RIZINの現地観戦が楽し過ぎてマイッタ。堀口恭司も那須川天心もパッキャオもよかったけど、一番はヤスティナ・ハバかな【2019.4.21 RIZIN15感想】
表題の通り、2019年4月21日に神奈川県・横浜アリーナで開催されたRIZIN15を現地観戦してきた。
「平成最後の格闘技」と銘打たれた今回。
寸前まで現地観戦とTV視聴を迷ったのだが、結局現地観戦することに。
理由はいろいろあるのだが、
・ONE移籍の噂があるRENAがもしかしたら最後のRIZINになるかも?
・久しぶりに那須川天心の試合を生観戦したい
・純粋にRIZINを一度現地観戦してみたかった
といったところ。
特にRIZINの楽しそうな雰囲気はいつもTV画面から伝わってきていたので、そのうち現地観戦してみたいと常々思っていた。
そしてボクシング6階級制覇王者マニー・パッキャオが来場すると聞いて決心した次第である。
で、大急ぎでチケットぴあを漁ったところ、おや、15000円の席が残っているぞと。
ちょっと(だいぶ)高いけど、ここを逃したらもう生パッキャオを観られるチャンスはないかも?
しかもフロイド・メイウェザーも来場するって?(しなかったけど)。
おいおい、これは行かなきゃ後悔するヤツだわ。
そんな感じで大急ぎでチケットを購入し、現地へ向かうことにした。
「朝倉海w 堀口恭司もそこまで簡単ではないと思ってたけど、ホントに勝ってどうするw 試合観たことなかったけど」
なお、RIZIN実行委員長の榊原信行氏とパッキャオ陣営の接触についてボクシングファンがやたらとカリカリしていたようだが、まーたやってんのかと。
どんな形であれ、マニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーの登場にテンションが上がることすらしょーもないと言うなら、僕は別にボクシングファンじゃなくていいや。
狭くて暗~い井戸の中で「ホンモノホンモノ」言っててください。
ミーハー()でニワカww な僕は、素直にパッキャオ来場を楽しむことにする。
「堀口恭司が凄すぎてw コールドウェルに判定勝ちでベラトール王者に。RENAは残念だったけど、絶対諦めんなよ」
- 1. マイッタ。RIZIN現地観戦クッソ楽しいww 急きょ15000円も出した甲斐があったわ
- 2. 約3年ぶりの横浜アリーナ。あれ? 何かやたらとキラキラしとるぞ?
- 3. ヤスティナ・ハバがクソカッコいい。入場曲にラムシュタインを選ぶセンスはちょっとたまらん
- 4. サマンサ・ジャン=フランソワのスクリレックスもいいね!! そして、RENAは勝ててよかったな
- 5. 見たか世界!! これが堀口恭司じゃああぁぁ!! 6月にベラトールでコールドウェルと再戦だってさ。さすがは有能榊原
- 6. いよいよ那須川天心vsフリッツ・ビアグタン戦。の前に、英雄マニー・パッキャオ様の登場です!!
- 7. ビアグタンは普通にいい選手だった。手足が長くて身体が強い。そして、パッキャオのビジネススマイルww
- 8. RIZIN現地観戦はマジで楽しかった。ヤスティナ・ハバ姐さんはまた日本にきてね
マイッタ。RIZIN現地観戦クッソ楽しいww 急きょ15000円も出した甲斐があったわ
RIZINを初めて現地観戦した感想だが、クッソ楽しかった。
うん。
これはヤバいね。
あまりに楽し過ぎて、自分でもわかるくらいにテンションがおかしいww
正直、15000円も出してつまらなかったら相当荒れるだろうと思っていたし、現地観戦を迷っていたのもそれが理由でもある。
だが、実際にはまったく問題はなく。
それどころか、こんなに楽しいならもっと早く行っておけばよかったと後悔しているほど。
「RIZIN15にパッキャオ来場だってさ。榊原信行氏が有能過ぎる件。那須川天心vsフリッツ・ビアグタン決定」
また、地上波生中継に合わせて途中で2度休憩(各30分ほど)が入るのだが、そこでも特にイラつくこともない。
僕は普段「観客を放置するイベントは最悪」と喚き散らしているのだが、一試合ごとの熱狂がエグいせいで休憩がちょうどいいww
本来は途中で電池切れを起こすところを、絶妙なタイミングでガス抜きタイムが入るおかげでテンションが最後まで持続したという。
いやマイッタ。
「RIZINは楽しそうだから行ってみたい」と再三申し上げてはいたが、まさかここまでだとは思わなかった。
しかもアレだ。
横浜アリーナの座席は座り心地がいいんですよね。背もたれもしっかりしていて映画館みたいな感じ。
大田区総合体育館のカッチンコッチンのクソ座席とは大違いである。
その上、どのお客さんも基本的に指定席を守る。
指定席を守らない輩にイライラしなくていい分、後楽園ホールのボクシング興行とは快適さに雲泥の差がある。
「高橋悠斗選手の試合をようやく生観戦した話。中川祐vs有馬啓祐、高橋悠斗vs中山祐太、赤穂亮vs藤岡飛雄馬in後楽園ホール」
これを言うと「後楽園ホールの小規模な興行と横浜アリーナレベルの興行を同じ尺度で考えるな」と怒られるのだが、毎度思うんですけどそれって関係あります? 使った金額と時間に対する満足度の話をしているのに、主催者側の事情をくみ取らなきゃいけないっておかしくないっすか?
以前、入場料1800円のフットサルを現地観戦したことを知り合いに話したところ、
「フットサルごときで1800円もするの?」
と言われたことがあるのだが、要するにそういうこと。
興味ない人にとっては、1800円ですら高いと思われている。
その中での15000円は、もはや異常値とも言える金額。
「格闘技やボクシングは1人の選手の年間試合数が少ないから、その分チケット代を高くせざるを得ない」といった話は買う側にはいっさい関係ない。
多少思い入れによるブレはあっても、さすがにこの金額で寛容になれというのは無理がある。
↓当たり前の事実にようやく気づいたか青木真也。
「格闘技のチケットは高い。それを実感出来たのは俺がカード決済ではなく現金払いだからか。」
約3年ぶりの横浜アリーナ。あれ? 何かやたらとキラキラしとるぞ?
話が逸れまくったが、ここから先は具体的な感想を。
久しぶりの横浜アリーナに到着。
着いたのがだいたい16:30前後だったかな?
恐らく3年ぶりくらいでございます。
チケットを見せて場内に入ると、第四試合ダミアン・ブラウンvs武田光司戦の真っ最中。
といっても、両選手ともよく知らない。
てか、そんなことより会場の演出がめっちゃド派手でビックリした。
試合後に判定結果を待っているだけなのに、会場全体がキラキラしてやがる。
やべえww
すげえなRIZIN。
僕がこれまで行ったどの格闘技イベントよりも華やかだわww
もう、この時点でだいぶ僕のテンションは上がっているわけです。
吉成名高、井上直樹、クレベル・コイケ、倉本一真。RIZIN26で衝撃を受けた試合振り返り。やっぱり2週間の隔離は影響デカいよな
ヤスティナ・ハバがクソカッコいい。入場曲にラムシュタインを選ぶセンスはちょっとたまらん
続いて第五試合、渡辺華奈vsヤスティナ・ハバ戦。
おお、この2人は聞いたことあるぞ。
ヤスティナ・ハバって確か、野沢直子の娘の顔面を崩壊させた選手だったよな。
「“判定のカリスマ”山本美憂を見ろ。RIZIN発のスターは朝倉未来じゃなく山本美優。DQN一歩手前のスレスレ感が一番カッコいい」
と思っているうちにハバが入場。
「第5試合 渡辺華奈 vs. ヤスティナ・ハバ」
やべえ……。
クソかっけえええええぇぇぇ……!!!!
ラムシュタインの「欲望」とともに、一点を見つめて歩を進めるハバ。
Ich will
ラムシュタイン
2001/04/02 ¥250
サマンサ・ジャン=フランソワのスクリレックスもいいね!! そして、RENAは勝ててよかったな
休憩明けの一戦目、第七試合のRENAvsサマンサ・ジャン=フランソワ戦。2018年末に計量ミスによって試合をトバしたRENAにとっては仕切り直しの一戦となる。
まずはサマンサ・ジャン=フランソワの入場。
おおお!!
今度はスクリレックスか!!
First of the Year (Equinox)
スクリレックス
2011/06/07 ¥250
見たか世界!! これが堀口恭司じゃああぁぁ!! 6月にベラトールでコールドウェルと再戦だってさ。さすがは有能榊原
そして第八、九試合と終わり、いよいよ第十試合の堀口恭司vsベン・ウィン戦。
元UFC戦士のベン・ウィンは日本アニメのファンらしく、中でも「はじめの一歩」の愛読者とのこと。煽りVでもそのエピソードが語られておりました。
と言っているうちに「Inner Light」キターwww
Inner Light (TV edition)
Shocking Lemon
2001/10/24 ¥200
バッカヤロウお前ww
サイコーじゃねえかww
アニメの方も制覇済みってか。
続いて堀口恭司の入場。
何か爆発したあああぁぁぁ!!!
きたぜRIZINのスター。
“逆輸入メジャーリーガー”だっけ?
会場の高まりが今日一ですわ。
「格闘技で久しぶりにウルっときた。那須川天心vs堀口恭司感想。盛り上げたるテッペンとったる!!」
試合は1R2分53秒KOで堀口が勝利したのだが、はっきり言ってとんでもなかった。
恐らく今回のベン・ウィンは弱い選手ではない。
いきなりバックをとったり打撃で果敢に攻めたり、割とガチで「おお!!」と思わせる動きを見せていたと思う。
それをものともせず、野性的な動きによる打撃で粉砕した堀口。
何ごともなかったかのように会心の笑顔で声援に応える。ちょっとモノが違いますわ。
有能榊原キタ!!
この試合に勝利したことで、6月のベラトールでダリオン・コールドウェルとの再戦が実現するとのこと。
「【RIZIN】堀口恭司、1回KO勝利で米MSGでベラトール王座挑戦決定…6月14日、コールドウェル戦」
なるほどねえ。
観客の心を掴む堀口のトーク力もすごいけど、こういう大試合をあっさり決定する榊原のおっさんの有能さも侮れないww
「RIZIN20の視聴率がヤバい? 平均5.2%で打ち切りかも? 現地の熱量との乖離がすごいよね。そらメイウェザーも勘違いするわ」
いよいよ那須川天心vsフリッツ・ビアグタン戦。の前に、英雄マニー・パッキャオ様の登場です!!
再び30分の休憩を挟み、実質メインイベントの那須川天心vsフリッツ・ビアグタン戦へ。
まずはお待ちかね、ボクシング界の英雄マニー・パッキャオの登場でございます。
うおおおおおぉぉぉ!!!!!
マジでマニー・パッキャオだわww
会場の盛り上がりもすげえ。
誰だ「パッキャオ呼んでも無意味」なんて言ってたヤツはww
リングに上がったパッキャオさんが画面越しに僕に視線を送ってくれます(違)。
実況席に座り、笑顔を浮かべるパッキャオ。
スターだ。
スターがいる。
そして、ビジネスの匂いがプンプンするぜww
メイン実況席の座をGACKTに奪われた高田延彦とのツーショット。
たまらんぜマジで。
何せ僕はこいつの動く姿を観にきたわけだからね。
「パッキャオ圧勝w ブローナーをまったく問題にせず。おかしいだろコイツ。議員との二刀流のルーティーンを掴んだっぽい」
ビアグタンは普通にいい選手だった。手足が長くて身体が強い。そして、パッキャオのビジネススマイルww
そしてフリッツ・ビアグタンの入場。
満面の笑みを浮かべながらノリノリでリングに向かう。
え? これってボチボチよさげじゃねえの?
知らんけど。
続いて那須川天心。
いつもの矢沢栄吉「止まらないHa〜Ha」に合わせて颯爽と花道を進む。
やっぱりこの選手は雰囲気が違うよな。会場の空気を一変させる力がある。
ちょいちょいワンショットで抜かれる英雄。
って、気抜き過ぎだからww
ビジネススマイルはどーしたww
「僕がプロレスの現地観戦をオススメする6つの理由。騒ぎ過ぎて喉ガラガラだわ。嫌いな後楽園ホールが好きになりそうになるw」
試合についてだが、とりあえずフリッツ・ビアグタンは普通にいい選手だったと思う。
「パッキャオの秘蔵っ子」どうこうでネタ扱いされていたが、実際にはなかなかの強豪。那須川天心の力みもあったとは思うが、それ以上にこの選手のがんばりはすごかった。
そもそも「手足が長くて身体が強い」ってだけで相当有利だしね。ピュアボーイなせいで思わず「パッキャオに一度も会ったことない」とか言っちゃったけど。
おい、映ってるぞ英雄ww
だが、健闘むなしく3R1分24秒TKOでビアグタンが沈む。
これで那須川天心はメイウェザーとのエキシビジョンからの復帰以来2連勝。本業のキックボクシングでは健在ぶりを見せつけている。
ビジネススマイルキター!!!
結局パッキャオは最後まで「グッド」しか言わなかったなww
ここまで興味を示さないのも逆に清々しい。
やりたい放題引っ掻き回して満面の笑みとともに去っていったメイウェザーとのギャップねww
どちらにしろ、もう少し普通の対応するヤツはおらんのかいとww
「メイウェザーが神である理由。「カネロ戦はイージーだった」。ビジネスはセンスとタイミング。そして、何より意思の強さが必要なのであるw」
RIZIN現地観戦はマジで楽しかった。ヤスティナ・ハバ姐さんはまた日本にきてね
だいたいこんな感じなのだが、申し上げたように初のRIZIN現地観戦はめちゃくちゃ楽しかった。
「この金額でつまらなかったら相当荒れるぞ自分」
「パッキャオ来場に楽しめないなら、僕は別にボクシングファンじゃなくてもいいや」
など、最初は雑念だらけで会場入りしたわけだが、そういう諸々の感情が全部ふき飛ぶくらい。
「格闘技イベントの入場で使われたらテンション爆上がり曲Best5。使用してる選手がいたら一瞬でファンになりますがそれが何か?」
そして、中でも印象的だったのがやはりヤスティナ・ハバ。
入場曲にラムシュタインを選ぶセンスとロンダ・ラウジーを彷彿とさせる雰囲気にあっという間に虜になってしまった。
残念ながら今日は負けてしまったが、この選手には引き続きRIZINに参戦してほしいと思う。
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