ジャロン・エニスvsバージル・オルティスJr.はやヴぁい。絶対にやれ。ビボルvsベテルビエフVol.2と同興行だから大丈夫かな? 中東のオイルマネー万歳ですね
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最近海外のボクシングをほとんど追えていないのだが、久しぶりに漁ったところ興味深い試合の噂を目にした。
ジャロン・エニスvsバージル・オルティスJr.。
現地時間2025年2月22日にサウジアラビア・リヤドで開催予定だとか。
下記によるとまだ正式決定ではないが、ディミトリー・ビボルvsアルツール・ベテルビエフVol.2と同じ興行らしい。
「Official: Vergil Ortiz Jnr, Jaron Ennis have reached verbal agreement on fight」
なるほど、これは十中八九大丈夫なのではないか。
次から次へとビッグマッチが飛び出すリヤドシーズンだが、エニスvsオルティスは問答無用でテンションが上がる。
普通に考えればこの試合に勝った方がテレンス・クロフォードに挑むのだと思うが、それを含めて楽しみでしかない。
いろいろと賛否はあるものの、中東のオイルマネー万歳である笑
ベテルビエフ相手にアウトボクシングで逃げ切ったのはビボルだけ。アウトボクシングするビボルをあれだけ疲弊させたのはベテルビエフだけ。頂上決戦過ぎてヨダレが止まらないw
バージル・オルティスJr.は前回大苦戦。階級アップが明確に影響してたね
まずはバージル・オルティスJr.について。
今年8月のWBC世界S・ウェルター級暫定タイトルマッチ、セルヒイ・ボハチュク戦では2度のダウンを喫するなど大苦戦の末に勝利。
デビュー以来続けてきたKO勝利が途切れるだけでなく、ポイントも114-112が2人、113-113のドローが1人とギリギリの判定となっている。
僕はこの試合をハイライトで観ただけなのだが、とりあえず階級アップの影響はめちゃくちゃあったっぽい。
ウェルター級時代に比べて相対的に身体が小さく距離も遠い上に1発1発に力みを感じる。
この選手の持ち味はどんどん前に出て躊躇なく腕を振るファイトだったと思うが、そのガツガツさが目減りした印象。
1Rなどは足を使って距離を取ろうとしていたほど。
もちろんセルヒイ・ボハチュクが強かったのも間違いない(と思う)。
不快の極みリゴンドーが約1年5か月ぶりの試合でダニス・アグエロ・アリアスを1RKO。でも現役続行はよかった。今後も「大嫌い」と言い続けられるw 最後にドネアと再戦とか…ないよな
頭が当たる距離まで近づいて全力で腕を振る。
序盤は足を使う相手にやや苦労するものの、いつの間にか打ち合いに巻き込んでしまう。
多少効かされてもお構いなしで前進を続け、最終的にボディ、顔面への連打で根負けさせる。
これがオルティスの基本パターンだ(と思う)が、この試合では距離を詰めるまでに微妙に時間がかかった。さらに“多少効かされてもお構いなしに~”の段階で普通にダウンを喫した。
過去の映像と比べても滑らかさが足りない。
もともと力いっぱい振り回すタイプではあるが、それを踏まえても。
ジャロン・エニスはチュカジアンとの再戦に勝利。大差判定ではあったけど内容は…
対するジャロン・エニスだが、こちらはつい先日(11月9日)カレン・チュカジアンとの再戦を制している。
ただ内容は微妙で、期待したパフォーマンスにはほど遠かったとか。3-0(119-107、117-109、116-110)の大差判定ではあるが、PFPファイターとまでは言えない旨の声も聞こえた。
例によってハイライトを視聴してみたが、ほほう、よくわからん笑
チュカジアンは左右ともにパンチが多彩で上体もよく動く。
見切りに長けており、中間距離でエニスに打ち負けないスピードも兼ね備える。
初弾にカウンターを返す、自分から手を出すことでエニスの連打を抑え込む作戦は普通によかった(と思う)。
一方のエニスは序盤はサウスポー、中盤はオーソドックス、後半は再びサウスポーといろいろな工夫が見られる(ハイライトだけど)。
この選手は以前からロイ・ジョーンズJr.と似ていると言われているが、展開を見ながらスタイルを変える部分は少しだけレイモント・ピーターソンと被る。
なお、申し上得たようにハイライトなので出来については何とも言えない。
スピード差と当て勘で置いてきぼりにできる相手にはド派手な勝ち方をするが、チュカジアンのようにスピードについてくる&上体がクネクネ動くタイプにはモタつくのかもしれない。
相手を引き離そうとしてさらにアクセルを吹かす→防御が甘くなって被弾が増える。
必要以上に同じ土俵で張り合ってしっぺ返しを食うというか。
ジャロン・エニスvsダビド・アバネシャン。あえて相手の土俵、接近戦で打ち勝ったエニス。クロフォードへのアピールもあったんだろうな
得意な距離で勝負したいオルティス、エニスは打ち合いでどこまでやれるか。見どころだらけですね笑
僕の中でのこの試合の見どころ(正式決定した場合)は
・オルティスがどのタイミングで得意な距離に入るか
・エニスが打ち合いでどこまでやれるか
主にこの2点である。
前回のオルティスは距離が遠く力みも目立った。
自分の間合いを作るのに時間がかかり、得意なはずの打ち合いで明確に効かされた(ダウンも喫した)。
ジャロン・エニスはそのセルヒイ・ボハチュクより機動力も上、パンチも多彩。
オルティスとしては離れた位置でのポイント勝負はしたくない。
いかに早く中に入るかが主導権を握る上で重要になる。
対するエニスは序盤は遠い距離で対峙すると予想する。
遠間からのジャブとワンツー、チャンスがあれば深く踏み込んでの右。
前回のチュカジアン戦ほど好戦的にはいかない気がする。
ただ、距離が詰まる局面は必ず訪れる(はず)。
オルティスのプレスから12R逃げ切れるとは思えないし、エニス自身も真っ向から受けて立つ傾向がある笑
しかもこの選手はちょいちょい被弾するのが……。
前回のチュカジアン戦でもカウンターでガクッとくるなど運動神経に依存したディフェンスは決して盤石ではない。
オルティスの躊躇のないフルスイングをエニスがさばけるか、致命的な1発をもらわず走り切れるかという話。それも階級アップ直後の大一番で。
ジャロン・エニスが観客に強さをアピールしつつロイマン・ビジャをKO。危険地帯に留まる時間が長い…。そういやクロフォードvsスペンスはいつ決裂すんだよ間に合わねえぞ笑
改めてわからんw エニスがやや有利なのかな? とは思うけど
両者の過去の試合をざっと漁ってみたところ、改めてわからないことがわかった笑
エニスがサラッとさばきそうでもあるし、オルティスがどこかの段階で打ち合いに巻き込む可能性も高そう。
しかも接近戦でのオルティスはオーバーハンドの右が得意。
角度的にあの右がエニスの顔面に当たりそうな気もするのだが、どうだろうか。
実際、過去の映像でもオーバーハンドが顔面をかすめるシーンがたびたび見られる。オルティスの思い切りのよさを考えればエニスが大の字になるパターンも十分あるのではないか。
逆にオルティスが勝つにはKOが必須。申し上げたようにそれにはなるべく早いラウンドで打ち合いに巻き込む必要がある。
前回のオルティスに階級アップの影響を感じたとは言ったが、ぶっつけ本番のエニスに比べれば多少は有利なはず。
そんな感じで、諸々を含めてとにかくわからない笑
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネス再戦正式発表。どうやって勝てばいいのかわからないけど勝つのは井岡。僕がそう決めた。でも内山高志の終わり方とそっくりなのが…
てか、やっぱりエニスが有利なんですかね。
正式決定前なので勝敗予想はやめておきますが。
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