新垣結衣「逃げ恥」はひさびさの俺ヒット。綾瀬はるか「ホタルノヒカリ」以来、数年ぶりに規則正しい生活を強いられたぞww【ドラマ感想】

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2016年12月20日、新垣結衣、星野源主演のTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の放送が終了した。

「逃げるは恥だが役に立つ」

「逃げ恥」の愛称で、放送当初から話題沸騰だった本作。

主人公森山みくりと津崎平匡のおりなすコメディータッチのストーリーは多くの人の心をつかみ、「ムズキュンポイント」「恋ダンス」などといった社会現象を引き起こすヒット作となった。

右肩上がりの視聴率は最終回で20%の大台を超え、見事に有終の美を飾った。
 
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久しぶりにドラマを全話観た。あまりに久しぶりすぎて変なテンションになっている

新垣結衣(ガッキー)主演の「逃げるは恥だが役に立つ」の放送が終了した。

今クールで、僕が唯一全話をリアルタイム視聴したドラマである。
というより、ドラマ自体まともに観るのがひさびさで、我ながら妙なテンションである。

なお文字数の関係上、表題を「逃げ恥」としたが、普段の僕はそんな言い方をしたことは一度もない。
あまりにキモいので念のために訂正させていただいたww
 
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ほとんどテレビを観ない自分がこのドラマだけはしっかり観た。個人的には「ホタルノヒカリ」以来のヒットですわ

別に自慢するわけではないのだが、僕は普段ほとんどテレビを観ない。

どれだけ観ないかというと、最近までピコ太郎を知らなかった程度には観ていない。
ちなみに初めてピコ太郎の存在を知ったのは、プロ野球日本ハムの谷元圭介投手が日本シリーズ後のビールかけで仮装していたのを見てである。
「え? ピコ太郎? 誰それ? 鼠先輩じゃなくて?」

「代わったところに打球が行くには根拠がある。2016年4勝2敗で広島を下して日本ハム優勝!!」

そしてYouTUbe動画から話題になったと聞いて探したところ、出てきたのが再生時間1分強の動画。
「ああ? 何だこれ!! フル動画はねえのかよ、ああん?」と憤り、ひたすらネットを徘徊するもまったく見つからず。

結局、あの動画がフルバージョンだと知ったのはこの記事↓を読んでからである。
ピコ太郎 インタビュー「ビルボードさん、大丈夫ですか?ちゃんと、計算合ってます??」

世間から完全に置いてけぼりを食っている僕ですらハマった「逃げるは恥だが役に立つ」。
個人的に綾瀬はるか主演で2007年に放送された「ホタルノヒカリ」以来の大ヒットだった。

というわけで、今回はひさびさの俺ヒット「逃げるは恥だが役に立つ」の感想を「ホタルノヒカリ」と比較しながら語ってみたいと思う。

「ホタルノヒカリ」

クソほど薄ら寒い記事になると思うが、気が向いたら読んでいただければ幸いである。

一応申し上げておくと、「このドラマは現代社会の問題を切っていた」「働く世代の人間像をうまく表現していた」といった“ええ感じ”の分析を多数見かけたが、僕自身はそういうことにはまったく興味がない。

何となく言いたいことはわかるが、まあ好きにしてくださいという感じである。
 
「幕之内一歩が復帰する気満々の件だけど。通算成績26戦23勝3敗(23KO)。展開予想というか、キレイな終わりかたを考える」
 

ハマった理由その1:「気楽に観られる」

まず、僕がこのドラマを最後まで完走できた最大の理由が「気楽に観られる」から。

以前にも申し上げたのだが、僕が映画などのエンターテイメント作品を鑑賞する際にもっとも重視するのが「わかりやすさ」である。そして、毎週放送される1時間ドラマについてはその傾向がさらに強くなる。

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「社会性」「考えさせられる」「深みがある」といった、優等生的なものはマジで邪魔くさい。
そういうことではなく、どれだけ気楽に肩の力を抜いて観られるか。それこそCM以外の時間でもトイレに行けるかどうか。

そういう意味で、今回の「逃げるは恥だが役に立つ」の醸し出す雰囲気は、「ホタルノヒカリ」同様、本当にうってつけだった。

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ハマった理由その2:「設定がいい」

僕がこのドラマを気に入った2番目の理由は「設定がいい」から。

今回のドラマを観て思ったのだが、僕は「ひょんなことから距離が近づき、おかしなやり取りを重ねていくうちに思いが募る。でもその気持ちに気づかないフリをする」という空気感が好きらしい。
 
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ガッキー扮する森山みくりが星野源扮する津崎平匡と契約結婚し、一つ屋根の下で生活するうちにお互い惹かれ合う。だが雇用関係、主従関係である以上、思い切って踏み込むことができない。
自分の気持ちに目をそらしながら現状を維持しようとする姿に、観ているこちらは「ンアアアァァ~~~ッ!!」となるわけである。

「ホタルノヒカリ」も同様で、綾瀬はるか扮する雨宮蛍が妙な縁で藤木直人扮する“ぶちょお”高野誠一と同棲を始め、すったもんだを繰り返すうちに両思いになっていく。ただ、お互いに上司と部下の関係を壊す勇気がなく、仲がそれ以上進展する気配がない。

俯瞰で観ているこちらは両者の心の内が手に取るようにわかり、もどかしさに身体がよじれるほどのジレンマを感じる。非常にクッサイのだが、これが僕の大好きな設定である。 
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いい年こいてマジで気色悪いが、現実的にそうなのだから仕方ない。
誰も僕を止めることなどできはしないのであるww

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ハマった理由その3:「応援したくなる年上のお姉さんの存在」

そして、最後の3番目の理由が「応援したくなる年上のお姉さんの存在」である。

脇役を固める人物が主人公と同じくらい魅力的で、なおかつしっかりハッピーエンドを迎える結末が何とも言えない。
 
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「逃げるは恥だが役に立つ」で言えば、石田ゆり子扮する土屋百合。
森山みくりの叔母で、49歳独身のキャリアウーマンである。

個人的に石田ゆり子は日本一キュートなババアだと思っていて、そのポテンシャルは昔から勝手に評価していた(何様?)。
最終回で大谷亮平扮する風見涼太と17歳差の恋を実らせるわけだが、石田ゆり子の魅力と役柄の魅力が見事にあいまった最高の結末だったと思う。
 
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一方、「ホタルノヒカリ」でこのパートに当たるのが板谷由香扮する山田早智子である。
主人公蛍の先輩で、上司にも認められるキャリアウーマン。「山田姐さん」の愛称で親しまれ、プライベートでも蛍の良き相談相手となる重要人物である。
この山田姐さんも最後は人事部長の二ツ木と結ばれるのだが、二ツ木と高野が親友という設定も間違いなく幸福感を爆上げする要因の一つとなっている。

まあ、板谷由香自体はそこまで好きではないのだが、石田ゆり子と仲がいいという話もまた「いとをかし」である。

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「逃げるは恥だが役に立つ」のシーズン2はありますかね? 反対意見もあると思うけどやってもらいたいっすね

以上の3点が、僕がこのドラマを最後まで観た主な理由である。

ちなみにだが、この「逃げるは恥だが役に立つ」は「ホタルノヒカリ」のようにシーズン2はあるだろうか。
 
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どうも最終回の「フレンドパーク」のパロディで、これから起こり得る問題を根こそぎ解決してしまった感が強いのだが。

ただ、個人的にはぜひともやっていただきたいと思っている。
もし2を作るとなると、賛否両論さまざまな意見が噴出すると思うがそれはそれ。
ああいう鼻くそをほじりながら観られる気楽なドラマというのはホントに貴重なので。

 
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