フェルナンド・マルティネスvsジェイド・ボルネア。勝った方は日本にくればいいんじゃない? 田中恒成のターゲットらしいしね。田中に勝てば中谷潤人との統一戦も?【予想・展望】
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2023年6月24日(日本時間25日)に米・ミネソタ州で行われるIBF世界S・フライ級タイトルマッチ。同級王者フェルナンド・マルティネスにランキング1位ジェイド・ボルネアが挑戦する。
ジェルウィン・アンカハスと2度の対戦を経て約8か月半ぶりに防衛戦を迎えるフェルナンド・マルティネス。
対戦相手のジェイド・ボルネアは18戦全勝12KOの強豪で、アンカハスと同じフィリピン出身の選手である。
また同興行ではアンカハスの復帰戦も組まれており、諸々楽しみな1日となる。
ジェイド・ボルネアがフェルナンド・マルティネスに肉薄。ジャブと先手先手の作戦が機能。減量苦のアンカハスよりもずっとよかったね
ちっとも話題になっていないフェルナンド・マルティネスvsジェイド・ボルネアだけど、僕は楽しみにしてる
フェルナンド・マルティネスvsジェイド・ボルネア。
WBA世界S・フライ級タイトルマッチ、王者ジョシュア・フランコと元WBO王者井岡一翔の再戦が間近に迫る中、同日(現地時間)にひっそりと行われるこの試合。
日本では井岡の尿から大麻成分が検出されたことでだいぶザワついているが、それはそれとして。
衝撃的なKO勝利でWBO王座を戴冠した中谷潤人、すでに“金になる試合”にしか興味がなく高みの見物を決め込むWBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ。
そして、びっくりするくらい話題になっていないIBFのタイトルマッチ。
僕はこの試合をぼちぼち楽しみにしているのだが、両選手の知名度と軽量級不毛の地での開催(米・ミネソタ州)、王者マルティネスの試合間隔を加味すると仕方ないのかもしれない。
てか、よく見たらアンカハスは121ポンド契約なんですね。
もともとS・フライ級に留まるのが限界だったらしいが、とりあえずは余裕のあるウェイトで再起を図るということか。
井岡一翔vsジョシュア・フランコ再戦間近。前回はフランコの馬力に押されまくった井岡がどう対応する? とにかく勝つしかねえぞ。どうやって勝つのかは知らんけど
田中恒成の標的もIBFタイトルらしい。確かにパブロ・カリージョはフェルナンド・マルティネスっぽさがある笑
なお先日パブロ・カリージョに勝利した田中恒成もIBFタイトルを目指しているとのこと。
僕はてっきり実現のハードルが低そうな中谷潤人に挑戦すると思っていたので、これを聞いて「へえ、そうなんだ」となったことを覚えている。
中谷潤人はエストラーダor井岡一翔とジョシュア・フランコの勝者との統一戦はいいけど、とりあえずは田中恒成相手に防衛戦だろ。
てか、IBFのフェルナンド・マルティネスは何してんだよ。ジェイド・ボルネアとの指名戦、結構楽しみにしてるんだが。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) May 22, 2023
でも、改めて眺めてみるとパブロ・カリージョはフェルナンド・マルティネスの下位互換みたいな選手ですね。
前に出る馬力やハンドスピードはマルティネスの方がありそうだが、思い切りのいいスイングやボディ打ちは結構類似している。
“前哨戦”と銘打った一戦、完全にvsマルティネスを想定したマッチメークだったのだろうと。
ちなみに試合は観ていない()
ジェイド・ボルネアはいい選手。フィリピン出身らしいファイトスタイル&左右どちらでも高次元のパフォーマンスが可能
挑戦者ジェイド・ボルネアの試合を漁ってみたのだが、いわゆるフィリピン出身っぽい選手だなぁと。
身体全体からパワーがみなぎっており、どっしりとした構えから打ち込む1発1発には重さを感じる。
基本は直線的なワンツー使いだが、ジャブ自体はそこまで多くない。逆にまっすぐ打ち抜くストレートは当て勘がよさそう。
その上左右両方で高次元でのパフォーマンスが可能という。
僕が観たのは2017年の試合だが、普通に強そうな選手である。
この試合ではサウスポー中心の試合運びだが、どことなくジェルウィン・アンカハスやマーロン・タパレスと似ている。
もしかしたら母国の英雄マニー・パッキャオに影響を受けた最後の世代なのかもしれない。
タパレスがアフマダリエフに勝っただと…!? 前で勝負するタパレスをアフマダリエフは攻めきれず。これで亀田和毅vs井上尚弥戦の可能性が?
マルティネスの回転力、スタミナがボルネアを上回るのではないか。アンカハス同様、連打に置いてきぼりを食う?
ただ、基本的にはベタ足でのっそり近づいて腕を振るスタイルで手数は多くない。相手のパンチを芯で食うシーンも散見される。
マルティネスのように前に出る馬力と回転力を両立できるタイプにはちょっと分が悪いのではないか。
ジェルウィン・アンカハスはラウンドを重ねるごとにマルティネスの連打についていけなくなったが、ジェイド・ボルネアもアレと似た感じになりそうな……。
久しぶりに観たが、やっぱりフェルナンド・マルティネスは僕好み。
ズンズン前に出て腕を振りまくるスタイルはもちろん、偏差値の高い顔面から滲み出る悪童的な雰囲気がたまらない笑
恐らくだが、フェルナンド・マルティネスを攻略するにはボディが有効になる。
アンカハス戦でも中盤から後半にかけてボディで失速していたし、あのボクシングを12R続けるのは相当疲れるのだろうと。
ボルネアはアンカハスよりもボディ打ちが得意(そう)なので、その部分では有利かもしれない。
減量苦でゲロゲロだったアンカハスよりスタミナもありそうだしね。
また、マルティネスはvsオーソドックスの試合と比べて若干やりにくそうに見える。そう考えると、今回のボルネアも左構えで勝負する可能性が高い? のかな?
ホントに勝ちやがったよフェルナンド・マルティネス。アンカハスとの打ち合いを制して王座初戴冠&井岡一翔との統一戦が消滅。まいったなオイ。クッソ複雑じゃんよ笑
勝敗予想はマルティネスの判定勝利。田中恒成vsフェルナンド・マルティネス戦はぜひとも観てみたい
勝敗予想だが、今回はフェルナンド・マルティネスの判定勝利でいきたい。
ボルネアも間違いなくいい選手だが、上述の通りマルティネスとはあまり相性がよくない(と思う)。アンカハス同様、スピード、回転力、思い切りのよさに飲み込まれて後半になればなるほどタジタジにさせられる気がする。
しかもマルティネスはめちゃくちゃ根性がある選手。
アンカハス戦では10Rに再びスパートをかけて一気に引き離してみせたし、ボディを効かされてもへこたれないメンタルの持ち主でもある。
ボルネアが勝つには相当いいタイミングでカウンターをぶち込む必要があると予想する。
あとはまあ、田中恒成vsフェルナンド・マルティネス戦をぜひとも観てみたい。
申し上げたようにマルティネスはパブロ・カリージョの上位互換。田中がどれだけ自分の距離をキープしつつボディを打てるか、マルティネスが近場の連打に巻き込めるかが見どころになるのではないか。
日本開催ならそれなりに注目度も高い&ファイトマネーもよさそうだしね。
仮にマルティネスが田中に勝てば、次はAmazon Primeで中谷潤人との統一戦!! という話も出る(かも?)。
うまくいけばL・フライ級のジョナサン・ゴンサレスと似た立ち位置になれる(かも?)。
中谷潤人vsモロニー弟をようやく視聴。両選手に興味がないせいで食指が動かなかった。中谷潤人ホントにつええな。最後の左カウンターは井上尚弥を参考にした?
フェルナンド・マルティネスのことは個人的にお気に入りなので、来日の可能性を含めてぜひとも勝ってほしい。
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