アルツール・ベテルビエフvsディミトリー・ビボル。金の力は偉大やでw コバレフ、グヴォジク、ベテルビエフ、ビボルのL・ヘビー級4強時代のラストファイト【予想・展望】

アルツール・ベテルビエフvsディミトリー・ビボル。金の力は偉大やでw コバレフ、グヴォジク、ベテルビエフ、ビボルのL・ヘビー級4強時代のラストファイト【予想・展望】

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2024年6月1日にサウジアラビアで開催されるL・ヘビー級4団体統一戦の会見が英・ロンドンで行われたとのこと。


WBC/IBF/WBO王者アルツール・ベテルビエフは20戦全勝全KOのパーフェクトレコードを継続中。
WBA王者ディミトリー・ビボルも22戦全勝とこちらも無敗をキープしている。
 
この両者による統一戦が具体化したのが今年2月。


長年対戦が望まれながらもプロモーションの違い等で実現しなかった両者だが、サウジアラビアの富豪の参入によって一気に進展、正式決定にこぎ着けてしまった。
 
 
また本興行はエディ・ハーンのマッチルームvsフランク・ウォーレンのクイーンズベリー・プロモーションズの対抗戦として開催される。


Boxrecにはトップランクのボブ・アラムの名前もあるので、計3社による共催ということか。
 
 
さらに先日のヘビー級10回戦、アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー戦ではジョシュアが70億オーバー、ガヌーが約30億ほど稼いだとか。
 
アンソニー・ジョシュアvsフランシス・ガヌー。ジョシュアが戻ってきやがったw ここにきてフューリーvsジョシュアが楽しみになるとは。ヘビー3強時代の締めくくり
 
対戦の噂が持ち上がる→決裂を繰り返すボクシング界には散々ウンザリさせられてきたが、要は金である
 
金さえあれば何でもできる。
金があれば大手プロモーター同士が平気で手を組むし、ちっとも決まらなかったヘビー級のビッグマッチもすいすい決定する。
 
改めて金の力は偉大である笑
 

クソほどそそるベテルビエフvsビボル。L・ヘビー級4強時代のラストファイト

アルツール・ベテルビエフvsディミトリー・ビボル。
 
対戦が望まれながらもなかなか具体化しなかった両者だが、中東の金持ちの登場であっという間に決定した試合である笑
 
 
実はここ最近ボクシングに不感症気味なのだが、この対戦は別。クソほどそそられていることを報告する。
 
マジな話、時間切れになる前に両者の対戦が実現して本当によかった。
 
特に現在39歳のベテルビエフはいつ下降線に入ってもおかしくない。
 
これでセルゲイ・コバレフ、オレクサンドル・グウォジク、アルツール・ベテルビエフ、ディミトリー・ビボルのL・ヘビー級4強時代をきっちりと締めくくれる。
L・ヘビー級大好き人間としては、カネロvsムンギア、井上尚弥vsルイス・ネリよりも楽しみかもしれないw
 
カネロvsハイメ・ムンギア。割とムンギアにもチャンスがあると思うねんな。ジャブが通用するかに注目かな。カネロはチャーロ戦を踏襲できれば
 

パーフェクトレコード継続中のベテルビエフ。直近でもっとも苦労したのがアンソニー・ヤード戦

まず3団体王者アルツール・ベテルビエフだが、上述の通りこの人は20戦全勝全KOのパーフェクトレコードを継続中。
 
何年も前から「そろそろ衰えが……」と言われつつ、ふたを開けてみればめちゃくちゃ強かったの繰り返し。
力感のないパンチで相手の顔面を血みどろに変えていく様子はホラーですらある。
 
プロモーション移籍のゴタゴタもあって試合数が少ないのが本当にもったいない。
 
 
そのベテルビエフが直近でもっとも苦労したのが2023年1月のアンソニー・ヤード戦。
8RTKOで勝利したものの、前のラウンドまではリードを許していた。

アンソニー・ヤードは懐が深い上にフットワークもある。
上記の試合では絶えず左右に動いて正面を外し、動き出しに左リードを合わせてベテルビエフの出鼻を挫いてみせた。
 
理不尽なパンチ力、当て勘を兼ね備えるベテルビエフだが射程はやや短い(リーチは長い)。
踏み込みの鋭さでそれをカバーしているわけだが、アンソニー・ヤードはジャブを駆使して出足を鈍らせた。
 
2019年10月のオレクサンデル・グヴォジク戦でもそうだが、ベテルビエフは長いジャブとフットワークを両立できるタイプが若干苦手なのだろうと。
 
ベテルビエフvsアンソニー・ヤードは僕がL・ヘビー級が好きな理由が全部詰まった試合。素で人間辞めてるヤツらが技術まで実につけちゃったw
 

ビボルは打倒ベテルビエフの条件にピッタリだと思う。あのディフェンスが機能すれば…

そしてディミトリー・ビボルはその条件にピッタリの選手(だと思う)。
 
2016年5月の王座戴冠から13度の防衛を重ねているが、これまでピンチらしいピンチは見当たらない。
中でも2022年11月のヒルベルト・ラミレス戦は衝撃だった。
 
ディミトリー・ビボルvsヒルベルト・ラミレス。ビボルのうまさ、力強さがラミレスを凌駕する。ラミレスの重量級っぽくないスタイルは好きだったけど
 
多彩な左リードにフットワーク、回避からリターンまでのタイムラグも少なくコンビネーションもスムーズ。射程も長い。
元S・フェザー級王者の内山高志とそっくりの選手である。
 
アンソニー・ヤードはL字気味の構えでディフェンスのヌルさが目に付いたが、ビボルは常に腕を掲げた構えで急所が遠い。
接近戦でも窮屈さはなくラミレスの圧力を楽々跳ね返していた。
 
 
何というか、この人は相手の力を受け流すのがめちゃくちゃうまい印象。
前に掲げた腕とバックステップ、サイドへのフットワークでパンチを吸収する。
思い切り打ち込まれたパンチを“フワッ”といなすというか。
 
あのディフェンスが機能すれば十分勝機がありそうである。
 

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ビボルのディフェンスとベテルビエフの強打。どこかで必ず発生する打ち合いでどうなるか

要するにこの試合はビボルがどれだけベテルビエフの攻撃力を軽減できるかなのだと思う。
 
申し上げた通りビボルは懐の深さとフットワークで相手のパンチ力を吸収するのが得意。
下記のジョー・スミスJr.戦でもスミスの強打をヌルヌル外し続けた。

またオレクサンデル・グヴォジクやアンソニー・ヤードのようにベテルビエフの正面を外す立ち回りも(恐らく)可能。
当日はビボルがディフェンスに振り切るパターンもあるかもしれない。
 
 
一方のベテルビエフはいつも通り強打をぶち当てるだけ。
懐が深くジャブが多彩、フットワークに長けたタイプに苦労すると言ったが、それでも最終的にはKOで仕留めている。
 
グヴォジク戦でもヤード戦でも決して置いてきぼりを食っていたわけではない。
モタつきながらもコーナーに追い詰め、要所で打ち合いの局面を作ってみせた。
 
しかも1発1発に力感がなくスムーズなせいで相手は徐々に回避が間に合わなくなる。
ラウンドを重ねるごとに均衡が崩れ、中盤から後半にかけて決壊するパターンである。
 
 
遠い射程ではビボルが有利。
ただ、ベテルビエフの踏み込み、追撃の連打をしのげるとは思えない。
 
なので、どこかで必ず打ち合いは発生する。
そこでビボルのディフェンスが機能するか? という話。
 
現代版石の拳・ベテルビエフさんがカラム・スミスをKO。一方的って聞いたけどカラム・スミスが意外とがんばってた。ベテルビエフvsビボルは絶対にやれよな笑
 

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勝敗予想はわからんっすねw ベテルビエフの11RKOにしておくけど

勝敗予想は……。
 
全然わからん笑
 
 
オレクサンデル・グヴォジクですらベテルビエフの圧力をしのぎ切れずに沈んだが、

 
ビボルはカネロの圧力を楽々捌き切った。

それでもロープを背負うシーンが目立つことを考えると、最終的にはベテルビエフの圧力が上回る? かな?
 
 
とりあえずはベテルビエフの11RKOを予想しておきますか。
 
心情的には6:4くらいで「ビボルがんばれ」だけど。
 
 
どちらにしても楽しみな一戦でございます。
 
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