アニメ「スプリガン(SPRIGGAN)」(2022年)をNetflixで3話まで視聴済み。今作に思い入れのない僕が好き勝手に感想を言っていく。“酷い”と“すごい”の両極端な評価が散見されるけど…

アニメ「スプリガン(SPRIGGAN)」(2022年)をNetflixで3話まで視聴済み。今作に思い入れのない僕が好き勝手に感想を言っていく。“酷い”と“すごい”の両極端な評価が散見されるけど…

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先日、野球のWBCを観るためにNetflixに登録した。
それに伴い、以前から気になっていたアニメ「スプリガン(SPRIGGAN)」を視聴している。

 
「スプリガン(SPRIGGAN)」
 
今作は1989~1996年(!!)にかけて週刊少年サンデーで連載、1998年に映画化もされている。
それが2022年にアニメ化されると発表されてファンが歓喜していた覚えがある。
 
現在はNetflixの独占配信となっており、せっかくなので観てみようと思った次第である(現在3話まで視聴済み)。
 

「スプリガン(SPRIGGAN)」には思い入れがない。古本で全巻を購入した程度のフワッと勢

まず最初に。
 
僕は「スプリガン(SPRIGGAN)」には思い入れがない
原作をリアルタイムでは読んでいないし映画を観たのも公開からだいぶ経ってから。
 
嫌いではないが別に好きでもない。
おもしろいかおもしろくないか? と聞かれればおもしろいと答える。
だからと言って熱烈な支持者というわけではない。
 
古本が安く売られていた(全巻)のでノリで買ってみたらぼちぼちおもしろかった、そのまま映画も観てみただけの人間。
 
まごうことなきフワッと勢である笑
 
NetflixがWBC全47試合498円キャンペーン!! 配信サービスが主流になってコンテンツが分散したのが邪魔くさい。うっかり解約を忘れるけど、そういう客(カモ)が狙いでもあるんでしょうね
 

3話まで観たけど全体的にチグハグ。世界の覇権を争うアメリカとロシアの二強

「スプリガン(SPRIGGAN)」を好きでも嫌いでもない僕が2022年版のアニメを観た(3話まで)感想だが、全体的にチグハグな印象を受けた。
 
上述の通り今作は1989年に連載がスタートした作品。
そのせいで当時の空気感がそこかしこに立ち込めている笑
 
もっとも顕著なのがアメリカとロシア(原作ではソビエト連邦)が世界の覇権を争っているところ。
連載がスタートした1989年はソビエト連邦が健在で、ちょうどアメリカとソ連の冷戦が終結した年(1991年にソ連崩壊)でもある。
構想段階ではゴリゴリの緊張状態だったと想像する。
 
その状況の中、各地で古代遺跡が次々に見つかる。しかも使い方によっては世界をひっくり返す兵器になり得るものばかり。
 
自分の手の届く場所にそんなものがあるならアメリカもロシアも黙ってはいない。
古代文明を保護・封印を目指す組織「アーカム」と、世界の覇権を狙う二大国家、そこに裏社会のエージェントやフリーの遺跡荒らしが絡んで大争奪戦が展開される。
 
アメリカとソ連の核兵器開発合戦になぞらえているのだと思うが、ここがまったくピンとこないのである。
 
アニメ映画「新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-」感想。バーサーカー神楽、坂田銀時vs夜王鳳仙が令和8年のリメイクでどうなるかに期待したけど…。真選組とヅラは完全に邪魔だった
 

世界征服するぜ!! みたいなノリは異世界モノでやる感じだけどな。富士山でドンパチなんてやられても…

もちろん現在進行形で国家同士の争い、侵略戦争が起きていることは認識している。
 
だが今作のように「世界をこの手に!!」「自分の思い通りに動かしたい」みたいな、いわゆる“世界征服を目論む”ノリとは少し違う気がする。
 
そういう作品はむしろ異世界モノでやる方がしっくりくる。
転生でも転移でも何でもいいが、我々が暮らしている場所とは別次元という設定なら「これは単なるフィクション」と受け入れられるのだが。
 
それこそ第1話の“火の社”は富士山である。
その気になれば数時間で行ける場所にあんなものが眠っている、その遺跡を巡って強国とドンパチを繰り広げるなどあるわけがない。
「いやいや、さすがにそりゃねえわww」と。
 
平和ボケと言われるかもしれないが、僕の中にいる天邪鬼が邪魔をするのである。
 
好きな異世界作品2023年7月Ver.。最近の僕のお気に入りはこの2つ。約1年半で様相がガラッと変わったよね
 

選民思想丸出しな人たち。ジャポネーゼを“劣等人種”と見下してる感がありありと…

そして僕がもっとも「う~ん」となったのが、アメリカやロシア兵たちの選民思想丸出しっぷり。
 
遺跡を強奪しにきた兵隊さん(アメリカのマシンナーズ・プラトゥーンやロシア特殊部隊)が、「自分たちは世界一優れた人種」「世界の覇権を握るべきはわが国」という思想をいちいち出してきやがる。
 
言葉の端々に「劣等人種のジャポネーゼごときが遺跡を手に入れるなど100年早い」的な意識がはっきりと見える。
 
いわゆる90年代前後の海外映画にあった「間違った日本像」の逆バージョン。
僕もスシ、ゲイシャ、ハラキリ、フジヤマといったステレオタイプ表現に苦笑した経験があるが、逆に“日本人が思う的外れな海外のイメージ”というパターンもあったのだろうと。
 
もちろん僕は戦争当時の最前線で何があったかは知らない、心の中で日本(人)を見下す人もいたのかもしれないが、さすがにあそこまで露骨なのは……。
それを令和の時代に持ってこられてもキツいと申し上げている。
 
登場人物が当たり前のようにスマホを使っていたりと小道具類が現代版にアップデートされている分、チグハグさが尋常じゃない。
 
映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」感想。家族に「ただいま」を言えたのはわずか34人。田丸均一の第三者視点が戦争の凄惨さを際立たせる。「西部戦線異状なし」と同種の空気感
 

作画や演出にそこまで不満はない。なぜなら思い入れがないから

ちなみに作画や演出にそこまで不満はない。
 
今回のアニメが酷い、ダメだとおっしゃる方は作画や演出部分の稚拙さを指摘していて、原作の盛り上がりが台無し、重要なシーンがカットされている等、思い入れの強さがスパークしている印象である。
 
申し上げた通り僕はスプリガンへの思い入れはほぼゼロ。
また作画や演出も目に余る酷さでなければ気にならないタイプ。
 
過去を美化する必要もないというか、マクドガル大佐の声優が棒読みクソガキ過ぎて吐きそうになった映画版(1998年)に比べればはるかに快適だった(声優ってやっぱり大事よね)。
 

あえて不満な部分を挙げるなら…。演出担当はムキンクスのロマンをわかってねえw

それでも不満な部分があるにはある。
 
第2話のノアの方舟編における御神苗優vsファットマン戦。
 
首を絞められた優が突如覚醒→強化オリハルコンのナイフでファットマンの腕をスパッといくシーンがカットされていたのは本当に残念だった。
あそこは殺人マシンとして育てられた優の過去を示唆させる重要なシーンだったのだが。
 
またアーマード・マッスルスーツのパワーを開放する演出も微妙。
原作では優が力をこめると“ボコッ”と破裂してドラゴンボールのムキンクスのように膨張するのだが、アニメ版ではやや控えめ。
内部に電気が走るイキったエフェクトに変えられている。


いや~、わかってねえなぁ。
ムキンクスのロマンをわかってねえ。
 
違うんだよ笑
僕が求めてるのはそういうのじゃない。
 
欲しいのは上半身が“ボコッ”と隆起してムッキムキになる演出。
笹原初穂に「気持ち悪い!!」と切り捨てられたアレである笑
 
ドラゴンボールDAIMAがダルい。と思ったら第6話で悟空の超サイヤ人化にテンション爆上がり。そうだよ、すべてを暴力で解決すればいいんだよw
 

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全6話では明らかに入りきらない。僕好みのエピソードが省かれてるのも残念

初穂との絡みで言えば、今作ではテスカポリトカ編が出てこない(っぽい)のも残念。
 
異星人のくせにやたらと常識人、ツッコミ役もこなすケツアルコアトル。
妙に男気のある敵役&映画「コマンドー」のシュワちゃん丸出しのアイアンアーム(本名ダッチ・メイトリスク)。
ボスキャラのテスカポリトカが使う人豹(ワージャガー)化の魔術。
などなど。
 
あそこはネタ要素とシリアス要素が適度に混じった僕好みのパートなのだが笑
 
 
その他、
・源双烈(チェン・スワンリェ)にボコられて筋肉服を脱ぐ優
・金谷唱率いる「COSMOS」と対峙、過去と決別する優
・ジャン・ジャックモンドvs朧の頂上決戦
・優、ジャン、暁巌、ボー・ブランシェの4人でラスボス戦へGo!!
 
ストーリーの根幹をなすエピソードが入りきらないことが現時点(全6話中3話まで視聴済み)でわかってしまったのが……。
 
 
 
申し上げた通り僕は今作への思い入れはほぼゼロ。と同時に2022年版アニメに拒否感もない。
というより他のアニメと同じように楽しんでいる。
 
もし第2期があるなら普通に楽しみだし、今クール? で入りきらなかったエピソードをぜひとも消化してほしい。
 
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