金で解決すりゃええんちゃうの? 移籍金とFAを制度化して。陸上選手の移籍制限を公取委が調査。咆えろ村田諒太 #スポーツ界の闇を話そう
日本実業団陸上競技連合が設ける「所属チームの退部証明書が交付されずに移籍した選手は無期限で大会に出場できない」規定について、公正取引委員会は2018年12月20日、独占禁止法に違反するおそれがあるとして調査を始めたとのこと。
現状では、各実業団に所属する選手がチームを移籍する際、元所属チームの交付する退部証明書がない場合は“円満移籍者”とは認められず、新しい所属先での大会出場を無期限で認められない。
陸上「無承諾移籍は無期限で出場できず」 公取委が調査 #nhk_news https://t.co/hvmpaEQKF4
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年12月20日
これが独占禁止法違反の可能性があるとして、公正取引委員会の調査が進められている。
この動きを受けて、日本実業団陸上競技連合は2018年12月21日、HP上で移籍制限の規定を見直す考えを示している。
「メイウェザーvs那須川天心…。すまん、素直に謝る。この結果は予想してなかった。でもこの2ヶ月ホントに楽しかったわ」
なお、こうした規定については、過去、駅伝の強豪チームによる選手引き抜き行為があったことが背景にあり、今後はアスリート・ファーストの視点から改革を検討するとしている。
選手の移籍を無期限で制限している規程について公正取引委員会から調査を受けていることが明らかになった日本実業団陸上競技連合は21日、この規程を見直す考えを明らかにしました。 https://t.co/zHG0Bvpc8d
— NHKスポーツ (@nhk_sports) 2018年12月21日
「ライスボウル不要論? 意義? ど素人の僕が解決策を提示してやんよw まあ、会長はやめたくないんだろうな。儲かるから」
陸上選手の移籍問題すごいね。ってか、どこでも似たようなことやってんのね
ここ最近、各所で話題になっている陸上選手の移籍問題。
実業団に所属する陸上選手は移籍する際、元の所属チームからの「退部証明書」がない場合は新しい所属先で主要な大会に出場することができない。
つまり、チームの指導者との軋轢や方針の違いなど、元の所属先を円満に退部できなかった場合は当該選手の将来が潰される可能性がある。公正取引委員会はこの部分が独占禁止法に違反するおそれがあるとして、聞き込み調査をスタートしたとのこと。
なるほどねえ……。
ちっとも知らなかったけど、こういうのってどこにでもあるんすねえ。
今月20日に放送された「スポーツ界「閉鎖性」の実態|年末スペシャル – NHK クローズアップ現代+」内でのTwitter討論企画「#スポーツ界の闇を話そう」でもこの話題をちょくちょく見かけが、ホントにどこも似たようなことをやっとるんやなぁと。
【#スポーツ界の闇を話そう】
ツイッターでの議論にご参加ありがとうございました。
佐々木俊尚さん、紀藤正樹さん、酒井政人さん、椎木里佳さんの4人に、今回の議論を通じて「何を変える必要がある」と感じたのか、あす午前中に発信していただきます。
くわしくはこちらhttps://t.co/kPYq4V0ZHA— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 2018年12月20日
実業団スポーツは選手の身分、環境面、金銭面を保障する代わりにガラパゴス化しやすく、競技力の発展を妨げるデメリットがあるとのことだが、まさに今回もそんな感じ。
すべてをプロ化して完全に自由競争にしろとまでは思わないが、指導方針が合わないだけでお先真っ暗になるのはしんどいですね。
「日本製紙クレインズ 廃部ワロタw 経営悪化によりアイスホッケーから完全撤退を発表。来年釧路に行こうと思ってたのに」
移籍金とFA(フリーエージェント)を制度化すればいいんじゃないかな。極論vs極論ではなく、両者が歩み寄って妥協点をだな…
そして、この問題についてはそこそこ簡単で、個人的には単純に「金で解決する」のがいちばん手っ取り早いと思っている。
具体的には表題の通り。
移籍金とFA(フリーエージェント)の制度化。
あくまで部外者の素人考えだが、この2つをきっちり明文化すれば、いろいろなことが解決するのではないかと思う。
上記の記事によると、実業団間の移籍制限は過去に起きた駅伝チーム同士の選手引き抜き行為が引き金になっているとのこと。
恐らくだが、特定のチームが有力選手を節操なく引き抜き、無遠慮な強化を図ったのだと想像する。
これを見た日本実業団陸上競技連合が金満チームに戦力が集中することを懸念し、「所属チームの退部証明書」による移籍制限の制度策定に至ったのだろうと。
ほほう、なるほど。
確かにわからんでもないが、印象としては諸々のものが未成熟過ぎた感じか。
「日本相撲協会の暴力禁止規定要旨がオモロ過ぎませんかねw 足りなかったのは自覚じゃなくて一般常識()だろ?」
特定の金満チームが好き勝手に有力選手を乱獲できるのはよろしくないが、選手の移籍をチームが縛る制度というのもまたよろしくない。
こういう極論に極論で対処するケースは結構目にするのだが、やっぱりもう少し柔軟性があるといいよね。
0と1の間には0.3も0.7もある。両者が歩み寄って「ほどほどの」「ちょうどいい」妥協点を探すべきだよね。
つまり、その妥協点というヤツが移籍金とFA(フリーエージェント)の制度化じゃないの?
みたいな。
欧州サッカーとプロ野球をパクればいい。選手の売り買いなんて、市場原理としては健全だと思うよ
まあ、長々と御託を並べているが、要するに欧州サッカーとプロ野球の移籍市場をパクればいいんじゃないの? と思っている。
つまり、一定の条件を満たした選手にFA権を与え、移籍の際にはチーム間で移籍金が発生する制度を明文化する。
移籍制限を課したい選手というのは、要するにチームにとっての有力選手。
将来性が見込めるポテンシャルを持っているか、もしくはすでにチームの命運を握るほどの実力の持ち主。広告塔としても重要だし、チーム側としてはできれば手放したくない。
と同時に、それだけの選手であればお金を出してでも獲得したいと考えるチームもあるはず。
たとえ今すぐ退部しても、引く手は数多だと思われる。
「アイスホッケーの現地観戦は1回でいいやと思ったけど、アジアリーグでのH.C.栃木日光アイスバックスは観てみたい」
要は、チーム間で選手の売り買いができるようにすればええんちゃう? と。
選手はFA権を利用してステップアップを模索できるし、強化を図りたいチームは有力選手獲得のチャンスを得られる。その際に移籍金が払われれば、元の所属チームにも見返りが得られる。
環境を変えたい選手はFA権取得のためにがんばる。
チーム側は有力選手を失わないために環境改善、指導方針改善に努める。
どちらにとってもWIN-WINである。
「大坂なおみ全豪オープン優勝。グランドスラム連覇が異次元過ぎてしっくりくる例えが見つからない件。あえて言うならバロンドールか?」
特定の選手ばかりが優遇され、それ以外の選手の待遇が悪くなるという懸念もあるかもしれないが、それはそれ。
むしろ金満以外のチームが「トップ選手への待遇はそこまでよくはないが、選手全員に一定以上の手厚さ」を売りにすることもできる。
もしくは欧州サッカーの中堅クラブのように、ビッグクラブへの人材供給源、ステップアップの場と割り切るのも悪くない。
選手側は自分を売り込む一時的な場所として。
チーム側は、金満チームから支払われる移籍金によって環境整備や新たな選手獲得を模索する。
市場原理としては、めちゃくちゃ健全だと思うのだが。
この際、アマチュアイズムなどという幻想は捨てて、はっきりと「重要なのはお金」と宣言しちまえばいい。
まあ、選手の引き抜きどうこう言っている時点でそんなもんはとっくに崩壊しているという噂もありますが。
「錦織圭とかいう史上最強()のスロースターター。フルセットでの勝率が歴代1位って、どんだけ勝負強くて燃費悪いんだよ」
一応、今回の対象は実業団に所属する選手ということで。
短距離走のケンブリッジ飛鳥のように、自ら進んでプロ契約を選択した選手はこの話とは別。
ケンブリッジ飛鳥、プロ化の背景は。五輪メダリストが揃う超大手と契約。
#numberweb #陸上 #短距離 #ケンブリッジ飛鳥 #東京五輪 #オリンピック #プロ転向
https://t.co/pDvEUtuLbo— Number編集部 (@numberweb) 2016年12月17日
「バレーボールのV.LEAGUE(Vリーグ)がBリーグ並みの伸び代しか見当たらない件。メイン客が女性とか、無敵じゃねえかw」
FA権の取得条件は結構難しい。うまい落としどころを見つけないと、偏った状況になりかねない
・移籍金の上限
・移籍期間
・FA権取得条件
割とガチで、この3つを明文化すればそのあとは比較的スムーズに進むと思う。
移籍金の上限は競技の市場価値と企業体力を考えて決めればいいし、移籍期間は欧州サッカー(6、7月〜8月、1月上旬〜1月末の年2回)を参考に各競技のスケジュールと照らし合わせればいい。
→「競技会(スケジュール)」
→「2018年度日本実業団陸上競技連合・地域連盟行事日程表」
そして、案外難しいのがFA権の取得条件。
ここを間違えると、再び企業or選手どちらかに偏った状況ができてしまう可能性が高い。
プロ野球では、よくFA権取得までの年数が長い(国内FAは8シーズン、海外FAは9シーズン、規定の1軍選手登録日を満たすことで取得できる)という声が選手側から聞こえてくるのだが、実はこれ、かなりエリート側に寄った考えでもある。
プロ野球選手の現役年数は、2015年時点で平均8.9年。
「平均8.9年。プロ野球選手のタイム・リミット」
全選手がすべての期間を1軍で過ごすわけではないと考えると、半分以上の選手が国内FA権を取得する前に引退することになる。
これが長いか短いかはともかく、仮にFA権取得年数を短縮した場合、どんなことが起きるか。
恐らくだが、入団時の契約金が減額される。
球団側は最低8年、チームの戦力になることを期待して契約金を支払う。
だが、多くの選手はFA権取得前に引退していく。
つまり、トップ中のトップ以外の選手にとっては「契約金=退職金」に近い位置づけとなる。
ぶっちゃけここの金額を減らされるのはめちゃくちゃキツい。
「「人を誘いたいスポーツイベント」ランキング完結編。初見の知り合いを誘うのに最適なヤツうぅぅぅ~」
それを踏まえた上で、陸上選手のFA権をどうしましょうという話。
個人的にはテニスのように各大会の成績をポイント制にして、過去◯年の累積ポイントによって決めればいいと思うが、その年数をどうするかがマジで難しい。
あまりに厳しい場合は選手の全盛期を過ぎる危険性を伴うが、イージー過ぎてもアカン。
それなりの敷居の高さと達成可能な目標の両立。微妙なさじ加減が要求される部分である。
いや、知らんけど。
「大坂なおみのグランドスラム優勝がいかにすごいかを語ってみる。全米オープンでセリーナに勝ったって、とんでもない」
ボクシングのジム移籍なぁ…。陸上よりもはるかにややこしいよな。単純な金だけの問題ではなく
なお、今回の件に乗じてボクシングの村田諒太がジムの移籍問題について言及しているのを見かけた(気がする)。
「現状のボクシング界のジム制度では、選手の自由な移籍が許されない」
「所属ジムとゴタゴタがあった井岡一翔は日本で試合ができない」
「陸上の移籍問題と同様、おかしなルールはどこにでもある」
だいたいこんな感じだった? のか?
これねぇ……。
言ってることはその通りなんだけど、ボクシングについてはちょっと事情がややこしいよね。
「井岡完敗やな。ニエテスが凄すぎた。個人的には111-117かな。インファイトで歯が立たないのは予想外だった」
基本的に所属ジムが興行権を持っているケースが多く、陸上のように連盟主催の大会が年間で決まっているわけでもない。
そうすると、仮にFA権取得の条件を明文化しても、所属ジム側が試合を組まずに選手を干すこともできてしまう。
また、ランキングの決め方も謎な部分が多く、ポイント加算制に利用するにも微妙。本来は世界一明確な基準なはずなのに、現状は曖昧過ぎてちっとも役に立たない。
しかも笑ってしまうのが、移籍の際に移籍金を払うのがなぜか選手という謎。
当時世界王者だった長谷川穂積の移籍問題は僕のようなニワカ()の耳にも届いてきたが、意味不明過ぎていまだに笑いがこみ上げてくるww
いや、笑っちゃダメなんだけど、あまりの理解不能っぷりに……。
「アメフト初観戦おもしれえww ライスボウルin東京ドームがご機嫌な体験だった件。来年はXリーグを現地観戦しよう」
まあ、あくまで余談なのでアレですが。
自費出版 ブログランキングへ
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!
-
前の記事
井上拓真vs ペッチ・CPフレッシュマート予想。セミファイナル出陣で「井上の弟」から卒業だぜ。って、拳四朗じゃなかったんかw【展望・予想】 2018.12.21
-
次の記事
ウォーリントン圧勝! フランプトンを終始コントロールして初防衛成功。うん、思った以上にウォーリントンがすごかった【結果・感想】 2018.12.24