武尊、那須川天心戦実現せずも大晦日参戦を発表!! 「RIZINを食う」と意気込みを語る。ところでヤン・ミンって誰だ?【RIZIN】
年末格闘技イベント「RIZIN」に、新生K-1からの刺客として-55級初代王者の武尊が参戦することが発表された。
31日にヤン・ミンとの対戦が決まり「自分の試合が一番おもしろかったと言われる試合をして、RIZINを食いたい」との意気込みを語った。
「魔裟斗vs五味(まさとvsごみ)とかいう最低のクソ試合。何だアレ、茶番ですらないわ」
一躍新生K-1の顔となった武尊。軽量級ならではのスピード感、立ち技ルールの派手なKOシーンを演出してイベントの主役に躍り出ることができるかに注目だ。
だが期待された史上最年少RISE王者の那須川天心との頂上対決は実現せず、大晦日に2人の激突を期待していたファンからは失望の声が挙がっている。
「RIZINのMVPが山本アーセン? バカ言ってんじゃねえよ。MVPはあびる優に決まってるだろ」
注目の武尊vs那須川天心、大晦日に実現せず……
武尊の参戦が発表されたRIZINではあるが、肝心の那須川天心との頂上対決は実現しなかった。
この発表に対するファンの失望は大きく、一部では「主催者の都合」や「K-1側が拒否した」といった声も聞かれるようである。
RIZINが中立的な立場のイベントとはいえ、冷戦状態にある団体のスター選手同士のマッチメークにはさまざまな障害を乗り越えなくてはならず、今回は時間の関係もあって実現には至らなかったということだろうか。
非常に残念ではあるが、武尊選手の対戦相手のヤン・ミンが強敵であることを願うばかりである。
「武尊vs小澤感想。やっとわかってきたじゃねえかK-1。大事なのはああいうわけのわからん熱量だよ」
K-1が武尊を守ったのか? まあ、それも仕方なしか
本当のところはわからないが、もしK-1側が武尊と那須川天心をぶつけることを躊躇したのであれば、それはある程度仕方のないことではないだろうか。
2人の試合をいくつか見たのだが、
普通に那須川天心の勝ちじゃね?
もちろん実際にリングの上で激突してみなくてはわからないのだが、僕には武尊が那須川天心に勝つのはかなり難しいのではないかと感じた。
武尊はガンガン前に出て打ち合うファイトスタイルが持ち味だが、果たしてあの攻撃は鉄壁のディフェンスを持つ那須川天心に通用するのか?
いなされ続けたあげくにカウンターの左をもらいまくって、最後はハイキックというパターンが濃厚ではないのか?
武尊のあのガードで那須川天心のパンチを防ぎきれるのか?
凄まじいタイミングで左フックのカウンターをもらって大の字になるのではないのか?
「山本美優負け~。RENAすごいね、UFC行けるんでないか? 木村ミノルの秒殺KO負けで度肝を抜かれた」
天才と呼ばれている那須川天心だが、まさしくその通りだ。
あれだけのカウンターのセンスや当て勘、そして防御勘と距離感に優れた選手はそうはいない。
海外の選手にも負けない体幹の強さを活かした圧力と連打が武尊選手の魅力ではあるが、那須川天心のカウンターと見切りを突き破ってクリーンヒットを奪うのは相当難しいのではないだろうか。
那須川天心の線の細さとフック系のパンチを中心とした攻めは気になるところではあるが、2人にはフィジカルの差が関係なくなるほどの実力差があるように思えてならない。
仮にK-1側が武尊の敗北を恐れてこのマッチメークを拒んだのだとすれば、その判断は至極正しい。
武尊がK-1の-55kg級を制したのは2015年の4月である。つまり、彼がK-1の主人公の座についてからまだ10カ月も経っていない。
新生K-1が旗揚げされ、深夜枠ながら地上波のレギュラーもスタートした。昇り調子の今、せっかく登場した団体のスター選手を負けさせるわけにはいかない。そういう思惑が働いたのではないだろうか。
もちろん絶対に負けると決まったわけではないが、最も世間に触れやすい大晦日という環境で、少しでも負けるリスクのある選手にぶつけるには今のK-1はあまりに足元が不安定だ。
しかも立ち技最強を標榜している手前、そのチャンピオンがかつて傘下にあった団体の選手より劣るなどということはあってはならない。
そう考えると、今回に関しては非常に理にかなった判断を下したと言える。
ファンの立場としては非常に残念ではあるが、各団体の状況や主催者同士の立場を鑑みた上での判断だったのだろう。
これで2人の対戦の可能性が金輪際消滅したわけでもないし、美味い物を最後に残しておくと考えれば少しは前向きになれるのではないだろうか。
格闘技界のこういうところはホントにクソだけどな
各団体、各主催者の状況を考えれば武尊vs那須川天心戦が実現しなかったことはある程度理解できる。
だが、今回のことは個人的にはホントにクソだと思っている。
何をやっているんだ格闘技界。
こんなところで出し惜しみをしてどうするんだ?
だから不人気コンテンツなんだよ。
90年代から2000年代前半のブームの後、10年ほど続いた日本格闘技の冬の時代。今回、それをようやく打破できる可能性があったのに。RIZIN旗揚げや新生K-1の盛り上がりによって、もう一度格闘技の風が吹くかもしれないと期待していたのに。
せっかくボブ・サップvs曙戦で世間の注目を集めることができそうだというのに。MMAや立ち技の垣根を超えた格闘技界のスターになれる選手を紹介するには、ボブ・サップvs曙は最適の客寄せカードだったはずなのに。
「曙、サップ再戦キター!! 「今さら興味ない、需要ない」って批判しても結局視聴率高いんだろ?」
このタイミングで格闘技界の主役になれそうな2人の対決を先延ばしする意味がいったいどこにあったのか。
大局的な視点で見た上でこの対決を見合わせたのであれば、無能以外の何物でもない。某予備校の先生ではないが、今やらなくていつやるんだという話である。
前にも申し上げたが、今の日本格闘技界は関係者全員が一致団結しなくてはならないのだ。
身体に一生の障害が残るかもしれないほどのリスクを背負っている割に低い知名度や報酬。この状況を打破するために、格闘技界は一枚岩となって世間にアピールしなくてはならないのだ。コンテンツとして浮上するには、いかにインパクトのあるイベントを見せてライト層に浸透させるかにかかっているのだ。
閉鎖された場所で少ないパイを取り合っている場合ではないのである。
長年冷遇され続けた状況で、いまだに団体同士のメンツやらプライドにこだわってごちゃごちゃやっていることが心底残念でならない。
有能榊原がこれだけ格闘技界を盛り上げようとしているのに、いまだに自分たちが不人気コンテンツに属していることを自覚していない人間が存在していることに対する失望感が尋常じゃない。
具体的に誰が元凶なのかは知らないが。
今の格闘技界に守るものなんてあるのか?
保守的になるほどデカイもん背負ってるか?
スクウェア・エニックスにおけるファイナル・ファンタジー7のリメイク的な位置づけとでも考えているのか?
この試合がコケたらK-1の未来が閉ざされるとでも?
それこそ「何言ってんだお前」である。
新生K-1など、まだまだ駆け出しの新興団体に過ぎない。
たとえどちらが負けたとしても(試合をやる以上どちらかが負けるのだが)、傷つくような権威など存在しないし、いくらでもリベンジの機会は用意できるはずである。
いったい何にしがみついているのだろう。
よーわからん。
まあ、これだけわめいておきながら別の理由があったら高速で謝罪しなくてはならないのでアレだがww
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