ドネアvsモロニー、井岡vsエストラーダは絶対実現しろや。中谷潤人をどかせるかどうかで陣営の有能さがわかる? WBCとズブズブのリチャード・シェイファー笑【2023年展望】
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
2022年もいよいよ大詰め、大晦日の井岡一翔vsジョシュア・フランコ戦を残すのみとなっているが、その中で2023年に向けた報道もちらほらと出始めている。
で、今回はそちらの話題について。
2023年以降を予想? する記事をいくつか読んだ中で僕の興味を引いたものをあれこれと。
井上尚弥の階級アップやテレンス・クロフォードvsエロール・スペンスJr.戦等、多くの方が注目している話題はもちろん、僕が「これは!!」と思ったネタについて適当に言っていくことにする。
まあ、とりあえずアレだ。
村田諒太はそろそろ何らかの答えを出した方がいいんじゃないの?
現役を続けるなら年齢を考えても早い方がいいし、辞めるなら辞めるでゴロフキンとの一騎打ちがホットなうちに次に進んだ方がいい。
村田諒太以外にゴロフキンをここまで追い詰められるヤツがどれだけおるの? でも引き出しの多さ、経験値の違いが顕著だった。改めてブランクが…
と言いつつ、恐らく一生食いっぱぐれないくらいの金はあるのだと想像する。あとはどこにモチベーションを見出すかだけなのだろうと。
ドネアvsモロニーくるか? ドネアはモロニーみたいなタイプとの対戦経験あったっけ?
まずはノニト・ドネアvsジェイソン・モロニー戦について。
この両者は井上尚弥の王座返上後にWBCの王座決定戦として組まれる公算が高いとのこと。
先日の井上vsバトラー戦の前にWBCから指令が出ていた覚えがある。
井上尚弥がポール・バトラーをKOして4団体統一。“持たざる凡人”が超人攻略を目指した。これをもっと高次元でできればと思わせるバトラーの動き
またモロニー側もドネアとの一戦にノリノリらしく、特に障害はなさそう。
井上尚弥が去る世界バンタム級4つのベルトは誰の手に? かつてのライバル虎視眈々、実弟・拓真もチャンス#プロボクシング #井上尚弥 https://t.co/znjL37PSGX
— J-CASTニュース (@jcast_news) December 27, 2022
そして、僕自身もこの組み合わせにはめちゃくちゃ興味がある。
ドネア、モロニーともにお気に入りの選手なのはもちろん、単純にマッチメークとしておもしろい。
2018年4月のカール・フランプトン戦後にバンタム級に戻して蘇ったドネアと、WBSS1回戦でエマヌエル・ロドリゲスと大激闘を繰り広げたジェイソン・モロニー。
どちらも井上尚弥に敗れたものの、階級内ではトップの実力者。ファンとしてはたまらない組み合わせである。
実際、ドネアはモロニーのようなタイプと対戦したことはあったのだろうか。
常にサイドに動きながらジャブで牽制、フッと気を抜いた瞬間に距離を詰めて連打を浴びせてくる。
さらに強引に前に出てくる相手には真正面から打ち合うこともできる。
機動力と連打が一番の持ち味だが、インファイトでのKOも多くフィジカルも強い。
ドネアにとって、こういうタイプとの遭遇はもしかしたら初かもしれない。
あえて言うならカール・フランプトンやライアン・バーネットだが、彼らはどちらかと言うと攻防兼備のカウンター使い。モロニーはカウンターよりも足の動きを重視している印象で、その分「俺のターン」「相手のターン」みたいに攻撃と防御を分離させている(気がする)。
何となくだが、ドネアはああいうちょこまか動く相手を苦手とするのではないか。
ガードを上げてにじり寄る近年のブロック&リターンのスタイルともあまり相性はよくない? かも?
「序盤はモロニーがペースを掴む→中盤から徐々にドネアが盛り返すが、モロニーがギリギリで逃げ切る」流れは割とありそうに思える。
ノニト・ドネアvsジェイソン・モロニー戦の指令!! 早くも2023年MAXきちゃったよ笑 どっちが勝つかわからん組み合わせ。僕はこの試合のために健康でいることを誓うよw
僕が一発でモロニーを気に入った2018年10月のエマヌエル・ロドリゲス戦。
何度観直してもどっちが勝ったかわかれへん笑
それくらいこの試合でのモロニーは高い実力を発揮したと思っている。
モロニーがインファイトに転じる中盤に山場がきそうな…。そこで捕まえればドネア、しのげばモロニー
ただ、モロニーは中盤から後半にかけてインファイトに巻き込まれる傾向がある。
前回のナワポーン・ソー・ルンビサイ戦でも3、4R辺りからナワポーンとの打ち合いに応じるシーンがあったし、ドネア相手ではそれが命取りになる危険性も?
もしかしたらアレは追いつかれたというより自ら打ち合いを選択した結果なのかもしれない。いわゆる「やってやろうじゃねえか」的な気の強さというか。
このまま足を使ってやり過ごせば普通に勝てる。
でも、格下相手に(地元で)それは情けない。
今後のアピールのためにもどつき合いでねじ伏せるしかない。
みたいな。
強打のドネアに同じことができるかはわからないが、どちらにしろ中盤前後に山場がきそうな……。
ドネアが持ち前の圧力、プレスでモロニーを捕まえればドネアのKO勝ち。
そこをしのげばモロニーにペースが傾く。
どちらにしろ楽しみでしかない。
何としても正式決定していただきたいマッチメークである。
てか、何だかんだで半年以上“ドネア断ち”させられてますからねボカァ。
いいかげん禁断症状が出始めてるんですよ笑
井上尚弥S・バンタム級進出? 弟拓真がWBOAP王座返上。階級アップ後のパフォーマンスを勝手に想像、妄想する。同時期のノニト・ドネアがどうだったかを振り返ってみた
井岡vsフランコ戦の会場にエストラーダがくるうぅぅぅぅ。中谷潤人との指名戦はホントに何とかならんのか?
そして井岡一翔とジョシュア・フランコによるWBO/WBA世界S・フライ級王座統一戦が間近に迫っているわけだが。
下記によると、当日はWBC王者のファン・フランシスコ・エストラーダが来場予定とのこと。
WBC王者エストラーダも来日観戦へ 井岡一翔VSフランコの勝者は中谷潤人と対戦指令も― スポニチ Sponichi Annex 格闘技 https://t.co/Y6dT0gsIdj
— スポニチ記者ツイート スポーツ (@sponichisports) December 30, 2022
ほほう、なるほど。
TBS+SANKYOががんばったのか、エストラーダ本人の意向かは不明だが、とにかくこの試合の勝者とエストラーダをぶつけたいと考えている人は多そう。
ところが記事にもあるように、仮にこの試合に井岡が勝った場合はWBO1位中谷潤人との指名戦が義務づけられている。
マジな話、これは何とかならんのか。
以前からずーっと絶叫しているが、ビッグマッチを強く希望する井岡にとって中谷潤人戦はあまりにメリットが少ない。
来年34歳になる井岡には残り時間が多いとは言えず、はっきり言って地味強タイプの中谷を相手にしている暇はない。それこそWBO王座を返上して指名戦を回避→エストラーダとの対戦に舵を切るのもアリだと思っている。
井岡vsフランコ、カネロvsゴロフキンVol.1みたいな試合だった。井岡は負けなくてよかった。階級最強を証明するか思い出マッチにシフトするかで次戦が決まる?
井岡陣営の腕の見せどころだよね。WBO王座返上でもいいから中谷潤人をどかしてほしい
冗談抜きでここは陣営の腕の見せどころである。
僕はこれまで井岡陣営が有能なのか無能なのかがいまいち掴めずにいたが、中谷との指名戦をどう処理するかによってそれが判明すると思っている。
これまでも井岡の希望をかなえるために動いているのは伝わってきたが、世の中の情勢(コロナ等)や大手の意向、王座認定団体の言い分に振り回されてきた印象。
ただ、ここから先は遠慮なく我儘をゴリ押ししてほしい。
「逃げた」「臆病」だのと罵声を浴びるかもしれないが、言いたいヤツには言わせておけばいい。
極論、WBCとちょろっとネゴっただけでなーんにもしてない(井上にぶっ倒されただけの)ドネアをランキング2位にねじ込むリチャード・シェイファーの有能さを見習うべき笑
それを抜きにしても防衛戦5回のうち4回が指名戦、残り1回はポシャった統一戦の代替というのはどうなのよ? と。
改めて壮観すぎる。
2011年12月31日 vsヨードグン・トーチャルンチャイ
2012年12月31日 vsホセ・アルフレド・ロドリゲス
2013年12月31日 vsフェリックス・アルバラード
2014年12月31日 vsジャン・ピエロ・ペレス
2015年12月31日 vsファン・カルロス・レベコ
2016年12月31日 vsスタンプ・キャットニワット
2018年12月31日 vsドニー・ニエテス
2019年12月31日 vsジェイビエール・シントロン
2020年12月31日 vs田中恒成
2021年12月31日 vs福永亮次
2022年12月31日 vsジョシュア・フランコ(←イマココ)
大晦日に10度出場して9勝1敗。唯一敗戦を喫したニエテスにも2022年7月にきっちりリベンジを果たしている。
井岡一翔vsドニー・ニエテス再戦。井岡のニエテス対策が素晴らしかった。ニエテスも相当落ちてたね。最後かも? と思って現地観戦したけど勝ってよかった
これだけ長期間トップにい続ける&目立った怪我もなくコンディションを維持しているというのは本当に凄まじい。
比べるような話ではないが、具志堅用高の13回防衛に匹敵すると言っても過言ではない気がする。
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る