エマヌエル・ロドリゲスvsジェイソン・モロニー予想。井上の難関ロドリゲスと期待のモロニー。井上尚弥ネクストパッキャオへの道【予想・展望】

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フロリダ州イメージ
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2018年10月20日(日本時間21日)、米・フロリダ州でWBSSバンタム級トーナメント1回戦、エマニュエル・ロドリゲスvsジェイソン・モロニーの一戦が行われる。


IBF同級王者エマヌエルは現在18勝無敗12KOの強豪で、今年5月に元王者ポール・バトラーを下して戴冠を果たした選手。
対するジェイソン・モロニーも17勝14KOと無敗を継続中。同じく今年5月に日本の河野公平に6R負傷KO勝利を挙げている。
 
IBF王者ロドリゲスは井上尚弥の最大の対抗馬と目されており、この試合もブックメーカーのオッズでは軒並み有利予想となっている。
 
だが、ジェイソン・モロニーも好戦的なファイトスタイルで期待を集める選手で、KO率ではロドリゲスを上回る。
 
「ロドリゲスの評価が下がった? いや、モロニーの評価が上がったんだよ。河野公平化したモロニーが大善戦」
 
なお、衝撃的なKOでファン・カルロス・パヤノに勝利した井上尚弥も、試合後にロドリゲスとの対戦を望むとコメント。当日は現地観戦するとのことで、両者の一騎打ちにますます注目が高まる。
 
「ゾラニ・テテvsミーシャ・アロイヤン予想。WBSS準々決勝で長身サウスポーとトップアマの塩マッチ?」
 

勝敗予想はロドリゲスの判定勝利。鋭い左とコンビネーション、カウンターも打てる。防御もいい。ホントにいい選手だよね

先日からWBSSバンタム級の出場選手を漁っている(今さら?)のだが、今回は井上尚弥にとって最大の難関と言われるエマヌエル・ロドリゲスと、河野公平を下したジェイソン・モロニーについて。
 
正直、いくらロドリゲスでも今の井上に勝つのは至難の業だとは思うが、それはそれとして。
 
「井上尚弥がワンパンKO。パヤノを瞬殺ってマジっすかw ロドリゲスだ? いくらでもかかってこいよだね」
 
まず最初に勝敗予想だが、今回はロドリゲスの判定勝利でいきたい。
 
多くの方がおっしゃるように、ロドリゲスはめちゃくちゃいい選手。
 
先日もポール・バトラーを敵地で圧倒するなど、現状穴らしい穴は見えない。
 
もしかしたらバトラーのサイドへの動きに置いてきぼりを食うかな? とも思ったが、まったくそんなことはなく。
圧力と鋭いジャブで寄せつけず、ほぼ何もさせずに勝利してしまった。
 
「エマヌエル・ロドリゲスなかなかいいっすね!! ポール・バトラーを寄せつけず」
 
ざっと見た特徴としては、とにかく左が鋭く強い。
そして、コンビネーションが鋭い。
 
鋭い左で相手をくぎ付けにし、出足を止めたところで左右の連打。
相手が出てくれば、下がりながらのカウンターも打てる。
流れの中で意表をついたアッパーも織り交ぜつつ、パワフルでシャープなパンチで相手を追い詰めていく。
 
「テテがアロイヤンに快勝! テテがよかったよね。この対応力は予想してなかった。何をIQ高い感じ出してんだよお前ww」
 
近場でのガードも固く堅実で、最小限のヘッドスリップで芯を外す見切りもある。
現状、この選手が大崩れするイメージはあまり浮かばない。
 
前戦のポール・バトラーも何度も接近戦を挑んだものの、左で突き離され、バックステップで距離をとられての繰り返し。
そのつど腕を振るスペースを確保され、再び左の連打を浴びるパターン。
 
状況を打破しようという努力は感じられたが、突破口はほとんど見当たらなかった。
 

ジェイソン・モロニーもいいですね!! 左と近場での連打。ロドリゲスとは噛み合うんじゃないの?

対するジェイソン・モロニーだが、こちらも文句なしにいい選手である。
 
以前もちょろっと申し上げたように、連打とカウンターが得意なファイターというイメージか。
 
「アーノルド・ケガイって選手がいいなと思いました。WBSSバンタム級の選手をながめてたら出てきました」
 
高く上げたガードと左ジャブで距離を詰め、近場で連打を浴びせる。
1発の威力というより、手数で圧倒して相手を疲弊させるスタイル。
左右まんべんなく強打が出せて、攻防のバランスもよさげ。
 
無理やり出てきた相手に右のカウンターを合わせるセンスもあるし、17勝14KOという戦績も「なるほど」と。
あの連打を浴びた相手が根負けして嫌倒れする流れは確かに理解できる。
 
「まんまだったなウシクvsガシエフ。無策のガシエフが12R空転させられ大差判定負け」
 
前回はアーノルド・ケガイに目を奪われてスルーしてしまったが、改めて観るとロドリゲスに負けず劣らずの好選手だと思う。
さらに言うと、スタイル的にロドリゲスとはガッツリ噛み合う気がする。
 
ロドリゲスの判定勝利と予想したが、ジェイソン・モロニーが勝つ可能性も十分ある。
ぶっちゃけ、どっちの選手が井上の相手になっても全然おかしくない。
 
「アコスタ快勝! ロドリゲスが仰向けで落下し1発失神KO。すごいものを目撃してしまったw 田口良一戦が観たい」
 

どちらの左、どちらの連打、どちらのパワーが上回るかの単純な勝負になりそう。モロニーは近場での連打勝負に持ち込みたい

試合展開については、恐らくかなり単純。
 
どちらのパワーが上回るか、どちらのリードジャブとコンビネーションの精度が高いかの勝負になるのではないか。
 
前に出て腕を振るモロニーをロドリゲスが迎えうつ展開が濃厚だとは思うが、左の精度とフィジカルで上回った方が優位になるだろうなと。
 
「拳四朗がメリンドに圧勝!! これを待ってた。WBSS観戦はテレビでよかったなという話。シーサケットのONEについても」
 
ともに強力な左を持ち、下がりながらのカウンターが打てる両者。だが、得意な距離には若干の差がある。
 
中間距離で目いっぱい腕を振りたいロドリゲスに対し、モロニーの射程はやや近め。
シューズ一足未満だとは思うが、モロニーの連打が機能するのはロドリゲスよりも近距離になる。
 
「ドネアvsバーネット予想。ドネアvsフランプトン戦の焼き増しになりそうな…。井上尚弥に対抗できるとすればバーネット?」
 
前に出て腕を振るモロニーの左か、突き離してスペースを確保するロドリゲスの左か。
この差し合いでペースを掴んだ方が、優位に試合を進めるだろうなと。
 
前回のポール・バトラーは中間距離でロドリゲスのジャブに対応できず、最後まで勝機を見出すことができなかった。
ただ、懐に入られた際のロドリゲスは窮屈そうなしぐさも見せるので、モロニーの左が機能すればうまく流れを掴めるのではないか。
 
「村田諒太がやっぱりロブ・ブラント戦。ラスベガスで2度目の防衛戦はビッグマッチへの足掛かり?」
 
逆にロドリゲスの左で押し切られた場合は相当キツい。
モロニーにはバトラーほどのプレスはなく、河野公平のインファイトにバタバタするなど、後退させられるとやや脆い面もある。
状況を打破するために強引に前に出た結果、右のカウンターを被弾→ワンパンKOという最悪の結果すらも……。
 
「カネロvsゴロフキン再戦感想。最強王者を真っ向勝負で上回ったカネロ。前回を超える感動的な試合」
 
そんな感じで、どちらにしてもなかなかおもしろい試合になりそうな匂いがしている。
 
予想としては先ほど申し上げた通り。
両者一歩も引かない接戦が続き、各ラウンドでわずかに上回ったロドリゲスが判定で勝利するのではないかと。
 
何より、両者ともに自分よりもパワーのある選手と対峙した経験がないのが大きい。
正面衝突のフィジカル勝負で劣った方が、どんな対応を見せるかにも注目したい。
 
 
てか、モロニーの試合をざっと観る限り、この選手を一番手こずらせたのが河野公平なんですよね。
体格的にバンタム級は厳しそうだが、この辺はやっぱりさすがっす。
 

井上尚弥のネクストパッキャオへの道。てっとり早くスーパースターになる方法とは?


ちなみにだが、今回のトーナメントの優勝候補はもちろん井上尚弥
パヤノ戦での凄まじいKOによって「優勝確実」「ネクストパッキャオになれる」という声さえ聞こえ始めている。
 
と同時に、この大会を制してもパッキャオのようなスーパースターになるのは難しいとの意見もある。
 
一番の要因は「ライバル選手の知名度の低さ」
 
エリック・モラレスやマルコ・アントニオ・バレラ、ファン・マヌエル・マルケスなど、パッキャオには同時代にライバルと呼べるビッグネームの存在があった。
彼らとの激闘を勝ち上がることで、パッキャオは自らの商品価値を加速度的に高めていった経緯がある。
 
「パッキャオがマティセを寄せ付けずに9年ぶりKO勝利。僕たちの英雄は世界一強い大統領(予定)」
 
だが、今のバンタム級にはそれに比肩するほどインパクトのある選手はいない。
エマヌエル・ロドリゲス、ライアン・バーネット、ゾラニ・テテは全員いい選手だが、モラレスやバレラに比べれば知名度は落ちる。
全盛期のノニト・ドネアなら? とも思うが、残念ながら井上とは年代が違い過ぎる。
 
そう考えると、この大会での優勝がイコールネクストパッキャオとはならないという意見も「なるほど」と言わざるを得ない。
 
などと言うと思ったか?
 
あるでしょ。
井上が一瞬でパッキャオを超えるスターになる方法が。
文句なしのPFP1位に躍り出る方法が。
 
全試合1RKOですよ。
 
残り2試合を1RKO勝利で優勝すれば、文句なしのスーパースターですよ。
誰が相手になるのかは知らんが、今の井上なら全然不可能じゃないでしょ。
 
わざわざ何年もかけて「階級を上げて~」「強敵とのマッチメークを~」など、めんどくさくてしょうがない。
この大会を全試合1RKOで切り抜けて、2019年のうちにネクストパッキャオになってしまえばええんやで。
 
「最強クロフォードがホーンに圧勝で3階級制覇。ん? 最強? クロフォードに勝てそうなヤツが1人いるんだが」
 
それがダメなら、全試合ワンパンKOでもいい。
それがダメなら、全試合KOでもいい。
それがダメなら、全試合勝利でもいい。
それがダメなら、全試合出場でもいい。
それがダメなら、全試合現地観戦でもいい。
それがダメなら、全試合テレビ観戦でもいい。
それがダメなら、全試合勝敗確認でもいい。
それがダメなら、全試合勝敗予想でもいい。
それがダメなら、全試合応援でもいい。
それがダメなら、全試合ニュース記事読破でもいい。
それがダメなら、全試合観なくてもいい。
 
半分から下は僕でもできるヤツですけど、それが何かww
 
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