村田諒太がやっぱりロブ・ブラント戦。ラスベガスで2度目の防衛戦はビッグマッチへの足掛かり? 結構いい試合になりそうな…【予想・展望】

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2018年10月20日(日本時間21日)、米・ネバダ州ラスベガスで行われるWBA世界ミドル級タイトルマッチ。同級王者村田諒太が、指名挑戦者でランキング2位のロブ・ブラントと対戦する。
 
「村田はブラントに勝負師として負けてる。準備、経験、覚悟。すべての面でブラントが上回り完勝。文句なしの感動的な試合」
 
当初はジェイソン・クイグリーなどと交渉を続けていた村田陣営だが、ブラント陣営が興行権を落札したことで状況が変化。WBAから指名戦が指示される。
 
ところが帝拳ジムの本田会長はこれを固辞。王座はく奪も辞さずWBAの指令には従わない方針を示していたが、最終的には条件面の折り合いがついたためにブラントと防衛戦を行うとのこと。
 
 
ロブ・ブラントは23勝1敗の戦績を持つ強豪。
キャリア唯一の敗戦は、2017年のS・ミドル級WBSS1回戦でユルゲン・ブレーマーに喫したもの。
もともとブレーマーの主戦場がL・ヘビー級だったことを考えると、ミドル級から階級を上げたブラントにとっては厳しい試合だったのかもしれない。
 
 
また、ゲンナジー・ゴロフキンやサウル・“カネロ”・アルバレスとのビッグマッチを最終目標に掲げる村田としては、印象的な勝利でミドル級戦線の中心に食い込みたい一戦でもある。
 
「井上拓真がヤップに勝利だって。これ、世界王者なれるんちゃう? ウーバーリ? ウォーレン? ペッチ? 松本亮はゾッとした」
 

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いろいろあったけど、やっと決まったね。まあがんばってよ村田諒太

紆余曲折の末、ようやく発表された村田諒太の2度目の防衛戦。
 
本来はこの試合の勝利をステップに2019年に日本でゲンナジー・ゴロフキン戦を開催する予定だったのが、残念ながらゴロフキンはカネロに負けてしまった。
 
それを受けて、村田陣営は今後、カネロ戦を最終目標に方向転換を図るとのこと。
 
個人的にはそのままゴロフキンでよくね? とも思うのだが、やはり「無敗の最強王者を叩いてこそ価値がある」という思いが強いのか。
正直、村田がカネロの視界に入るのは相当困難な気はするが、まあがんばって。
 
「カネロvsゴロフキン再戦感想。最強王者を真っ向勝負で上回ったカネロ。前回を超える感動的な試合」
 

ロブ・ブラントは結構よさそう。あそこまで鋭い左のある相手は村田にとっても初めてじゃない?

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そして、今回の対戦相手であるロブ・ブラント。
ユルゲン・ブレーマーとの一戦を含めて過去の試合をちょろっと観たが、結構いいように思える。
 
恐らく実力的にはハッサン・ヌジカムやエマヌエーレ・ブランダムラよりも上。
村田にとっては過去最強と言える相手ではないか。
 
ブレーマーには負けたが、あの選手はもともとL・ヘビー級。
身体の厚みも全然違ったし、過去のものとして忘れていい試合だなと。
 
「ビボルvsチレンバ感想。おいおい、チレンバ次は勝てるんじゃないか? ビボル勝利は文句ないけど」
 
タイプとしては、一応アウトボクサーということになるのか。
 
182cmとそこそこ上背があり、リーチも長い。
長い腕を活かした左の連打からクロス気味の右につなぐスタイル。
 
身体にバネもあり、どっしり構えつつもサイドへの動きも効く。
 
「フューリーがピアネタを寄せ付けず。陽気なクズが蝶のように舞い、蜂のように刺した10R。睡魔との戦いこそが神の御心」
 
特にスピーディで多彩な左リードは目を見張るものがある。
村田にとっても、ここまで鋭い左を打つ相手は初めてではないか。
割とガチでそこそこいい試合になりそうな気がするのだが。
 
少なくとも、ヌジカム戦やブランダムラ戦のような鬼ごっこにはなりにくい(はず)。
 
「井上尚弥がワンパンKO。パヤノを瞬殺ってマジっすかw ロドリゲスだ? いくらでもかかってこいよだね」
 

村田がブラントの左をかいくぐって前進できるか。パワーで圧倒できれば何とかなりそう?

試合展開については、単純に村田がブラントの左に負けずに前に出られるか。ガードを固めて前進し、自分の距離での打ち合いに持ち込めるかだと思う。
 
「カーンとダウンはセットや!! アミール・カーンvsサミュエル・バルガス、ショーン・ポーターvsダニー・ガルシア振り返り」
 
まあ、相変わらずというか、村田のやることはどんな相手でもほぼ一緒。
パワフルな前進で逃げ場を塞ぎ、至近距離で腕を振ってねじ伏せる。ただそれだけ。
 
ヌジカムとは違い、どちらかと言えばブラントは足を踏ん張ってパンチを打つ選手なので、村田のフィジカルを発揮するにもいい相手に思える。
 
「村田がブランダムラを圧倒して防衛。お見事だった。てか村田の「目標はゴロフキン」発言にワロてまうんだがw」
 
何となくだが、2009年のアルツール・アブラハムvsジャーメイン・テイラー戦が参考になるのではないか。
 
鋭い左とバネを活かした連打が持ち味のジャーメイン・テイラーvs攻防分離気味でパワフルなアブラハム。
 
「テテがアロイヤンに快勝! テテがよかったよね。この対応力は予想してなかった。何をIQ高い感じ出してんだよお前ww」
 
テイラーのコンビネーションに耐えながらアブラハムがじっくりと距離を詰め、最終12RでKOした試合。ボディを中心に徐々にテイラーを疲弊させ、最後は豪快な左フックをぶち当ててKO勝利を挙げた。
 
今回の村田vsブラントも、大枠では似たような流れになると予想している。
 
「ウィリー・モンローJr.が村田に挑戦だと!? ロサレスvsバーンズ、テクアペトラvsビーモン、モンローvsマシエル振り返り」
 
あの試合でジャーメイン・テイラーが記憶障害を患い、ブランクを余儀なくされたのがめちゃくちゃおっかないのだが。
 
「村田諒太に「引退してほしくない」理由。コイツの本音が聞きたいんだよな。ボクシング界どうこうじゃなく、てめえがどうしたいか」
 

勝敗予想は村田の11RKO。でも、微妙な判定になる可能性もあるし、それを観てみたい気もする


今回の勝敗予想だが、村田の11RKO勝利でいきたい。
序盤はブラントのスピードを若干持て余すものの、中盤からはしっかり対応すると考えて。
 
 
実はカウンターが得意なアブラハムはテイラーの左にカウンターを被せて距離を詰めたが、村田はどうするか。
 
「エマヌエル・ロドリゲスvsジェイソン・モロニ―予想。難関ロドリゲスと期待のモロニー。井上尚弥ネクストパッキャオへの道」
 
また、意外と回転力のあるアブラハムと違い、村田にはそこまでの連打はない(気がする)。
どちらかと言えば単発気味の攻撃で、その中でオーバーハンドの右をどう当てるかという。
 
早々にブラントの左を攻略できれば決着は早い。
いつものようにコーナーに追い込み、逃げ場を封じて左ボディ→右打ち下ろしのコンボというパティーン。
 
「激戦のアレクサンダーvsベルト。思った以上におもしろかったし、思った以上に泥試合だった」
 
逆にあの左で前進を寸断されるようなら、案外手間取る可能性も……。
ガードの上を叩かせているうちにラウンドが経過し、微妙な判定に~という事態もあったりなかったり。
 
いつものようにパワーで上回れれば問題ないとは思うが、それでも苦戦する姿もちょっと観てみたい気もする。
 

ラスベガス開催ならどちらにもホームアドバンテージはないよね。カネロvsゴロフキン戦のようなゴタゴタはなさそう

あとはまあ、ラスベガス開催ということで、おかしな判定が出てもビッグボスがギャーギャー騒ぐことはないのかなと。
 
以前にも申し上げたように、僕はホームアドバンテージによって判定結果に影響が出るのは仕方ないと思っている。
 
「公平なジャッジなんて存在しないよね。それよりジャッジを味方につけた方が建設的かな? カネロvsゴロフキンの判定結果が物議」
 
先日のカネロvsゴロフキン戦のように実力が拮抗した場合、選手の“人気”や“格”によってポイントが左右されることは普通にある。本来あってはいけないことだが、ある。
 
しかも、今のところそれを是正する方法は見当たらない。
 
だったらあれこれ考えず、あらかじめアドバンテージを踏まえた上で両者の駆け引きを想像した方が楽しい。
 
解決策を模索する必要はあるが、今のところ最善策にたどり着く気配はない。
 
「ダニエル・ローマンがギャビン・マクドネルをKO! い〜い試合でしたね。最初から右のオーバーハンド」
 
それなら「不公平だ」とカリカリするより、現状を受け入れた方が健康的な観戦ライフを送れるよね。
もちろん反対意見を否定する気はないっす。すみません。
みたいな。
 
「ライアン・ガルシアがモラレスに大苦戦? Facebook界の切り札アイドルがゼエゼエ言いながらも16連勝を飾る」
 
なお、ここ数年で僕がもっともホームアドバンテージを感じたのは、2015、2016年の山中慎介vsアンセルモ・モレノ戦
 
初戦で足を使ったモレノが微妙な判定で敗れ(本人は勝ちを確信していた)、「日本では倒さないと勝てない」と悟った。
再戦では開始直後から真っ向勝負を挑み、序盤にダウンを奪うものの無念の7RKO負け。
 
判定狙いのスタイルでは、日本では(山中には)勝てない。
だったら序盤から飛ばして、早期のKO決着を狙うしかない。
 
「井上尚弥WBSS出陣。パヤノ? だからどうした。圧勝しやがれ。全局面でねじ伏せろ。一片の希望すらも残すな」
 
だが、モレノのようなタイプが山中の強打と真正面から打ち合うのはあまりに危険度が高い。案の定、神の左()で返り討ちにあい、あえなく撃沈という結末である。
 
僕の中では、先日のカネロvsゴロフキン戦をはるかに超えるホームアドバンテージとして記憶されている。
 
「まんまだったなウシクvsガシエフ。無策のガシエフが12R空転させられ大差判定負け。WBSS優勝のウシクはヘビー級?」
 

前にも言ったけど、村田諒太vsハッサン・ヌジカム第2戦はマジで酷かった。あんなことは二度と起きちゃダメ

ただ、何度も言うようにそれは全然いい。
 
攻撃の手を失ったモレノはかわいそうだが、山中の実力+ホームアドバンテージの前に屈したと考えれば「そういうこともあるよね」と。
いつものように、ある程度すんなり受け入れた次第である。
 
「ジョシュアがポベトキンを鬼KO!! 動ける巨人最強説は今日も健在ですね。ワイルダーorフューリー戦実現します?」
 
だが、2017年10月の村田諒太vsハッサン・ヌジカム第2戦については別。
あの試合だけは心底ないと思った。
 
「村田再戦で勝利!! 絶不調のエンダム(ヌジカム)にTKO勝ちでミドル級戴冠。疑惑の判定から因縁に終止符を打つ」
 
初戦では終始圧倒したにもかかわらず、結果は村田の判定負け。
 
このウルトラCにビッグボスが激怒し、「今まで長くやってきたが、一番ひどい採点」とまで言い出す始末。
 
後日、WBA会長が「村田の勝ちだった」と見解を述べ、自身のSNSに「村田諒太、帝拳プロモーション、そして日本の全てのボクシングファンに謝罪したい」と投稿。ヌジカムを支持したジャッジ2人が6か月の資格停止処分を受ける事態に。
 
「ドネアvsバーネット予想。ドネアvsフランプトン戦の焼き増しになりそうな…。井上尚弥に対抗できるとすればバーネット?」
 
マジな話、あの状況で再戦を組むことに何の意味があったのか。
 
ジャッジが処分されたということは、再戦ではヌジカムの戦術は使えないと宣告されたようなもの。
 
判定結果が妥当だったかはともかく、初戦と同じように足を使っては勝てない。
ヌジカムが勝つには、村田と打ち合う必要がある。
 
そして、村田と真正面から打ち合っては分が悪いことも、初戦ではっきりしている。
 
「ダニー・ガルシアがリオスをKO! はぁ~、すっごい。パワーレスなくせにカウンターはヤバいw 村田vsカネロもこんな感じ?
 
ヌジカムが勝機を見出すには足を使うしかない。でも、それをやったら確実に負ける。
 
こんなもん、最初から村田が勝つに決まっている
正直、片方がここまで詰んだ状況での再戦など、僕はちょっと記憶にないのだが。
 
しかも、それを助長したのが村田諒太のビッグボスという事実。
プロモーター兼ジムの会長が認定団体の見解にまで影響を与えた上での再戦など、ホームアドバンテージの範疇を大きく超えている。
 
再戦が決まった当初から「こんな試合しょーもない」「これだけ盛り上がらない世界戦はない」と喚き散らしたが、僕にはいまだにあの一連の流れが理解できていない。
 
「村田ズルいww このタイミングでエンダムと再戦決定って、こんなの村田が勝つに決まってる。全部計算づくってかオイww」
 
そういう意味でも、ビッグボスの影響が及ばない(と思う)ラスベガス開催というのはなかなかいい。
 
会場の規模やビッグマッチどうこうはあるが、余計なノイズが混じらないことを祈っている。
 
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