感動的なカズ・ハヤシの引退試合&順調に回復中の飯伏幸太。あの笑顔でリングを去れるのは幸せなことなんだろうな【2024.7.1 GLEAT現地観戦感想】

感動的なカズ・ハヤシの引退試合&順調に回復中の飯伏幸太。あの笑顔でリングを去れるのは幸せなことなんだろうな【2024.7.1 GLEAT現地観戦感想】

2024年7月1日に東京ドームシティホールで行われた「GLEAT Ver.12」を現地観戦してきたのは下記の通り。
 
中嶋勝彦GLEAT参戦。伊藤貴則に勝利しLIDET UWF世界王座獲得。中嶋勝彦再始動と聞いて初のGLEAT現地観戦を決めた
 
メインイベントの伊藤貴則vs中嶋勝彦戦を目当てに足を運んだ次第です。
 
 
今回はそれ以外、印象に残った試合の感想を言っていきます。
 
具体的には、
・第6試合:カズ・ハヤシ&CIMAvs石田凱士&井土徹也
・プレミアムエキシビション:飯伏幸太vs関本大介
の2試合でございます。
 
特にカズ・ハヤシの引退試合は大盛り上がり。何の思い入れのない僕も便乗して感動させていただきました笑
 

飯伏幸太vs関本大介(プレミアムエキシビション5min)

最初は飯伏幸太と関本大介によるエキシビジョンマッチについて。
 
今年の正月にNOAH有明大会で丸藤正道と対戦した飯伏幸太。
僕もこの試合を楽しみに現地観戦しましたが、結果は放送事故レベルのクソ試合という。
 
最低だった丸藤正道vs飯伏幸太。最高だった拳王vs征矢学。最初からおかしかった飯伏。カミゴェのトロさに哀しくなった
 
飯伏は入場時から見るからに体調が悪く、ゴングが鳴っても一向に調子が上がらない。
 
アクロバティックな空中戦どころかまともに飛ぶこともできず。
リング中央でのチョップ合戦や関節技に終始する光景に「お前らに求めてるのはそれじゃねえよ」と。
 
必殺カミゴェのあまりのトロさに絶望し、冗談みたいな逆転劇に「はあ?」となる。
で、たっぷり時間をかけて退場する飯伏の後ろ姿に軽く殺意が芽生えました笑
 
 
あの地獄のような一戦から数か月。
 
「どうなのよ?」
「ホントにやれんの?」
「まだ早くねえか?」
エキシビジョンながらもめちゃくちゃ懐疑的だったことをお伝えします。
 

飯伏幸太はやっぱり人気があった。関本大介の登場に会場が沸く

まずは飯伏幸太が入場。

正直、足を引きずる姿を観て「ああ、またダメかもしれん」と思ってしまいました。
 
 
ただ、人気はすごかったです。

この辺はさすがですよね。
 
 
続いて関本大介が入場します。

当日まで対戦相手が明かされていなかったので盛り上がりました。
 
なお、関本のことをよく知らない僕は「へえ~」でした笑
 

飯伏はよかった。正月の体たらくからよくここまで回復したな

結論を申し上げるとかなりよかったです。
 
飯伏幸太のコンディションは前回とは大違い。
コーナーからのジャンプ、カミゴェにキレもある。この半年で相当仕上げてきたことがうかがえました。


 
蹴りはまだまだソフトタッチでしたが、

 
関本の逆エビを食らってもピンピンしている。

 
いい表情しよるなオイ笑

 


 
ボチボチやれたことに感極まったのか、試合後はちょっとウルっときてましたね。

 
客席に是非を問うシーン。

うん。
僕も「マル」だったと思います。
 
あの体たらくからよくここまで回復したよね。
 
 

足首靱帯のケガは「完治まで半年はかかる」って言われたんですけど、意外にも2カ月くらいで治り始めてまして。驚異的な回復力ってことで主治医がいま記録に残してくれてる最中です(笑)


基本、アホの子なんでしょうね。
天然とはよく聞きますけど。
 
あまり急がずにしっかり治した方がいいと思うぞ。
 

×カズ・ハヤシ&CIMAvs石田凱士&井土徹也○(G-INFINITYタイトルマッチ)

そして第6試合のG-INFINITYタイトルマッチ、カズ・ハヤシの引退試合でございます。
 
上述の通り僕はカズ・ハヤシのことをよく知りません。
今年3月の全日本プロレスで観た程度で思い入れもクソもない。もちろん名前を聞いたことはありますが、引退すると聞いても「あ、そうなんだ」くらいでした。
 
全日本プロレス現地観戦。中嶋勝彦が九分九厘優勢ながらも安齊勇馬に敗北。これで全日離脱かな? AEW移籍もありだと思う
 
まずは石田&井土組が入場。

「BLACK GENERATION INTERNATIONAL」のメンバーを引き連れています。
 
 
続いてカズ・ハヤシ&CIMA組。


てか、久しぶりにCIMAを観ましたけど、やっぱり年食いましたね笑
 

最初から最後まで大盛り上がり。感動的で少しだけ寂しい最高の一戦だった

申し上げたように試合は大盛り上がりでした。
 
序盤からカズ・ハヤシは石田、井土相手に大立ち回り。
 
逆にCIMAはやられ役です。
前半はがんばりましたが、後半はなかなか活躍する場面がありません。
 


 
中盤あたりでカズ・ハヤシ&CIMA組が劣勢になると、GLEATのメンバーが次々に乱入します。


これによってリングはお祭り状態に。
 
 
Tシャツのまま出てきたヤツもいたりとノリと勢いでの乱戦が繰り広げられます。


 
 
終盤はどちらが勝つかまったくわからず。

 
井土徹也をダウンさせたカズ・ハヤシがとどめを刺しにいったところに石田凱士の蹴りが入る。

どうにか立ち上がるカズ・ハヤシですが、すでに反撃する力はなく。
 
逆転に次ぐ逆転の末、最後はバックドロップで勝負あり。

 
僕もいつの間にかカズ・ハヤシを応援していて、
「立て!!」
「決めろ!!」
「負けんな!!」
と叫びまくりました。
 
3カウントの瞬間は全身の力が抜けてガックリだったことを報告します笑
 
 
いや、いい試合でしたね。

熱苦しくて感動的、少しだけ寂しさの残る最高の一戦でした。
 
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メイン終了後のセレモニー。カズ・ハヤシの32年間を少しだけ共有できた気がした

メイン終了後にはメンバー全員がリングに上がり、カズ・ハヤシによる挨拶が行われます。

今後は親会社? のリデットエンターテインメント株式会社の社員として働くとのこと。
 
 
いい笑顔ゴルァ!!笑


 
マジな話、これだけの笑顔で引退できるのはプロレスラー冥利に尽きるのではないでしょうか。この環境、仲間に恵まれた現役生活は幸せだったと想像します。


何度も言うように僕はカズ・ハヤシのことをよく知りません。
ですが、一連のセレモニーによってこの選手が積み重ねた32年間を少しだけ共有できた気がします(気のせいかもしれません)。


 

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引退自体は正解だと思う。コンディションは明らかに悪そうだったしね

一応言っておくと、カズ・ハヤシの引退は正解だと思っています。
 
試合はめちゃくちゃ盛り上がった&感動的でしたが、本人の動きは悪かったです。
 
ひょこひょこと歩く姿は膝が痛い人のそれ。
ジャンプ一つとってもいちいち身体が重そう。
 
“壊れない範囲での目いっぱい”を探りながらのファイトというか。
体調の悪さは明らか過ぎるくらい明らかでした。
 
 
なお3月の全日本のときはむしろ逆で、身軽にリングを跳ね回る姿に驚いたことを覚えています。
 
「50歳超えでこの動きはすげえな」
「え? このコンディションで引退するの?」
 
 
そこから数か月。
ラストスパートで無理をしたのか、蓄積したものが噴出したのかは不明ですが、終始しんどそうな姿に「これは引退も仕方ない」と思った次第です。
 
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大仁田厚や天山広吉のようにどれだけボロボロになってもリングに上がり続けるのも悪くない。
逆にスパッと身を引いたカズ・ハヤシの判断もそれはそれで素晴らしい。
 
僕自身、プロレスファンを名乗れるほどの知識も観戦経験もありませんが、名レスラーのラストに立ち会えたことは本当に幸運でした。
 

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