松坂大輔日本復帰登板で炎上。でも実はそこまで悪くない? 僕は案外よかったんじゃないかと思って安心したんですが。2017年に期待

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福岡ドームイメージ
2016年10月2日。コボスタ宮城で行われたソフトバンク・ホークスvs楽天イーグルスの一戦。ソフトバンク・松坂大輔投手が3648日ぶりに日本のマウンドに戻ってきた。

ホークスのシーズン最終戦となったこの試合。8回から大歓声を受けて登板した松坂は先頭打者の9番嶋にいきなり四球を与えると、そこからまったくストライクが入らず。1回39球を投げて被安打3、四死球4、奪三振2の5失点の大乱調で日本復帰後初登板を終えた。

試合後、CSでの登板が絶望的となった松坂本人は「投げることができてよかった。しっかり考えて、また筑後でがんばっていきたい」と前向きなコメントを残している。

松坂大輔5失点。散々な復帰登板批判が集中する

松坂大輔1回4四死球5失点の大乱調で日本復帰登板を終える。

今回の結果を受けて、当然のことながら松坂への批判が集中している。
「ここまでダメだとは思わなかった」
「もう無理。わかっていたけどもう無理」
「観ていて哀しくなった」
などなど。

中には「引退登板お疲れさま」「他の選手に失礼」などと、目を覆いたくなるような辛辣な言葉も並んでいる。

確かに日本復帰後2年間待たされた挙げ句にあの体たらくでは、言いたい放題言われても仕方がない。

だが、本当に鼻で笑われてしまうかもしれないが、僕は今回の登板はそこそこよかったのではないかと思っている。

実は今回の松坂はそこまで悪くないと思いました。あれだけしっかり投げられるなら何とかなるんじゃないか?

いや、もちろんあんな出来でいいわけはないのだが、2015年のオープン戦や今シーズンの2軍戦の投球に比べればかなり球威が戻っていたのではないだろうか。
ストレートの球速も143、144km出ていたし、腕が下がって手投げ状態だと散々言われていたフォームもしっかり上から投げ下ろすものになっていた。

「2軍調整の松坂大輔、1軍登板までの険しい道のり。手術後の回復具合は何合目まできてるのか?」

先頭の嶋にいきなり四球を出して、ワインドアップからセットポジションに変わったためにバランスがおかしくなったのだろう。内角高めに抜けていたストレートがセットポジションになった途端に引っかけまくっていたのはそのためだと思う。

「代わったところに打球が行くには根拠がある。2016年4勝2敗で広島を下して日本ハム優勝!!」

そもそも松坂は元来立ち上がりが悪い投手で、初回の乱調はある意味様式美である。
今シーズンのラストにやってきたテスト登板でアレをやってしまったのはいただけないが、以前から松坂を観てきた人間としては「まあ、いつも通りだろ」という思いがある。
恐らく2イニング目に入ればそこそこいいピッチングをしてくれたのではないだろうか。
 
「松坂大輔さんの2017年成績予想【定例報告】オープン戦ラスト登板で広島を相手に7回無安打無失点」
 
立ち上がりの悪さと日本復帰登板による緊張、手術開け最初の1軍マウンドということで身体のバランスがバラバラだった。ただ、その中でも怖がらずにストレートを投げ込んでいくことができた。2016年シーズンのオープン戦時に観た手投げのピッチングとは雲泥の差である。

「松坂大輔の2016年。成績予想を含めた現在地を考える」

そう考えると、案外悪くない復帰登板だと思っているのだが。
もちろん僕は松坂大輔のファンなので、クソほどひいき目に見ていることは間違いないが。

松坂の変化球は間違いない。あのスライダーとカッターがあれば全然OKでしょ

僕が今回の松坂大輔を観て安心したもう一つの理由は「変化球のキレ」である。

松坂という投手の持ち味は当然のことながらストレート。
かつては150kmを超える豪速球をガンガン投げ込み、並みいる強打者と真っ向勝負を繰り広げてきた投手である。
今でも語り草となっているイチローの3打席連続三振や、往年の三冠王松中との勝負など。松坂のストレートはまさしく「平成の怪物」の代名詞である。

ただ、肩の手術や年齢的なことを考えると、さすがにストレートでガンガン押し込むパワフルな投球は難しくなっていることは間違いない。本人も言っていたように、今後は変化球とのコンビネーションでうまく打ち取るスタイルに変えていく必要があるのだろう。

とはいえ、球速が143、144km出るのであればまだまだ及第点である。
大谷翔平や阪神の藤浪のようにストレートだけで圧倒することはできなくても、変化球を見せ球にして勝負するには必要十分の球威だと言える。

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そして、今回の登板を観て、松坂の変化球のキレはプロ野球の1軍で通用するレベルにあることがわかった次第である。

まず、ストレートと共に松坂大輔の代名詞とも呼べるスライダー。今回の登板でも試していたが、何球かはいい変化をしていたのではないかと思う。特に左打者の銀次に投げた3球目のスライダーなどは落差のあるいい球だった。

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さらに、メジャー時代に本格的に使い始めたカッターもよかった。日本人投手が投げるカッターは基本的に変化量が多くスピードも遅い。正直あれをカッターと呼んでいいのかどうかが疑問な投手ばかりである。
「え? それカッターというよりスライダーじゃないの?」

ただ、その点松坂のカッターはひと味違う。138、139kmのスピードで小さく横滑りする。ここまでのスピードで鋭い変化を見せるカッターを投げる投手は日本にはそう多くない。

日本ハムの有原がいいカッターを投げるが、松坂のカッターはそれと同格と言ってもいいくらいではないだろうか。
まあ、松坂のカッターが真横に滑るイメージなのに対し、有原のカッターは左斜め下に沈みながら曲がる。同じカッターでもちょっと別物ではあるのだが。

この2つの変化球を見せながらのストレート。これがうまくいけば、松坂の球は普通に通用すると思う。しかも松坂にはこの他にシュート(2シーム)とチェンジアップがある。恐らく今回はコントロールが安定しなかったので投げるのを躊躇っていたのだと思うが、左打者の外側へ落とす球も持っているのである。

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右打者の外側にストレートとスライダー。内側にはストレートとシュート。
左打者の外側にストレートとチェンジアップ。内側にはストレートとスライダー。
そして決め球には空振りも奪えるカッター。
打者を抑えるための球は、試合で使えるレベルで一通り持っているのである。

日本でならまだまだ通用するだけの球威がある。
変化球のキレもある。
後は普通にストライクさえ入れば、問題なく戦力になれるはずである。
まあ、今回の登板を観る限りそれが一番難問だという噂があるが。

「2017年中日ドラゴンズ再建にはDeNA山口獲得が必須。投手陣の整備を進めて1-0での勝利を」

ここまできたらとことん付き合ってやるよww 最後の最後まで期待したるわ

長々と書いてきてアレだが、いつものことながら自分の松坂推しが気色悪いww
プライベートの知り合いにもいいかげん呆れられているww

「阪神ロマン・メンデスはやれんのか? 2017年成績予想。守護神? 中継ぎ?」

だが、ここまできたら誰が何を言おうが関係ない。
引退しろだの終わっただの、雑音は山ほど聞こえてくるがそれも知ったこっちゃない。

最後の最後まで復活を期待してやるww
浪花節上等であるww

「「松坂大輔のフォームがおかしい」って連呼するけどさ? 具体的に松坂(ソフトバンク)どこがダメなのさ?」

今回の登板を観て、改めて思った。
平成の怪物がこのまま終わっていいわけがない。

あの清原・桑田のKKコンビも、散々批判を受けながらも同世代では最後の最後まで現役を続けたのだ。松坂世代の旗手である松坂大輔本人が、日本復帰後に何もできずに終わるはずがないではないか。

「清原逮捕に対する中畑清の発言に納得がいかない件。「ああ、やっぱり」って何?」

3年契約最終年となる2017年シーズンでの爆発。
すべてはそのための準備期間だったと思えば、3年12億など孫にとっては安い買い物である(好き勝手言ってんなww)。

だからアレだ。
2017年シーズンの松坂大輔をよく見とけ(3年連続3回目)。

いや、でも投げてる球自体はそこまで悪くなかったと思うんですけどね。マジで。
MAX復活すればローテの3、4番手には入れるんじゃないかと

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