ドネアvsフランプトンやっとオワタ(^▽^)/ 退屈過ぎて観てるのがしんどかった試合。フランプトンの完勝だけどいろいろキツい【結果・感想】

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2018年4月21日(日本時間22日)、英・ベルファストで行われたWBO世界フェザー級暫定王座決定戦。
同級4位カール・フランプトンと8位ノニト・ドネアが対戦し、3-0(117-111、117-111、117-111)の判定でフランプトンが勝利。元王者対決を制し、暫定ながらベルト奪取に成功した試合である。
 
 
序盤から距離をとり、リング中央で対峙する両者。
じっくりと構えて様子を見るドネアに対し、フランプトンも警戒心を強めて慎重に攻める。
 
前後の動きを駆使し、細かいパンチをヒットしていくフランプトン。
徐々にドネアの顔面が腫れ、流れがフランプトンに傾く。
 
ドネアも時おりダイナミックなカウンターを見せるが、警戒心の強いフランプトンを捉えられず。
逆に懐に入られ、至近距離で連打を浴びてしまう。
 
「チャーロ兄圧勝やね! センテノを2RKOに沈めて暫定王座獲得。村田諒太との違いが明確でおもしろかった」
 
フランプトンペースで迎えた終盤11、12R。
開き直ったドネアが強引に前に出て勝負を賭ける。
だがフランプトンも果敢に応戦し、左フックを被弾しつつも致命打は許さない。
 
そのままゴングが鳴り、試合終了。
文句なしの大差判定でフランプトンが勝利を飾り、王座返り咲きを果たした。
 
 
なお暫定王者フランプトンは今後、正規王者オスカル・バルデスとの対戦が見込まれているとのこと。
 

予想通り観るのがキツい試合だった。この両者が対戦しても、おもしろい試合になるわけがない

ノニト・ドネアvsカール・フランプトンの一戦をようやく観終わったので、感想を。
 
と言っても表題の通りなのだが、「やっと終わったな」と。
結果に文句をつける部分はないが、内容的には低調過ぎて……。
 
もともとあまり期待もしていなかったのでこんなもんかなとは思うが、それにしても観るのがしんどい試合だったww
 
「村田がブランダムラを圧倒して防衛。お見事だった。てか村田の「目標はゴロフキン」発言にワロてまうんだがw」
 
だって、ねえ……。
 
ドネアは左フックのカウンターに依存しまくりの身体能力マン。しかも、前戦では結構な衰えを見せている。
対するフランプトンも適正階級を大きく超え、かつての積極性は見当たらない。奥足重心のディフェンス偏重スタイルで、こちらも基本的にはカウンター狙い。
 
ジャブを打たないマン振りカウンター使いvs安全最優先のディフェンシブなカウンター使い。
この両者が試合をしても、おもしろくなるわけがない。
 
「ドグボエすげえな。マグダレノに圧勝やんけ。強フィジカルのカウンターでKO勝利。井上尚弥のラスボス交代か?」
 
というか、そもそも何でフェザー級?
普通にS・バンタム級でいいじゃん。
 
それより、5月のリー・セルビーvsジョシュ・ウォーリントン戦の方がはるかにいい試合になるでしょ。
 
「リー・セルビーvsジョシュ・ウォーリントン! 名勝負の予感がしますよコレは。フランプトンvsドネアなんか比じゃないほどに」
 

ドネアを警戒するフランプトン。極力射程に入らず、安全圏に留まったままポイントを重ねる

そして、試合展開もだいたい予想通り。
リードのジャブをほとんど出さずに左フックでカウンターを狙うドネアに対し、フランプトンはひたすら安全策。
 
射程の1歩外の間合いをキープし、小さな踏み込みで単発の左を軽く当てる。
近づく際はしっかりガードを上げ、頭を下げて突進。打つ場所を隠して一気に懐に飛び込む。
 
「ブローナーvsバルガスが熱かった。まさかブローナーの試合でこんなにテンションが上がるとはw 会場が殺伐としたんだって」
 
遠い位置では軽いジャブを単発で。
打ち合う場合はドネアの射程の内側で。
極力中間距離での対峙を避け、危険地帯に留まる時間を短く。
 
「バルデスvsクイッグ感想。体重超過でパツパツのクイッグがバルデスに判定負け。体重超過に対するペナルティが緩い理由?」
 
いや、わかる。
すげえわかるしその通り。
だけど、何か違う
 
この階級でのフィジカル不足を客観視し、ドネアの正面に立たない意識は文句なしにすばらしい。
 
「ベストバウトその1:バドゥ・ジャックvsスティーブンソン。いい試合過ぎて笑いが止まらんww どっちも出し切った消耗戦」
 
ただ、つまらない。
尋常じゃなくつまらない。
 
これならレオ・サンタクルス戦の方がまだマシというか。ガードを上げて前進する相手をカウンターで迎撃する展開の方が全然おもしろかったというか。
 
「ベストバウトその2:ウォーリントンvsセルビー。お互いがクソ意地張りまくった名試合。目まぐるしくて脳みその処理が追いつかん」
 
う~ん……。
以前は好きだったんだけどなぁフランプトン。
いつの間にか微妙な感じになっちゃったなぁ。
 
「福原辰弥vs高橋悠斗戦感想。ミニマム級の長身福原が再起戦で勝利。この長距離サウスポーは珍しくないっすか?」
 
躍動感の塊だった選手が、ライアン・バーネットと井岡一翔を足して3で割って、小数点第2位を四捨五入したような選手になっちゃうとは。
 
「ウシクvsガシエフ予想。WBSSクルーザー級決勝がサウジアラビアで開催。井上尚弥も次回バンタム級で出場するとか」
 
やっぱり階級って大事だよね。
 

ドネアはちょっと厳しいかな。階級か衰えかは知らんけど、ここまで何もできないのはヤバい

敗れたノニト・ドネアに関しては、「あ~あ」という感じか。
 
「サンタ・クルスvsマレス再戦感想。興味なかったけど予想外におもしろかった。ラッセルJr.と統一戦ってマジ?」
 
前回のルーベン・ガルシア・エルナンデス戦もだいぶ厳しい出来だったが、満を持して挑んだ今回も大差はなく。
 
「エマヌエル・ロドリゲスなかなかいいっすね!! ポール・バトラーを寄せつけず。井上尚弥vsペッチバンボーンだったな」
 
フランプトンの単発のジャブに反応が遅れ、軽々被弾を許す。
前後の出入りにもついていけず、あっさり懐に入られる。
コーナーを背負い、窮屈そうに左フックを振るう姿にかつての“フィリピ―ノ・フラッシュ”の面影はない。
 
「ベストバウトその3:ラッセルvsディアス。ラッセルたんの猛打に耐えたディアスたんすげえ。フェザー級頂上決戦でしたね」
 
衰えなのか階級の壁なのか、その両方なのかは知らんが、ちょっとこれは……。
身体能力に依存した才能マンが、身体能力の低下によって欠点を補いきれなくなったというか。
 
「ロドリゲスvsバトラー!! この試合に注目しないとは何たることぞw 激闘必至の好カードちゃいます?」
 
イスマエル・サラスに師事してガードとジャブを意識するも、ジェシー・マグダレノの突進力を抑えきれず。
その後、元のカウンターボクシングに戻すも、階級の壁と身体能力の衰えをカバーしきれず。
 
序盤は強打を警戒していたフランプトンも、7R以降はかなり積極的に前に出てきていた。
あの距離でフランプトンにパワー負けするようでは、ちょっとどうにもならない。
 
「ウォーリントン圧勝! フランプトンを終始コントロールして初防衛成功。うん、思った以上にウォーリントンがすごかった」
 
今後どうするかは不明だが、正直ここからもう一度というのはかなり困難な気がする。
 
同じように劣化の激しいユリオルキス・ガンボアは「遠い位置から飛び込んで1発目を当て、すぐさまクリンチで相手の動きを封じる」パターンで生き残りを図っているが、今のところドネアにそういった開き直りは感じない。
 
どこかでガンボアがGBPを離れたというニュースを読んだ気もするが。
 
というか、やることがないなら日本で長谷川穂積と引退試合でもやればいいんじゃないの? 割とガチで。
あの人も「生涯ボクサー」とか言って、今でもジム通いしてるんでしょ?
3、4か月練習すれば、1試合くらいは何とかなるんでないの? (適当)
 
「アーノルド・ケガイって選手がいいなと思いました。WBSSバンタム級に出る選手の戦績をながめてたら出てきました」
 
話題にもなるし、ドネアも引退試合の相手としてはちょどいいんじゃないの?
そこそこお金も稼げるでしょ。
 
やらないと思うけど。
 
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