ラマザン・テミロフとジョン・ドットソンとフライ級2強になれる? 扇久保博正はコイツらに勝てるのか? アーセンはごめん。まったくテンションが上がらなかった【RIZIN42現地観戦感想 前半】
2023年5月6日に東京・有明アリーナで行われたRIZIN42を現地観戦してきた。
RIZINの現地観戦は2022年4月のRIZIN35以来約1年ぶりだったのだが、いや〜、やっぱり楽しいっすね笑
本当は4月29日のRIZIN LANDMARK 5に行こうと思ったのだが、朝倉未来人気によりチケットが買えず。
ただ、メイン2試合が微妙だったことを考えると結果的にこちらでよかったなぁと。
いじめっ子全開の金原正徳が山本空良を寄せ付けず。ナチュラルな性格の悪さが最高過ぎてw 試合前と試合後のコメントが逆だよ笑
RIZINの現地観戦はド派手な演出とテンポのよさでイベント自体が楽しい
この日はリングから一番遠い4F席を購入したのだが、おや、案外悪くないぞ?
全体が見渡せる上に演出も上から眺めることが可能。
個人的にRIZINのド派手な演出とテンポのよさが大好き&会場にいるだけで楽しめるので、この席でも十分だと思えた。
まあ、さすがにリングは小さかったけど。
「出てこいや」のおっさんキター♪───O(≧∇≦)O────♪
おなじみ? のBGMとともに全選手が入場、リング上でメイン4試合に出場する8選手が紹介され、
メイン以外の感想を。ラマザン・テミロフはドットソンとフライ級2強になれるんじゃない?
まずはメイン4試合以外の感想をざーっと。
城戸康裕vs木村“ケルベロス”颯太戦は木村の勝利がアップセットと捉えられているが、木村のことをよく知らない僕にはいまいちピンとこず。むしろ開始直後に「あれ? 木村強くね?」と思ったこともありこの結果にあまり驚きはない。
まあ、階級が上&RIZIN初参戦の城戸にとっては絶対に負けられない試合だったと思うが。
動き出しを狙った右カウンターがよく当たっていたのとサイドキックで膝を狙っていたのが印象的だったが、それ以外は階級下の木村に完全にパワー負けしていた。
ラマザン・テミロフvs浜本“キャット”雄大戦はラマザン・テミロフの強さが際立った一戦。
ラマザン・テミロフは今回がRIZIN初参戦、浜本“キャット”雄大は代打出場とのことで両者ともに情報が少なかったのだが、とにかくラマザン・テミロフが強かったなと。
割と冗談抜きでこの選手はジョン・ドッドソンとのフライ級2強を形成する可能性もあるのではないか。
仮にベルトが創設されたとして、ラマザン・テミロフとジョン・ドッドソンのタイトルマッチなど地獄でしかないが笑
山本琢也vs横山武司戦は山本の体重超過によってケチがついたが、横山武司の柔術はどうやらホンモノっぽい。
ストライカー? タイプの山本に手も足も出させず勝利したことを考えると、フェザー級にまた1人面倒なヤツが出てきたなぁと。
金原正徳が全局面でクレベル・コイケを圧倒。アカン、感動が止まらん。でも石渡パイセンと川口春奈の彼氏の予想を聞いて「勝つかも」とオモタ笑
アーセンは全然おもしろくなかった…。そのせいで憂流迦vsアレン、芦田vs摩嶋もノレず
伊藤裕樹vs山本アーセンは……すまん。全然おもしろくなかった。
アーセンの久しぶりの勝利&積極的なタックルからのグランドが評価されているらしいが、僕としては動きが少なすぎて全然楽しめなかった。
山本一族特有の華やかさを色濃く受け継いでいるアーセンだが、申し訳ないことに今のところまったく刺さるものがない。
今後もフライ級でやっていくとのことで、まあがんばって。
岸本篤史vsビクター・コレスニックについてだが、前の伊藤vsアーセン戦でグダったせいでちっともテンションが上がらず。
印象に残ったのは岸本がカーフキックを痛そうにしていたのと、煽りVで「“第二のムサエフ”を見つけた」と言っていたビクター・コレスニックがそこまでぶっ飛んで強くは見えなかったことくらい。
確かにスタンドとグランドを満遍なくできる&身体の強さがあるという意味ではムサエフ要素を兼ね備えているっぽいけど。
そして佐々木憂流迦vsボイド・アレン、芦田崇宏vs摩嶋一整もグランド中心の試合だったせいでかな〜り眠かった。
伊藤vsアーセン戦での間延びがなければもう少し集中できたと思うのだが……。
まあ、どちらも強さを見せたし次回は憂流迦vs摩嶋の流れになる? のかな?
金原正徳vsクレベル・コイケが楽しみすぎる件。RIZINでこれだけワクワクするのは久しぶり。予想もクソもない、金原がんばれ。「僕には強さしか残っていない」にはしびれたよね笑
ドッドソンvs竿本樹生戦はよかった。竿本もちゃんと強かったね。三浦孝太vsYA-MANは…
続くジョン・ドッドソンvs竿本樹生だが、これはいい試合でしたね。
上述の通りジョン・ドットソンはラマザン・テミロフとの2強に踊り出そうな印象。
対する竿本樹生も相当な強さに見受けられた。相手がドットソンでなければ十分無双できそうだし、14連勝中の触れ込み通りの実力者だったのではないか。
ただ、全局面でドットソンに及ばなかったのが……。
煽りVで「打撃とレスリング、得意な分野が似ている」「そこで勝つしかない」とコメントしていたが、結果はどちらも一歩ずつ上をいかれたという。
特に打撃は回転力と正確性のドットソンに対して竿本は1発1発が大振りで見切られやすい。普段はあの打撃で相手を怯ませるのだと思うが、ドットソンはむしろ中に入ってコンパクトなコンビネーションを打ち返してきた。
おかげで最後の方は自分から手を出せなくなっていたし、文字通り全局面で上回られ続けた3Rだったなぁと。
てか、扇久保博正はジョン・ドットソンに歯が立ちますかね。
堀口恭司同様、ああいうスピーディな出入りが持ち味の相手は扇久保が一番苦手とするタイプに思えるけど……。
期待通りの安保瑠輝也vs宇佐美正パトリック、激闘のラマザン・テミロフvs征矢貴、意外なアーセン、盤石の摩嶋。突然の席変更に絶望したけどおもしろかった笑
三浦孝太vsYA-MANはアレだ。
YA-MANがすごかったっすね。
で、カズJr.は残念でした。
てか、前の席のおばちゃんがこの試合だけクッソエキサイトしてて全然集中できなかったんですよね笑
椅子からズリ落ちそうなくらいに身を乗り出して、いちいち手を挙げたり立ち上がったりするせいでそのつど視界が遮られる。
盛り上がるのは大いに結構なのだが、できれば座って観戦してください……。
後半の感想は下記より↓
ベストバウトは井上直樹vsアーチュレッタ。一番刺さったのはブアカーオ。朝倉海はアーチュレッタに勝ち筋ありますかね?