キヤノンイーグルスvsシャイニングアークス最悪な試合だったな。TMO6回ってバカじゃないの? そこは流せよってプレーは絶対にあるから【2022.4.15ラグビー感想】
2022年4月15日に東京・秩父宮ラグビー場で行われたラグビーリーグワン第13節、横浜キヤノンイーグルスvsNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安戦を現地観戦してきました。
結果は35-5でキヤノンイーグルスが勝利。勝ち点を41に伸ばしてプレーオフ進出に一歩近づいた試合です。
この組み合わせは今年1月に一度チケットを購入したのですが、その際はコロナの感染拡大により中止に。
先週末はアイスホッケー、今週末はラグビー。2週連続で週末の予定が飛んだ。
しかも今回は前日の中止発表。
さすがにワロエナイ。
殺意すら湧くんだが。#アイスホッケー#アジアリーグ#横浜グリッツ#ひがし北海道クレインズ#ラグビー#リーグワン#横浜キヤノンイーグルス#シャイニングアークス pic.twitter.com/bSt2tD067w— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) January 29, 2022
今回、ようやく念願かなった次第です。
- 1. 雨の中、無理して足を運びました。生イズラエル・フォラウを観るために。手袋は必須だよ
- 2. キヤノンイーグルスが強かった。シャイニングアークスも攻めたけど、突破できる感じがしなかったな
- 3. 最低な試合だった。セットプレーのダメさ加減とTMO連発によるグダグダ。TMO6回って何よ
- 4. ビデオ判定が大嫌い。理由は試合がグダるから。重要な流れがぶつ切りになるから
- 5. TMOによって自陣と敵陣を行ったり来たりさせられ、集中力が切れてピンチを迎えるキヤノン。そりゃそうなりますよね
- 6. ラグビーのTMOは回数制限と時間制限を設けなさい。何でもかんでもビデオ判定に頼るべきじゃない
- 7. JALとのコラボ企画「JALラグビーナイト」。観客を楽しませる演出をがんばってたけど、ちょっと慣れてない感じかな?
雨の中、無理して足を運びました。生イズラエル・フォラウを観るために。手袋は必須だよ
ところが当日はあいにくの雨。気温も最高12度と真冬並みの寒さとなり、一時は観戦を断念しようかとも思いました。
ですが18:00頃に雨が小降りになったことで思い切って向かうことに。
秩父宮でのラグビー観戦は凍えるような寒さにトラウマレベルで苦しんだ経験があり、今回もかなり入念な準備をして臨みました笑
日本大学vs日体大学戦現地観戦感想。秩父宮クッソ寒いw 総合力の日大と勢いの日体大。日大は結構期待できそう
・ポンチョ
・タオル(座席を拭く用)
・ビニール製の敷物
・手袋
・スキー仕様のソックス
・ネックウォーマー
・ニット帽
前回の経験から手袋は必須です。
あるとないとでは天地ほどの差があるというか、もはやあの寒さは「痛い」と言った方が正確です。
ただ一つミスったのが、デカいビニールを持っていかなかったこと。ポンチョを着ていてもそれ以外がむき出し(観戦中は傘はさせない)なせいでカバンがずぶ濡れになる。他の方はデカいビニールでカバンを包むことで対策していたのですが、雨天時の観戦が未経験だった僕はそれを見落としておりました。
そんなもん常識でしょと言われるかもしれませんが、念のためということで。
ちなみになぜそこまでしてこの試合を現地観戦したかったかというと、生イズラエル・フォラウが観たかったから。
僕は別にシャイニングアークスのファンでもないし、キヤノンイーグルスにも思い入れもない。
そもそも「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安」って何なん?
会社名と地名と愛称を全部入れるのはさすがにやり過ぎちゃうか?
将来的にオールプロリーグを目指すというのであれば、覚えてもらいやすいチーム名にするべきだと僕などは思うのですが。
まあ、それはそれとして。
とにかく元豪州代表の大物、イズラエル・フォラウのプレー観たさに無理やり足を運んだわけでございます。
いや〜、カッコよかったっすねイズラエル・フォラウ。
相変わらずカモシカみたいな軽やかなランでした。
194cm、103kgのフルバック。
もはやスペックだけで飯が食える笑
キヤノンイーグルスが強かった。シャイニングアークスも攻めたけど、突破できる感じがしなかったな
試合の感想ですが、キヤノンイーグルスが強かったなぁと。
横浜キヤノンイーグルスに関しては開幕戦を現地観戦して「今年は結構いけるんじゃねえか?」と思いましたが、ここまでプレーオフ圏内をキープするなどしっかりと強さを発揮しています。
横浜キヤノンvsコベルコ神戸戦を現地観戦してきた。ラグビーリーグワンin日産スタジアム。初めての日産スタジアムクソでけえ笑
本音を言えばもう少しやれるとも思っていたのですが。
結局リーグ名が変わってもサントリーとパナソニックの2強状態はしばらく続く感じですね。
とはいえ、この試合についてはさすがのキヤノン。
シャイニングアークスの攻めを素早いタックルで潰し、ノットリリースやターンオーバーでそのつどボールを奪います。
シャイニングアークスも後半は果敢に攻めましたが、突破できる雰囲気はまったくなく。キヤノンのディフェンスに毎回前で止められ左右に動かされるだけの状態が続きました。
観客席からは「あと少しなんだけどなぁ」「チャンスは作るし、いいところまでいくんだけど……」というつぶやきが聞こえてきましたが、僕にはそうは思えず。むしろ攻め手がないまま仕方なく突進させられている印象で、苦し紛れのハイパントで相手にボールを渡してしまう悪循環だった気がします。
オフェンス面で言えば、キヤノンのドライビングモールがめちゃくちゃ強い。
スクラムを観ると両チームのフォワードに力量差があったのだと思いますが、それ以上に密集での力の使い方や核になった選手のコントロールが圧倒的でした。
この天気だとフォワード戦とキックカウンター中心の試合になりやすいのは確かですが、キヤノンにとってはその部分もうまく働いたのかもしれません。
エスピー・マレー選手がゴールキックをすべて決めたのも大きかったですね。
確実に2点を加えることでシャイニングアークスの心を折っていったと言えそうです。
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最低な試合だった。セットプレーのダメさ加減とTMO連発によるグダグダ。TMO6回って何よ
ここからはちょっとネガティブな話を。
正直、今回は個人的に相当なダメ試合でした。
「イズラエル・フォラウを観たいから雨の中足を運んだ」と申し上げましたが、マジでそれだけ。生イズラエル・フォラウ以外にまったく見どころがないと言ってもいいくらいのダメ試合だったと思っています。
具体的にはスクラムの決まらなさとラインアウトの取られ過ぎ感。
スクラムはたいてい1回目では決まらず、シャイニングアークスはマイボールのラインアウトを取られまくる。ただでさえ悪天候で気温も低いのにこれだけセットプレーでのグダグダが続くとこちらもしんどくなってきます。
そして何よりヤバかったのが、試合を通してTMOが多過ぎたこと。
この日は前半3回、後半3回の計6回のTMO(だったよね?)が行われ、そのつど試合進行がストップするという地獄が展開されました。
しかも1回1回がクッソ長い。
僕の体感では10分近く待たされたヤツもあったのでは? というくらいのグダグダっぷりでした。
ビデオ判定が大嫌い。理由は試合がグダるから。重要な流れがぶつ切りになるから
以前から何度か申し上げておりますが、僕はプロ野球のチャレンジやラグビーのTMOなどのビデオ判定が大嫌いです。
理由は試合がグダるから。
どんな競技でもそうですが、試合には必ず“流れ”があります。
どちらかに自然と“流れ”るケースもあれば、陣営の戦略がハマって引き寄せる“流れ”も存在します。
この“流れ”というヤツは決してバカにできるものではなく、場合によっては勝負を左右することすらあると思っています。
その重要な流れをビデオ判定によってぶつ切りにするのは完全な悪手。ジャッジの正確性というメリットよりもはるかに悪影響だと断言できます。
しかもラグビーのTMOは選手側、チーム側からではなくレフェリーが申請するもの。
ラグビーというスポーツは監督やコーチが観客席におり、ベンチが直接抗議や質問をする機会がありません。その分審判側の権限が強くなるためTMOの扱いについては慎重になるべきです。
当たり前ですが、TMOの最中は選手の体力が回復します。たとえばFW戦で消耗させる→後半勝負を目論んでいた場合、その戦略がパーになる危険も孕むわけです。
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TMOによって自陣と敵陣を行ったり来たりさせられ、集中力が切れてピンチを迎えるキヤノン。そりゃそうなりますよね
また今回のようにトライ間際のゴール前でTMOが起きると、
攻めていた側は自陣で待機(キッカーは1人で敵陣にポツン)→TMOでノートライ→敵陣から相手ボールでリスタート
となるわけです。
つまり攻めていた側が「敵陣→自陣で待機→再び敵陣へ→フリーキックでもう一度後退」という行き来を強いられる。
しかも、その間の待ち時間が10分弱。
そりゃあ流れもおかしくなるという話です。
実際、TMO直後(ノートライ)のキヤノンはシャイニングアークスの猛攻にあっていたしね。
ああいうことが何度も起きれば集中力が途切れるのも当たり前です。
てか、どう見ても「そこはTMOいらんでしょ」ってのもありましたからね。
前半のハイタックル→イエローカードなんてビデオで確認するまでもなく危険だったし、一番ひどかったのは後半のシャイニングアークス陣ゴール前からのラインアウトのヤツ。
マイボールラインアウトをキープしたキヤノンがそのままドライビングモールでゴールになだれ込んだわけですが、なぜかここでTMOが。
「え? 今のどこがTMO?」と思っていると、どうやらラインアウトで反則があったとのこと。
スクリーンでそのプレーを延々と確認し、散々待たせた末に「ノートライ!!」と。
いや、もうええっちゅうねん笑
ラインアウトで反則があったのならそのときに取れよという話だし、あそこまでいいプレーが出たんだから別にええやんけと。流れ上OKにするべきプレーってのは絶対にあるんだよ。
そういう理不尽さも含めて人間が裁くおもしろさ、生身の醍醐味ですよ。
そもそもあれだけ何度も確認してわからないのならそれはもう反則じゃないんだよ笑
今回のTMO連発が試合のレベルによるものなのか、グランドコンディションが影響したのか、もしくはレフェリングがおかしかったのかはわかりませんが、とにかくグダグダのしょーもない試合だったなと。
#イーグルス 35-5 #シャイニングアークス
クソ試合出ました。
スクラムは1回で決まらん。
ラインアウトはマイボールを取れん。何よりTMO6回って。
バカなの? 舐めとんの?レベルが低いのか、レフェリングがおかしいのか。誰か教えて詳しい人。
雨の中イズラエル・フォラウ目当てで行ったのに笑 pic.twitter.com/woUxwLD87E
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) April 15, 2022
というか、レフェリーがノーリスクでビデオ判定を申請できるのもおかしな話ですけどね。
それこそ申請数によってシーズン後に指導なり降格なりの処置があってもいい気もしますが。
ラグビーのTMOは回数制限と時間制限を設けなさい。何でもかんでもビデオ判定に頼るべきじゃない
これも以前から主張しているのですが、ラグビーのTMOは回数制限と時間制限を設けるべき。
たとえば
・1試合にTMOは3回まで
・1回のTMOは2分で打ち切り
・2分で結論が出ない場合は強制的に最初の判定通りに
とかね。
ある程度メリハリをつけないと緊張感がなくなるというか、何でもかんでもビデオ判定すればいいやとか思われたら最悪ですからね。
TMOの初導入が2008年とのことなので、いいかげん洗練されてほしいところ。
ラグビーのルール自体は動きを多くする、エキサイティングになる方向に毎年マイナーチェンジを繰り返しているというのに。
雨で寒かったのもありますが、とにかくグダグダで最悪な試合でした。
ビデオ判定ってやっぱりクソだわ。ラグビーリーグワンのTMO(ビデオ判定)が末期。準決勝2試合で計11回は正気の沙汰じゃねえ。決勝戦ではゼロって何だそりゃ
JALとのコラボ企画「JALラグビーナイト」。観客を楽しませる演出をがんばってたけど、ちょっと慣れてない感じかな?
ちなみにこの日は「JALラグビーナイト」と題してJALとのコラボ企画が開催されております。
試合前にはスクリーンにJALの機体が。
スマホアプリ? で見るとさらに臨場感があったとのことですが、僕は到着直後でポンチョを着たりとバタバタだったせいで手が回りませんでした……。
だって、座席がコレですからね。
雨の中駆り出された? NTTコムの人たち。
例によって発生した反則の説明がスクリーンに映し出されます。
来場者数は4974人。
これが多いのか少ないのかは不明ですが、天候を考えるとがんばった方? なのかな?
またハーフタイムにはお土産グッズの抽選結果の発表があったのですが、困ったことに得点経過がいっさい表示されないという。
前半のトライ数や経過などを詳しく知りたかったのですが、スクリーンには当選番号がつらつらと並ぶのみ。
いや、そんなんええから前半の得点を笑
あとはアレか。
ラインアウトやスクラムなどのセットプレー時に音楽をかけたり、スタジアムDJがチャンスで拍手をうながしたりと随所に観客を楽しませる演出が見られたのはよかったです。
ただ、ラインアウトの際に音楽がはみ出していたのが……。
明らかに選手がサインを出しているにも関わらず音楽が鳴り続けていたのはちょっとどうなの? と。
恐らくああいう演出に慣れていないのだと思いますが、そこは今後の課題かもしれません。
まあ、TMOの連発、1回1回の長さをどうにかする方がはるかに重要ですが。
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