和氣慎吾世界前哨戦!! ワルド・サブってなんじゃこりゃ? 今さらこの相手で前哨戦とか言っちゃうの?
2016年2月17日、東京・後楽園ホールでIBF世界S・バンタム級1位の和氣慎吾がインドネシア同級王者であるワルド・サブと10回戦を行う。
この試合は和氣慎吾の世界前哨戦と銘打たれ、2016年2月27日(日本時間28日)に行われるカール・フランプトンvsスコット・クイッグ戦の勝者への挑戦を見据えた試合となる。
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世界タイトル挑戦権を獲得してから足踏みが続く日本の和氣慎吾にとって、絶対に負けることは許されない一戦である。
世界前哨戦? その割には手ごろな相手を連れてきたもんだ
いやしかし。
これはなかなかの前哨戦ですね。
はっきり言って「この相手で前哨戦とか銘打っちゃうのかよ和氣慎吾」といったところだろうか。
このレベルの相手と今さら試合をして何の証明になるのだろうか。本当によくわからないマッチメークである。
このワルド・サブ。正直言って、次の試合で世界挑戦を目指そうという選手が戦う相手ではない。ましてや「前哨戦」などとご大層なキャッチフレーズを使って煽るような試合じゃない。和氣慎吾にとっては単なる調整試合、ワルド・サブにとっては日本旅行の思い出作り。そこまで言ったらさすがに言い過ぎか?
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これは想像だが、フランプトンにソデにされて以降交渉が難航し、試合間隔を開けないために大急ぎで見つけてきた選手なのではないだろうか。
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ワルド・サブがモーションに入った瞬間を狙って左をヒット、ダッキングで反撃を避けて距離をとる。この繰り返しでコツコツ当てていけばワルド・サブは徐々に手詰まりになる。
相手が弱ったところで、タイミングを見て前に出る。ロープ際に詰めてラッシュでKO勝ち。こんな感じで無難に終わるのではないか?
気をつけるとすれば、打ち合いの最中に玉砕覚悟で振り回してきたフックをもらう可能性があるくらいか。それさえ気をつけていれば九分九厘負けることはない。
普通にやれば恐らく3Rまでに和氣がKO勝ちする。どちらにしろ一方的に圧倒して終わり。そんな結末しか見えないのだが。
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まあ、この選手を攻略するには、パンチをバックステップで避けて身体が流れた瞬間に踏み込んでのカウンター。これが一番手っ取り早い。それを繰り返していればどこかで勝手に倒れてくれるはずだ。
だが、残念ながら和氣にそのパンチはない。ステップ幅が大きすぎてうまく体重移動ができないのだと思うが、バックステップした瞬間に踏み込む出足がないのである。
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和氣の圧勝は間違いないだろうが、僕がここまで強気の予想をするとたいてい外れるので、ワルド・サブに期待するとすればそのあたりだろうか。もはや完全に僕だけの事情でしかないが。
目前でチャンスを逃し続ける和氣慎吾。2016年は真価が問われる年になる
前から感じていたのだが、和氣慎吾という選手は本当に持っていない。
自分の名前を売る千載一遇のチャンスだったリゴンドー戦は身内のゴタゴタのせいでお流れとなり、開催が決定していたスコット・クイッグ戦は怪我でフイにするという間の悪さ。
全国区の有名選手になれるチャンスを目前で2度も逃すということは、もはやそういう星の下に生まれた人間だと判断するしかないのか? いい選手であることは間違いないのだが。
たまにいるよなそういうタイミングが巡ってこないヤツ。
本人は「次の試合が世界戦になることは間違いない」と言っているようだが、実際はどうなるか。
恐らくフランプトンvsクイッグの勝者はまたしても和氣をシカトしてリゴンドー戦に進むことになるのだろう。そうすると、IBFタイトルがはく奪されて空位になるので、そこでランキング1位の和氣と2位以下の選手(アルベルト・パガラ?)との王座決定戦が開催されるという流れだろうか。
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これが3度目の正直となるのか。
それとも2度あることは3度あるのか。またしても思いもよらぬ邪魔が入ってチャンスを逃すのか?
そもそも和氣はアルベルト・パガラに勝てるのか?
パッと見た感じだとそこそこチャンスがありそうに思えるが。逆にアルベルト・パガラに勝てないと相当詰んでしまうような気がするが。
あれこれ考えていくと、2016年は和氣慎吾という選手の器が試される年になりそうであるww
そういう意味でも今回のワルド・サブ戦などという観る必要もない試合をこなしている場合ではないのに。本当に残念である。
ちなみに自分、2016年2月17日の後楽園ホールに観戦に行く予定です。
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