ララvsハードが決定しただと……?! さすがS・ウェルター級だなオイ。こんなビッグマッチがサラッと決まっちゃう激戦階級【予想・展望】
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WBA世界S・ウェルター級スーパー王者エリスランディ・ララvsIBF世界同級王者ジャレット・ハードの王座統一戦が決定した。
2018年4月7日(日本時間8日)、米国で開催される予定である。
2017年10月にオースティン・トラウトと対戦し、トラウトにキャリア初のKO負けをもたらしたジャレット・ハード。
対するララも同興行のメインで無敗のテレル・ガウシャと対戦。3-0の大差判定で王座防衛を果たしている。
そして、WBAとIBFの統一戦となる今回。
両王者ともビッグマッチを希望しており、特に障害なく対戦に合意。群雄割拠のS・ウェルター級の頂上決戦とも呼べる試合の実現である。
「チャーロvsセンテノ予想。センテノに圧勝すればミドル級のチャーロ兄の疑いが晴れるかな? そしてゴロフキン戦の実現を…」
トラウトをKOして勢いに乗る無敗のジャレット・ハードか。
長期政権を続ける安定王者エリスランディ・ララか。
次戦以降、期待されるジャーメル・チャーロ戦にコマを進めるのはどちらの王者か。
「おおお…ハードがララに勝ちやがった! いい試合だったな。両方がんばった。ちょっとロマvsリゴ戦ぽくもあったかな」
すげえな。ジャレット・ハードvsエリスランディ・ララだってさ。勝者はチャーロ弟との一騎打ちかね
昨年10月に続き、またしてもビッグマッチが実現する。
ジャレット・ハードvsエリスランディ・ララ。
周辺階級に比べて注目度が低いせいか、王者同士の絡みが大した障害もなくポンポン決まるのはすばらしい。
ミドル級のカネロvsゴロフキン、ウェルター級のキース・サーマンやテレンス・クロフォードの陰に隠れてはいるが、これだけの激アツマッチメークが立て続けに観られるのは普通にすごい。
化け物揃いのL ・ヘビー級、WBSSで盛り上がるクルーザー級とともに、見応えがあり過ぎてクソが飛び散りそうであるww
「この試合をわからないヤツはニワカだ!! エリスランディ・ララvsガウシャのハイレベルな駆け引きの末に生まれた芸術的ボクシング」
恐らくこの試合の勝者が階級最強をかけてジャーメル・チャーロとぶつかるのだと思うが、何とかそこまで実現してほしい。
そして、できればハードorチャーロのどちらかに打倒エリスランディ・ララを果たしてもらいたいのだが……。
勝敗予想はララの12R判定勝利。さすがにハードでもララの動きについていけるとは思えない。でもハードを応援するお
今回の勝敗予想だが、エリスランディ・ララの12R判定勝利でいきたい。
「ベルデホ堕ちる…。ロサダに10RTKO負け。復帰戦で番狂わせ、キャリア初黒星を喫する。観てるだけで息切れが止まらん」
前戦でオースティン・トラウトをギブアップに追い込んだジャレット・ハードだが、正直今回は相当キツいのではないか。間違いなくハードが追いかけてララが逃げる展開になると思うが、いくらハードでもララに追いつく姿は想像しにくい。
「ジャレット・ハードの理不尽フィジカルがトラウトを粉砕する。ダメだトラウト…。パンチがまったく効かない地獄」
普通に考えればララがハードを塩漬けしての判定勝利。
そして、僕は普通の予想をしたいと思うww
どこかでバタバタする場面もあるかもしれないが、最終的にはララがクレバーに勝ちきると考えるのが無難な気がする。
でもアレだ。
応援するのはジャレット・ハード。
問答無用でジャレット・ハード。
あの不器用な剛腕カウンターがララの空間支配をどこまで突き破れるか。
可能性は低いが、個人的にララに勝てるとすればハードだとも思っている。
「比嘉vsロサレス予想。って、もう防衛戦やるの?! ああ、村田諒太と拳四朗を抱き合わせでトリプル世界戦にするのね」
これまでのキャリアでララを苦しめたのはカネロとポール・ウィリアムス。特にウィリアムスのスタイルはララ対策として有効だった
25勝2敗2分14KO。
これが現在のエリスランディ・ララの戦績である。
キャリアで喫した2敗は2011年のポール・ウィリアムス戦と、2014年のサウル・“カネロ”・アルバレス戦。両試合とも判定負けで、キャリアを通じてKO負けはまだない。
そして、個人的にララをうまく攻略したと感じているのが2011年のポール・ウィリアムス。
判定が物議を醸し、ジャッジが重い処分を受けるなどゴタゴタした試合だが、ウィリアムスの試合運び自体はめちゃくちゃうまかったと思う。
「過去最強カネロがヘロヘロチャベスを寄せつけず。体重差マッチを圧勝でクリア。ってか、この試合はアカン」
身長185cm、リーチ201cmという長身サウスポーのウィリアムス。
前戦ではセルヒオ・マルチネスに壮絶なKO負けを喫しているが、キャリアでの敗戦はその試合を含めた2敗。文句なしの実力者と言える。
リング中央で距離をとって対峙し、パンチを出すタイミングを測る。
ややL字気味の構えでカウンターをちらつかせ、10cm以上小柄なララに踏み込みを躊躇させる。
大きく踏み込み、1発目の右。
200cmを超えるリーチを活かしたリードパンチだが、これがララに届く。
ギジェルモ・リゴンドーと同様、「この線からこっちに来たら命はないぞ」というバリアーを張るのがエリスランディ・ララの持ち味だが、ウィリアムスはこの結界をあっさり超えてみせた。
「安全運転で完勝のトラメイン・ウィリアムズ。デリック・マレーに判定勝利。てか、ホントにリゴンドーに似てる」
しかも、リーチ差が大きいためにララもうかつにカウンターを打てず、ガード中心で受け止めざるを得ない。
1発目の右を出すと同時に身体を密着させ、至近距離での連打を浴びせる。
長い腕を絡めるようにララを押さえ込み、強引にインサイドの勝負に持ち込む。
さらにサウスポーの特性を活かし、左サイドへ退避するララの動きを機能させない。
サイズの違い。
1歩の歩幅とリーチの違い。
実はララはインサイドが弱いという事実。
自分の長所と相手の短所を見極め、それを見事に合致させた試合運び。
ララも中盤から足を止めての接近戦に切り替えていたし、この作戦はかなりよかったと思う。
「オールタイム・ベストの幕引き。元PFPロイ・ジョーンズ引退。スコット・シグモンに3-0の判定で有終の美を飾る」
ハードがポール・ウィリアムスの作戦を踏襲できるか。いや、厳しいかなぁ……
で、上述の方法をジャレット・ハードが踏襲できるかだが、実際どうなのか。
まずサイズを見ると、身長185cm、リーチ194cm。
身長はポール・ウィリアムスと同じだが、リーチはハードの方が7cm短い。
さらに、身体を目いっぱい伸ばすようにパンチを打ち込むウィリアムスと違い、ハードは基本的にはカウンター狙い。相手の突進力と上半身の柔軟さを活かしたクネクネディフェンスの選手である。
しかも構えもオーソドックスなので、ウィリアムスがやったようにララの進行方向を塞ぐのも難しい。前戦でも、序盤は右回りのトラウトを捕まえきれないシーンが目立っていた。
「ま~た誰得マッチww サンダースvsマーティン・マレー。痛いの大っ嫌い。絶望的に退屈で平和な試合になる予感がするぞ」
トラウト戦の後半のスタイルでいけばもしかしたら……。ノーガードのゴリ押しでカウンターを返しまくれば
逆に可能性があるとすれば、トラウト戦の後半のスタイルだろうか。
ノーガードで間合いを詰め、トラウトの顔面に右を当てまくったヤツ。
腕をダラっと下げ、相手と正対して無遠慮に距離を詰める。
トラウトのパンチを顔の動きだけで芯を外し、すぐさまカウンターを返す。
ガードを気にしない分反応が速く、なおかつ見えない位置から飛んでくるのでめちゃくちゃ効く。
「アローヨvsクアドラスはKOか判定で逃げ切るかの2択だよな。アローヨに勝ってほしいけど。そして岡田隆志とかいう隠れ名選手」
ある程度の被弾はOKだと判断した上でのノーガードだったと思うが、アレ以降、ハードの命中率がグンと上がったことも確かである。
「井上尚弥がマクドネル兄と交渉中だってさ。いいんじゃないの? これに圧勝しちゃうと英国でも道が閉ざされるけどね」
そのまま身体を寄せてコーナーに追い込み、フィジカルの違いを見せつけるように連打を浴びせる。
相手と正対しているおかげで、トラウトが左右どちらに動いても反応できる。
トラウトの体力が底をついたのもあると思うが、ハードの超人的な打たれ強さとパワーがあればこそのゴリ押し作戦だった。
「村田V1戦はブランダムラさんと横浜アリーナで。ええやん、東京ドーム開催に向けて前進してる」
恐らく普通に追いかけてもララを捕まえるのは難しいが、あのノーガードのゴリ押しなら何とかなる可能性も……。インファイトにさえ持ち込めば、ララができるのはクリンチのみ。
「インドンゴ再び。レジス・プログレイスと暫定王座決定戦へ。カモシカのおっさんのなりふり構わなさが運を引き寄せた」
それこそ最初からサウスポーにスイッチするくらいの開き直りがあれば、トラウトの9RKOという結末すらあり得る? かも?
「サダム・アリの初防衛戦はリアム・スミス。やっとタイトル獲得したのにいきなり試練。アリさんvsスミスさんの行方?」
というより、個人的にはぜひともそういうアップセットが観たい。
ララvsチャーロ弟もいいが、ハードvsチャーロ弟という組み合わせの方がテンション上がるしね。
「こんなん予想できるかww ジャーメル・チャーロが怪童ルビンをワンパンKO!! まさかの1R決着で注目の対決を制す」
相変わらず勝敗予想と言いつつ、僕の願望を述べる場になっているが知ったこっちゃない。
何度も言うように、こんなビッグマッチがすんなり決まる激戦階級は凄まじい。漏れ出る大便を止めることができないほどにww
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