安倍晋三銃撃事件がヤバすぎた件。一個人がその気になれば日本をひっくり返せることが証明されちゃったのが…。実際「あ、今いける」って状況はいくらでもあるのよね

安倍晋三銃撃事件がヤバすぎた件。一個人がその気になれば日本をひっくり返せることが証明されちゃったのが…。実際「あ、今いける」って状況はいくらでもあるのよね

2022年7月8日、自民党の安倍晋三元首相(67)が街頭演説中に銃撃され亡くなった事件。
犯人は41歳の男性で、自作の銃器を使用し背後から安部氏を銃撃したとのことである。
 
その場で取り押さえられた犯人は親族が宗教法人世界平和統一家庭連合(統一教会)に参加したことが原因で家庭が崩壊した過去を持ち、その団体とつながりのある安部氏を殺そうと考えたと供述しているとか。
 
事件から一週間以上経った今もネットニュースやワイドショー等では統一教会に関する話題が多く取り上げられ、銃規制が厳しい日本で起きた事件のインパクトの大きさを感じさせる状態が続いている。
 

安倍晋三銃撃事件に対する整理がつかずにいた。その気になれば一個人が国を混乱に陥れることができることが証明されちゃった

安倍晋三元首相銃撃事件。
 
元首相が一個人に銃撃されるという、銃規制の厳しい日本における衝撃的な事件となったわけだが、ネットニュースやワイドショーでは連日このネタを取り上げてあーだこーだと言っている。
 
特に今は安部氏と関わりがあり、銃撃の動機となった(らしい)宗教法人世界平和統一家庭連合(統一教会)についてのネタが中心。
犯人は統一教会の影響で家庭が崩壊した過去を持ち、統一教会と関わりのあった安部氏を銃撃することで恨みを晴らそうとした? とか。
 
それもあってか、この数日は統一教会がいかにヤバい組織か、自民党との関りの深さ等に時間が割かれている。
 
 
僕は統一教会については通り一遍の知識しかなく安部氏との関りもよく知らない。
男性の凶行が一部で言われるような逆恨みなのか、それとも彼の人生がぶっ壊れた責任が安部氏にもあるのかについても判然としない。
 
だが事件のインパクトが凄まじかったことは確かで、安部氏が息を引き取ったと聞いて以降なかなか自分の中で整理がつかずにいた。
 
別に僕は安部氏のことは好きでもない、政治家としての手腕がどうだったかについて論じる気もない(知識もない)のだが、どちらにしても殺すのはアカン。どんな理由があろうと超えてはダメな一線が存在する……はずが、今回はそこをあっさり超えてしまった。
 
しかもそれが一個人によるものだったのが…。
 
人生を捨てる覚悟さえあれば一個人が国を混乱に陥れることが可能
それが思いっきり証明されてしまったことが何ともしんどい。
 
障がい者の機会損失を言いたいんだろうけど「ろう者の役はろう者が」 を強調しすぎ、差別という言葉を気軽に使いすぎだな。僕はやっぱりハフポストが嫌い
 

ここまで局所的なテロがあったのだろうか。安部氏が撃たれた瞬間の映像からこれまで見たことがない突き抜けたヤバさを感じた…

過去、日本でテロ行為はいくつも起きているが、ここまで局所的なものがあったのだろうか。
 
少なくとも僕が調べた範囲ではどの事件も組織的だったり、無差別的なものばかり。
個が個を狙うというか、今回のように一個人が自分だけの判断で1人の政治家に狙いを定めて実行に移したパターンは見つけられなかった。
 
犯人の動機も政治的な主義主張ではなく完全に私怨によるもの。
安部氏が撃たれた瞬間の映像からは、これまで見たことがない突き抜けたヤバさを感じた次第である。
 
 
なお、この日はメンタルがおかしな方向に行きそうだったので軽く飲みに行ったのだが、店内のテレビで延々と安倍氏殺害のニュースが流れていたせいで逆にゲンナリしたという笑
 

実は「今チャンスだな」と思ったことは何度もある。政治家の街頭演説中に危険な距離まで近づくのは割と容易

これを言うのが正解かはわからないのだが、僕もこれまで「あ、今チャンスだな」と思ったことは何回もある。
 
東京住み&都心にもちょくちょく出向くので選挙期間中はいろいろな政治家を目にする機会がある。
今回の参議院選でもれいわ新選組の山本太郎氏や共産党の志位和夫氏、無所属で立候補した乙武洋匡氏、などなど。それ以前には小池都知事や猪瀬直樹元都知事といった有名政治家の街頭演説を何度も見かけている。
 
そして、近づこうと思えばまあまあの距離まで近づけてしまうのである。
周りには僕を気にする人間などいないし特に密集度が高いわけでもない。両手を思い切り振るスペースくらいは普通に確保できる上にターゲット? は丸見え状態。それこそ「ここから石を投げれば命中するな」と思ったことは一度や二度ではない。
 
もちろん本当にやろうなどとは思わないしその度胸もない。そんなことで人生を棒に振る意味も意義もない。
 
ただ、やろうと思えばできる状況はいくらでもあるよという話。
上述の通りその気になれば一個人が日本を大混乱に陥れることは割と簡単。
今回の事件でそれが証明されてしまったことに「うわぁ……」となった次第である。
 
 
マジな話、今後は街頭演説や商店街を回っての選挙活動等はやりにくくなっていくのだろうか。
ああいう庶民目線での草の根活動は政治家にとって大事なアピールの場だ(と考えている人が多い)と思うのだが。
 
極論、熱愛発覚直後の浜崎あゆみばりにSPを引き連れての選挙活動など浮世離れしすぎていてやらない方がマシという噂も……。
 
武術・武道がセーショーネンのケンゼンイクセーに役立つ? わけがない。効率よく他人を無力化する技術と人間性に何の関係が? 極真の昇段審査で1人がボコされる動画を観て
 

インフルエンサー(笑)どもが好き勝手言ってたっけ。あの映像を見てヤバいと思えない程度の感受性なら余計なことを言わずに大人しくしとけ

ちなみに安倍氏が撃たれた直後、まだ安否も犯人の動機もわからない段階から多くのインフルエンサー(笑)が好き勝手なことを言っていたのが印象に残っている。
 
ひろゆき「そろそろ蔑ろにされてきた人々に向き合うべき」「社会に絶望して『無敵の人』化する云々」
堀江貴文「ネット上のアベガーたちは反省するべき」
 
ひろゆき氏は今回の事件が「京都アニメーション放火殺人事件」(2019年)や「小田急線刺傷事件」(2021年)と同列のものだと思ったようだが、僕は上述の通り安倍氏が撃たれる瞬間の映像や連行される犯人の表情からそれらの事件とは異質の突き抜けた雰囲気を感じた。
 
京都アニメーション火災が平成以降最悪のテロだった件。単独犯、民間、計画的放火……。ここまで身勝手極まりない生き物を“人”として扱えと?
 
いわゆる「無敵の人」がアニメ会社や電車に乗り合わせた人たちを狙ったのに対し、今回の犯人はピンポイントで安倍晋三氏を狙っている。
しかも使用したのは自作の銃。試作や試射を重ねた上でこの日を迎えたはずで、申し上げたようにどこか投げやりな「無敵の人」とは違う、明確で突き抜けた殺意、目的意識で動いていることがわかる。
 
これはもはや逆恨みとか善悪の判断がつかないといった次元の話ではない。選択肢が「殺るか、殺るか」しか残されていない執念みたいなところまで犯人の精神状態は行っていたと想像する。
 
ホリエモンのアベガー云々についてはお話にすらならない。
この人だけでなく「これは安倍内閣の失政が引き起こした事件」だとドヤ顔で断言するインフルエンサー(笑)が何人も湧いたが、実際にはすべてが的外れだったわけで。
 
彼らは自分を“頭がいい風”に見せて信者を扇動する術には長けているが、間違ったことを言った際にその責任を取ることは絶対にしない。
 
ひろゆき氏は上記のトンチンカンな意見などなかったように今では日本の宗教法人のあり方にケチを付ける方向に舵を切っているし、ホリエモンに関してはコロナ初期に「ホストクラブの従業員は真っ先に抗体を獲得した勝ち組」とほざいていたヤツである。
 
平時ならどれだけ信者を扇動しようが知ったこっちゃないが、今回のようなエマージェンシーな状況では害悪にしかならない。
 
いや、冗談抜きでホリエモンって結果論以外で正しいことを一度でも言ったことあるんすかね。
 
 
ひろゆき氏やホリエモン以外のインフルエンサー(笑)もそう。
安倍氏が撃たれる映像や犯人の表情を見て「あ、ヤバい」と思えない程度の感受性しか持ち合わせていないのであれば、余計なことを口にしない方がはるかにマシ。
 
バカが釣られて邪魔になるだけだから。
 

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