もピンチを迎えていたので、あそこでもう一歩早めに止められていればまた違った展開を作れたのかもしれません。
 
 
まあ、この日は攻められすぎでしたよね。
総シュート数が横浜グリッツ6本に対してアイスバックスは60本。6本しかシュートが打てなかったのもそうですが、60本はさすがに打たれすぎ。
単純計算で1分に1本シュートを打たれているわけで、あれだけ攻められればそりゃあバテバテになりますよ笑

 
その頃アイスバックス陣では……。

ゆったりしてやがるなオイww
 


 

横浜グリッツにはがんばってもらいたい。手っ取り早く強くなるには? 他チームから主力を引き抜きまくれ()

マジな話、横浜グリッツにはどうにかがんばって結果を出してもらいたいと思っています。ようやく首都圏に誕生したホッケーチームなので。
自宅から1時間弱で行ける&駅から徒歩5分のアクセスというのはどう考えても貴重です。
 
 
イベントは文句なしに楽しい。
交通アクセスもいい。
 
あとは結果が伴えば……。


手っ取り早くチームを強くするにはやはり補強だと思いますが、コロナの影響や財政面? もあって難しいのであれば、他チームの主力を引き抜くのが一番いいのかなと。
 
上述のハンドボールチーム、ジークスター東京が上位チームから主力をごっそり強奪して参入2年目で大躍進を遂げましたが、それと同じことができれば。
 
ジークスター東京が強くなってた。ゴールデンウルヴス福岡を圧倒。やっぱり補強は大正義w ハンドボール観戦楽しい
 
実現性を無視した僕の理想論ですが。
 
 
実際、うまく交渉すれば引き抜きに応じる選手もいると思うんですけどね。
首都圏で働きたい、横浜近辺に住みたい人は絶対いるはずだし。
 
補強こそ大正義の横浜GRITSがひがし北海道クレインズと対戦。アリーナDJがやかまし過ぎて…
 
実力のある選手に引っ張られてチーム全体がレベルアップするってのは間違いなくあるのでね。
今こそ“デュアルキャリア”の特性を生かしてだな……(勝手なことを言うな)。
 

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