ジョシュ・テイラー出陣。ライアン・マーティンとの無敗対決。vsプログレイス戦実現に向けてがんがれテイラー【予想・展望】

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2018年11月3日(日本時間4日)、英・スコットランドで行われるWBC世界S・ライト級シルバー王座戦およびWBSS S・ライト級1回戦。同級シルバー王者ジョシュ・テイラーと挑戦者ライアン・マーティンの一戦である。
 
「ジョシュ・テイラーにはイージーゲームだったか? ライアン・マーティンの何もなさに逆に驚いた。もう少し工夫すると思ったけど」
 
無敗のプロスペクト同士の激突が実現する。
13勝11KOのジョシュ・テイラーと22勝12KOのライアン・マーティン。
 
今年6月に元王者ビクトル・ポストルとの激戦を制し、WBSS出場権を獲得したテイラーに対し、ライアン・マーティンは今年5月にベテラン、ブレイディス・プレスコットを敗ってこの大会に臨んでいる。
 
「ロドリゲスの評価が下がった? いや、モロニーの評価が上がったんだよ。河野公平化したモロニーがロドリゲスを追い詰める」
 
開催地はテイラーの地元スコットランド。
なおかつマーティンは米国以外で試合をするのは2015年以来2度目。
 
慣れ親しんだリングでジョシュ・テイラーが前評判通りの勝利を挙げるか。ライアン・マーティンがパワフルな連打でテイラーをねじ伏せるか。
 
2回戦でレジス・プログレイスvsテリー・フラナガンの勝者とぶつかるのはどちらの選手になるかに注目である。
 
 
なお、同興行にはWBSSバンタム級1回戦、ライアン・バーネットvsノニト・ドネアの一戦も組み込まれている。
 
「鈴木悟という漢。元ボクシング日本ミドル級王者/元シュートボクシングS・ウェルター級王者。TAKE IT EASY.気楽にいこうぜ」
 

ジョシュ・テイラーキター!! 相手のライアン・マーティンもいい選手やね。見た目がゴツくて強そう

S・ライト級期待のジョシュ・テイラーのWBSS1回戦が近づいている。
 
なお、この試合の勝者は10月27日(日本時間28日)に米・ルイジアナ州で行われるレジス・プログレイスvsテリー・フラナガン戦の勝者と準決勝を戦うことが決まっている。


テイラーと対戦するライアン・マーティンだが、僕はこの選手をよく知らない
相変わらずの情弱っぷりがアレなのだが、22戦全勝という戦績から「いい選手なんだろうな」と勝手に想像している次第である。
 
「ドネアvsバーネット予想。ドネアvsフランプトン戦の焼き増しになりそうな…。井上尚弥に対抗できるとすればバーネット?」
 
そして、過去の試合をちょろっとながめたところ、なるほど、やはりよさげだなと。
 
ガードが堅く、腕も長い。
強烈なワンツーに近場での連打。流れの中でボディもスムーズに出る。
フィジカル面も強く、リング中央でのもみ合いで押し負けることはまずない。
 
これなら無敗を継続中なのも理解できる。
 
「アコスタ快勝! ロドリゲスが仰向けで落下し1発失神KO。すごいものを目撃してしまったw また日本来ないかな」
 
何よりこの選手は見た目がいい
 
これでもかというくらいのサイドの刈り上げ。
はさみが通るのか? と思わせる剛毛。
 
彫りが深く眉毛も太い。鼻もデカい。
しかも顎ひげ。
 
こういう見た目のヤツは、だいたい強いと相場が決まっている。
しかも、飼い猫をめちゃくちゃ可愛がってそうなのが始末が悪い。
 
つまり、心優しい力持ち。
愚直でピュアな地元のヒーロー。
それがこのライアン・マーティンの偽らざる人物像である。
 
 
いや、知らんけど。
 
「村田諒太に「引退してほしくない」理由。コイツの本音が聞きたいんだよな。ボクシング界どうこうじゃなく、てめえがどうしたいか」
 

勝敗予想はジョシュ・テイラーの12R判定勝利。マーティンは至近距離での打ち合いでは強いが、テイラーに追いつく足はなさそう?

まあ、冗談はともかく勝敗予想を。
ジョシュ・テイラーの12R判定勝利
今回はこれでいきたい。
 
ライアン・マーティンの過去の試合をいくつか観たのだが、申し上げたように結構いい選手だと思う。
 
鋭いジャブと高いガードでじりじりと近づき、至近距離でコンビネーションを浴びせる。
やや攻防分離気味で上半身も固いが、近場での連打はパワフル。
顔面→ボディの流れで相手を下がらせ、徐々に疲弊させていくスタイル。
 
何となくだが、チャーロ兄の下位互換というイメージかなと。
 
「チャーロ兄圧勝やね! センテノを2RKOに沈めて暫定王座獲得。村田諒太との違いが明確でおもしろかった」
 
ただ、どの試合も基本的には中間~至近距離での打ち合いばかり。
足を使う相手を追い詰めるような動きは見られない。
 
同じワンツー主体のファイターでも村田諒太のようなフットワークはなく、チャーロ兄ほどの爆発力もない。
22勝12KOの戦績からも、見た目ほどの圧力とパワーはないのかもしれない。
 
果たしてこの動きでジョシュ・テイラーの激しい出入りについていけるか。
個人的には、置いてきぼりを食ってサイドに回られまくる気がするのだが。
 

マーティンが強引に前に出た場合、テイラーが慌てる姿が観られるかも……。そうなってほしい気もする

対するジョシュ・テイラーだが、この選手の持ち味は何と言ってもオールマイティーさ。
 
前後左右に動きながら激しい出入りを繰り返し、状況によっては頭を下げてのインファイトも可能。
過去13戦中11KOと、連打とカウンターのタイミングも持ち合わせる。
 
前回のビクトル・ポストル戦では、ポストルの左をかいくぐっての見事な判定勝利。
前半はかなり苦労させられたが、タイミングと距離に慣れた中盤以降はきっちりペースを掴んでみせた。
 
「ベストバウトきました。テイラーvsポストル興奮したわ〜ww ポストルに感動したかな
 
ただ、強引に出てくる相手を持て余す一面もある。
2017年のアルフォンソ・オリベラ戦では、長身でリーチの長いオリベラの前進に大いに苦労させられている。
 
今回のマーティンも180cmと長身で、なおかつ近場での連打が得意。
ポストルと同様、鋭い左ジャブもある。
 
そう考えると、一応打倒ジョシュ・テイラーが可能なスペックは持ち合わせているように思える。
 
仮にマーティンが開き直って距離を詰めた場合、相当バタバタするテイラーが観られるかもしれない。
そして、僕としてはそういう「まさか」を観てみたい気もしている。
 
「ジョシュ・テイラーvsミゲル・バスケスが本日No.1の名勝負だった件。テイラーはヤバいww」
 
普通にやればテイラーのスピーディな連打を浴びる展開になりそうだが、マーティンが万全の準備をしてリングに上がればもしかしたら? といったところか。
 
そうなった場合、先日の村田諒太vsロブ・ブラント戦の村田のように「予想以上に研究されていた」というコメントがテイラーの口から聞けるかも?
 
割とガチで、ジョシュ・テイラーが地元で負ける結末もあったり?
 
「プログレイスvsフラナガン感想。あ、こっち側か。警戒し過ぎなフラナガンが結果的にプログレイス対策を見せた?」
 

やっぱりテイラー勝利を予想します。まあ、大丈夫でしょ。マーティンではプログレイスに勝つのは難しそう……


とはいえ、やはり勝敗予想はジョシュ・テイラーの判定勝ち。
前半はマーティンの鋭い左と圧力に面食らうかもしれないが、中盤以降にはしっかり対応すると仮定して。
 
さらに言うと、ライアン・マーティンでは恐らくレジス・プログレイスに勝つのは難しい。トーナメントの盛り上がりという意味でも、今回はジョシュ・テイラーが勝利するのが望ましい(何様?)。
 
「プログレイスvsベラスコ感想。プログレイスすごいね。猛獣的な強さを感じる。そしてWBSSのS・ライト級がクッソ楽しみ」
 
てか、大丈夫だと思うんですけどね。
前回はビクトル・ポストルのジャブとバックステップに大いに苦労したが、ライアン・マーティンにはポストルのようなバックステップはない。
 
基本はその場の差し合いで勝負するタイプなので、圧力にさえ慣れれば何とかなるかな? と。
もしかしたらKO勝利もあり得る? というくらい、後半はテイラーのペースで進むと思っているのだが。
 
「テテがアロイヤンに快勝! テテがよかったよね。この対応力は予想してなかった。何をIQ高い感じ出してんだよお前w」
 
ただ、ライアン・マーティンは見た目が強そうだからな。
そこが懸念材料でもあり、楽しみでもあるよな(は?)。
 
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